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投稿日:2017年07月30日 更新日:2021年03月30日
ゆーすけ |片付け部編集長
片付けが好きで、妻を巻き込んで毎週断捨離を行っています。仕事でも遺品整理、ゴミ屋敷、生前整理、不用品回収、特殊清掃の現場に行き、プロの技を学んでいます。片付けをしたい方にとって有益な情報をお伝えいきたいと思っています。
高齢化が進む日本において、高齢者の住まいとして特別養護老人ホーム、有料老人ホームとともに注目を集めている施設にサービス付き高齢者向け住宅があります。
サービス付き高齢者向け住宅は高齢者が入居しやすい賃貸住宅として人気がありますが、問題点も存在します。
ここではサービス付き高齢者向け住宅の特徴と、その問題点について詳しく説明していきます。
サービス付き高齢者向け住宅とは、サ付きまたはサ高賃と呼ばれることもあります。
サービス付き高齢者向け住宅は、主に民間の事業者により運営されていて、介護の必要がない、または要介護度が低い比較的元気な高齢者のための施設です。
サービス付き高齢者向け住宅の入居条件は、60歳以上で、介護認定を受けていない、要または介護度が低く、自立した生活を送ることができる人であることです。
施設によっては認知症患者や感染症にかかっている人は受け入れていないといった問題点があります。
また、多くの施設で一般的な賃貸住宅の契約と同様に連帯保証人が求められ、それができない場合は入居できないこともあり、これも問題点の一つとなります。
サービス付き高齢者向け住宅に義務付けられているサービスは安否確認と生活相談サービスの2つのみになります。
提供されるサービスが少ないといった問題点がありますが、その代わり生活の自由度は高く、自炊や、自由な外出が可能です。
サービス付き高齢者向け住宅は段差がなく、手すりがあり、廊下の幅が広い、いわゆる「バリアフリー構造」になっています。
各居室には、バス、トイレ、キッチン、洗面台が設置してあり、居室は原則として25㎡以上と定められていますが、これらの設備は施設によっては共用になっていることもあります。
そのほか居住者の安全のために建物の構造に厳しい規制がかけられていることがサービス付き高齢者向け住宅の特徴です。
老人ホームは居室の広さが問題点となることがありますが、 サービス付き高齢者向け住宅は高齢者夫婦、または高齢者の一人暮らしに十分な間取りが確保してあります。
しかし、ファミリー向け物件のような間取りを期待している人にとっては、広さが問題点となります。
一般的な住宅では段差などの問題点がある事がありますが、サービス付き高齢者向け住宅ではそのような心配はありません。
サービス付き高齢者向け住宅に入居するためには初期費用と月額利用料が必要です。
一般の賃貸住宅と同様に、初期費用は敷金・礼金、月額利用料は家賃と同様の意味を持ちます。
この初期費用は有料老人ホームに比べて非常に安く設定されていて、その契約内容も居住者の権利が強い物になっているため、長期の入院などで不在が長く続いても、入居者の承諾なしに事業者が契約を解除することはできません。
このようなことから、高齢になってからも安心して長く住み続けることができる施設であると言えます。
特別養護老人ホームなど初期費用が必要い施設と比較した場合には、 サービス付き高齢者向け住宅にかかる費用は問題点ととらえられることもあります。
サービス付き高齢者向け住宅は介護の必要がなく、自立した生活を送りたい高齢者にとっては安心して住むことのできる施設ですが、一方で問題点もあります。
以下にその問題点を説明していきます。
住宅型有料老人ホームにはジムや娯楽室、大浴場、理容室や美容室など、さまざまな設備が備わっていることが多いのですが、サービス付き高齢者向け住宅には原則としてそのような設備はありません。
その分費用が低額にに抑えられていますが、充実した設備を希望する人にとっては問題点となります。
住宅型有料老人ホームでは、入居者の交流や日々の生活の充実を目的とした運動会やカラオケ大会、お花見や小旅行などさまざまなイベントやレクリエーションが企画されますが、サービス付き高齢者向け住宅ではそのような機会はない施設が多いので、このようなイベントなどに参加したいと思っている人にとっては問題点となります。
サービス付き高齢者向け住宅は原則として食事の提供がありません。
食事の提供があっても、3食提供される施設は少なく、朝食のみ、または朝夕食のみ提供される施設がほとんどです。
なるべく家事の負担を減らしたいと思っている人にとっては、問題点となります。
サービス付き高齢者向け住宅は健康な、あるいは要介護度が低い高齢者向けの賃貸住宅なので、要介護度が上がり、手厚い介護や医療ケアが必要になった場合に、退去を求められるという問題点があります。
そのようなときには、介護度に応じた施設を探し、そちらに移る必要が出てくるので、万が一の可能性も考えておく必要がありということも問題点の一つです。
また、サービス付き高齢者向け住宅から退去する必要がない程度の介護サービスを受けるときには、自分で事業者と契約を結ぶ必要があるため、そのような手続きを億劫だと思う人にとってこの点は問題点であると言えます。
この場合、サービス付き高齢者向け住宅の月額利用料とは別に介護料が必要になるため、月々にかかる費用が高額になるといった問題点があります。
サービス付き高齢者向け住宅は民間の事業者によって運営されているので、施設によって受けることができるサービスが異なってきます。
前にも述べた食事提供サービスの有無から、設備の充実度、居室の広さなど、施設ごとに異なるので、きちんと下調べをしてから入居する施設を決めないと、必要とするサービスが受けられず、不便な生活を強いられるといった問題点が出てくる可能性があります。
施設ごとの料金や立地、設備、サービス内容など良く調べてから入居者にとって問題点の少ないサービス付き高齢者向け住宅を選ぶようにしましょう。
サービス付き高齢者向け住宅には問題点がありますが、それでも入居希望者は後を絶ちません。
問題点を考慮してもなおサービス付き高齢者向け住宅に住みたいと希望する人は、サ高住の「自立度と自由度の高い生活」に、問題点以上のメリットを見出しているのです。
それ以外に、集団行動や他人と接することがあまり得意でない人にとっても、プライバシーが守られるサービス付き高齢者向け住宅の生活は魅力です。
サービス付き高齢者向け住宅の問題点は、ある人にとっては逆にメリットにもなりうるので、入居を検討する際には、自分の希望と、サービス付き高齢者向け住宅の問題点とされる部分をよく比較してから入居を決めるようにしましょう。
希望するサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)に入居が決まったら、引っ越しの前に不用品の整理を行いましょう。
これを、一般的に生前整理と呼び、これからの生活を健康的かつ前向きなものにしていく大切な活動です。
不用品を処分して身軽になることで、引っ越しもスムーズに行うことができますし、万が一介護サービスなどを受けるような事態になっても、不用品が多く、物のありかが分
からないなどの問題点が解消されていれば、ストレスが少ない状態で生活していくことができます。
生前整理は不用品を処分することですが、いざ生前整理を始めようと思っても、意外に不用品が多く、高齢者の手には負えないこともしばしばです。
そのような場合には、生前整理の専門業者に作業を依頼すると良いでしょう。
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サービス付き高齢者向け住宅は高齢者が借りやすい賃貸物件ですが、他の高齢者用の施設と比べて問題点もある事がお分かりいただけたと思います。
このような問題点を踏まえたうえで、それでもサービス付き高齢者向け住宅に魅力を感じる人は、施設ごとの設備やサービスの違いなどを比較検討してから入居するサービス付き高齢者向け住宅を決めるようにしましょう。
サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)は「高齢者向け施設」というより「高齢者向け住宅」といった特色を持つ施設なので、万が一介護が必要になった場合の対応手段も考えておくようにしましょう。
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