オコマリブログ - 身近なお困りごとを解決します。

受付時間 9時〜19時
土・日・祝日も対応!
通話
無料
0120-916-397 お客さま
サポート
老人介護保健施設とは

投稿日:2017年06月24日 更新日:2021年03月30日

老人介護保険施設とは

執筆者のゆーすけ

ゆーすけ |片付け部編集長

片付けが好きで、妻を巻き込んで毎週断捨離を行っています。仕事でも遺品整理、ゴミ屋敷、生前整理、不用品回収、特殊清掃の現場に行き、プロの技を学んでいます。片付けをしたい方にとって有益な情報をお伝えいきたいと思っています。

ツイートする
シェア
LINEで送る

高齢者人口の増加とともに、介護を必要とする高齢者の人口は年々増え続けています。

高齢者や要介護人口の増加と比例するように、シニア世代向けの介護事業・サービスは劇的な発展を遂げその種類やサービスもより細分化してきました。

介護サービスへの需要の高まりとサービスの多様化は喜ばしいことですが、同時に各介護施設、サービスの違いが分かりにくくなっているという現状があります

介護を必要とする人たちにとって最も重要なことは自分に一番合う施設選びです。自分の要求に合う施設を選択するためにも、正しい情報を集めることが大切です。

今回は数ある介護施設の中でも特に「老人介護保健施設(老健=ろうけん)」に焦点をあて、入所に必要となる費用や入所基準、また入所準備について詳しくご説明いたします。

目次

老人介護保健施設とは?

老人介護保健施設

「ろうけん」と呼ばれることの多い「介護老人保健施設」の特徴は下記の3つです。

特別養護老人ホームや有料老人ホームのサービスの中心が「介護」である一方、介護老人保健施設はサービスの中心が「リハビリ」に置かれています

これは介護老人保健施設の最終目標が「在宅復帰」であるからです。リハビリを中心とした介護施設のため、施設内の看護・医療ケアサービスが特別養護老人ホームなどの終身介護施設よりも充実しています。

老人介護施設施設の特徴

介護老人保健施設には、医師が常勤で在中しており、看護・介護サービスを行うため看護師も配置されています

また、リハビリテーションを担当する作業療法士や理学療法士、言語聴覚士を配置しなければならない規則になっており、利用者一人一人に応じたリハビリプランが組まれます。

そのため、介護老人保健施設は「病院と介護施設の中間」のような立ち位置といってよいでしょう。

医師による指示を中心に、施設を利用する人の状態に応じて個別の自宅復帰計画が立てられ、それにそって看護師、リハビリ担当者、介護士が協力して利用者の自立を促します。

入所の期間は3か月から1年ほどとなっており、利用者の状態に合わせて退所日が決められることになっています。終身制ではないので必ず退所する必要があります。

老人介護保健施設の入所基準はどんなもの?

老人介護保健施設の入居基準とは

介護施設は様々ありますが、施設ごとに入所者を振り分ける入所基準というものが定めれれています。老人介護保健施設の入所基準はどのように定められているのでしょうか?

老人介護保険施設入所基準1:介護保険

老人介護保健施設に入所するためには、介護保険の被保険者である必要があります。さらに、要介護1-5の認定を受けている必要があります。ショートステイを希望する場合には、要支援1-2の認定で入所できる場合があります。

老人介護保険施設入所基準2:医療と看護の状態

要介護の認定を受けていることを前提として、さらに健康状態が安定している必要があります。

持病があったとしても、その病状が比較的安定していなければなりません。入所可能かどうかについての病状の判定は、主治医に発行してもらった診療情報提供書を提出しその内容から判断されます。

以下のような場合は施設によって入居ができない場合があります。

  1. 定期的な通院治療が必要
  2. 透析が必要
  3. 点滴などによる薬剤の投与、化学療法が必要
  4. 認知症を患っている場合でほかの利用者に迷惑行為を行う恐れがある場合

施設ごとに対応できる医療・看護サービスは異なり、また施設内の医療設備の充実度によっては、詳しい入居基準も異なりますので各施設に問い合わせる必要があります。

老人介護保健施設入所基準3:在宅復帰の意思と可能性

老人介護保健施設は、終身制の老人ホームではありません。

そのため、入居者本人が老人介護保健施設とはどういう場所であるかを理解し、最終的に在宅復帰を望んでいるということが入所の前提条件となります。

在宅復帰でなくても、グループホームや介護付きの老人ホームなど完全介護状態ではなく比較的自立した生活を送りたいという場合も在宅復帰の意思があるとみなされます。

さらに、本人だけが在宅復帰を希望していても、それを支える家族が協力的でない場合入所が難しくなります

老人介護保健施設で行われる支援・介護内容を本人だけでなく家族も理解し、入所中・退所後も現実的に支えていく必要があるのです。

以上の入所条件1、2、3を全てクリアしている65歳以上の高齢者が老人介護保険施設に入所できるのです。

*ここに示した入所基準は一般的なものです。各施設ごとにさらに細かな規則が定められていますので、入所を検討する際には必ず候補の施設に問い合わせをしてください。

老人介護保健施設の気になる費用は?

老人介護保健施設の気になる費用

入所基準の次に気になるのは、やはり老人介護保健施設を利用する際に必要となる費用ですよね。

老人介護保健施設は、公的な施設です。そのため、有料老人ホームと異なり費用は比較的安価に設定されています

初期費用は必要ありません。しかし注意が必要なのは、リハビリ・医療行為のための医療費が別途必要になるということです。

介護中心の老人ホームに入るつもりで費用を考えていると、思わぬ出費がかかります。入居を検討する際には以下の点にご注意ください。

老人介護保健施設における基本費用

老人介護保健施設では下記の要素によってかかる月額の利用料が異なります。

  1. 個室、多床かどうか
  2. 要介護度
  3. 療養プラン

相部屋で基本の費用は75,000〜85,000円、個室では110,000〜120,000円が相場でしょう。要介護度が高ければそれに応じて料金は上がります。療養プランは従来型と在宅強化型があり、在宅強化型のほうが料金が高くなります。

部屋の種類 内訳 利用料
個室 部屋代+食費+介護保険自己負担1割 110,000〜120,000円(要介護度・療養プランによって変動)
多床 部屋代+食費+介護保険自己負担1割 75,000〜85,000円(要介護度・療養プランによって変動)

老人介護保健施設では医療費控除もあるの?

自立した生活が難しい高齢者では、持病やその他の疾病のための医療サービスが日常的に必要な人も少なくありません。

老人介護保険施設の利用料は、有料老人ホームに比べ安めに設定されているとは言え高額です。

その上医療費もかさむとなれば家族や入所者本人にとっても頭の痛い問題です。実は、老人介護保健施設では医療費控除を受けられる可能性があります

医療費控除となるサービス 医療費控除対象外となるサービス
老人介護保健施設で行われたサービスのうち
1)介護費
2)食費
3)住居費
1)生活費
2)その他のサービス費

この控除制度は家族、または自身で申請しなければ適用されません。確定申告をするときまで領収書を控えておき、提出するようにしましょう。

医療費控除対象外となるサービスのうち「生活費」の具体例としては、理・美容費などがあげられます。多くの方で必要となるおむつ。おむつにかかる費用は医療費控除の対象となります。

老人介護保健施設での看護師の役割とは?

老人介護保健施設での看護師の役割

数ある介護施設の中でも、老人介護保健施設の一番の特徴は医療サービスの充実にあります。施設には医師と看護師が必ず配置されており、ほかの介護施設では得られない医療サービスが受けられます

中でも、看護師の配置数は特別養護老人ホームの既定の3倍です。100人の利用者に対し、看護師が9人配置される決まりになっています。

さらに、約8割の老人介護保健施設で看護師を24時間体制で勤務させており、万が一の事態が起こったとしても対応の遅れがありません。老人介護保険施設における看護師の役割として主なものは以下の通りです。

  1. 施設利用者の体調管理(バイタルチェック)
  2. 異常の早期発見と医師への報告
  3. 介護士への指示・助言(施設利用者の健康観察の仕方)
  4. 集団感染の防止と衛生管理
  5. 薬の管理

病院の看護師では、点滴や注射など医療行為を毎日行います。しかし、老人介護保険施設における看護師の役割は主に、施設利用者の体調管理につきます。

異常を見逃さず、介護士と連携しながら看護・医療ケアを施すことが看護師の役割となります。病状や状態で不安なことがあれば、常駐している看護師さんに何でも相談することができます。

老人介護保健施設に入所しようと思ったらやるべきこと

老人介護保健施設に入所しようと思ったらやるべきこと

書類の準備

老人介護保健施設に入居する際にはいくつかの準備があります。まず、準備しておく書類を確認しましょう。

入所に必要な書類は下記の通りです。

このチェックリストには最低限の必要書類がまとめられていますが施設によって要求される書類は異なりますので、必ず確かめるようにしてください。

費用の準備

老人介護保健施設に入居する際は入居一時金は必要ありません。

特にまとまったお金は必要ありませんが、施設内で自分が使用する衣服や、小物などをそろえる資金が少し必要となるでしょう。

それまで住んでいた住居の処分をどうするかということも大きな問題になります。

これを機会に現金としての資産だけではなく、有価証券や動産、不動の整理も行うことをおすすめします。これら資産の管理については、専門的な知識を持つファイナンシャルアドバイザーに相談すると良いでしょう。

金銭的に厳しい場合は、医療費控除やその他の金銭的な補助を受けられないかあらかじめ施設担当者に相談します。

生前整理

老人介護保健施設に入居する前には家財の整理と不用品の処分を行いましょう

これは生前整理と呼ばれ、家の中の不用品を処分することでこれからの生活をより便利に、健康的にしていくための重要なプロセスです。

生前整理を行うことで、老人介護保健施設での新しい暮らしがより快適なものになるだけではなく、自宅に復帰した際にも、介助する側、される側がストレスなく生活することができます。

関連記事:生前整理について詳しく知りたい方はこちら
生前整理とは

生前整理を自分で行う場合

生前整理は時間的・体力的に大きな負担になります。高齢者のみで行わず、子供世代、孫世代の助けを借りることをおすすめします。

高齢者が生前整理を行う場合に一番障害になるのが高齢者特有の「もったいない精神」です。

今は使っていなくても、まだ使えるものは取っておきたい気持ちがあると思いますが、ここではまず、その「もったいない精神」を捨てて、「今使うもの」以外は思い切って処分してしまいましょう。

こうして生前整理を行った結果、出た不用品は自治体のルールに則って処分するようにしましょう。

生前整理を生前整理業者に依頼する場合とその注意点

生前整理を生前整理業者に依頼する主婦

生前整理を行いたいけれど、人手や時間が確保できない、または住まいが広すぎたり、不用品が多すぎてどこから手を出していいかわからないといった場合には、生前整理業者に作業を依頼することをおすすめします。

生前整理業者が良い理由

生前整理業者は、まず住まいの中から通帳や印鑑、有価証券や貴金属などの貴重品をピックアップしてくれます。その後、家財の中から不用品を取り分けて処分してくれます。

古新聞や段ボールなど明らかな「ゴミ」は業者が処分してくれますが、家具や衣類、食器や調理器具などの仕分けは本人立会いの下で行えばトラブルを避けることができます。

生前整理業者によっては、古物商の許可を持っている業者もいるので、不用品の中から値段が付くものがあれば買取を行ってくれます

その買取分は、作業料から差し引いてくれるので、お得に生前整理を行うことができる場合もあります。

そのほかにも業者によっては、女性スタッフの派遣や生前整理後の住居の清掃などさまざまなサービスをオプションとして選ぶことができることもあります。

自分がどのような形で生前整理を行いたいかを明確にし、ニーズを確実に満たしてくれる業者を選ぶようにしましょう。

生前整理ならオコマリにおまかせ

全国に生前整理業者は9,000社以上あると言われています。その中には相場とかけ離れた価格を要求してくるなどの悪質な業者がいます。

この記事を執筆しているオコマリでは、お客様に安心して生前整理を行ってもらうために、全国一律料金追加料金一切ナシの定額パックプランを業界で初めて提供しています。

部屋の間取り別で料金が決まっているため、明瞭会計で安心です。

例えば、1K・1Rはたったの79,800円(税込)という価格設定となっており、現場の部屋の物量が少なければさらに減額させていただいております。

また、登録されている生前整理業者は、オコマリのスタッフが1社1社面談をして厳選しており安心です。

現地でのお見積りなしでも作業が可能ですので、急いでいる方にもオススメです。

問い合わせやお見積りはすべて無料ですので、気になる方は一度問い合わせをしてみて下さい。

老人介護保健施設への入居

資金の準備、生前整理が終わったら、いよいよ入居です。自宅復帰を目指して数か月間、リハビリや療養プランをこなします。

「老人介護保険施設とは」まとめ

老人介護保健施設

老人介護保健施設に入所する際必要となる費用や入所基準、また入所準備について説明いたしました。

在宅復帰を目標とする高齢者の方々向けのリハビリを中心とした短期入所型の介護施設が老人介護保健施設でした。

医師・看護師がいることによりよりよい医療サービスが受けらます。よりよい施設を選ぶために情報を収集し、自分に合った施設を選択しましょう。

介護施設についてもっと知りたい方はこちらもご覧ください。

ツイートする
シェア
LINEで送る

生前整理のことならオコマリ

生前整理のことについて、わからないこと・不安なこと・他人には相談しづらいことなどおありかと思います。オコマリでは生前整理について、予算・スケジュール・安心できる業者なのか、など様々なご質問に生前整理に詳しいベテランのスタッフが親切丁寧にお答えし、お客様の不安を解消いたします。

オコマリスタッフ
  • おかげ様で累計実績7,000件超
  • 詳しい専門スタッフが親切対応
  • 見積りは無料です
  • 日本全国対応いたします
  • メディア掲載実績多数あり
    (小学館・集英社等)

生前整理のサービスを見る

お問い合わせ・お申し込みはお電話から

午前9:00~午後19:00 土・日・祝日も対応!

本日電話受付終了|受付時間9~19時

無料でメール相談する

フォームから簡単に相談可!24時間受付中!

最新記事

特殊清掃

不用品回収

人形供養

投稿日:2018年03月01日 更新日:2024年03月06日

雛人形のガラスケースの処分方法3選!業者に依頼する際の注意点

人形供養

投稿日:2018年03月22日 更新日:2024年03月03日

お寺の供養の種類と料金相場

無料メール相談フォーム

名字と名前の間はスペースをあけてください

お電話受付時間は9時〜19時となっています。電話の折り返しご希望日時をご指定ください。

通話無料・受付時間9時〜19時土日祝対応!

お友達追加で
お得クーポン配信!!
専門相談員が対応
無料で電話相談
24時間受付中!
無料メール相談
なんでもお気軽に
ご相談ください!