オコマリブログ - 身近なお困りごとを解決します。
投稿日:2017年06月21日 更新日:2021年03月30日
ゆーすけ |片付け部編集長
片付けが好きで、妻を巻き込んで毎週断捨離を行っています。仕事でも遺品整理、ゴミ屋敷、生前整理、不用品回収、特殊清掃の現場に行き、プロの技を学んでいます。片付けをしたい方にとって有益な情報をお伝えいきたいと思っています。
ゴミ屋敷が社会問題として扱われるようになって久しいですが、大きな原因のひとつに住んでいる人の精神状態が挙げられることはご存じでしょうか?
ゴミ屋敷に住んでいる人は、極端に精神状態が不安定なことも多いのです。ここでは、ゴミ屋敷に至ってしまう精神状態について詳しく解説しています。
ゴミ屋敷を招く原因には、まず私たちをとりまく現代の環境も大きく影響しています。
一人暮らし世帯や夜間労働者が増加したことで、ゴミを出す時間に間に合わなかったり忙しさゆえにゴミ出しを後回しにしてしまったりすることも多く見られます。
また自治体の定めるゴミ分別方法が複雑になったことで、ついゴミ出しが面倒になってしまい、ゴミ屋敷となってしまうこともあるようです。
その他にも、コンビニなどの普及で手軽に食事をとれるようになった反面、ゴミの量が多くなったなど、私たちの現代の生活は一歩間違えるとゴミ屋敷を招きかねないものとなってきました。
それでは、単に現代の環境だけがゴミ屋敷を招く原因となるのでしょうか?
通常、人はゴミが溜まったり物が散らかったりすると片付けなければと考えます。
しかし何かのきっかけでその思考回路が絶たれてしまう、もしくは考えても体を動かすことができなくなってしまい、最終的にゴミ屋敷化してしまうことも少なくありません。
そのきっかけや原因となるのは、精神状態が悪化することです。
普段の私たちも、忙しさや寂しさなど一時的に強いストレスを感じることで精神状態が不安定になると、片付けや掃除も手につかなかったりしませんか?長期間にわたり、そのような精神状態が続くとゴミ屋敷を作り出してしまうことも難しくありません。
精神状態の悪化と言ってもさまざまな場合があり、ひとくくりにはできません。ゴミ屋敷を招いてしまう精神状態にはどのようなものがあるのでしょうか?
ゴミ屋敷とまではいかなくても物を捨てられない、部屋を片付ける気力がないという場合には何らかのこころの病気を患い精神状態が悪化していることが考えられます。
ゴミ屋敷を招きかねない精神状態になってしまうこころの病気には、いくつかの種類があるので以下に見ていきましょう。
強迫性貯蔵症と呼ばれる精神疾患では、「物を集めすぎる」「整理整頓できない」「処分できない」という症状が見られゴミ屋敷を招くことがあります。
単に物を集めてしまうというだけでなく、すでにゴミ屋敷状態であっても「これを買わないともう一生手に入らないかもしれない」などという強い不安や強迫観念が伴う精神状態になることが特徴です。
収集した物を整理することも難しく、処分することにも抵抗があるため、家の中は物であふれていく一方となりゴミ屋敷になることも多いようです。
うつ状態になると、掃除や整理整頓をする気力がなくなってしまいゴミ屋敷になってしまうこともあります。
身の回りのことを自分でコントロールする力もなくなってしまい、場合によっては自暴自棄になり希望も持てないような精神状態になることで片付けられなくなってしまうのです。
その他にも、すべてのことに興味関心を失ってしまうことや頭の中が整理できないような精神状態になってしまうことから、片付けられなくなりゴミ屋敷を招いてしまいかねません。
またゴミ屋敷となり荒れてしまった部屋を見ることで、自尊心が低下しさらにうつ状態が悪化することもあります。
統合失調症とは、現実と非現実の境目がわからなくなり幻覚や幻聴に悩まされる病気です。
陽性症状と陰性症状を繰り返し、陽性症状のときに幻覚や幻聴に悩まされ、陰性症状のときには感情や気力の低下、集中力がないなどの精神状態になってしまいます。
陰性症状が出ている時には、気力がなくなってしまう精神状態なので部屋で一日ぼんやりと過ごしたり、仮に片付けを始めたとしてもやり続けることが難しかったりしてしまうことでゴミ屋敷となってしまうことがあるのです。
セルフネグレクトは、片付けや整理整頓などを含むすべての自分自身の生活について興味を失ってしまう精神状態になってしまうことです。
他の精神疾患や人間関係などで極度のストレスを感じることが原因となり、発症することが多いようです。
セルフネグレクトでは生活全般において判断力が低下してしまいます。部屋はゴミ屋敷化してしまいお風呂にも入らず、病気になっても病院を受診する意欲もわかないような精神状態になってしまいます。
認知症にはさまざまな症状がありますが、進行していくと収集癖が出てくる場合もあります。
多くの物を集めたり拾ったりしてきて、処分することができずゴミ屋敷となってしまうことも多いようです。
認知症でゴミ屋敷に住んでいる場合は、寂しい気持ちを物で埋めていたり、物を集めることで周囲の注意を引きたかったりするような精神状態が原因のこともあります。
ADHD(注意欠陥・多動性障害)は、片付けを苦手とすることが多い先天的な障害です。
注意力や集中力が散漫な精神状態になりがちなので、片付けや整理整頓が困難となりゴミ屋敷を招いてしまうこともあります。
認知症を患っていなくても、高齢になると人は体力や判断力、気力が落ちてしまいます。
ひざや腰などが痛かったり気力が落ち込んだりしてゴミ出しが難しくなり、面倒になることでゴミや物が溜まっていきゴミ屋敷になってしまうことも珍しいことではありません。
判断力の低下した精神状態で複雑なゴミ出しの方法を理解するのは難しく、いくつかの要因が重なってゴミ屋敷を招くことも多いのです。
強いストレスを感じているような精神状態の場合にもゴミ屋敷となってしまうことがあります。ストレスをそのままにしてしまうと、こころの病気につながることも多いので早めの対処が必要です。
ゴミ屋敷を招きかねないストレスにもさまざまな原因がありますが、例として以下に2点挙げてみましょう。
死別や離婚などで大切な人と離れることにより、寂しく孤独な精神状態になってしまった場合にもゴミ屋敷を招いてしまうことがあります。
認知症の収集癖と同じように、ゴミや物を集めることで寂しさや孤独感を埋めたり、周囲からの注意を引きたいという気持ちが根底にあることも少なくありません。
人は誰でも仕事や学校などである程度のストレスを抱えた精神状態ですが、そのストレスがあまりに大きいものだったり、マジメで完璧主義であるがためにストレスを抱えやすかったりすることがあります。
ストレスをうまく発散できずに、はけ口が無意識にゴミを溜め込む方向に向かってしまいゴミ屋敷を作り出してしまうことがあるのです。
以上のようにゴミ屋敷を作り出してしまう精神状態について解説してきましたが、それではどうすればゴミ屋敷を解決することができるのでしょうか?
もちろんこころの病気を治すために病院を受診したり、ストレスを上手に解消したりして安定した精神状態に戻すことも大切です。
また同時に、ゴミ屋敷もきちんと片付けてきちんと規則正しい生活を送ることができる生活環境を整えることも必要です。
ゴミ屋敷を自分で片付ける方法もあります。
しかしそれは、心身ともに健康な人でも困難を極める作業なので、精神状態が不安定な場合にはオススメできません。ゴミ屋敷問題を専門に扱っている業者に依頼するのが一番でしょう。
ゴミ屋敷の片付けを依頼する場合、必ず現場を確認してもらってから見積もりを作成してくれて料金体系をきちんと公開していることが良い業者を選ぶポイントです。
また、精神状態が不安定な場合には自分の信頼できる家族や友人に付き添ってもらうことも大切です。
それでは、どのような業者に依頼するのがよいのでしょうか?
ごみ屋敷の片付けは、自分でできればそれが一番ですが、もしそれが出来ていたのなら、ごみ屋敷にはなっていなかったでしょう。
家族や友達に手伝ってもらうのも気が引けますし、その後の人間関係に影響がないとも限りません。
やはり、ごみ屋敷の片付けは、プロの業者に依頼するのが一番のおすすめです。
ゴミ屋敷清掃業者は、知識と経験豊富な専門のスタッフが、短時間で確実な片付けを行います。周りの人にばれないように作業することができるのも大きなメリットです。
ごみの処分やリサイクルまで行ってくれる業者も多いので、大変便利な上に効率的です。
費用が発生しますが、今のごみ屋敷から抜け出し、身軽になって新しい生活へ踏み出すことができると考えれば、決して高いものではありません。
ごみ屋敷の片付けに悩んでいる方は、ぜひ一度相談してみてはいかがでしょうか?
全国にゴミ屋敷清掃業者は9,000社以上あると言われています。その中には相場とかけ離れた価格を要求してくるなどの悪質な業者がいます。
この記事を執筆しているオコマリでは、お客様に安心してゴミ屋敷清掃を行ってもらうために、全国一律料金で追加料金一切ナシの定額パックプランを業界で初めて提供しています。
部屋の間取り別で料金が決まっているため、明瞭会計で安心です。
例えば、1K・1Rはたったの109,800円(税込)という価格設定となっており、現場の部屋の物量が少なければさらに減額させていただいております。
また、登録されているゴミ屋敷清掃業者は、オコマリのスタッフが1社1社面談をして厳選しており安心です。
現地でのお見積りなしでも作業が可能ですので、急いでいる方にもオススメです。
問い合わせやお見積りはすべて無料ですので、気になる方は一度問い合わせをしてみて下さい。
ゴミ屋敷を招いてしまうのは、現代の私たちをとりまく環境だけが原因ではありません。こころの病気やストレスなど、精神状態が悪化してしまうことも大きな原因です。
ゴミ屋敷を業者に依頼して片付けることで、ゴミ屋敷はいったん解決したかに見えます。
しかしゴミ屋敷の背景に不安定な精神状態がある限り、根本的には解決せずまたゴミ屋敷を繰り返してしまうのです。
何もかも一気に解決しようとはせず、ゴミ屋敷問題も精神状態を安定させることも少しずつ進めることが根本的な解決の一番の近道です。
業者によっては、アフターフォローとして定期的に訪れてくれるサービスもあります。
自分ひとりで解決しようとせず、周囲の人々や業者の力を借りてゴミ屋敷解決の一歩を踏み出しましょう。
ゴミ屋敷についてもっと知りたいと思った方はこちらをご覧ください。
ゴミ屋敷清掃のことについて、わからないこと・不安なこと・他人には相談しづらいことなどおありかと思います。オコマリではゴミ屋敷清掃について、予算・スケジュール・安心できる業者なのか、など様々なご質問にゴミ屋敷清掃に詳しいベテランのスタッフが親切丁寧にお答えし、お客様の不安を解消いたします。