浴室の床のリフォームの費用相場や補修方法を徹底解説します!
投稿日:2021年02月05日 更新日:2021年07月18日
せいじ |壁紙・床張り替え部編集長
父親が大工をやっていたため、幼いころから家の組み立て作業を見ながら育ちました。高校卒業後は父親の会社を手伝いながら、リフォーム業者の作業員としても働いていました。独立後、主に家のリフォーム作業を多く手がけています。壁紙から床の張り替えまで多くの実績と経験があります。誰にでもわかりやすいように、壁紙や床の張替え作業について解説します。
浴室の床のリフォームの価格費用相場は、1坪で樹脂床材を使用すると5万円~10万円、木製床材を使用すると15万円~です。
最近「浴室の床が古なってきたなあ」「お風呂に入ったときに冷えている床が嫌だ」と考えておられる方も多いのではないのでしょうか。
その時に気になるのがリフォームしたときの価格費用相場だったり、DIYで浴室の床をリフォームできるのかといった疑問が出てきますよね。
でもあまりお金をかけられない人やそもそもどれくらいの費用がかかってしまうのかを知りたい方に向けて、この記事では浴室の床のリフォームの価格費用相場を解説、そしてDIYでの補修方法も紹介していきます。
浴室の床をリフォームする際にかかる価格費用相場はいくらくらいなのでしょうか。
浴室の床をリフォームする場合、床材の種類、浴室の大きさや依頼する業者によって大きく値段が変動してきます。
そこでリフォーム業者に依頼した場合の価格費用相場とDIYでリフォームした場合の価格費用相場をご紹介します。自分の家の浴室ならどれくらいするのか確認してみてくださいね。
浴室の床をリフォーム業者に依頼した場合の価格費用相場をご紹介します。
床材には樹脂床材、タイル床材、木製床材の3種類が主にリフォームで使われるのでその床材別に価格費用相場をまとめました。
以下の価格費用相場は平均的な浴室の床の面積(1坪)の価格費用相場です。
床の素材 | 価格費用相場(1坪) |
---|---|
樹脂床材 | 5万円~10万円程度 |
タイル床材 | 10万円~ |
木製床材 | 15万円~ |
次に浴室の床をDIYでリフォームした場合の価格費用相場をご紹介します。
DIYで浴室の床をリフォームするとなると業者に頼むのとは違い、施工が比較的簡単な床材を選ばれる方が多いと思います。特に最近は「床シート」といった上からピタッと張るだけの素材を選ばれる方が増えてきています。
そこで今回は、樹脂素材やタイル素材、床シートの価格費用相場をまとめました。以下の価格費用相場は平均的な浴室の床の面積(1坪)の価格費用相場です。
床の素材 | 価格費用相場(1坪) |
---|---|
樹脂床材 | 2.5万円程度~ |
タイル素材 | 10万円~ |
床シート | 2万円程度~ |
浴室の床をリフォームするんだったら一緒に壁もリフォームしたいと思われる方もいると思います。
やはり床だけのリフォームと比べたら費用や作業時間も増えてしまいますが、後々壁だけを再度リフォームするとなると時間や手間がかかり嫌ですよね。
逆に壁をリフォームされる方は床も一緒にリフォームする方が多いので、この機会に一度、壁のリフォームも検討されるのはいかがですか。
浴室の壁の費用相場は約10万円~30万円、工事期間は2日~4日となります。ただし、木製の壁に関しては約60万程の費用と6日以上の工事期間が相場になりますのでご注意ください。
「浴室の床のリフォームにかかる価格費用相場とは」でも少しご紹介したように浴室の床には様々な材質が使われます。
もちろん材質によってメリットやデメリットがあり、購入時の大きな判断材料となることでしょう。
この記事では、主にリフォームで使われる材質として樹脂床材、タイル床材、木製床材を挙げましたが、それに加え「FRP」という材質もご紹介していきます。
FRPとは、Fiber Reinforced Plastics(ファイバー・レインフォースド・プラスチック)の略で、繊維強化プラスチックのことを指します。これは、ガラス繊維やカーボン繊維などが含まれている強度の高い材質のことです。
日常生活では聞きなじみがないかもしれませんが、水槽や貯水タンクなどにも使われている素材なのです。
この4つの床材のメリット・デメリットを以下の表にまとめましたのでご覧ください。
材質 | メリット | デメリット |
---|---|---|
FRP | 強度に優れており、防水性・保温性が高い・軽量である | 汚れがつきやすく経年劣化が起こりやすい |
樹脂床材 | 安価で費用を抑えられ、耐湿・防水性が良く、掃除しやすい | 汚れが目立ちやすい |
タイル床材 | 安価で費用を抑えられる耐湿・防水性が良い・掃除しやすい | 汚れが目立ちやすい |
木製床材 | 温かみのある雰囲気や香りによってリラックスできるい | 費用が高く、メンテナンスを怠るとカビや腐食が発生しやすい |
DIYで浴室の床をリフォームしようと思ったけど難しそう。自分にはできないだろうからリフォーム業者に頼もうと思っている人へおすすめしたい床材があります。それが「床シート」です。
例えばタイルの床をリフォームしようと思うと、今まではタイルを剥がした後に新しいタイルを張るという工程が必要だったため費用と時間がかかりました。
しかし、床シートを使うとタイルを剥がすことなくその上から貼り付けることができ、作業時間や作業の難易度は格段に低くなります。またクッション性や滑りにくさをなどを兼ね備えた床シートもあります。
賃貸物件に住んでいる人の中には浴室の床をリフォームしたいと考えている人もいると思います。そこで賃貸物件でも浴室に床シートを張れるのかどうかご説明していきます。
大半の賃貸物件では契約条件として「原状回復」が義務づけられています。これは退去するときには入居したときの状態で返却してくださいといった意味合いがあります。このような契約条件からでは浴室の床に床シートを張ることは難しいです。
床シートを張ったとしても床シート自体剥がれにくいように接着することを考えて作られているので剥がすことにかなりの労力を消費すると考えられます。
ただし、物件のオーナーや管理会社に相談し、許可が下りた場合は浴室の床に床シートを張っても問題ないです。
またオーナーさんや管理会社に相談した際、オーナーさん側が浴室のリフォーム料金を出してくれる可能性もあるので、まずは相談してみましょう。
では、浴室の床に床シートを張ろうと決めた方が迷われるのがどのメーカーから出ている床シートにするかですよね。各メーカーから出ている床シートには様々な特徴があります。
例えばクッション性の強い床シートや水はけがいい床シート、お風呂に入る際、冷たさを感じにくい床シートなどがあります。日常生活における使用意図を考えて購入しましょう。
ただできるだけ費用を抑えたいという方におすすめなのはサンゲツが出しているプレーンエンボスがおすすめになりますよ。
また、東リのバスナフローレという浴室用床シートも非常に人気があります。
プレーンエンボスより高価になってしまいますが、1mm多く厚みがあるため、クッション性や耐久性は良いと言えます。
気になった方は、一度調べてみてください。
浴室の床をDIYで補修してリフォームすることで費用を抑えたいと思っている方に向けて、実際に必要な工程や手順と注意点を解説していきます。
DIYで浴室の床をリフォームする方法が分からない方は、ぜひ下記の手順を確認してみてください。
DIYで浴室の床をリフォームする際の手順の1つ目は、DIYで補修したい床のサイズを計測して床シートを購入します。
ここでのポイントは、床の計測は適当にサイズを測らずにしっかりと正確に計測する事と、適したサイズの床シートを購入する事です。
DIYで浴室の床をリフォームする際の手順の2つ目は、DIYでリフォームをしたい床をきれいに清掃し、完全に水気を飛ばすようにします。この際、床にゴミがあったり、水気が残っているときれいに張ることができないので注意しましょう。
DIYで浴室の床をリフォームする際の手順の3つ目は、床のサイズに合うように床シートを切るようにします。床のサイズは必ず測りましょう。排水溝のサイズを測って切っておくと張りやすくなります。
タイル床の上に張るときはタイルがあるところまで張るか壁際まで張るかはお好みでどうぞ。
DIYで浴室の床をリフォームする際の手順の4つ目は、接着剤がついてはいけない部分にマスキングすることです。
マスキングとは接着剤などで汚れてはいけない部分を保護することです。またこの際には排水溝をマスキングし、接着剤の付着を防ぎましょう。
DIYで浴室の床をリフォームする際の手順の5つ目は、浴室の床に接着剤を平らになるように塗る事です。
全体にまんべんなく接着剤をつけていきますが、一部に接着剤が固まらないようにヘラを使い平らに塗ってください。
DIYで浴室の床をリフォームする際の手順の6つ目は、床シートを浴室の床に張り付けて圧着させます。
床シートを床の上に置いたら圧着ローラーでしっかりと圧着していきます。角の部分が圧着しにくかったらヘラを使い圧着させましょう。
DIYで浴室の床をリフォームする際の手順の7つ目は、壁との隙間や排水溝の周りをコーキングを行っていきます。
コーキングとは隙間を埋める作業を意味します。今回は壁と床シートの隙間から水が入ってこないように隙間をコーキング剤で埋めましょう。
マスキングした排水溝の周りも忘れずにコーキングしてくださいね。
ここまで来れば、あとは接着剤が乾けば完成になります。1~2時間では乾燥しないのでしっかり時間が取れるときに作業を行ってください。
今の住居の浴室の床はどういった床材を使っていますか?
どんな床材の種類なんて知らない方も知っている方もいざ浴室の床をリフォームしようと思ってもできないとなると困りますよね。
そんな問題が起こらないように浴室をリフォームできる床とできない床があるのかどうかご紹介していきます。
ユニットバスの床が剥がれてしまったらリフォームしようと思いますよね。では実際にリフォームすることはできるのでしょうか?
もちろんユニットバスの床はリフォームすることが可能です!また、床材には樹脂床材、タイル床材、木製床材の3種類が使われることが多いと「浴室の床のリフォームにかかる価格費用相場とは」で書きましたが、床シートを業者に張ってもらうこともできます。
費用を抑えたい方や施工時間を短く済ませたい方は浴室の床のリフォームに床シートを選択肢に入れてみましょう。
賃貸やマンションでは浴室の床をリフォームできるでしょうか。もちろんリフォームは可能ですが、問題はあります。
浴室の床材の違いによってリフォームができないということはないのですが、賃貸の場合は「賃貸でも浴室に床シートは張れるの?」で説明したように原状回復が義務づけられていることに注意が必要です。
マンションの場合は浴室の床のリフォームをすることは問題ないですが浴槽を変えたい場合は給水・排水管が共用されていることがありますので事前に管理会社に確認を取りましょう。
浴室の床の塗装が剥がれてきてしまった場合、DIYで補修するのはやめてリフォーム業者を活用しましょう。浴室の床のリフォームは失敗することができません。
また浴室の床の塗装はリフォーム業者でも難しい作業になるので素人は下手に手を出さないほうが良いです。
塗装をしなければいけない時期といったものは特にないので、ご自身が塗装の剥がれや汚れが気になったときに浴室塗装業者に依頼しましょう。
浴室は毎日使うものですよね。だから浴室の床をリフォームする業者を間違うことはできません。浴室の床のリフォームを失敗させないためにもいくつかのポイントをしっかり押さえておきましょう。
ただし、初めて浴室の床をリフォームする人にとって業者選びのポイントを見つけるのは難しいと思いますので浴室の床をリフォームする業者の選ぶコツを以下の3つのポイントに分けて解説します。
まず1つ目のポイントは、見積もりの内訳が記載されているかどうかを確認してください。
浴室の床をリフォームしている優良な業者はホームページやチラシにも料金プランを記載しており、見積もりを出した際にも細かな内訳をきちんと説明してくれます。
逆に見積もりの内訳を説明しなかったり、激安価格などの広告を出しているリフォーム業者は避けましょう。もしこういったリフォーム業者に浴室の床のリフォームを依頼すると高額請求されるなどのトラブルに巻き込まれる可能性があります。
2つ目のポイントは、過去に浴室の床のリフォーム実績はあるかを確認しましょう。
優良な浴室の床のリフォーム業者は過去に多くの実績を持っていたり、口コミや評判が良いです。このような優良業者は過去の仕事を1つ1つ丁寧にこなすことで現在の実績と信頼を勝ち取っています。
つまり、しっかりとした実績のある浴室の床のリフォーム業者に依頼することでトラブルに巻き込まれる可能性をグッと下げられます。
また、ほかのリフォーム業者に比べて費用が少し高いこともありますが、その分丁寧な作業で浴室の床をキレイにしてくれますよ。
3つ目のポイントは、浴室の床のリフォーム業者の対応は丁寧かどうかを確認してください。
浴室の床をリフォームしようとしたらリフォーム業者とは何度も連絡を取ることになります。その際に電話を受け取るオペレーターや家まで見積もりを取りに来たスタッフの対応がしっかりしていれば会社の教育が社員にまで行き届いているということです。
この時に対応が雑なスタッフがいるリフォーム業者はやめましょう。浴室の床のリフォーム中にも雑な作業をするかもしれません。そういったトラブルは避けましょう。
全国に浴槽の床のリフォームを行っている業者はたくさんありますが、その中には相場とかけ離れた価格を要求してくるなど悪質な業者がいることも事実です。
オコマリでは、お客様に安心して浴槽の床のリフォームを行ってもらうために、料金の見直しや業者の空き時間を活用するなどの工夫をすることで、業界最安値水準の料金を実現しました。もちろん、お見積り後に追加料金が発生することは一切ありません。
また、専門の相談員が親身になってお客様のご相談にのりますので、安心してご依頼頂けます。
問い合わせやお見積りはすべて無料ですので、お気軽にお問い合わせくださいませ。
浴室の床のリフォームをおすすめできる場合は、3つのポイントがあります。以下のポイントをご覧ください。
それでは、1つ1つ解説していきます。
浴室の床のリフォームをおすすめできる場合の1つ目のポイントは、金銭的に余裕があるかどうかです。
浴室の床のリフォームにかかる価格費用相場とは?でご紹介したように浴室の床のリフォーム費用は、安くありません。
また、浴室がよほどボロボロになってしまっていたりしない限りは、浴室の床をリフォームしなくても生活できます。このようなことから、金銭的に余裕があるかどうかでリフォームを行うか判断することも大事です。
浴室の床のリフォームをおすすめできる場合の2つ目のポイントは、浴室の床をリフォームしたい理由が明確であるかどうかです。
「浴室の床が古くなってきたからリフォームしたい」「浴室の床が冷たいから違う材質の床にしたい」
このように明確な理由があれば、リフォーム後に後悔することはなく、快適な生活をおくることができます。
しかし、「とりあえず最新の床材をつかってみよう」などのなんとなくの気持ちでリフォームしてしまうと、その床材のメリットをデメリットと感じてしまうかもしれません。
浴室の床のリフォームをする際は、よく考えてから行いましょう。
浴室の床のリフォームをおすすめできる場合の3つ目のポイントは、高齢者と同居しているかどうかです。
特に、高齢者と同居していて、浴室の床材がタイルのなどの場合はリフォームする事をおすすめします。
なぜなら、ヒートショックによる高齢者の死亡事故が多発しているからです。
※ヒートショックとは、暖かい場所から寒い場所へ移動する際に、血圧の急な変化が起こり、体調に異変が現れることです。
浴室に暖房機能を設置したり、ヒヤッと感じることのない床材を使用することでヒートショックの発生を防ぎましょう。
平均的な浴室の床の面積(1坪)で樹脂床材を使用すると5万円~10万円、木製床材を使用すると15万円~が浴室の床のリフォームの価格費用相場です。
DIYでは2万円からリフォームをすることができますが、賃貸物件では事前にオーナーさんか管理会社にリフォームをしてよいという許可を取りましょう。
DIYがめんどくさいと感じる人は優良リフォーム業者に浴室の床のリフォームを依頼することできっと満足のいく仕上がりになります。
初めて浴室の床のリフォームを依頼する方は優良リフォーム業社の選び方が難しいかもわかりませんね。そういったときはオコマリの紹介サービスを利用することをおすすめします。
浴室の床のリフォームに困ったらオコマリに無料相談してみてくださいね。
床の張替えやリフォームについて、もっと知りたい方は下記の記事も参考にしてみてください。
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