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投稿日:2017年10月10日 更新日:2021年03月30日
ゆーすけ |片付け部編集長
片付けが好きで、妻を巻き込んで毎週断捨離を行っています。仕事でも遺品整理、ゴミ屋敷、生前整理、不用品回収、特殊清掃の現場に行き、プロの技を学んでいます。片付けをしたい方にとって有益な情報をお伝えいきたいと思っています。
「特殊清掃」という言葉を聞いたことはあるでしょうか?
孤独死や事故現場などで、部屋の原状回復を行うための清掃のことを指します。
孤独死や事故現場といった部屋は、体液が滲み出しているケースが多く、そうなると死臭が漂う部屋になってしまいます。
特殊清掃は、そのような過酷な現場での作業になるのです。
今回は、そんな特殊清掃業に携わる人の年収についてお伝えしていきたいと思います。
特殊清掃業者への転職や就職を考えている方は、必見の記事です。
早速、特殊清掃の年収相場についてお伝えしていきたいと思います。
特殊清掃の年収は、約300万円〜400万円です。
つまり、月収になおしてみると大体20万円〜30万円ということになります。
特殊清掃の年収相場は先ほどお伝えしたとおりです。年収としては、通常の会社に就職して働き始めるのと変わらないくらいだと理解できます。
それでは、最初の年収は300〜400万円として、上がり幅はどれくらいなのでしょうか?
特殊清掃の年収は、3年目勤務で400〜500万、5年勤務で500〜600万、8年勤務でそれ以上という形で増えていくようです。
あくまで平均を取ったものなので、すべての特殊清掃業者で当てはまるとは限りません。
特殊清掃の年収は見たとおりですが、それ以外にも福利厚生を充実させている業者は数多くいます。
これは、特殊清掃業界の離職率が非常に高く、大切な社員が止めないようにするためです。
冒頭でお伝えした通り、特殊清掃の現場は精神的にも肉体的にも過酷な現場が多いのが現実です。
その結果、それらに耐えきれずに辞めていく人たちが多くいるのです。
特殊清掃の業者でバイトをして生計を立てるのも一つの手段です。
その場合の年収は、300〜400万円くらいになるでしょう。
大体時給が1,000円〜2,000円で設定されており、1日で6,000円〜15,000円が日給としての金額です。
さて、ここまでは特殊清掃の年収の相場を見てきましたが、年収を上げる方法はあるのでしょうか?
ここからは、特殊清掃の年収を上げる方法をいくつか紹介していきたいと思います。
当然なのですが、しっかり真面目に働くことは特殊清掃における年収を上げる方法としては大切です。
先ほど申し上げたように、特殊清掃の業界は離職率が非常に高いことで有名です。
そのような状況下で、しっかりと真面目に働くことができるだけでも、十分に人材としての価値を発揮できます。
年収を上げるためには、その会社・組織にとって居なくてはならない存在になることが大事なので、しっかり真面目に働くことは、そのような存在になり得るのです。
これは特殊清掃ができるという清掃のスキル以外に、業界の人ができていないスキルを身につけることです。
例えば、ウェブからの集客のスキルは、特殊清掃の業界の方々は疎い傾向にあります。
ホームページは持っているけど、しっかり集客できているのでしょうか?
新着情報が3年前の情報になっていませんか?
このようなスキルは、他の人ができないため重宝されることになります。
売り上げに繋がるようなもので、且つ他の人ができないスキルを身につけることは、特殊清掃業界で年収を上げる方法の1つです。
最後に紹介する特殊清掃業界で年収を上げる方法は、自分で事業を興すことです。
リスクは実際にありますが、雇われるよりも雇った方が年収を上げやすくなります。
会社の収支が分かるので、ある意味で自分の好きなように調整することが可能です。
実績や経験を積んだあとは、自分で特殊清掃会社を作ることで、年収を上げることができるでしょう。
特殊清掃の年収についてお伝えしてきましたが、今後の特殊清掃業界における年収見通しはどのようなものなのでしょうか?
特殊清掃は孤独死や自殺といった事故が起きてしまった現場で必要になる作業です。
したがって、孤独死や自殺が増えていくほど、特殊清掃の需要が伸びていくという事になります。
今後の特殊清掃業界の見通しとしては、昨今の超高齢化社会やストレス社会の影響で需要が伸びていくと予想されます。つまり、特殊清掃の年収は上がる可能性があると言えます。
例えば、東京23区内における孤独死者年間件数の推移をグラフとしましたのでご覧ください。
[caption id="attachment_142" align="aligncenter" width="640"] クリックして拡大[/caption]こちらは平成20年から平成25年までの年間孤独死者数データとなります。東京23区内における孤独死者数の年間統計は平成15年から行われていますが、平成19年から急増しその後は2,000人を超えています。
2016年7月に発表された東京23区内の年間孤独死者数データでは、「2015年の1年間の孤独死者数が3,000人を超えた」との発表があり、孤独死が3,000人を超えたのは初で恐ろしいスピードで年間孤独死者数が増えていると言えるでしょう。
グラフではほぼ右肩上がりで年間孤独死者数が増えており、このグラフを見ただけでも、「孤独死は今後も増えていく」と感じたのではないでしょうか。
さらにこの先、いわゆる団塊の世代と呼ばれる方たちが年齢を重ねるにつれ、孤独死はさらに増えていくことが推察できますから、将来的にもっと孤独死が増加することが解ります。
特殊清掃の年収についてをお伝えしてきました。
特殊清掃の現場は、精神的にも肉体的にも過酷な現場であることは間違いありません。
そのような環境のこともあり、離職率は他の業界と比較して高い状況にあります。
業界から離れること無く、特殊清掃の現場で年収を上げていくための方法をぜひ実践してみて下さい。
記事を読んで、特殊清掃のことをもっと知りたいと感じた方は、下記の記事も参考にしてみて下さい。
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