ゆーすけ

ゆーすけ|片付け部編集長

片付けが好きで、妻を巻き込んで毎週断捨離を行っています。仕事でも遺品整理、ゴミ屋敷、生前整理、不用品回収、特殊清掃の現場に行き、プロの技を学んでいます。片付けをしたい方にとって有益な情報をお伝えいきたいと思っています。

2050年には世界人口の18%が高齢者となる現代で、日本でも老人ホーム入居者数は年々増加しています。老人ホームへの入居はそう何回も行われる事ではないので、入居を考え始めた方のほとんどが初体験という事になりますよね。

入居の為にまずは何から調べればいいのか、費用はどれくらいかかり、荷物はどれくらい必要なのか・・・分からない事だらけで困惑してしまう方もいるでしょう。

今回は、老人ホーム入居者も、その家族も知っておきたい、老人ホーム入居に関する基礎知識をまとめていきます。

目次

老人ホームへ入居する前に

老人ホームへ入居する前にすることを呼びかける女性

老人ホームの種類

ひとえに老人ホームへの入居と言っても、介護サービスの有無、入居費用の違いなど、その種類は様々です。一般的に老人ホームと呼ばれる施設には以下のような種類があり、介護保険が利用可能になる公的な施設と、民間施設に分かれています。

また、入居条件やサービス提供の内容も施設によって異なります。

介護施設の種類
公的な介護施設 介護保険施設 特別養護老人ホーム
介護老人保健施設
療養型医療施設
福祉施設 養護老人ホーム
軽費老人ホーム
民間の介護施設 有料老人ホーム 介護付き有料老人ホーム
住宅型有料老人ホーム
その他施設 グループホーム
サービス付き高齢者向け住宅

【公的】特別養護老人ホーム

入居待ちの多く発生する人気の老人ホームです。

入居待ち解消の為に、入居条件が介護度1から介護度3に引き上げられた為、人口集中地域以外では、徐々に入居待ち問題も解消されています。一般的に「特養」と呼ばれています。

関連記事:特別養護老人ホームについて詳しく知りたい方はこちら
特別養護老人施設とは

【公的】介護老人保健施設

介護度1から入居でき、間口は特別養護老人ホームより広い施設です。老健とも呼ばれ、入居の目的は、医療ケアとしてのリハビリがメインになります。

最終的には自宅で過ごせるような状態に、入居中に回復する事を目指しています。

【公的】療養型医療施設

介護と共に、長期的な医療サービスが必要な方が入居する老人ホームです。病状が安定していれば入居も可能で、医師や看護師のサポートが手厚いので、介護だけでなく医療ケアもあり安心です。

最近では入居できる施設数も減少傾向のある施設です。

【公的】養護老人ホーム

自立していても入居できる低費用の老人ホームです。所得が低い、家での生活に不安がある、または困難である場合に、管轄の福祉事務所の判断があれば入居できます。

【公的】軽費老人ホーム

主にa型・b型・ケアハウスと種類が分かれています。

a型もb型も住環境が悪い、家庭環境に問題がある、収入が低い・・・と日常生活が不安で身寄りのない方などが入居する事が共通ですが、b型は入居後も自炊などのある程度の自立した生活ができる事が入居条件となります。

ケアハウスには所得制限ではなく家族の援助が受けられない入居者への生活サポートを行い、自立した生活を目指します。

【民間】有料老人ホーム

民間の老人ホームの中ではメジャーで、民間らしくサービス形態も様々。

介護サービスのある介護型、生活サポートがあり入居者の介護は必要な時に訪問介護などを受ける住宅型、自立して生活できる方の為の健康型、と3種類に分かれているので、身体状況によって選ぶことができます。

介護サービスのない健康型などは、要介護になったら退居しなければならない事もあるので、入居前に各施設の特徴をよく知っておきたいところです。

【民間】グループホーム

入居者数名を1ユニットとして共同で生活する老人ホームです。

認知症であったり、普段の生活が思うようにいかなかったりする場合でも、入居者同士で協力をし合って生活していく事で、心の健康も育みます。

施設スタッフの援助がありますが、入居社の介護度が重くなると退居しなければならない事もあります。

【民間】サービス付き高齢者向け住宅

サ高住と呼ばれ、近年人気が高まっている、高齢者向けの住宅です。間取りはバリアフリーなど高齢者の住みやすい環境ですが、介護サービスはありません

代わりに生活相談や見守りサポートが充実しているので、一人暮らしの入居者の不安が解消できます。安心な分、費用がかかるので、計画的な入居が必要です。

老人ホームへ入居する前の注意点

様々な老人ホームがある事が分かりましたが、介護サービスや入居条件などにはそれぞれ違いがあります。

例えば高い金額を払ってサービス付き高齢者住宅に入居したものの、すぐに介護が必要になって、比較的安価な介護付き老人ホームへ入居する事になったりすると、労力もお金もかかります。

高齢者の住居は、入居者にあったサービスを受けられるかどうかが大切です

その為には、入居後の生活に家族の支援が受けられる可能性はあるのか、入居してから介護が必要になったら提携サービスを利用できるのか、入居したら一人暮らしのようになるので終の棲家として納得できる老人ホームであるかどうか。

入居前には入居者自身の健康状態や、今後の未来についてどうなるかも、しっかり考えなければなりませんね。

老人ホームに入居できる条件

老人ホームに入居している女性

老人ホームに入居できる年齢

多くの老人ホームでは入居時65歳以上という年齢制限があります。65歳は介護保険の対象となる年齢でもあり、ケアハウスや高齢者向け住宅では年齢制限60歳という施設もあります。

また、60歳未満でも、「介護」という観点から言えば、リウマチ、脳梗塞、アルツハイマーなど自立した生活に支障をきたす病と闘う方でも、入居できる介護支援サービス付き施設もあります。

老人ホームに入居における介護度

まずは介護度についてご説明します。

若い頃は他人の手を借りずとも、ひとりで生活する事に何の問題も感じませんでしたが、高齢になると食事、入浴、衣類の着脱など、徐々にサポートが必要になってきます。

介護の世界では、これらの行動に介護度という基準があり、介護保険の受給判断にも必要になってきます。

自立 サポートなしで、自分自身で生活できる状態
要支援1 基本的に自分で生活できるが、一部サポートが必要な状態。
要支援2 要支援1より生活動作ができず、入浴などにサポートが必要。
要介護1 立っている時の動作が不安定で、入浴や排泄に部分的なサポートが必要。
要介護2 起き上がったり歩行が困難になり、いくつかの生活動作のサポートが必要。
要介護3 生活動作全体的に介護が必要で、歩行ができない状態。
要介護4 介護がなければ生活動作の全てができない状態。
要介護5 意思疎通が難しく、寝たきりの状態。

動作の基準は目安になりますが、要介護認定を受けると介護施設でのサポートを受けられるようになる、という事が分かります。

それでは、前章でご紹介した老人ホームには、介護度についてどのような入居条件があるのか、ご説明します。

【公共】

特別養護老人ホーム 要介護3〜5
介護老人保健施設 要介護1〜5
療養型医療施設 要介護1〜5
養護老人ホーム 自立
軽費老人ホーム 要介護1〜2(要相談)

【民間】

介護型有料老人ホーム 要介護1〜5
住宅型有料老人ホーム 自立/要支援1〜2/要介護1〜2
健康型有料老人ホーム 自立(要相談)
グループホーム 要支援2/要介護1〜5
サービス付き高齢者向け住宅 自立/要支援1〜2/要介護1〜3(要相談)

介護度が高くても、実際の生活状態によっては入居が認められる場合もあります

特に民間の老人ホームは、入居前に相談する事で、広い範囲でサポートしてもらえる可能性があるので、介護度が高いからと言って、入居を諦める必要はありません。

まずは入居者や家族で実際に老人ホームを訪問したり電話などで、相談してみたりしましょう。

老人ホーム入居における身元引受人

多くの老人ホームでは、入居時に身元引受人が必要となります。

高齢に伴い、入居者の判断力の低下時の相談先となることや、入居費用の保証人、入居後の病気の悪化、入居者が万が一死亡した際の緊急連絡先としての役目を果たす為です。

入居者の家族が身元引受人になる事が一般的ですが、核家族世帯が増加している今、1人暮らしの高齢者も多く、一部身元引受人不要も老人ホームもあります。

老人ホームの入居費用

老人ホームに入居する際の費用を計算する女性

老人ホームにおける入居一時金

老人ホームに入居する為には、入居一時金と言う初期費用がかかります。その為、一般の賃貸のように、毎月家賃だけ払っておけばよい、という事ではありません。

入居一時金を支払う事で、その老人ホームの利用権を購入する事となり、入居している限りは、ずっと利用できます。また、入居家賃の前払いという方式をとる老人ホームもあります。

入居一時金は特別養護老人ホームだと介護保険も適用する為、0円〜数万円という事もありますが、有料老人ホームでは数十万円〜数千万円する所もあります。

併設に入居者専用娯楽施設やサービスが充実していたり、設備の整った高齢者向けマンション型であったりすると、有料老人ホームの中でも数億円の入居一時金がかかる所もあるのです

利用権の購入、家賃の前払いと考えれば、そこまで高くないと言えるかもしれませんが、入居すると、他にも月額利用料がかかる為、身の丈に合った入居先を選ぶ必要があります。

老人ホームにおける生活費

入居時に高額な入居一時金を払ったからと言って、その後の生活に費用がかからないというわけではありません。

月額利用料や、介護サービス費、光熱費、おむつ代、レクリエーション費・・・介護を受けるという点で、入居後にかかる費用を考えなければなりません。

こちらも、特別養護老人ホームなどの公的な施設であれば、月額利用料も15万円以内におさまる所が多く、民間の有料老人ホームは10〜50万円と、サービスによってかなり高額になる場合があります。

特に民間の老人ホームは、料金システムも施設によって様々なので、入居前に細かく確認し、お金の事なので判断に不安がある場合は、家族や信頼できる人に相談する事をおすすめします。

老人ホームの入居率について知っておこう

老人ホームで食事を楽しむ男性

老人ホーム入居者数

高齢化に伴い、日本の老人ホームでは、常に入居希望者がいる状態です。

特に、特別養護老人ホームは、入居費用が安い上に、安心して介護サービスを受けられる為、常に入居率100%の状態を保つ施設も多く存在します

逆に、サービス付き高齢者向け住宅のような高額な費用の掛かる住居では、常に看護サービスがついていない事から入居率も介護付き老人ホームほど高くはありません。

その為、入居者数の少ない老人ホームは、課題である「要介護4以上の介護が必要となった時にどのようなサービスができるか」という点で、外部の介護サービスと連携して、対応策をとっている所もあるようです。

老人ホーム入居に伴う入居待ち

人気の特別養護老人ホームでは、入居率100%とお伝えしましたが、それに伴って問題となるのが入居待ちです。住んでいる地域に入りたい特別養護老人ホームがあるのに、空きがなくて入居できない、という方が多くいました。

しかし近年、この入居待ちを解消する為に、入居できる介護度の引き上げを行い、入居待ち人数を減らす対策などをとっています。

入居待ちは少なくなったものの、地域やサービスによっては、本当は老人ホームに入居したいのに、家族に頼らざるを得ない、家族の負担が大きくなっているという問題は、各地域で発生しています。

同じ地域の住民が心地よく苦労なく生活する為にも、地域全体で高齢者への声掛けやサポートができるようになると、理想的ですね。

老人ホーム入居の準備をしよう!

老人ホーム入居時に行う生前整理

老人ホームに入居する為の荷物準備

老人ホームに入居すると決まったら、どんな荷物が必要でしょうか。

「老人ホームなんだから入居しちゃえば荷物なんていらないんじゃない?」と思う方もいるかもしれませんが、老人ホームはホテルや旅館とは違います。

住居の引越しと同じ意味として考えてみて下さい。引越しには必ず荷物が必要ですよね。

手ぶらでは生活できないので、老人ホームで入居後に必要な荷物をまとめてみました。

荷物 – 洋服

老人ホームへ持っていく荷物の中でも、入居後一番大切なのは衣類です。

入居先の中でも、おしゃれはしたいもの。入居者には決まった館内着があるわけではないので、動きやすい服を用意します。

入居直後は、これからの生活に不安になる方もいると思いますので、着ていて楽しい服を持っていきましょう。

荷物 – 下着

老人ホームでは入居者が利用できる洗濯のサービスもありますが、最低1週間分の下着を持っていると安心です。

入浴や排泄の失敗で、下着の交換が必要になる事を想定しておきます。

荷物 -パジャマ

入居後ベッドで過ごす事が多い方は、通気性が良く、着慣れているパジャマを用意しておきましょう。

入居前に新しいパジャマにすると、寝ている間に不快感があり、落ち着いて生活できない可能性もあります。

荷物 – タオル

入居先にたくさんあると思われがちのタオルですが、何枚荷物に入れても入居後に使い道があるのがタオルです。洗顔、食事、体操、入浴、就寝・・・入居後は規則正しい生活が続きます。

いくらあっても困らないくらい、タオルを使う機会は多いですが、老人ホーム側が全入居者のタオルを用意しているとも限らないので、入居時の荷物に準備しておきましょう。

荷物 – 荷物入れ

入居する老人ホームによって、個室や大部屋など居住形態は様々です。

生活空間に充分な収納スペースがあるとも限らないので、今までご紹介した荷物を収納しておく場所を確保しましょう。

入居した部屋にクローゼットやタンスがあれば問題ありませんが、簡易のプラスチックケースや荷物棚があると、生活も快適になります。

荷物 – 洗面道具・美容用品

毎日使う洗面道具は、入居前に使っていた物を持っていくとよいでしょう。

また、一度老人ホームに入居したら、ずっと同じ場所で過ごすとは限りません。体調に合わせて老人ホームから外泊する事もあります。

また、入居施設内のイベントで、レクリエーションの出し物をしたりして、人前に出る機会もないわけではありません。

そのため、入居前に日常的に使い慣れた美容道具やブラシなども持っていきましょう。身だしなみを整える事で、気分がよくなったり、元気になったりするなら尚更です

老人ホームに入居する時、住民票はどうなる?

住民票は、原則として生活する地域に置きます。

老人ホームに入居する場合は、必ずしも今まで住んでいた地域の施設に入居するとは限りません

「入居待ちが続いて近所の老人ホームに入れなかった」、「入居したい老人ホームが別の地域だった」という理由で、別の地域の老人ホームに入居する事もあり得ます。

また、介護保険を受給する場合も、住まいの地域からという事を考えたら、安易に住民票移動できないと思われがちです。

しかし、介護保険に関しては、住所地特例という、入居先に住民票を移しても、介護保険は今までもらっていた地域から受ける事ができるという制度があるので、問題ないのです。

老人ホームに入居前に、使わない荷物は生前整理ですっきり

老人ホームへの入居が決まると、気になるのは現在の住居の荷物です。自分の荷物に関しては、全て入居先に持っていくわけにもいきませんし、置き場所に困りますよね。

生活の場を変えるのですから、入居前に一旦ここで荷物の整理をしましょう。残しておく荷物と不要な荷物を分け、残す荷物はどこに保管するかも考えなければなりません。

大量にあり、家から出さなければならない場合は、親族に頼んだり、トランクルームに保管したりという手もあります。最近では、終活の一環として、生前に遺品整理をしてしまう生前整理もおすすめです。

生前整理を行えば、この先の未来を考え、万が一入居先で亡くなってしまった場合でも、家族の負担が減り、大いに感謝されます。

更に、業者に依頼すれば、遺品整理のプロに任せる為、相続や形見分けしたいものを分別したり、自分ではやりきれなかった大型不要品の処分もおまかせできたりします。

関連記事:生前整理について詳しく知りたい方はこちら
生前整理とは

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「老人ホームに入居するための基礎知識」まとめ

「老人ホームに入居して楽しく暮らす女性

老人ホームでの入居を選ぶという事は、今までの生活が変化するという事でもあります。だからこそ、自分にあった環境で、無理のない費用で、入居後は必要なサービスを受ける事を意識しましょう。

老人ホームと一言で言っても、様々な種類がある事が分かりました。介護が必要になってからでは、入居先を探すのも大変かもしれません。

老人ホームについて考え始めた時に、情報を集めて動き出しても、決して早すぎる事はありません。

入居したい施設内容、費用、荷物の準備・・・自分自身や家族の為にも、正しい情報を集めて、素敵なシニアライフを目指していきましょう。

老人ホームについてもっと知りたい方はこちらの記事も参考にしてみてください。

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