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投稿日:2017年06月28日 更新日:2022年12月12日
ゆーすけ |片付け部編集長
片付けが好きで、妻を巻き込んで毎週断捨離を行っています。仕事でも遺品整理、ゴミ屋敷、生前整理、不用品回収、特殊清掃の現場に行き、プロの技を学んでいます。片付けをしたい方にとって有益な情報をお伝えいきたいと思っています。
日本には、様々な伝統行事があります。中でも、子供の健やかな成長を願って行う行事は有名です。
そのお祝いに欠かせないのが日本人形です。子供の節句の際、祖父や祖母から贈られることが多い日本人形ですが、処分に困ったことはありませんか?
様々な願いが込められている日本人形をご普通のごみとして処分することは、とても罰当たりのような気がします。
そこで今回は、日本人形の正しい捨て方についてご紹介します。
まずは日本人形の捨て方をご紹介していきたいと思います。
5つの方法がありますので、自分にあった方法を選ぶようにして下さい。
人形供養をしてくれる場所に関してはコチラの記事で詳しく解説しています。
不要になった日本人形はごみとして捨てることができます。処分する日本人形の種類や、大きさにもよりますが、地方自治体がごみとして受け入れてくれる場合があります。
捨て方については、各市町村の地方自治体によって変わりますので、事前に問い合わせてください。
一般的には燃えるゴミとして処理されます。しかし、人形をごみとして捨てることに抵抗がある方もいると思います。そのような方は、他の方法で処分してください。
ただ、自分自身で供養することで心を安らげることが出来ます。
方法としては、まずは捨てようと思っている日本人形をキレイなタオルや布で汚れを取ります。その後お清めの塩を日本人形に振りかけます。
そしてその後に白い紙や布に包み、「ありがとう」という気持ちを伝えた上で袋に入れるのです。
この時、他のゴミとは一緒にせずに、日本人形だけにして処分するようにしましょう。
日本人形の中にはガラスケースに入っているものもあります。
実は、ガラスケースは分別して処分しなければいけない可能性もあります。
ガラスケースも一緒に処分したい人は以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。
日本人形は長年飾っていても劣化しにくいように、しっかりと作られています。
そのため、雛人形や5月人形は、必要な方に譲ると、大変喜ばれます。
日本人形は、手に取って扱うようなものではないので、汚れなどもあまりつきません。
贈られた相手も、新品同様の日本人形を大切にしてくれることでしょう。また、公共の施設などで、日本人形を求めているところがあれば、譲渡しても良いでしょう。自分にとって必要がなくなった日本人形も、他の人にとっては素敵な贈り物になります。
最近ではリサイクルショップが増えてきました。
その中には、雛人形や5月人形などの日本人形の買い取りを行っている店もあります。
特に、名人の作品である場合や、保存の状態が良いものに関しては、買い取りの値段が高い可能性もあります。
しかし、店によっては日本人形の買い取りを行っていないところもあります。事前に電話などで確認しておきましょう。
また、状態が悪い日本人形に関しては、どんなに名人の作品であっても買い取りを拒否される場合もあります。日本人形は大切に扱い、きれいに保存しておきましょう。
日本人形に限らず、すべての人形を処分する場合は、人形供養を行ってくれる寺社に持ち込むことができます。
日本人形は人間の顔をしています。また、長年大切にしてきたものでありますので、大切に処分したいと思う方も多いのではないでしょうか。
祖父や祖母、父や母の思いがたくさん詰まっている雛人形や5月人形は、簡単にごみとして捨てることがつらいと感じる方もいると思います。
そのような方のために、人形供養を行ってくれる神社やお寺があります。
神社やお寺に供養を依頼された人形を集め、お焚き上げを行うのです。
神社やお寺の中には、焚き上げを見届けることができるところや、焚き上げの後の灰を持ち帰ることができるところもあります。全国にはたくさんの人形供養を行ってくれる神社やお寺がありますので、インターネットなどで検索してみてください。
日本人形にも様々な種類があります。小さいものであれば、予約なしで受け入れてくれる可能性もありますが、雛人形や5月人形のような大きな日本人形に関しては、事前に確認することが必要となります。
自分の周りの寺社で日本人形の供養が行われているのかを確認するのは、非常に時間がかかり大変です。
この記事を執筆しているオコマリでは、700年以上の歴史を持つ群馬県にある富士浅間神社と提携し、日本人形の供養を実施しています。
オコマリで日本人形の供養をするには、「申し込み→配送→供養」のたった3つのステップだけ。
費用も、どんな大きさのダンボールの箱に入れても1箱たったの8,000円で受け付けており、ダンボールの中に何個日本人形やぬいぐるみを入れても定額です。また、ガラスケースの処分も受け付けています。
供養後には、「供養報告書」がちゃんと送られてくるので安心です。
日本人形やぬいぐるみ以外にも、写真やアルバム、万年筆、神棚にも対応しており、全国どこからでもお申込みいただけます。
お問い合わせも無料で行っていますので、気になる方はHPをチェックしてみて下さい。
地方自治体にごみとして処分してもらう場合も、神社やお寺に人形供養をしてもらう場合も、また、友人や公共施設に譲る場合も、自分で持ち込む必要があります。
大きな車がある場合は問題ないと思いますが、車が小さくて日本人形が入らない場合や、車を持っていない場合は、持ち込むことができません。
そのような際にお勧めの方法は、遺品供養を行う業者に依頼するということです。専門の業者であれば、引き取りから供養まで一括して行ってくれます。
日本人形の所有者が亡くなってしまった場合、大切なものであるということは理解しているが、処分しないといけない場面はあると思います。
そのような際に、遺品供養を行ってくれる業者は頼りになります。お金はかかりますが、気持ちの面で引きずることなく生活することができます。
日本人形とは、日本の伝統的な人形の一つです。特徴として、和服を着ていることが挙げられます。
また、日本髪を結っていることが多いです。伝統的な旅館などに飾ってあることがあります。一般家庭でも、和室に飾られていることがあります。
また、3月3日のお雛祭りに飾る、お雛様も日本人形の一つです。このお雛様によって日本人形を身近に感じる方も多いのではないでしょうか。
日本人形には実に様々なものがあります。
日本人形の違いによって処分方法が変わることはありませんが、折角なので日本人形の種類をご紹介します。
江戸時代中期に活躍した歌舞伎役者である、佐野川市松をモデルしたということから市松人形と呼ばれています。日本人形の代表といってもいいほど有名な人形です。
木目込み人形は、江戸時代中期が発祥と言われています。人形の衣装の端を木の目に差し込むことから木目込み人形と呼ばれます。
江戸時代後期から作られている人形です。女の人形の総称のことを指します。小山次郎三郎という方が、女の人形を上手に操ったことから、おやま人形と呼ばれるようになりました。
この人形は、能や狂言などの時代風俗を題材にしたものが多く、観賞用としてケースに入れて飾ります。
やまと人形の特徴は、手や足が曲がるということです。また、衣装も着せ替えることができます。基本的に髪はおかっぱで、和服を着せてあることが多いです。
江戸時代の享保の頃に創作され始めた人形です。幼童のかわいらしい容姿を表現しています。基本的に裸であるため、着せ替えをすることができます。
福岡の伝統工芸品の一つです。表情の豊かさが特徴で、人形師の魂が込められた博多人形は、独自の世界観を表現します。
奈良で作られている、一刀彫の小型の人形です。木彫りで彩色を施し、置物として楽しまれます。
こけし人形は、人形玩具の一つです。江戸時代末期から政策されていたと言われています。主に木製のものが多いです。こけし人形は、地域によって、表情や形などに違いがあるため、コレクターなどが集めて楽しむこともあります。
こけしや破魔弓などの処分方法に関しては以下の記事で詳しく解説しています。日本人形は、日本の素晴らしい文化の一つです。しかし、様々な事情によって、手放さなくてはいけないこともあると思います。
頻繁に処分するものではないので、捨て方に迷ってしまう方も多いと思います。
捨て方の種類はたくさんあります。自分が納得できるような捨て方を選びましょう。どのような捨て方を行うにしても、人形に含まれた家族の思いに感謝して捨てることが大切です。
記事を読んで日本人形やそれ以外のぬいぐるみなどの処分方法に関してもっと知りたい!と思った方は、下記の記事も参考にしてみて下さい。
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