断捨離・ミニマリストについて徹底解説
投稿日:2017年10月06日 更新日:2023年08月30日
ゆーすけ |片付け部編集長
片付けが好きで、妻を巻き込んで毎週断捨離を行っています。仕事でも遺品整理、ゴミ屋敷、生前整理、不用品回収、特殊清掃の現場に行き、プロの技を学んでいます。片付けをしたい方にとって有益な情報をお伝えいきたいと思っています。
数年前から良く耳にする「断捨離」、そして最近話題となることも多くなっている「ミニマリスト」というものもあります。
これらは持ち物を減らすという共通点がありますが、違いはあるのでしょうか。
また断捨離を行うこと、ミニマリストになることにどのようなメリットがあるのかも知らないという方も多いでしょう。
今回は断捨離とミニマリストの違いやメリット、どのようにすれば断捨離をうまく行えるのかなどを見ていきます。
断捨離とミニマリストは持ち物を減らすということは知られていますが、この2つに違いはあるのでしょうか。
まず断捨離は、やましたひでこさんが考案した言葉で、「物を断つ」「物を捨てる」「物への執着から離れる」という意味からできた言葉です。
つまり断捨離は、持ち物への執着心を無くして捨てていき、新しい物も入ってこないようにすることです。
それに対してミニマリストは、自分にとって必要最小限な物だけを残して、人生を最大限楽しむことです。
ところが明確な違いはなく、断捨離をした結果としてミニマリストになるという人もいます。
またミニマリスト自体にも明確な定義がなく、どのようにすればミニマリストになれるのかという方法もありません。
断捨離は物を手放すことに重点を置き、ミニマリストは必要な物を残すことに重点を置いているというイメージです。
断捨離とミニマリストの他に、「シンプルライフ」という言葉があります。この3つはどのように違うのでしょうか?
この3つの意味の違いは下記の通りです。
「断捨離は考え方」、「シンプルライフは生活スタイル」、「ミニマリストは生き方」というように定義付けされていることが多いようです。
ミニマリストの「必要最低限」の一例は、冷蔵庫・電子レンジ・テレビ・洗濯機・包丁・まな板などは持っていない生活です。それくらい究極に削られた生活といえます。
またシンプルライフは物に対してだけでなく、物事に対しても言えることです。
日常的に行わなければならないことがたくさんあるかもしれませんが、見直してみると行う必要のないことも含まれているかもしれません。
そういった部分の無駄を省くことで、よりシンプルライフに近づきます。
シンプルライフは、いま必要な物だけで生活をすることなので、今という時を見つめなおすことにもつながります。
断捨離やミニマリストという言葉は良く耳にするでしょう。特に書店では専門書が発売されていたり、雑誌で特集が組まれていたりされています。
しかし断捨離やミニマリストは何が良くて話題になっているのでしょうか。
断捨離を行ったり、ミニマリストになったりした場合、手元にある物が少なくなります。
普段身の回りに物がたくさんあれば、それだけ充実した生活を送れるように思え、持ち物が少なくなることで日常生活が不便になると思われるかもしれません。
しかし見の周りの物のほとんどは毎日使うものではありませんし、無くても日常生活に支障はでない物ばかりです。
そういった無駄な物を削ることで、より充実した生活を送ることができるのです。いわゆるシンプルライフを送れるようになります。
物であふれた生活はストレスになりますし、片付けなければというプレッシャーにもなります。
断捨離やミニマリストは、そういったストレスから解放されるのです。
多くの物があれば、中には使わない物も出てきます。
物は使わなければ無駄にしているのと同じです。
身の回りの物を必要最低限に抑えることで、使う物だけを残すことができるため物をしっかりと使うことができ、無駄にしなくて済みます。
断捨離を行うことで物を処分してしまいますが、それは物を大切にすることにつながるのです。
断捨離を行う場合や、ミニマリストとして必要最低限の物で生活する場合、最後に自分の周りに残るのは、自分が好きだと思える物だけです。
自分が好きだと思えない物に囲まれることが無くなるため、ストレスがなくなります。
断捨離によってより良い生活を送れるようになりますが、中にはなかなか物を処分できず、その結果として片付けも進まないという人もいるでしょう。
ではどのようにすれば、うまく断捨離を行えるのでしょうか。
断捨離は物を捨てることが基本ですが、全てのものを捨てる必要はないと思います。また必要な物は残しますが、必要な物の基準は人それぞれです。
例えばソファやベッドなどは無くても生活できますし、断捨離によって物を減らせば収納も必要なくなるため、タンスなども不要になります。
しかし物に思い入れがある場合には、手放すことに抵抗があるはずです。もし手放す際に辛い思いをするのであれば、手放さない方が良いのではないでしょうか。
反対に調理器具など、日常生活に必要と思われるものも手放してしまう人もいます。
周囲に断捨離を行っている人がいる場合もあるかもしれませんが、他人の基準にとらわれるのではなく、自分自身の基準をしっかりと持って、必要な物を見極めていくことが大切です。
断捨離は物を処分するため、覚悟が必要なことでもあります。そのためなかなか断捨離に踏み出せない人も多いでしょう。
そういった場合は、押し入れから断捨離を行っていきましょう。
押し入れはめったに開けるところではありません。特に奥の方に詰め込まれている物は、長年押し入れで眠ったままになっていることが多いです。
つまり長年使われておらず、なくても日常生活に支障はないということになります。
また押し入れが片付けられない理由は、必要な物を入れているからではなく、単に押し入れを空けることが面倒で片付けられていない場合も多いです。
そのため押し入れの中は比較的断捨離がしやすいのです。
反対に普段から表に出ている物は日常的に目に入るため、必要な物と錯覚しやすく、断捨離が難しくなります。
表に出ている物の場合は、時間をおいて考えるようにしましょう。
数日間経っても、一度も使うことがなければ必要ない物といえます。
そういった物を処分していくことで断捨離は進めていけます。
断捨離に慣れていない方が、いきなり量の多いところから始めるのは大変な事もあります。
そこで家の中でも比較的面積が狭い洗面所や玄関からスタートするのもオススメです。
洗面所や玄関であればそこに置いてある量が少ないために、物量をコントロールしやすく、また挫折する事なく断捨離を行うことができます。
小さな成功体験を重ねていくことで、断捨離に慣れていくことから始めてみてはいかがでしょうか?
断捨離やミニマリストについて見ていきましたが、やはり物を処分することが苦手な人にとっては、断捨離を行うこともミニマリストになることも難しいものです。
また物が多い場合には、自分の力だけでは時間がかかってしまうこともあるでしょう。
しかしそういった場合には、業者に依頼をするという方法もあります。
断捨離を手助けしてもらう際には、ハウスクリーニング業者などに依頼をする方法もありますし、生前整理業者に依頼することもできます。
こういった業者は片付けのプロなので、短時間で的確に断捨離を行うことができます。
また業者に依頼したからには断捨離を行わざるを得ないという理由もできるのでおすすめです。
生前整理業者をはじめとした片付け業者は数多くあるため、信頼できる業者を選択できる反面、数が多いために業者の良し悪しをうまく判断しなければ、トラブルに巻き込まれる可能性もあるのが難点です。
トラブルを回避するために、業者の見極めが必要となります。
断捨離やミニマリストについて見ていきました。物を手放すという行為は難しいものです。
処分するのはもったいないのではないか、二度と手に入らないのではないかなど、様々な考えが邪魔をしてしまいます。
しかし断捨離をうまく行うことで、今回紹介したようなメリットを得ることもできます。
ぜひうまく断捨離をして、シンプルライフを楽しんでみてください。
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