オコマリブログ - 身近なお困りごとを解決します。
投稿日:2017年06月26日 更新日:2022年08月07日
ゆーすけ |片付け部編集長
片付けが好きで、妻を巻き込んで毎週断捨離を行っています。仕事でも遺品整理、ゴミ屋敷、生前整理、不用品回収、特殊清掃の現場に行き、プロの技を学んでいます。片付けをしたい方にとって有益な情報をお伝えいきたいと思っています。
汚れてしまったマットレス、どうやって処分すればよいの?
現在は、家庭内にあるテレビやエアコン、冷蔵庫の家電製品は家電リサイクル法で規制されていますので、これらの処分の方法は明確になっています。
では、マットレスの処分はどうでしょうか。引っ越しなどの時に処分に困るものの上位にいつもあがるのがマットレスになります。
購入する時は、ワクワクドキドキしながら選びますが、いざ不要となると処分方法に困ってしまいますね。今回は、意外に知っているようで知らないマットレスの処分方法をお伝えします。
マットレスには様々な種類があります。昔からあるタイプの布団の下に敷くスポンジ用のマットレスや布団と一体化になっているマットレス、ベッドの上に置くベッドマットレスなどです。
実はマットレスの種類によって、処分方法は異なります。
マットレスによってもリサイクルができるものや、不用品として処分しなければならないものがありますので、マットレスの種類を覚えておきましょう。処分するあなたのマットレスはどのタイプですか。
構造や素材などによりマットレスにはたくさんのタイプがありますが、大まかに5タイプに分けて紹介します。
サイズも豊富にあります。
シングル(S) | セミダブル(SD) | ダブル(D) | クィーン(Q) | キング(K) |
---|---|---|---|---|
97㎝×195㎝ | 120㎝×195㎝ | 140㎝×195㎝ | 152㎝×195㎝ | 182㎝×195㎝ |
一概に、マットレスを処分すると言っても、色々な理由がありますね。処分する場面によっては、処分方法が間違っていることもありますので、自分がどの場面かを考えてみましょう。
睡眠は人生の時間を約3分の1占めると言われていますが、中でも、マットレスは特に重要なアイテムになってきます。
毎日使用するマットレスの寿命は約10年で、バネが効かなくなったり、汗ジミが付いたり、擦れたりしますので、10年に1度は交換した方が良いと言われています。
新しくマットレスを購入するので、販売業者にマットレスを引き取ってもらいましょう。
転勤や結婚して新居に入居したり、マイホームを購入したりして引っ越しする時に、マットレスが不要になり処分せざるを得ない時があります。
また、生前整理を行う場合や、遺品整理を行う場合でも、マットレスが不要になることがあるようです。
その場合のマットレスの処分方法は
があります。それぞれの処分方法は後ほどご紹介していきます。
マットレスを処分する方法には、「不用品としての処分」と「リサイクルとしての処分」、新しくマットレスを購入する時に「下取りをしてもらう」処分方法などがあります。
現在使用しているマットレスが凹んできたり、傷んできたりした時に、新しくマットレスを購入する時に下取りとして処分してもらえます。
ただし、マットレスの購入が条件になるメーカーや買い取り手数料が変わっている場合もあるため、事前にメーカーに問合せてみてください。
不用家具買い取りサービスを実施しているメーカー
不用家具買い取り有料サービスを実施しているメーカー
購入しなくても引き取りしてもらえるメーカー
マットレスは不用品ばかりだと思っていませんか。リサイクルできるマットレスもあります。リサイクルする方法には、3種類あります。
友人でマットレスを必要としている場合には、譲って上げることも1つの処分方法になります。ただし、運搬費用や運搬方法によっても譲れるかどうかを検討する必要があります。
リサイクルショップで買い取りをしてもらう場合には、マットレスのメーカーや種類、傷み具合などによって買い取りしてもらえない場合もありますので、注意が必要です。
睡眠を快適に過ごせる相棒でもあるマットレスも消耗品です。使用頻度が多く、使えば使うほど、シミや擦れ、傷み、凹みなどが出てきて、購入した時と同じ状態ではありませんね。
しかし、有名メーカーの製品で状態が良好なマットレスは、リサイクル市場の中でニーズのある商品と言われています。
では、リサイクルショップで買い取りをしてもらえるマットレスとはどのような種類なのでしょうか。
基本的にはシングル・ダブル・セミダブル・クィーン・キングなどマットレスの全てのサイズが買い取ってもらえます。
しかし、そのサイズの中でも需要がないサイズの場合には引き取ってもらえない場合もありますので、リサイクルショップで確認することをおすすめします。
バッグや洋服などと同じように、マットレスにもブランドがあります。
キングスダウン社やシモンズ社のベッドは特に有名です。以下には2社のブランドをいくつか挙げてみました。
キングスダウン社
シモンズ社
ブランドメーカーのマットレスだとネットオークションでは需要がありますので、ネットオークションに出品するのも処分方法として有効です。
ただし、中には詐欺まがいのサイトもあるので、出品には注意が必要です。
また、値段や配送方法など細かな点を売り手と買い手で直接交渉しなければならないので、かなりの労力が必要となります。
ネットオークションの他には、不用品の譲り合いサイト「ジモティー」などもあります。
リサイクルができないマットレスは結局、廃棄処分しなければなりません。以下には不用品として処分する際の方法として、自分で処分したり、自治体や専門業者に廃棄処分を依頼する方法をお伝えします。
可燃物回収が可能なサイズにカットします。そして、可燃ゴミ収集日に指定の集積所まで自分で運搬します。そのため、費用はかかりませんが、マットレスを解体する労力が必要となります。
マットレスを自宅で解体し、不燃物と可燃物に分別してから処分する方法です。無料ですが、解体する際の道具や場所、労力が必要となります。
また、分別した不燃物と可燃物を回収指定日に集積所まで自分で運搬しなければならないなどの労力も必要となります。
居住している自治体の粗大ゴミとしてマットレスを回収し処分してもらう方法です。大体1,500~2,000円の費用がかかります。
また、自治体の回収なので、自宅まで引き取りに来てもらえず、指定された日と場所に運び出す必要があります。それに加えて、大きくて重いマットレスを運びだすための労力が必要となります。
スプリング入りのコイルマットレスは、自治体の粗大ゴミ回収条件によっては回収不可能なこともありますので、必ず確認しましょう。
自治体で回収できない場合は、自治体の指定の回収業者かそれ以外の回収業者に処理を依頼します。
では、マットレスを粗大ゴミとして自治体に処分してもらう際の手続きの手順を一般例で見てみましょう。
自治体によっては粗大ゴミの手順が違う場合がありますので、必ず住居地の自治体に確認してください。
粗大ゴミは、自治体によって指定されている大きさがあるのを知っていますか。
例えば、東京都渋谷区の粗大ゴミは、「家庭から出る家具類や電気製品類など一辺の長さが30センチ四方を超えるもの」と指定し、また、埼玉県新座市の粗大ゴミは、「一斗缶(24㎝×24㎝×35㎝)を超えるもの」と指定しています。
処分するもの | 料金 | 備考 |
---|---|---|
マットレス | 300円 | 磁気マットレスも含む |
ベッドマット | 1,000円 | 脚付ベッドマット、畳タイプ、ソファー兼用型、分割式の厚マットレスを含む |
マットレス | スプリングマットレス |
---|---|
500円 | 1,000円 |
最長辺が50cm以上180cm未満のもの | 最長辺が180cm以上のもの |
マットレス | マットレス |
---|---|
2,160円 | 540円 |
スプリング入り(特定適正処理困難物) | 最大の一辺又は直径が90㎝以上2メートル未満のごみ |
ベッドマットレス | ベッドマットレス |
---|---|
1,800円 | 200円 |
スプリング付きのもの | スプリングのないもの |
ベッドマット | ベッドマット | マットレス |
---|---|---|
1,000円 | 500円 | 300円 |
スプリング | スポンジ、ウレタン、布、畳、スプリング除く燃えない素材、磁気入り | 70×70×140cm以下に束ねたもの。スポンジ、ウレタン、ローラー入り、磁気入り |
居住地の自治体のゴミ収集施設に自分でマットレスを運搬し、処分してもらう方法です。自治体によってはゴミ収集施設をグリーンセンターや環境センターなどと呼んでいます。
ゴミ収集施設で処分するには、マットレスを自宅から施設までトラックなどの運送する必要があったり、運送先の施設への搬入時間が決まっていたりと色々な制約があります。
費用は、自治体毎に違いがありますが、大体粗大ゴミと同じ位の費用です。
自治体の粗大ゴミ回収と違い、民間の不用品回収業者は自宅まで引き取りに来てくれます。
自分自身で運ぶことが困難な方や、手っ取り早くマットレスを処分したい方にはオススメの方法になります。
自治体の粗大ゴミ費用に比べて割高ですが、運搬諸経費や解体労力に比べれば断トツに楽です。
マットレスの処分料金は、おおおよ5,000円〜10,000円になっています。
処分したいマットレスが高層階にある場合や、マットレスが重くて複数人でないと運べない場合には、上記の金額よりも高くなる可能性があります。
不用品回収業者の中には無許可営業を行い、回収したマットレスを不法投棄するなど社会問題化される不適切な処理をする場合もあります。
また、マットレスを回収する際に、高額な処理料金を請求する悪徳業者もいますので注意が必要です。
この記事ではマットレスの種類を5種類紹介してきました。さらに、マットレスをどのような場面で処分するのか、その場面ごとに応じた処分方法をご紹介しました。
また、他の処分方法として自分で解体して指定の集積所まで運搬する方法、粗大ごみとして処分する方法もお伝えしました。粗大ゴミとして処分するときには自治体によってサイズや料金が異なってきますので事前に確認が必要です。
さまざまな場面でマットレスの処分があります。自分の状況にあった方法で適切にマットレスを処分してください。
記事を読んでマットレスなどの不用品に関してもっと知りたい!と思った方は、下記の記事も参考にしてみて下さい。
不用品回収のことについて、わからないこと・不安なこと・他人には相談しづらいことなどおありかと思います。オコマリでは不用品回収について、予算・スケジュール・安心できる業者なのか、など様々なご質問に不用品回収に詳しいベテランのスタッフが親切丁寧にお答えし、お客様の不安を解消いたします。