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投稿日:2017年06月28日 更新日:2021年03月30日
ゆーすけ |片付け部編集長
片付けが好きで、妻を巻き込んで毎週断捨離を行っています。仕事でも遺品整理、ゴミ屋敷、生前整理、不用品回収、特殊清掃の現場に行き、プロの技を学んでいます。片付けをしたい方にとって有益な情報をお伝えいきたいと思っています。
生前整理は終活の一つです。人は、たくさんのものに囲まれて生活を送っています。年齢を重ねれば重ねるほど、ものは増えていく傾向があります。皆さんの家の中にも、ものがたくさんあるのではないでしょうか。
生前整理は、必要なものと不必要なものを、仕分けする行為です。自分にもしものことがあった時、残された人が困らないように、最低限の荷物にしておくのです。
また、生前整理を行う際、長年生活を共にしてきたものを捨てるのは勇気がいることです。
しかし。身の回りをすっきりさせることで、残りの人生を見つめなおす良いきっかけにもなるのです。思い切った断捨離は、残される人たちのためだけではなく、自分のためにも大切なことです。
今回は、生前整理とは何なのか、また、断捨離の仕方などについてまとめていきます。
生前整理とは、自分が生きている間に、身の回りの荷物や財産などを整理しておくことです。自分が亡くなった後のことを考えることは縁起が悪いと感じる方もいると思います。
しかし、自分が亡くなった後に残された家族に大変な思いをさせたくはありませんよね。
亡くなった人の身の回りの物を片付けることは、ただの片づけとは違い、神経を使うものです。遺族にそのような思いをさせないためにも、生前整理は大切なことなのです。
また、自分の意思をしっかりと伝えるためにも、財産の整理をきちんとしておきましょう。
所有している土地や、価値のある持ち物、生命保険のことなど、自分にしかわからないことはたくさんあります。
そのような事柄について、自分の意志に反して処理されるのはつらいことです。亡くなる前に、自分自身でしっかりと整理し、意志を記しておくことが大切です。
生前整理は残された家族のためにするものですが、それだけではありません。
自分の残りの人生を有意義に生きるためにも必要なことです。今までの人生の中で、人とのつながりや思い出の品など、大切な宝物はたくさんあることでしょう。
そのような人とのつながりや、思い出の品を一つ一つ整理することによって、自分の人生を振り返ることができます。日々、忙しい生活を送っていると、自分の人生を振り返る時間はなかなかありません。
生前整理を行うことにより、そのような時間を取ることができるのです。その中で、やり残したことが見つかれが、その後の人生の目標となることもあるでしょう。
生前整理は、ただ、荷物を整理するだけでなく、自分の人生を振り返り、整理する行為でもあるのです。
生前整理と類似している言葉に、老前整理と遺品整理があります。
それぞれの意味を生前整理という言葉と一緒に学んでみましょう。
生前整理と似ている言葉に、老前整理というものがあります。老前整理とは、自分が亡くなった後の家族のために行うという意味合いはありません。
自分のために行うものが老前整理です。現在、元気で、不自由なく生活できている方でも、いつかは老いていきます。
歳を重ねることによって、重いものを持つことや、様々なものを整理する活力は減っていきます。
そのようになる前、元気なうちに身の回りのことを整理しておくことが老前整理です。老前整理を行うことによって、老いた後の生活を楽に過ごすことができます。自分の行動範囲を想像しながら、未来の自分のために整理を行うのです。
生前整理は、自分が亡くなった後の家族のために行うことが多いです。
しかし、その意味合いだけではなく、残りの人生を有意義に過ごすためのものでもあります。自分で荷物を整理することによって、亡くなった時に家族に迷惑をかけないようにすることができます。
また、自分にとって必要なものと不必要なものを整理することにより、今までの人生を振り返り、これからの人生に生かしていくことができます。このようなことから、生前整理は、老前整理の意味合いを含むということができます。
遺品整理は、老前整理や生前整理とは大きく違います。老前整理や生前整理は自分の意志で行います。
しかし、遺品整理は残された遺族が行います。
故人が、生前整理を行っている場合や、エンディングノートを残している場合は、比較的簡単に、そして故人の遺志を尊重して遺品整理を行うことができます。
しかし、故人が生前整理を行っていなかった場合は、とても大変な作業になります。膨大な遺品の中から、必要なものと不必要なものを仕分けし、不必要なものは、処分する必要があります。
また、遺品整理でしなくてはいけないものはそれだけではありません。遺産のことや保険のこと、お墓のことや個人情報の取り扱いが大変なパソコンや携帯電話のこと、銀行の手続きなど、様々なことをしなくてはいけません。
残された遺族は、故人の遺志を考えながら、様々な手続きや処理をする必要があります。時間がない方や、遠方に住んでいて、遺品整理ができない方のために、遺品整理業者という会社も存在します。
お金はかかりますが、しっかりと仕事を行ってくれる業者に依頼することによって、大変な思いをすることなく、遺品整理をすることができます。
さて、ここからは実際の生前整理の行い方を見ていきましょう。
どのようなことを具体的に行うのが、生前整理なのでしょうか?
生前整理というと荷物を片付けるというイメージが大きいと思いますが、それだけではありません。自分の財産に関して、しっかりと把握し、亡くなった後に家族が困らないように記録しておくことが大切です。
家の権利書や土地の権利書がどこにあるのか把握していますか。これらの書類は亡くなった後の家の権利を移す際や、処分する際にとても重要です。一か所にまとめ、保管場所などを記録しておくと、残された家族が探し回ることが亡くなります。
女性の方であれば、高価な宝石を持っている方もいることでしょう。そのようなものは、価値が分からない方が整理した場合、ごみとして処分されてしまう可能性もあります。
そのような事態を防ぐためにも、宝石についても記録しておくことをお勧めします。どのようなものであるか、明記しておくことで、自分のための記録にもなります。また、家族がその宝石の意味を知ることもできます。
生命保険や医療保険、家の保険や車に関する保険など、たくさんの保険をかけている方は多いのではないでしょうか。
そのたくさんの保険の中には、亡くなった後に、手続きを行わないといけないものが含まれている可能性があります。自分がどのような保険に入っているのかをしっかり確認することが大切です。
そして、手続きにはどのようなものが必要であるのか、また、手続きの手順なども記録しておきましょう。
自分が入っているはずの保険でも、何のための保険であり、どのような意味があるのかを理解している方は少ないのではないでしょうか。生前整理を行う中で、把握しておくことは、今後の人生のためにも必要なことです。
生前整理で荷物を整理する際、捨てるものと捨てないものを仕分けすることは、とても難しい判断が必要とされます。ある程度、基準を設けることをお勧めします。
だんだんと増えていくものの代表はやはり洋服です。あまり着なくなった洋服でも、いつかまた着るかもしれないと思い、捨てられないものがあると思います。
また、以前と体系が変わった方でも、体系が戻った時にまた着るかもしれないと思い、捨てずにとっている洋服もあるのではないでしょうか。
洋服に関する基準は1シーズン着なかったら捨てるという基準を設けましょう。実は、日ごろよく着る洋服は意外と同じものが多いのです。使っていないものは迷わず捨てましょう。
思い出の写真は年々増えていきます。そのような写真も、基準を設けて、減らしましょう。基準の設け方は様々です。例えば、同じ時期の写真は1枚にすることや、同じ場面の写真を1枚にするといった基準です。
生前整理で気を付けないといけないことは、家にあるものはすべて自分のものではないということです。長年一人暮らしである方の場合は、すべて自分に決定権があります。
しかし、家族がいて、家族のものも家にある場合は注意が必要です。自分にとっては必要のないものであっても、家族にとっては大切なものである可能性があります。
生前整理を行うということを家族に伝え、必要なものはすべて持ち出すことをお願いしておきましょう。あとでトラブルになることを防ぐために、必ず家族に確認を取りましょう。
生前整理で必要なものと不必要なものを仕分けする際、段ボールを2つ用意する方が多いと思います。
しかし、それでは、作業がなかなか進まず、途中で断念する結果になってしまうかもしれません。そこで、段ボールを3つ用意することをお勧めします。
仕分けの仕方は、必要なものと不必要なもの、そして検討するものという3つに分けます。そうすることによって、なかなか決断できないものに関して、後でゆっくり検討することができます。
仕分けが終わったら、それぞれの処分方法を確認します。
燃えるゴミや燃えないゴミ、リサイクルに出すものや、業者に取りに来てもらうものなど、さまざまな処分の方法を調べ、確認しておきます。
それぞれの処分の方法によって、曜日や手続きが変わってきますので、カレンダーなどを利用し、適切な処分方法で処分してください。
自分が亡くなった時、家の中の荷物の整理や、様々な手続きは残された家族が行うことになります。
身内の死という、つらい状況の中、片付けや、手続きを行うことはとても大変なことです。少しでも、残された家族に迷惑をかけないよう、自分でできることを生きているうちにしておきましょう。
生前整理は、残された家族のために行うという意味が大きいのです。
また、今の自分の家や部屋を見渡した時、不要なものであふれていませんか。
たくさんのものに囲まれて生活することは、安心感のあることかもしれません。しかし、過去に縛られ、重たい荷物を背負っているような感覚に似たものでもあります。
生前整理を行い、身の回りを整理することによって、これからの人生を身軽に生きていくことができます。ものであふれた家は、上からものが落ちてくることや、ものにつまずいて転倒してしまう危険もあります。すっきりとした家に住むことによって、身の安全も保たれるのです。
断捨離とは、ものを捨てることであると考えている方も多いのではないでしょうか。
確かに、断捨離にはものを捨てるという意味も含まれます。しかし、それだけではありません。断捨離とは、必要のないものを断ち、捨てることによって、物に執着することから離れるという意味なのです。
いらないものを捨て、整理していくことで、シンプルな暮らしを実現していくというものです。
ただものを捨てるというだけではなく、物に対する執着を断つことによって、気持ちの面でもすっきりします。また、不要なものを断つという考えから、これからの人生において不要なものは買わないという意味もあります。
断捨離は今家にあるものを必要なものと必要でないものに分け、必要でないものを処分することから始めます。
迷った品は、捨ててしまいましょう。情けは捨て、これからの自分の人生に必要なものだけを残すということがポイントです。
また、一度断捨離を行い、家がすっきりしても、しばらくと物が増えてしまうという方は以下のポイントに注意して生前整理を行って下さい。
断捨離を行い無駄な物を捨てても、新たにものを買ってしまうと、意味がありません。
しかし、人には物欲というものがあります。ものを買うことによって、気持ちが上がることもあります。
全くものを買わないというような、極端なものではなく、できるだけものを買わないように心がけてみてください。
買おうとしているものが自分にとって本当に必要なものなのか、同じようなものを持っていないかを検討したうえで購入してください。断捨離のポイントは、物を増やさないということなのです。
トイレットペーパーや、洗剤など、長期間保存できるものが、特売などで安くなっていると、ついつい大量に買ってしまっていませんか。
ストックをし過ぎると、部屋が片付かなくなってしまい、また、荷物の多い状態に戻ってしまいます。
ストックは、1つまでという風に、自分の中でしっかりと決まりを作りましょう。断捨離を行う際、思いっきりものを捨てることは大切なことです。その分大量にものを買ってしまうと意味がありません。
あまり使用しないようなものを買うのは、保存の場所を確保しなければいけないのでお勧めしません。
冠婚葬祭の時の洋服やアクセサリー、旅行用の大きなスーツケース、ベビー用品などは、友人に借りることや、レンタル会社を利用するなどの方法を検討してみましょう。
断捨離はものを捨てることでもあり、物を増やさないことでもあります。あまり使用しないものは思い切ってレンタルしましょう。
断捨離を行うことは、自分が亡くなった時に家族に迷惑をかけないために、とても重要です。
生前整理を行うとともに断捨離を行うことで、遺品整理の際、家族が処分しなくてはいけないものがとても減り、楽に整理を行うことができます。
また、きちんと記録を残しておくことによって、亡くなった後も、自分の意志を尊重してもらえるため、安心して死を迎えることができます。メリットは亡くなった時だけではありません。
生前整理で断捨離を行うことにより、家の中も、自分の心もすっきりします。残りの人生を気持ちよく過ごすことができるのです。自分にも様々な利点があります。
断捨離を行うことによって、自分が使わないものをリサイクルショップに売ることもできます。
リサイクルショップに売ることによって、自分の家で眠っていたものがお金に変わります。家も心もすっきりした上に、お金まで貯まるのです。
そして、たくさんのものであふれている家では、どこに何があるのか分からず、探し物をする時間も多くなります。家の中を移動する際も、いろいろなものを避けて行かないといけませんので、時間がかかります。
断捨離を行うことによって、探し物をする時間も減り、移動する時間も減ります。一日で見てみると多くの時間ではありませんが、積み重ねると、大変な時間が確保できます。
その時間を、人生を豊かにするために使うことができます。
断捨離は、物を整理し、捨てる作業です。そのため、家がとてもきれいになります。荷物がたくさんあり、掃除が行き届かなかったときは、友人や家族を家に招くことが億劫だった方も、断捨離を行うことで家がきれいになり、友人や家族を家に招くことができるようになります。
自分自身も過ごしやすくなり、快適な生活を送ることができます。
生前整理を行いたいけれど、どのようなことから手を付ければよいのかが分からないという方もいると思います。
そのような方のために、生前整理を行ってくれる業者が存在します。専門の知識を利用し、てきぱきと整理を行ってくれます。しかし、残念ながら、悪徳な業者も存在します。悪徳な業者に騙されないために、事前に料金体制や、作業を行う方の人となりをしっかり見極めましょう。
生前整理の業者も様々です。
整理だけを行う業者や、不要なものの処分まで行ってくれる業者、また、価値のあるものに関しては買取も行ってくれるような業者もあります。いろいろな業者の特徴を見比べ、自分に合ったものを見つけることが大切です。
全国に生前整理業者は9,000社以上あると言われています。その中には相場とかけ離れた価格を要求してくるなどの悪質な業者がいます。
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生前整理を行うということは、自分にとっても家族にとっても、とても有意義なことです。
自分で生前整理が行える状態の時に作業をしておくことをお勧めします。生前整理のポイントは、思い切って断捨離をするということです。
断捨離に関しても、家がきれいになり、気持ちもすっきりします。
自分で断捨離し、生前整理を行うことが難しい場合は、生前整理を行ってくれる業者もありますので、依頼するのも良いかもしれません。断捨離を行い、生前整理をすることによって、これからの人生を晴れ晴れと過ごしてください。
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