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投稿日:2017年08月26日 更新日:2021年03月30日
ゆーすけ |片付け部編集長
片付けが好きで、妻を巻き込んで毎週断捨離を行っています。仕事でも遺品整理、ゴミ屋敷、生前整理、不用品回収、特殊清掃の現場に行き、プロの技を学んでいます。片付けをしたい方にとって有益な情報をお伝えいきたいと思っています。
家族や親戚の誰かが亡くなった時、その人が残した遺品の整理を専門の遺品整理業者に依頼する人が、最近では少しずつ増えつつあります。
そのためか「遺品整理」という言葉もだんだんとメジャーになってきました。
しかし、遺品整理をおこなった際に大量の不要品が出た場合、皆さんはそれをどうやって処分するでしょうか。
もちろん全てが不要なのであればゴミとして捨てるのが当然なのですが、まだ使えるものが含まれていた場合、リサイクルに出すという選択肢が浮上してきます。
つまり、ただ処分や引き取ってもらうのではなく、買取をしてもらうという方法も存在するのです。
遺品整理後、いらなくなった品物をリサイクルショップに持ち込みたい場合、どういったことに留意するべきでしょうか。
買取の依頼ができるところ、そしてその相場など、遺品をリサイクルに出す際に知っておくべきことは多くあります。
今回はそれらを解説しながら、高く買い取ってもらうためのポイントや、適切なリサイクルショップの選び方などをお伝えしていきます。
[banner_to]大切な家族が亡くなった時、その人がこれまで使っていた家具や家電・衣類・日用品などはどのように処分しますか?
現代では、家族で暮らしている人はもちろん、一人で暮らしている人も自分で思っているより遥かにたくさんの物に囲まれて生活をしています。
持ち主が亡くなれば、当然それらの物はその瞬間から「遺品」として残ることになります。
思い出のある遺品であれば、それは個人の形見として大切に保管したいですが、もう必要のないものであるならば、形見として引き取る人もおらず、結果不要品として処分の対象になります。
この場合、例えそれが価値のある品であっても、相場を知らずにそのまま捨ててしまうことも少なくはありません。
遺品整理をおこなう時リサイクルをする方法として、遺品整理業者に依頼をする方法、そしてリサイクルショップに依頼する方法の2つを挙げることができます。
遺品整理業者とは、その名の通り家族に代わって故人の遺品を整理してくれる業者のことです。
彼らは、残された遺品を必要なものと不要なもの、処分するものと供養するものなどに分け、形見として必要なものを家族に引き渡してくれます。
遺品整理業者は、不要になった遺品をただゴミとして処分するのではなく、環境に配慮した観点から買取によるリユースをおこなってくれます。
遺品の中にまだ使える家具や家電などがあった場合、買い取ってリサイクルに回してくれるのです。
一方、遺品整理業者に依頼せず、自分たちで買取処分をおこないたい場合は、リサイクルショップを利用するのがおすすめです。
家具専門店・古着専門店などそれぞれの品物に関して専門に取り扱う店もあり、目に見えて状態が悪いものでなければ、ほとんどの場合値段が付きます。
遺品整理業者もリサイクルショップも、現代社会に欠かせない存在になりつつあります。
しかし、遺品整理業者に依頼をする場合とリサイクルショップに持ち込みをする場合では、買取の料金相場に大きな違いがあります。
ではそれぞれの場合、相場は一体どれくらいになるのでしょうか。
遺品整理業者に依頼して、遺品の整理と併せて買取をおこなってもらう際、例えば家具の場合のおおよその買取金額は、購入金額の0〜40%程度となります。
当然、ノーブランドの一般的な家具よりは、ブランド家具などの高価なものの方が相場としては高くなっています。
遺品整理業者と言っても買取専門の業者ではないため、リサイクルショップに依頼をするよりも買取価格は多少低くなります。
ただし、買取をしてもらうことで遺品整理の費用の一部を抑えることができるというメリットがあります。
リサイクルショップに買取を依頼する場合のおおよその参考価格は、下記のようになります。
なお、大型の家具やタバコ等の臭いが付いたもの、キズや汚れが目立つものは買取をしてもらえない場合がありますので、注意が必要です。
最近では、家具・家電からおもちゃ・古着など幅広く取り扱っている総合店も多く見られますが、やはり専門店と比べると買取価格は多少低くなってしまいます。
遺品整理で出たものを買取してもらう場合は、専門店を見つけておくのも良いかも知れません。
食器棚 | 約0〜4,500円 |
ベッド | 0円(中古のベッドは敬遠されることが多い) |
ソファ | 約0〜3,500円 |
冷蔵庫 | 約3,000〜28,000円(容量による) |
洗濯機 | 約2,000円〜20,000円 |
テレビ | 約2,000円〜20,000円 |
季節や店舗によって買取価格も変わってくるため、複数の店舗に見積もりを依頼しても良いでしょう。
またリサイクルショップに買取をしてもらう場合、自分たちで売りたいものと処分したいものを全て分類する必要があります。
手間がかかるのは嫌だという人は、遺品整理業者に依頼することも検討してみましょう。
遺品整理をおこなった後、リサイクルショップに買取査定を依頼した場合、商品によっては高値の査定額が付くものがあります。
皆さんもリサイクルショップの店頭で「高価買取!」として告知されている品物のリストなどを見たことがあるのではないでしょうか。
リサイクルショップで買取をおこなう品物にはそれぞれに相場があり、それに基づいて買取額が決定されます。
相場はそれほど大きく変動するわけではありませんが、店舗によって買取額に多少の違いがあります。
遺品をリサイクルショップに持って行く場合、比較的高価で買い取ってもらいやすいのは、次のような品物です。
高級ブランドの商品は、おおよそどこの店舗でも高価な買取金額が付けられています。
もっとも、状態や人気などによって変動が出る可能性はありますが、比較的容易にリサイクルに回せる品物だといえるでしょう。骨董品や美術品なども同様です。
家具・家電は、まだ使えるものであれば買取の対象となります。
最近では新しい暮らしを始める際、費用を抑えるために、新品ではなくそれより少し安価な「状態の良い中古品」を買い求める人も多く、需要は多いようです。
基準としては、購入してから5年以内であることや国内メーカーであることが挙げられます。もちろん壊れている場合には、リサイクル品として買取してもらえません。
趣味のものやコレクション品には、必ずマニアが存在します。
例えばキャラクターのフィギュアや模型、昔の漫画やゲームなどには、レアものとして驚くような値段が付けられているものがあります。
故人がそれらのコレクターであった場合、相場を知ったうえでリサイクルショップへ持ち込むことが必要になってきます。
リサイクルショップにて遺品を買い取ってもらうことにした場合、誰もが「少しでも高く売りたい!」と考えることと思います。
遺品を少しでも高く買い取ってもらうためのポイントとして、次のことが挙げられます。
汚れているものは、遺品整理をする際にほこりなどを丁寧に拭い、少しでも良い状態を保ったままリサイクルに出しましょう。
箱や付属品がある品物ならば、できるだけ全てを揃えて持って行きます。
ただし、骨董品や美術品は不用意に触れると欠けたり汚れたりといった思わぬ破損を招くことになりますので、遺品整理をおこなう際に十分に注意することが重要です。
遺品整理で出たコレクションなどのホビー商品や本などは、適切な相場で売却するためにできるだけ専門の業者を利用しましょう。
専門の買取業者であれば、相場に忠実な金額で買取をしてくれることも多く、安心して売却することができます。
事前にネットで平均的な相場を調査しておき、品物を持ち込む際の参考にしてもよいでしょう。
遺品整理後、リサイクルショップで査定を依頼するにあたり、経験がある人も多いかも知れませんが、持ち込む店舗によって料金の相場がかなり違うことがあります。
そこで自分たちでも大体の相場を把握したうえで少しでも良い条件で買い取ってくれるリサイクルショップに持ち込めば、さらに効率良く売却を進めることが可能です。
不要となった遺品を捨てる際、それぞれの規定に従ってゴミとして処理することがほとんどですが、自分たちでそれをおこなうのは、かなりの手間と労力を要します。
そこで、これらの遺品をただ捨てるのではなくリサイクルに回せば、価値のあるものは価値のあるものとして、単なる不要品は不要品として、効率的に分類しながら遺品整理をおこなうことができるのです。
遺品整理業者でも「古物商」の資格を持っている所であれば、買取も行ってくれます。
中には買取に強い遺品整理業者もいますので探してみるのが良いでしょう。
もしかしたら納得できる金額を遺品整理業者が提示でき、リサイクルショップに持っていったりする必要がなくなります。
ひとくちに「遺品整理」と言っても、ただ処分をするだけがそうではありません。
品物の価値を知り、適切な処分をすることで、故人のことも知ることができます。
リサイクル相場の知識を得たうえで、効率的に遺品を処分すれば、それは家族の費用負担の軽減にも繋がります。故人のためにも、遺品は大切に扱いたいですね。
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