オコマリブログ - 身近なお困りごとを解決します。
投稿日:2017年07月02日 更新日:2022年02月06日
ゆーすけ |片付け部編集長
片付けが好きで、妻を巻き込んで毎週断捨離を行っています。仕事でも遺品整理、ゴミ屋敷、生前整理、不用品回収、特殊清掃の現場に行き、プロの技を学んでいます。片付けをしたい方にとって有益な情報をお伝えいきたいと思っています。
誰かが亡くなると葬儀や行政の手続きやらで本当にやることがたくさんあります。
四十九日が終わって、ホッと一息したいところですが、故人が遺したものの整理をしなければいけません。
とはいえ、故人の遺品整理を始める時期はいつくらいが良いのかを知っている方は、あまりいないのではないでしょうか?
今回の記事では、「故人の遺品整理の時期はいつが良いの?」という疑問に答えていこうと思います。
[banner_to]故人のモノということから、なかなか踏み出せない遺品整理ですが、「この時期からするべき!」という時期はあるのでしょうか?
結論から言うと、故人の遺品整理をするべき時期というのは存在していません。
したがって、自分たちがタイミングの良い時期に遺品整理をすれば良いということになります。
とはいって、それではなんにも解決していない事になってしまうので、ここでは一般的な故人の遺品整理をする時期についてお伝えしていこうと思います。
まず、一番一般的な遺品整理の時期は、葬儀の後すぐというものです。
葬儀は親戚や親族が集まる絶好の機会となります。
地方であっても誰かが亡くなったとなれば、遠方からみんなが駆けつけることになります。
故人の遺品整理をする時のトラブルとして多いのが、遺品を勝手に売却・処分してしまったことでの喧嘩です。
遺族が集める葬儀の後こそ、みんなで遺品整理をするチャンスなのです。
次の遺品整理の時期は、四十九日のあとです。
四十九日は、故人が仏のもとへ向かう日だと言われています。つまり、四十九日を過ぎると遺族が普通の生活に戻ることができるのです。
遺品整理も故人が仏のもとへ向かわれてからが良いという風に考える方がいます。
四十九日までは、どうしても故人に対して失礼・申し訳ないという気持ちを抱いてしまうからです。
また、四十九日までは色々とバタバタしているのも事実です。葬儀後の返礼品の対応や行政の手続きを終えて、一息つけられるのも四十九日の後だと言えるでしょう。
少し落ち着いてから故人の遺品整理を行いたい方は、四十九日が良い節目と言えるでしょう。
故人の遺品整理の時期の3つ目は、新しい家賃が発生するまでというものです。
故人が持ち家に住んでいれば、ゆっくり遺品整理を行うことができますが、賃貸に住んでいたということだと状況が変わります。
賃貸ということは、時間が経つと新しい家賃が発生してしまいます。
もちろん、故人のことを思って四十九日まで待つことができる方は良いですが、約2ヶ月の家賃を支払うのは遺族にとってもお財布には痛手のはずです。
そのような方は、新しい家賃が発生するまでに故人の遺品整理を済ましてしまうようです。
故人の遺品整理の時期の4つ目は、故人の死を受け入れられてからというものです。
冒頭に申し上げましたように、故人の遺品整理をしなければいけない時期は存在していません。
つまりそれは、自分の心の準備が出来てから始めれば良いということにもなります。
実際、故人が自分自身にとって非常に大切な存在であればあるほど、その人の死を受け入れられるまでは遺品整理に例え取りかかっても思うように進まないでしょう。
そうであれば、心の整理ができて、死を受け入れられてからでも問題はありません。
故人の遺品整理の時期について、4つほど一般的なタイミングをご紹介しましたが、遺品整理を誰がやるのかは考えていますか?
遺品というと「そんなに量なんてないから自分で出来るよ!」と思っていらっしゃる方は、ご実家を少し思い出してみて下さい。
高齢になればなるほど、モノを捨てられなくなるため、年々物量が増えているのではないでしょうか?また、一軒家の場合だと外に物置や花壇などがあったりはしませんか?
そのような場合は自分でやるべきか、業者に依頼するべきか悩むところです。
ここからは、自分で故人の遺品整理をやる場合と、業者に依頼して遺品整理を行ってもらう場合に分けて、お互いのメリット・デメリットをご紹介したいと思います。
まずは自分たちで故人の遺品整理を行う場合です。
自分で遺品整理をやるメリットは、故人と向き合って心の整理をしながら取り組めることです。
例え長年一緒に暮らしていたとしても、遺品整理をしていると思いがけないモノが出てきて、思い出に浸れることがあります。
故人が恥ずかしがり屋で普段はあまり遺族に対して見せてこなかった一面を垣間見える可能性があります。
「子どもたちに冷たかった亡くなった父親の遺品整理をしていたら、子どもたちの写真と手紙や日記が出てきて感動する」といった素敵な話は枚挙に暇がありません。
また、自分たちで取り込むことで費用を安く抑えることも出来ます。
もちろん物量が多い場合、粗大ゴミなどで捨てなければならなくなり、多少の費用がかかることは事実ですが、それでも業者に依頼するよりは圧倒的に安く済みます。
自分で遺品整理をすることのデメリットの一つは、時間が掛かってしまうという点です。
故人の遺品の量が多ければ多いほど、遺品整理の時間は掛かってきてしまいます。家が近くて週末などに少しずつ取り組めるということであれば良いかもしれませんが、遠方で暮らしていたらそうはいきません。
長い方で1年掛かったという方もいるので、遺品整理を長い目で見る必要があります。
また、非常に体力を使う、疲れるという点もデメリットでしょう。
写真や日記といったものであれば軽いので良いかもしれませんが、それでも大量に出てきたら相当の重さになります。服は思っているほど嵩張り、また重いので処分するにも大変です。
遺族で若い人たちがいれば良いかもしれませんが、自分自身が40代以降だと遺品整理をするには相当の体力が必要になります。
実際に遺品整理のあとに筋肉痛になったという話や、タンスを持ち上げた時にぎっくり腰になってしまったという話も聞きます。
時間と体力が掛かる点が、自分たちで遺品整理をするデメリットと言えるでしょう。
【メリット】
【デメリット】
核家族化や多忙な社会を背景にして、遺品整理を自分たちで出来ない人たちが増えてきています。そんな彼らが頼りにするのが遺品整理業者になります。
遺品整理業者は、ただの不用品回収業者とは違い、故人の遺したモノを「遺品」として扱うため、とても丁寧に作業をしてくれます。
一方の不用品回収業者は、単なる「ゴミ」としてしか見ませんので、扱いが雑になってしまいます。
故人が大切にしていたモノが煩雑に扱われるのは見ていて悲しいですよね?
また、故人の遺品の中には、土地の権利書や株券、通帳など相続しなければならないモノがあったりします。
そのような書類なども遺品整理業者であれば、どこにあるのかの経験と知識があるので、依頼すれば発見してくれるのです。
したがって、故人の遺品整理を業者に依頼する時には不用品回収業者ではなく、遺品整理業者に依頼するようにしましょう。
遺品整理業者に依頼する最大のメリットは、楽であるという点です。
先ほど自分でやる場合にお伝えしたように、遺品整理をするには時間と体力が相当に必要になります。それをプロに任せることが出来るので、非常に楽をすることが出来ます。
また、遺品整理のプロということもあり、自分たちが探しているものを効率的に探してくれます。写真や手紙といった遺族にとっては大切なものは仕分けをしてくれ、最後に手渡ししてくれるのが一般的です。
確かに「故人の大切な遺品を赤の他人に触らせたり、片付けさせるのは故人に失礼だ」と考えられる方もいらっしゃるのは事実です。
しかし、故人の遺品整理をすることで怪我をしたり、自分たちの日常生活に支障を来たすことがあったら、故人はそれを喜ぶでしょうか?
遺品整理業者のようなプロに依頼することで、心に余裕を持った状態で故人に向き合うことが出来るでしょう。
遺品整理を依頼する最大のデメリットは、費用が掛かるという点でしょう。
料金相場は下記に記載しますが、どうしても自分たちで遺品整理を行うよりも費用が掛かってきてしまいます。
ただ、自分たちが作業しない時間を他の時間に充てられることを考えれば、もしかしたらお得なのかもしれません。
また、人によっては、遺品整理の費用を相続した分から出し合うということも聞いたことがあります。遺品整理業者によっては遺品を買い取ってくれる場合もありますので、そうなれば多少でも費用を抑えることも可能です。
部屋の大きさ | 費用 |
1K・1R | 35,000円〜130,000円 |
1DK | 35,000円〜150,000円 |
1LDK・2DK | 60,000円〜280,000円 |
2LDK・3DK | 90,000円〜450,000円 |
3LDK・4DK | 150,000円〜700,000円 |
4LDK・5DK | 170,000円〜850,000円 |
【メリット】
【デメリット】
全国に遺品整理業者は9,000社以上あると言われています。その中には相場とかけ離れた価格を要求してくるなどの悪質な業者がいます。
この記事を執筆しているオコマリでは、お客様に安心して遺品整理を行ってもらうために、全国一律料金で追加料金一切ナシの定額パックプランを業界で初めて提供しています。
部屋の間取り別で料金が決まっているため、明瞭会計で安心です。
例えば、1K・1Rはたったの79,800円(税込)という価格設定となっており、現場の部屋の物量が少なければさらに減額させていただいております。
また、登録されている遺品整理業者は、オコマリのスタッフが1社1社面談をして厳選しており安心です。
現地でのお見積りなしでも作業が可能ですので、急いでいる方にもオススメです。
問い合わせやお見積りはすべて無料ですので、気になる方は一度問い合わせをしてみて下さい。
[banner_to]今回の記事では、故人の遺品整理を始める時期について、一般的な4つの時期を紹介してきました。
また、自分で遺品整理をする場合と遺品整理業者に依頼する場合のメリット・デメリットについても、お互いを比較しながら説明しました。
遺品整理は故人に対する最後の恩返しであると言えるでしょう。しっかり学んで、悔いのない遺品整理を行うようにして下さい。
記事を読んで遺品整理や時期に関してもっと知りたい!と思った方は、下記の記事も参考にしてみて下さい。
遺品整理のことについて、わからないこと・不安なこと・他人には相談しづらいことなどおありかと思います。オコマリでは遺品整理について、予算・スケジュール・安心できる業者なのか、など様々なご質問に遺品整理に詳しいベテランのスタッフが親切丁寧にお答えし、お客様の不安を解消いたします。