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投稿日:2017年10月26日 更新日:2023年03月19日
ゆーすけ |片付け部編集長
片付けが好きで、妻を巻き込んで毎週断捨離を行っています。仕事でも遺品整理、ゴミ屋敷、生前整理、不用品回収、特殊清掃の現場に行き、プロの技を学んでいます。片付けをしたい方にとって有益な情報をお伝えいきたいと思っています。
断捨離できない人のなかには、「もったいない」という理由でモノを捨てることができない方がいます。
子どものころから「モノを大切にしましょう」と教育されてきた私たちにとって、まだ使える状態のモノやいつか使えるようなモノは、断捨離せずに取っておくことが当たり前のようになっています。
また、「ゴミを減らすことは環境にやさしい」というエコロジーの考え方も、断捨離よりもったいない精神が正しいと感じさせます。
しかし、もったいないから断捨離しない、モノを捨ててはいけないという考え方は、物質的に貧しい、モノそのものが大量生産できない貴重品であった時代の考え方です。
現代では、モノは貴重品ではなく、多くは大量生産されたものばかりです。
低価格化もすすみ、かつては高価だったモノがどんどん安くなっています。
買いやすい値段だからとどんどん買い込んでいては、自宅は、不必要なモノやストック品の倉庫になってしまいます。
家は人が暮らす空間のはずです。
ここでは、もったいないと感じる原因を紹介し、考え方を変えれば断捨離できることについて説明していきます。
まずは断捨離でもったいないと思う原因を探っていきたいと思います。
もったいないと思って断捨離ができない方は、自分がその原因に当てはまっていないかチェックしてみて下さい。
断捨離でもったいないと思う原因のトップは、「まだ使える」とか「いつか使うはず」という気持ちです。
断捨離がうまくできない、もったいない精神の持ち主は、故障している、破れている、汚れているなど、捨てる理由が明らかではないものはすべて、「まだ使える」「いつか使うはず」という分類をします。
断捨離の対象ではないと判断してしまうのです。
しかし、この考え方こそがモノをため込んでしまう元凶であり、断捨離できない原因なのです。
断捨離ができないもったいない精神の持ち主は、断捨離しようと片付けをはじめても、便利そうなアイテムを見つけたり、まだ着られそうな洋服が出てきたりすると、「こんなのあったんだ!」と捨てずに残してしまいます。
最後まで断捨離できずに、途中でやめてしまうこともしばしばです。
しかし、「こんなのあったんだ!」と気づくということ自体、すっかり忘れていた、今は必要のないモノである証拠です。本来は断捨離すべきものなのです。
断捨離ができないもったいない精神の人たちは、今は必要のないモノを、いつまでも残しておきたいのです。
購入時の価格が高いだけで、断捨離できない、もったいない精神が発動されていませんか。
断捨離ができる・できないにかかわらず、高価な品物に対する執着心は、誰もが持っているものです。
高価なモノを断捨離して手放すには、強い執着心とも縁を切る必要があります。
今は必要としていないのに、高価だというだけで断捨離できず、もったいないと感じるのはなぜなのか、自分の意識と向き合ってみましょう。
そもそも人間には、モノを捨てることへの罪悪感があり、モノをため込む本能があります。
そのため、モノが減ることに不安を感じるという心理がはたらき、断捨離を阻害します。
これは、人類誕生以来、モノ不足の時代が長い間続いていたからでしょう。
一方で、モノが片付けられない、断捨離ができない人は自己評価が低いとも言われています。
自分に自信がない心の隙間を、モノを買って埋めようとし、自分の内面ではなく所有物によって、自分の評価を高めようとします。
こんな人たちは、モノが心の隙間に埋まっているために断捨離はできず、片付けもできないのです。
このように、自己評価の低い人はモノへの執着心が強いため、なんでもかんでも「もったいない」と感じて断捨離できません。
自己評価の低い人が断捨離できない原因は「モノがないと不安」と感じる気持ちに潜んでいます。
「もったいなくて断捨離できない」
その言葉の裏に、捨てるのが面倒という気持ちは隠れていませんか?
断捨離をするとなると、片付けに時間がかかるし、粗大ごみが出たら申込しなくちゃならないし、ゴミの日にたくさんゴミ袋を出すのも恥ずかしい・・・。
捨てるのが面倒な人のなかには、断捨離のあとのゴミの処理の手間を考えて、とりあえず「もったいない」ことにして断捨離を先延ばしにしている人も少なからずいることでしょう。
断捨離して捨てる・処分するのが面倒なら、断捨離のプロの手を借りてみるのも一つの手です。
仕分けからゴミ処理まで、丁寧に作業してもらえる専門業者に依頼すれば、断捨離しても面倒なことはやらずに済みます。
ここまでは断捨離で「もったいない」と思ってしまう原因をお伝えしてきました。
では、どうすれば「もったいない」と思わずに断捨離を進められるのでしょうか?
「もったいない」と思わない5つのコツをお伝えしていきます。
「まだ使える」と思うのであれば使いましょう。
「いつか使うはず」というのであれば、使い道を考えてみましょう。
そして、具体的な使い道が見つからなかったとき、それはあなたにとって必要のないものですから断捨離しましょう。
洋服の場合なら、まだ着られる服なのに誰にも着てもらえない方が「もったいない」と思いませんか?
「もったいない」としまい込んでおいては、生活空間を狭めるだけのゴミにしかなりません。
むしろ家賃がもったいないと考え直しましょう。断捨離すれば、そんな「もったいない」ムダもなくなります。
執着心が強くて断捨離しにくい高価な品物は、自分以外の誰かに使ってもらうことを考えてみましょう。
状態が良ければ、中古品としてオークションやフリーマケットに出品すれば、欲しいと思う方に譲ることができます。
洋服の場合、ユニクロやH&Mが、着なくなった服を引き取ってくれます。
あなたの断捨離は世界貢献になるかもしれないのです。まさに洋服は世界をめぐっています。
また、傷や汚れがある衣料品を断捨離すると、細かく裁断・加工して新たに再利用されます。
あなたが断捨離すると、不要品は資源ごみとなり、さまざまに加工されていきます。
そんなリサイクルの流れを知れば、断捨離でモノを捨てる・処分することへの罪悪感が軽くなるかもしれません。
そして、自分のところにしまい込んでいることのほうがもったいないと思えるはずです。
など、断捨離したあとの効果を考えてみましょう。
もったいなくて、断捨離に不安を感じてしまう人もいます。
そんな人は、「断捨離で大切なものを捨てたらどうしよう」とか「断捨離したモノがいつか必要になったらどうしよう」などと考えがちです。
断捨離できない人は、起こるかどうかわからないことを想像して後悔したくないと考えてしまいます。
断捨離したあとのイメージをポジティブに想像することで、断捨離にむけて一歩前進できます。
お金の無駄をなくそうとして、安売りのときに日用品をまとめ買い。
お金の無駄をなくそうとして、いつか使えるモノはとっておく。
こんなことを続けていたら、部屋は倉庫のようになってしまいます。
部屋は生活の場であり、決して倉庫ではありません。
家賃の高い部屋を、まるで倉庫のようにしていることは、お金の無駄にしかなりません。
「もったいない」としまい込むことと、部屋をまるで倉庫にすることと、どちらが無駄か考えてみてください。
断捨離は無駄をなくすことでもあるのです。
断捨離できず、「もったいない」とため込んでいても、あなたの死後は、遺族のだれかがゴミとして処分します。
よほど高価なもの以外は、形見として残されることはありません。
むしろ、何十年もモノがしまい込まれた家は、掃除やモノの管理の手間が増えるため、所有者が亡くなったあとの断捨離に親族や業者が苦労することになります。
モノを大切にするもったいない精神は、使わずにしまい込んでおくことではありません。
モノを最後まで使うからこその、もったいない精神なのです。
しまい込んだあげく、品物にカビが生えた、知らないうちにネズミがかじっていたという理由で捨てるのは、本来のもったいない精神に反していると思いましょう。
もったいなくて、どうしても断捨離ができない人には、専門業者の協力を求めて成功させることを考えみましょう。
断捨離のために専門業者に依頼するときは、どんな片付けを得意としているかチェックしてみてください。
ひとくちに片付けの専門業者といっても、取り扱う内容によって、得意な分野、不得意な分野があります。
業者の種類 | 仕分け | 整理 | 不用品の処分 |
---|---|---|---|
不用品業者 | × | × | 〇 |
家事代行業者 | 〇 | 〇 | × |
生前整理業者 | 〇 | 〇 | 〇 |
不用品業者は片付けの専門家と思われていますが、もったいなくて断捨離ができない人にはあまりおすすめできません。
不用品業者は、依頼人の気持ちを忖度せず、すべて不用品として処分します。断捨離に必要な、仕分けや整理はやってくれません。
家事代行業者は、依頼人の気持ちを尊重して丁寧に仕分けしてくれます。整理ももちろんやってくれますが、不用品の処分は業務にはありません。
家事代行業者に依頼すると、断捨離して片付いても、部屋の一角に不用品の山が築かれてしまいます。
家事代行業者は、もったいなくて断捨離ができない人の心を傷づけることはないかもしれませんが、不用品の山が残って断捨離を邪魔するというデメリットもあります。
もっともおすすめなのは生前整理業者です。
生前整理を専門とする業者は、モノの仕分け、整理、不用品の処分まで同時に行ってくれるため、もったいなくて断捨離ができない人には最適のだといえるでしょう。
全国に生前整理業者は9,000社以上あると言われています。その中には相場とかけ離れた価格を要求してくるなどの悪質な業者がいます。
この記事を執筆しているオコマリでは、お客様に安心して生前整理を行ってもらうために、全国一律料金で追加料金一切ナシの定額パックプランを業界で初めて提供しています。
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もったいない精神と断捨離は決して正反対の考え方ではありません。
もったいない精神の本当の意味は、使えそうなモノをしまっておくことではなく、モノを最後まで使うことにあります。
断捨離は、しまい込まれている、まだ使えるモノを洗い出し、モノを循環させる行為でもあります。
「もったいない」という前に、本当のムダは何かを考えてみてください。
断捨離ともったいない精神は、実は共通することの多いと感じるのではないでしょうか。
記事を読んで、断捨離についてもっと知りたいという方は、下記の記事も参考にしてみて下さい。
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