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投稿日:2017年07月26日 更新日:2021年03月30日
ゆーすけ |片付け部編集長
片付けが好きで、妻を巻き込んで毎週断捨離を行っています。仕事でも遺品整理、ゴミ屋敷、生前整理、不用品回収、特殊清掃の現場に行き、プロの技を学んでいます。片付けをしたい方にとって有益な情報をお伝えいきたいと思っています。
遠く離れた地元で暮らしている両親の世話をするとき、選択肢は二つあります。1つは思い切ってUターンして同居する方法です。
できることなら、自分の親の老後のお世話は自分でしてあげたいと考えるのが、子供の気持ちだと思います。
しかし、Uターンするということは家族の理解も必要ですし、今まで築いたものを捨てて再出発しないといけないというデメリットがあります。
両親と離れた土地で過ごしている人からすると、現実的な選択ではありません。
そうなると、もう1つの方法を考えることになるでしょう。それが有料老人ホームに入居してもらうということです。
しかし、介護が必要な場合は介護保険でカバーできる費用ですが、元気な場合は介護保険は使えず、全ての費用を両親又は子供たちで賄うことになります。
親が裕福なら良いですが、なるべくなら安く、もっと言えば無料で入居できたら最高ですよね。
ということで、有料老人ホームに無料で入るための方法を調べてみました。
一概に有料老人ホームと言っても、様々な形態があることをご存知でしょうか?
形態によって、入居にかかる費用も違ってきます。ちなみに、有料老人ホームは全て民間企業が運営しています。
介護サービス | 入居条件 | 月額料金 | |
介護付き有料老人ホーム | ○ | 要介護 | 15万円~30万円/月 |
健康型有料老人ホーム | × | 自立 | 15万円~30万円/月 |
住宅型有料老人ホーム | × 外部サービスを利用 |
自立・要支援・要介護 | 15万円~30万円/月 |
【参考・参照サイト】シニアのあんしん相談室
一般的にイメージする有料老人ホームは、この介護付き有料老人ホームにあたります。
スタッフが24時間365日介護をしてくれ、要介護認定を受けている人は介護付き有料老人ホームを非常に重宝します。
自宅での介護はとても難しいです。プロでも難しいのに、素人がやろうと思うと並大抵の労働力ではありません。身内だと、お互いに甘えも出るのでどうしてもケンカも多くなります。
なので、介護を必要とする場合は、介護付き有料老人ホームへの入居をおすすめします。
しかし、介護付き有料老人ホームはその他の有料老人ホームに比べて費用が高くなります。
要介護認定を受ければ、実質無料のような形で入居も可能ですが、平均的な相場として入居一時金で数百万円が掛かるところと、一時金は無料の施設があります。
月額で15万円~30万円程度の費用が必要となりますが、介護保険が適用されるので、適用される範囲内でケアマネージャーがケアプランを作成してくれます。
実質無料に近い形で、月額費用の1割程度の負担で入居ができます。
もちろんその分、介護は手厚くなっているので、安心をお金で買うようなイメージです。
健康型有料老人ホームは、介護を必要としない健康な老人のためのホームになります。
食事はもちろん、健康維持を目的としているので温泉やスポーツジムなどの設備が完備されている有料老人ホームもあります。
特別病気とかをしているわけではないけれど、遠くに一人で住む親が心配な場合、子供主導で健康型有料老人ホームに入居するケースが多くあるそうです。
健康者を対象としている為、当然ですが介護保険は適用されないので無料での入居はできません。
入居費用は数百万~数千万円、月額費用も15万円~50万円と差があります。
元気でお金を持っている、富裕層向けのサービスですね。
ただし、介護が必要な人は対象外になるので、万が一入居中に介護が必要な状態になってしまった場合は、退居することになります。
住宅型有料老人ホームは、自立の方も要支援・要介護の方も入居できる有料老人ホームです。
食事や洗濯などの生活支援はもちろん、医療機関と提携した健康管理、その他レクリエーションなどが受けられる施設になります。
介護有料老人ホームとの違いは、24時間の介護サービスがついていないので、介護が必要な場合は外部サービスと契約することになります(デイサービスなど)。
ただし、現在では単純に認可が降りずに、介護付き有料老人ホームとほぼ変わらない設備があるのにも関わらず、認可が降りない関係で住宅型有料老人ホームと名乗っている施設も多くあります。
一番変わるのは費用面。介護サービスがついていないので、月額費用が安く抑えられます。
一般的には、介護付き有料老人ホームとかわらないくらいの費用だと思っていただければいいと思います。
しかし、介護が必要になった場合、介護保険の適用外でのケアが行われた場合は10割負担となるので、介護が必要な方の場合はものすごく費用がかかってしまう可能性があります。
有料老人ホームでも、入居者の容態や状況によっていろいろな形態があることはわかっていただけたでしょうか。
しかし、どの有料老人ホームの形態でも、初期費用+月額費用がかかり、その金額はいくら保険が適用されるとはいえ、決して安くない金額に設定されています。
「じゃあ貧乏人は黙って孤独な老後を送れってことですね」と思われた方、少し落ち着いてください。
お金がないけど施設に入らなければ孤独死してしまうという場合は、無料で有料老人ホームに入る方法がないわけではありません。
じゃあ結局無料で有料老人ホームに入る方法は無いのかと言われれば、そんなことはありません。
ただし、これは間違った常識ですし、現状の制度に対して皮肉を込めた裏ワザになります。
その方法は、簡単でとにかく貧乏になればいいのです。
わかりやすく言えば、年金を払わず、貯金もせず、仕事もせずに生活保護を受けることです。これをすると、医療費は無料ですし、老人福祉も優先して公的な介護施設に入居させてもらえます。
近年、高額医療制度なんていう制度ができましたが、これも普通に生活している人は収入に応じて高額医療の免除金額が変わるのに、ちゃんと生計を立てられない人だと無料になるわけで、おかしな理論です。
無料で介護施設入りたければ、生活保護の申請が通るくらい貧乏で自堕落な生活を送ることが一番の近道です。
有料老人ホームに入居したければ、お金を払えば割と誰でもそんなに待たずに入居できます。
しかし、有料老人ホームに入居する全ての人がそんなに裕福だとは限りません。
結局お金を出せば早く入れるし、お金が無ければ時間がかかってしまうわけです。
なので、必ずしも有料老人ホームにこだわらず、比較的似たような設備を持った別の施設も検討するべきだと思います。
無料で使える施設はありませんが、限りなく安くできる施設は多々あります。
民間型で最近増えているのが、グループホームです。認知症患者に特化したサービスなので、認知症状の進行を遅らせることが目的の施設となっています。
認知症と診断された場合は、グループホームを候補の1つにしても良いでしょう。
しかし、重介護は目的としていないので、医療ケアが必要となった場合は退居しないといけないケースもあります。
そういう意味では、最初から介護付き有料老人ホームの方がいいですが、グループホームの場合、比較的入居費用が安く抑えられるというメリットがあります。
みんなが入りたいのはこの特別養護老人ホームになります。相当な待ち時間があると覚悟したほうが良いでしょう。
最大のメリットはやはり費用面です。公的な介護施設になりますので、初期費用がかからずに月額は10万円~15万円となり、民間型の有料老人ホームに比べるとかなり格安になります。
申し込み順ではなく、本当に入居の必要がある人を優先するので、数ヶ月~数年で待たされることもあるそうです。
ただし、24時間の介護はついていないので、深夜の介護が必要な方は断られることもあるようです。
どの施設を選ぶにしても、今と同じ場所には住み続けられません。
引越しの準備をする必要があります。極力、物は少なくしたほうがよいでしょう。
そのほうが、新生活のスタートにふさわしいと思います。
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正攻法で有料老人ホームに入る場合、無料で入る方法はありません。
当然ですが、介護が必要な人の面倒をみるサービスなので、その分施設や人件費がかかるので、無料にできるわけがないですよね。
無料になる場合は、日本が北欧なみに税率をアップしないと実現は難しいでしょう。
しかし、公的な老人ホームの場合、介護保険や年金を使えば実質無料に近い形で利用できる場合もありますが、その場合は時間が必要となります。
日本の福祉制度は、まだまだ改善の余地がある制度ですね。
記事を読んで有料老人ホームに関してもっと知りたい!と思った方は、下記の記事も参考にしてみて下さい。
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