遺品整理の値段ってどのくらいするの？

遺品整理の値段は、遺品整理業者に依頼するならば1K/1Rが18,000円～、2K/1DKが36,000円～が相場です。

遺品整理は自分でやる方法と遺品整理業者に依頼する方法があります。

自分で遺品整理を行うのが好ましいですが、賃貸物件で新しい家賃が発生するまでに早急に遺品整理をしなければいけない、故人と疎遠なので自分たちでやりたくないなどの様々な理由により、近年では遺品整理業者に整理を依頼する方法が増えてきています。

自分で遺品整理をやる場合にせよ、遺品整理業者に遺品整理を依頼する場合にせよ、遺品整理には処分する費用つまり支出が発生します。

また、遺品には貴金属や骨董等場合によっては値段が付く物、つまり収入になる物が出てくる場合もあります。誰もが疑問に思う遺品整理のお値段。気軽に人には聞けませんし、知っている人も周りには中々いませんよね。

ここでは、そんな疑問である遺品整理のお値段について、遺品整理を自分でやる場合と遺品整理業者に依頼した場合などについてお伝えしていきます。

オコマリは、遺品整理を始め生前整理やゴミ屋敷清掃、片付け、木の伐採や剪定といった生活のお困り事を解決するサービスを提供しています。遺品整理に関して専門知識のあるスタッフが親身になって無料で相談に乗っておりますので、0120-916-397までご相談いただければと思います。

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遺品整理の値段、自分でやったらどの位？
遺品整理の値段、遺品整理業者に依頼した場合は？
遺品整理の値段を抑えるための遺品買取のコツ
遺品整理の値段を気にしすぎると危険！
「遺品整理の値段ってどのくらいするの？」まとめ

遺品整理の値段、自分でやったらどの位？

遺品整理の値段ついて、自分で遺品整理をやる場合、作業にかかる労力や手間については、自分がやるので0円になります。

とはいえ完全に0円かというと、そうではありません。

かかる費用としては、ゴミ袋や軍手、ガムテープ、とじ紐、段ボール箱等の備品代や、粗大ごみ処理手数料、家電リサイクル料金等が挙げられます。

自分で遺品整理をする場合の値段相場は、下記のようになります。

部屋の間取り	自分で遺品整理をした場合の値段
1K・1R	1,000円〜50,000円
1DK	5,000円〜60,000円
2DK	10,000円〜100,000円
3DK	15,000円〜150,000円
4DK	20,000円〜200,000円

この表の値段は、あくまでも自分で全て行った場合のお値段になります。また、遺品の量によって処分額が変わってくるので幅が出てしまいます。

粗大ごみに該当する家具や家電等は、自力で自治体の指定された日時に運ばなければいけません。また、運搬車両を借りる場合は車両代が別途かかります。

自分で遺品整理を行う値段は上の表を見ると安く見えますが、実際には自分の時間を使って遺品整理を行っているため、時間という費用を換算する必要があります。

間取り	遺品整理の作業人数	遺品整理の作業時間
1K/1R	3～5名	2～3日
1DK/2K	3～6名	3～5日
1LDK/2DK/3K	4～7名	4～6日
2LDK/3DK	5～7名	4～8日
3LDK/4DK	5～8名	5～10日

上記は、遺品整理を自分で行った場合に必要となる作業日数と作業員の数をまとめた表です。1K/1Rを遺品整理するだけでも2～3日は必要になりますので、その時間を値段に換算すると遺品整理業者に依頼するのとどちらが安くなるのかは考える必要があります。

また、自分で遺品整理を行う場合には、自分以外にも家族等の人手が必要です。できる限り多くの人に声を掛けて手伝ってもらうようにしましょう。

家族が近くに住んでいる場合や、遺品整理をゆっくり行っても問題ない場合には自分で遺品整理を行うのも良いでしょう。

関連記事：遺品整理を自分でやる方法について詳しく知りたい方はこちら
「遺品整理を自分でする時の３つのポイント」

遺品整理の値段、遺品整理業者に依頼した場合は？

間取り	遺品整理業者の値段相場	遺品整理を自分でする場合の値段相場
1K/1R	18,000～100,000円	1,000円〜50,000円
2K/1DK	36,000～150,000円	5,000円〜60,000円
1LDK・2DK	58,000～250,000円	10,000円〜100,000円
2LDK・3DK	76,000～350,000円	15,000円〜150,000円
3LDK・4DK	94,000～450,000円	20,000円〜200,000円

遺品整理の値段で遺品整理業者に依頼する場合には、上記のような値段相場になります。自分で遺品整理を行う場合の値段と比較する表もだしてみました。

上記が平均的な遺品整理の値段相場になります。見て分かるように、遺品整理業者が出す値段には大きな幅があります。

基本的には部屋の広さが値段の基準になっています。部屋の広さと遺品の量は比例するからです。しかしながら、それが全てではありません。部屋が広くても、物がないケースもありますし、その逆のケースもありますよね。

その他にも、家の構造等もお値段に関係してきます。様々な要因やサービスが加わりますので、簡単に「○○円です」と値段をつけることができないのです。

部屋の広さ、作業員の人数から値段を算出する

多くの遺品整理業者は、部屋の広さと、作業員の人数、搬出するトラックの台数を基準に値段を決めていきます。

少ない人数で時間をかけて作業をするのではなく、依頼するお客様の諸事情を考慮し、時間的な負担をかけないようにするためです。

部屋が広くなるほど作業員の数は増えていくので、当然お値段も上がっていきます。

値段が加算される様々なケース

遺品整理をするにあたって、故人の住んでいた家の構造や、遺品の量等の様々な諸事情が値段に考慮されていきます。

部屋は狭いが物があふれかえって足の踏み場もない状態かどうかや、住居が一戸建てかどうか、エレベーターが有るかどうか、フロアが何階の部屋なのか、道路に面し運搬車両が横付けできるかどうかなど、作業環境により遺品整理業者の労力が増える場合は、その分値段が加算されていきます。

また、家電リサイクル法で定められた家電の引き取りには、引き取り料とは別にリサイクル料もかかります。

孤独死だった場合は特殊清掃の費用が、値段に加算されます。

遺品整理の値段を抑えるための遺品買取のコツ

遺品整理の値段を抑える方法として、遺品の買取をしてもらう方法もあります。

遺品整理をする場合、自分でするにせよ、業者に依頼するにせよ、最初に必要なものと不要な物に仕分ける作業をします。

その際、まだ使えそうな家具や家電や貴金属や骨董、故人の集めていたコレクション等があると思います。この中から売って現金に換金すれば遺品の買取分を遺品整理の費用を支払う際に使うことが出来ます。その分、遺品整理の値段が安くなることに繋がります。

ただし、その場合は、相続の問題も出てきますので、親族同志でよく話し合い、確認し合った上で行うようにしましょう。

売って処分してもよいという物が決まったら買い取り業者を探しましょう。

関連記事：遺品の買取について詳しく知りたい方はこちら
「遺品を買取してもらう時のコツと注意点」

遺品整理業者に委ねる処分品の買い取り

遺品整理を頼んだ業者さんに一括して委ねるのは手間もかかりませんし、楽な方法かもしれませんが、買い取ってくれるお値段は期待しない方がよいでしょう。

遺品整理にかかったお値段と買い取り品との相殺という形で反映されますが、買い取り専門業者の買い取り価格よりも安くなってしまいます。ある程度見切りをつけている物だけにしましょう。

リサイクル業者に委ねる処分品の買い取り

まだ使えそうな家具や家電等は近隣のリサイクル業者に見てもらうのが良いと思います。

あまり期待できないかもしれませんが、引き取り料が無料になるだけでも良い事です。

特に遺品整理業者を頼まず、自分で遺品整理をする場合はだめで元々という気持ちで、リサイクル業者さんに相談してみるとよいでしょう。

近ければ無料で見に来てくれますし、自分で持ち込めば、買い取る値段も少し上乗せしてくれます。

貴金属の買い取り

貴金属の場合は貴金属専門の買い取り業者をおすすめします。

金、プラチナの相場は毎日変わりますので、相場をよく見て適正な値段で買い取ってくれる業者さんを探しましょう。地金のグラム数が多ければその分お値段も上がります。

骨董品の買い取り

遺品の中でも骨董品に限っては、素人ではよくわかりません。

必要でないのであれば、実績のある古美術商を調べて持ち込むのがよいでしょう。

出張鑑定や宅配での鑑定を行ってくれる所もあるので、期待はしないという気持ちで相談してみるのもよいかと思います。思いもよらぬお値段がつくこともあるかもしれません。

オークションサイトへの出品

オークションサイトで、「おばあちゃんの形見一式まとめてお値段100円スタート」や、「遺品整理！叔母の形見丸ごとどうぞ！」などとタイトルをつけた出品をよく見かけます。

一見不謹慎そうに見えますが、果たしてそうでしょうか？

オークションサイトに欲しい値段で入札する方々は、買い取り業者に買い取ってもらうのとは違って、それを欲しいと思った方です。

例えば古い着物の生地でパッチワークの小物入れを作っている方もいますし、欲しかったブランドのバックを見つける方もいらっしゃいます。

石のついたネックレスをブレスレットやピアスに作り直す方など、様々な用途で「これ欲しい！」と思った方が入札し落札してくれるのです。

遺族にとってはごみのように思えた故人のコレクションでも、喉から手が出るほど欲しかったと思う人もいるのです。

オークションサイトは1日何万人という人が見ているので、決してあなどれません。

故人の物を喜んで使ってくれる方がいるならば、それも供養になるのではないでしょうか。

ただし、写真でしか判断できないので、見るからにガラクタのように映っているものは落札されてもかなり低い値段になってしまいます。

「これぞっ」というブランド物や貴金属が1点でも入っている方が高いお値段で落札されていくようです。

自分では出品できない場合、オークションを代行してくれる会社もあるので、興味がある場合は調べておくとよいでしょう。

遺品整理の値段を気にしすぎると危険！

遺品整理の値段は安ければ安いほど嬉しいですが、遺品整理の値段を気に過ぎてしまうと遺品整理のトラブルに巻き込まれてしまう可能性があります。

遺品整理業者の中には悪徳業者が存在しており、不当請求や遺品の盗難などのトラブルが発生しています。遺品整理の値段ばかりを気にして安い所に依頼すると、トラブルに巻き込まれるかもしれません。

下記には遺品整理のトラブル一覧について表にまとめてみました。

遺品整理のトラブル	トラブルの内容
不当な追加料金	お見積り時には言われていなかった追加料金を作業日当日に突然請求されるトラブルです。お見積書を発行していない遺品整理業者や相場より非常に安い遺品整理業者に多発しています
金品の盗難	遺品整理の作業中に金品を盗まれるトラブルです。封筒に入った現金、ブランドの時計、金やダイヤモンドなどは小さくてポケットに入れられるサイズなので、盗まれやすいです
室内・室外の破壊	遺品を移動させている途中で壁やドア、窓を破壊してしまうトラブルです。故意ではないにしても、作業の質が荒い遺品整理業者では多発しています
高額な遺品整理費用	相場よりも2～3倍もする遺品整理費用で作業を行うトラブルです。不動産会社などからの紹介の遺品整理業者で多発しています
相場より安い買取	買取の価格を相場よりも非常に安く付けてしまうトラブルです。依頼者が買取品の価値に気付いていない場合に多くみられます

このように遺品整理の値段を気にしすぎるあまり、遺品整理業者選びを適当にしてしまうとトラブルに巻き込まれてしまうのです。

遺品整理業者とのトラブルを避けるためにも、遺品整理業者選びの基準を持つことが大切になります。下記には遺品整理業者選びを4つご紹介しています。

遺品整理業者選びの基準	選ぶ基準の内容
お見積もり時の対応が丁寧か	お見積もり時の対応が適当であったり、服装や言葉遣いが汚い場合には依頼しない方が身のためです
ホームページが定期的に更新されているか	ホームページを綺麗に制作することはお金を支払えばできますので、その後のホームページが定期的に更新されているかをチェックしましょう。業者によっては3年間放置したままというところもあります
お見積書を提出してくれるか	お見積書がない遺品整理業者には依頼しない方が良いでしょう。お見積書がない業者の場合には当日の不当な追加料金のトラブルに遭う可能性が高くなります
親身になって相談に乗ってもらえるか	遺品整理に関して分からないことを相談した際に親身になって相談に乗ってもらえるかどうかをチェックしましょう。依頼者に寄り添う気のない遺品整理業者は危険です

遺品整理の値段が大切なのはもちろん理解できますが、あくまでそれは安心な遺品整理業者に依頼する前提で考えていきましょう。

オコマリでも遺品整理を依頼したけれど、トラブルに巻き込まれてしまった結果、遺品整理の値段が通常に依頼するよりも高くなってしまったケースをいくつも知っています。

適正な遺品整理の値段で作業をしてもらうようにしましょう。