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投稿日:2017年10月30日 更新日:2021年03月30日
ゆーすけ |片付け部編集長
片付けが好きで、妻を巻き込んで毎週断捨離を行っています。仕事でも遺品整理、ゴミ屋敷、生前整理、不用品回収、特殊清掃の現場に行き、プロの技を学んでいます。片付けをしたい方にとって有益な情報をお伝えいきたいと思っています。
心の病気や障害、身体の衰えなどでゴミを捨てられず、ゴミ屋敷化してしまう方が増えているという話をよく聞きます。
ゴミ屋敷の片付け方には手順があり、その手順に沿って行っていくことが重要です。
今回は、ゴミ屋敷の片付け方をご紹介しようと思います。ゴミ屋敷をどんどん片付けて新しい生活を始めましょう!
ゴミ屋敷の片付け方は、広さにもよりますが、家族全員で片付け始めても、一日で片付けてしまうのは難しいことが多いようです。
ゴミ屋敷を自分たちで片付ける時には、時間をかけて慎重に片付け、ゴミ屋敷にリバウンドしない収納方法も考えて片付けて行くようにします。
「ゴミ屋敷を早くきれいな状態にしたい!」と無理に片付けて、大事な物まで捨ててしまった!などということがないように、数日かけるつもりで始めましょう。
ゴミ屋敷の片付けを始める前の準備として、下記の物は最低限準備するようにしましょう。
ゴミの分別表は、できれば壁などに貼ってすぐに見ることができる状態にしておいてください。
ゴミの分別ルールは、自治体によって違います。
剥がさなくても良いビンのラベル剥がしに時間がかかってしまった、などということにならないよう、分別表が必要です。
ゴミ屋敷を片付ける時の服装は、汚れても良い楽な服装にします。
ゴミ屋敷の片付けでは、相当汚れることが考えられますので、できれば作業後に捨ててもよいジャージやジーンズなどを選びましょう。
また、ゴミ屋敷の床は色々な物が埋まっていて、裸足では危険な場合もあります。
ゴミ屋敷を片付ける際には、しっかりとした室内履き、あるいはスニーカーを履いて作業するようにしましょう。
スリッパは作業中に脱げてしまう恐れがあるので、ゴミ屋敷の片付けにはお勧めしません。
ゴミ屋敷の床は、床が見えないほど物が積み重なっていることが多いため、足の踏み場を確保し、安全に作業するために、まず床の堆積物を片付けていきます。
ゴミ屋敷の片付け方は、玄関から順に、奥の方へ床を片付けて掃除して行くようにします。
ゴミ屋敷の床を片付けるときに、ホコリが堆積物の上に溜まっていることがあります。
このホコリに、いきなり掃除機をかけてしまうと、掃除機の排気によって他の場所のホコリや小さなゴミなどが舞い上がることになってしまいます。
ゴミ屋敷のホコリの中には、色々な細菌も潜んでいますし、舞い上がると掃除が進みませんので、最初に掃除機をかけるのはおすすめできません。
ゴミ屋敷のホコリの片付け方は、掃除機をかける前に柔らかいハンディモップや、場合によっては濡れ雑巾で拭きとり、残ったホコリや細かいゴミはハンディモップやフロアワイパーで集めてから掃除機で吸い上げると、飛び散らせることなく掃除することができます。
続いて、玄関におけるゴミ屋敷の片付け方です。
ゴミ屋敷の玄関に、大量の靴などが並んでいては出入りしいにくいので、全て片付けていきましょう。
下駄箱の収納量を上回っていて片付けられない場合は、ダンボールに入れておきます。
家族それぞれのダンボールを作って入れておけば、後になっておのおのがチェックして必要か不要かの判断をして片付けることができます。
玄関の掃除を始める前に、家族が靴の整理を始めてしまっては、掃除が先に進みませんので、下駄箱に入らない分はダンボールに入れるだけにとどめて後でチェックするようします。
玄関の片付け方としては、このダンボールや傘立などを、いったんゴミ屋敷から外に出して、玄関には何もない状態にしておきます。
ゴミ屋敷の玄関は、外からの泥やゴミでかなり汚れていることもありますが、掃除はゴミや荷物の搬出が終わってから行います。
掃除をしてもゴミ屋敷の作業中の出入りで、汚れてしまうからです。新聞紙かダンボールを敷いて、足場を確保してください。
ゴミ屋敷は、注意して掃除していてもホコリが空気中に漂いますので、換気できるように、玄関のドアが開けやすくしておいてください。
3つ目のゴミ屋敷の片付け方は、廃棄ゴミの処分です。
ゴミ屋敷には直ちに廃棄すべきゴミがたくさんあります。
廃棄ゴミの片付け方は、明らかに廃棄するゴミと分かるものは迷わずに捨てて行きましょう。
廃棄する物とは、ティッシュペーパーやチラシなどの紙類、カレールーなどの空き箱やラーメンの空き袋、期限切れの食品などの生ゴミ、などの燃えるゴミです。
ゴミ屋敷では、廃棄するゴミは意外な場所に散在しています。
常に自治体の燃やすゴミの袋を手近に持って移動し、ゴミを発見したらすぐにその袋に入れるのが、ゴミ屋敷の廃棄ゴミの片付け方のコツです。
4つ目のゴミ屋敷の片付け方は、「部屋毎に片付けを終わらせる」ということです。
ゴミ屋敷での片付けは、一か所が終わってから別の場所に移動するようにします。
複数で作業する場合、一人で一部屋ずつ担当した方が、片付けが早く進むように思います。
しかし、ゴミ屋敷の中で別々の場所を同時に片付けると、ゴミや移動させたい物が一斉に出てしまって、置き場に困ることになります。
一か所を片付けてから次の場所に移る方がスペースも確保できて、効率的にゴミ屋敷の片付け方ができます。
また、一つの部屋から別の部屋へ物を移動させることは、まだ片付けていない部屋に新たに物を入れてしまうことになりますので、別の部屋に運ぶと決めた物は、廊下に出すなどして、いま行っている部屋の片付けを終わらせます。
そして、移動させたい物を入れる部屋を次に片付けて、移動させる、ということを繰り返すと、ゴミ屋敷の片付け方に無駄な動きがありません。
部屋の中にある、家具や家電などで、明らかに捨てる物だけれど、すぐには部屋から出せない物の片付け方は、「廃棄処分」と書いた付箋を貼っていくなどの目印をつけておくと良いでしょう。
ゴミ屋敷の中の、捨てない物、捨てるかどうか決められない物の片付け方は、半透明の袋やダンボールにまとめていきます。
ゴミ屋敷の中のあちこちに置いている衣類の片付け方は、それぞれの家族の物を家族の名前を書いて、ラベルをつけたポリ袋かダンボールに入れていきます。
捨ててしまうのではないかと心配な場合は、大きく「捨てない!」などと書いておけば安心です。
この時の衣類の仕分けは、下着と外出着と部屋着程度の分け方で十分です。
細かく分類してしまうと、その作業だけで何時間もかかってしまいます。
本や雑誌の、捨てるかどうかと迷う物の片付け方は、ボリ袋では破れることもありますし、積み上げることができませんので、ダンボールに入れて部屋の隅などに積んでいきます。
中身が何かをマジックなどで書いておくと後から分かりやすいですね。
ゴミ屋敷を家族で片付けている場合は、掃除の後に、押入れやクロゼットから中の物を全部だして、家族で相談しながら捨てるかどうかの選別をしましょう。
ゴミ屋敷の片付けや掃除が終わらないうちに、押入れの中の物の片付けを始めてしまうと、捨てる、捨てないと迷うことの方に気持ちが行ってしまい、掃除の作業が進まなくなってしまいます。
押入れの中が気になっていてもゴミ屋敷の片付けや掃除の後に着手するようにして下さい。
単に、邪魔だから押入れに押し込んでおく、というのではなく、いつでも取り出して使えるような収納にする片付け方を考えます。
今後の片付けの時に、何をどこに収納すれば良いかを家族全員で分かっていれば、散らかることもなく、ゴミ屋敷になる恐れも低くなります。
ゴミ屋敷の掃除や片付けが終わって、スペースができたら、先ほどポリ袋やダンボールに詰めた物の中で、一番量の多い物から捨てるか捨てないかの選別作業に着手します。
量の多い物から作業していくと、びっくりするくらい荷物の量が減りますので、片付けているという実感が得られます。
ゴミ屋敷にある不用品の片付け方は、「もったいない」ではなく自分が使うかどうかで判断して決めましょう。
雑誌の片付け方は、基本的には全部捨てるようにします。
今まで何年も放置していて、まったく読んでいない物は、今更読んでも情報が古いので、捨てましょう。
衣類は、「どうしても残しておきたいから置いている」というよりも、「もったいなくて捨てられない」というものが多いアイテムです。
いつか痩せたら着ようと思って10年着ていない服、若いころに来ていたお気に入りの服、などは保存していても、今後着る機会が来るのでしょうか。
そういうものは、もったいなくても捨てましょう。
もし思い出があるので、着ることはないけど捨てたくないという気持ちが残る衣類の片付け方は、衣類そのものは捨てても、スマートフォンなどに写真で残しておけばいつでも見ることができますので、ゴミ屋敷の荷物を減らすためにも処分しましょう。
ゴミ屋敷の台所には、不潔な廃棄物がたくさんあります。
ハエが飛んでいたり、ゴキブリがいたりしますので、ゴミ屋敷の悪臭がひどい場合には呼吸器を守るためにマスクが必要です。
片付け方としては、まずは、悪臭の元を撤去、掃除しましょう。
不潔な状態の中では品質劣化していますので、コンビニやスーパーで貰った総菜用のソースやワサビ、少しだけ残っている調味料などは捨てます。
冷蔵庫の中の食品類も、賞味期限を確認し、もう食べられないとわかっているものはどんどん捨てていきます。
汚れたままの食器や鍋などが、シンクやコンロに積みあがっている場合には、いったん撤去してポリ袋を入れたダンボールに入れておきます。
この状態の台所では、シンクから排水管まで汚れが溜まって、洗う、という作業ができない場合がありますので、まず水の流れを確認してから排水管やシンクの掃除を行います。
ゴミ屋敷の台所も、台所用の除菌クリーナーなどを使用して掃除をすれば、思っているより短時間できれいな台所に変わりますので、それから食器や鍋を洗っていきます。
台所のシンク周りはあまり広くない場合が多く、複数の人数では作業しにくいのですが、洗った食器を手渡して拭き上げる作業は何人でも交代でできますので、洗う人、拭く人と分担していけば、早く終わって清潔な台所になります。
ゴミ屋敷の台所からは、使用できなくなった醤油や食用油、缶詰、瓶詰などが見つかります。
これらは中身を捨てる作業が必要になりますので、量が多い場合にはいきなり捨てる作業を始めずに、最後の方に全員で棄てる作業を行うようにします。
ゴミ屋敷では、預貯金の通帳、権利証など、財産関係の大事な物がどこに置いたのかわからなくなっている場合があります。
片付け方としては、「うっかり捨てた物の中に入っていた」などということを避けるために、片付けをしながら慎重に捜索しましょう。
ゴミ屋敷になっていると、家の中を移動するために右の物を左にやったり、押しのけたりしているうちにゴチヤゴチヤになっていくことも多く、大事な物がゴミの下敷きになって、埋もれてしまっていることがあります。
ゴミ屋敷の中の心当たりの場所はもちろん、見つかるまで細かくチェックして探すようにしましょう。
ここまでは、ゴミ屋敷の片付けを、家族などの手伝いを得られることを前提に書いてきました。
しかし、中にはゴミ屋敷の片付けを手伝ってくれる家族がいない、親戚や友人などにゴミ屋敷になっていることを知られたくない、ゴミ屋敷をどうしたら良いのか相談する相手がまったくいない、などの場合があると思います。
そういう時には、思い切ってゴミ屋敷の片付けを業者に相談してみることをおすすめします。
業者にゴミ屋敷の片付けを依頼すれば、プロの技で、ゴミ屋敷から脱出することができて、きれいな生活しやすい家になりますので、自力ではどうにもならないゴミ屋敷に悩んでいる方におすすめです。
全国にゴミ屋敷清掃業者は9,000社以上あると言われています。その中には相場とかけ離れた価格を要求してくるなどの悪質な業者がいます。
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ゴミ屋敷にある物は、不要なゴミが多くありますが、他人からは不要なゴミに見えても、ゴミ屋敷の住人にとっては必要な物かもしれません。
ゴミ屋敷の片付け方として大切なことは、本人の意見を無視して無理に捨てないようにすることです。
ゴミ屋敷を、住んでいる人の気持ちに反する、無理な片付け方をしてしまうと、ゴミ屋敷からは脱却できても家族が不仲になってしまうこともありますので、お互いの気持ちを尊重しながら片付け、気持ち良い生活ができるようにしましょう!
記事を読んで、ゴミ屋敷の片付けに興味を持った方は、下記の記事も参考にしてみて下さい。
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