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投稿日:2017年10月31日 更新日:2021年03月30日
ゆーすけ |片付け部編集長
片付けが好きで、妻を巻き込んで毎週断捨離を行っています。仕事でも遺品整理、ゴミ屋敷、生前整理、不用品回収、特殊清掃の現場に行き、プロの技を学んでいます。片付けをしたい方にとって有益な情報をお伝えいきたいと思っています。
モノを捨てて整理整頓することだけが断捨離ではありません。
断捨離とは、もともとはヨガの行法のことです。
断捨離の断は断行のことです。「入ってくるものを断つ」「いらない習慣を断つ」「欲望を断つ」ことを示しています。
断捨離の捨は捨行のことです。「いらないものを捨てる」「自分の地位を捨てる」ことを示しています。
断捨離の離は離行のことです。「こだわりを捨てる」「物への執着を捨てる」ことを示しています。
単にモノを捨てて片付けることだけでなく、自分とモノとの関わり方や意識を変えることが、断捨離だといわれています。
ここでは、そんな断捨離の手順について、さまざまな視点から説明していきます。
正しい断捨離には、本当に必要なもの以外は買わない、衝動買いしない、物欲という執着心を捨てるという考え方があります。
モノへのこだわりや執着心は、いいかえれば「心のぜい肉」です。
このぜい肉をなくして、心をスリムにすることが断捨離であるということもできます。
ここでは、リバウンドしない断捨離が可能になるさまざまな手順を紹介します。
リバウンドしない断捨離のための最初の手順は、断捨離の考え方を身につけることになります。
断捨離の目的は、モノへのこだわりや執着心を捨てることにあります。
モノへの執着心や物欲が強く買い物が大好きという人が、買い物を控え、衝動買いをしなくなれば、リバウンドのない断捨離ができていると考えられます。
強いこだわりや執着心は「心のぜい肉」です。リバウンドしない断捨離を行うためには、このようなこだわりや執着心を手放さなければなりません。
最初のこの手順がもっとも大切です。
断捨離の手順の2番目は、断捨離のルールを最初に決めることです。
断捨離のルールの例は下記のとおりです。
断捨離の基本である片付けには、定期的な棚卸が必要になります。
洋服なら季節ごとの衣替えを棚卸としてとらえ、1年以上着ていない服は処分すると決めて、これをルールにするのも良いでしょう。
断捨離ルールは随時出てくるので、手順2は、手順3から手順9までを行う途中で追加しても良いです。
手順の3番目は、断捨離する場所を決めることです。
一度に断捨離しようとすると大きなストレスになりますから、最初に断捨離する場所を決めて取り掛かりましょう。
簡単に取り掛かれるような小さな場所からはじめてください。
断捨離はやる気が続かずに途中で放り出してしまう人が多く、やる気をキープできるかどうかが、とても大切になります。
やる気がキープできる、時間内に終わるような場所から断捨離するようにして、確実に前進できるようにしましょう。
たとえば、タンスのこの引き出しだけ、キッチン下のこのブロックだけ、洗面所の下だけ、のように短時間で断捨離できるところからはじめてください。
断捨離の手順の4番目は、場所を決めたら、そこに収納されているものを全部出すことです。
小さい場所からはじめるのが、手順4のコツです。たとえば財布のなかや、机の引き出しのひとつなどです。
断捨離の手順5番目は、全部出したモノを仕分けることです。
品物を出しながら、手順に従って仕分けをしていきます。
仕分けるときには、最初に同じようなアイテムをまとめる場合と、最初から「捨てるもの」「とっておくもの」「どちらか迷うもの」の3種類に分類する場合の2種類かがあります。
たとえば、財布のなかを断捨離するときには、次の表のように考えて仕分けていきます。
カテゴリ | 捨てる | とっておく | 迷う |
金銭 | |||
クレジットカード・キャッシュカード | |||
メンバーズカード | |||
ポイントカード | |||
レシート・領収書 |
金銭は捨てたり、捨てることを迷ったりするものではありませんから、とっておくものです。
同じく、クレジットカードやキャッシュカードも捨てるようなものではありませんが、あまり利用しないものは財布に入れておかなくとも良いので、別の場所に保存して持ち歩かないという判断ができます。
メンバーズカードやポイントカードは、期限切れかどうか、よく利用しているかどうかなどで、捨てるかどうかを決めることができます。
レシートや領収証はまとめて捨ててください。
家計簿をつけている方は、スマホで読み取りができるような家計簿アプリに切り替えれば、いつでもどこでも家計簿をつけることができるようになり、財布に保存しておく必要がなくなります。
手順5の仕分けは、断捨離する場所によっても異なりますが、基本的な考え方は財布と一緒です。
手順の6番目は、再度仕分けをすることです。
最初の仕分けで、捨てるかどうか迷ったモノを仕分けます。
この再仕分けは、1カ月後とか3カ月後とか、少し時間が経ってから行ってください。
2回目の仕分けには、手順5の仕分けのときより、さらに冷静になってモノを見ることができるというメリットがあります。
手順の7番目は不用品を処分することです。
不用品の処分には、さまざまな手順がありますので、いくつか紹介しておきます。
断捨離したいモノは、欲しいという方に譲ることができます。
友だちや家族に、断捨離するモノの写真に撮って送り、欲しいかどうか聞いてみてはいかがでしょうか。
メルカリやフリルなど、スマホのアプリで簡単にフリーマットに出すことができます。
操作手順は簡単なので、思い入れがある品物や高かった洋服などは、出品してみましょう。
捨てるはずの品物がお金になって戻ってくるというメリットがあるほか、誰かはわかりませんが、自分と同じように大切にしてくれる人に買ってもらえることです。
タンスなどの家具や家電など、古くて大きいものはリサイクルショップに引き取ってもらいましょう。
ショップごとに手続き手順が異なりますので、よく調べてください。
写真や古いビデオなどは、パソコンのハードドライブやクラウドサービスに保存できるようにデータ化します。
どこでも見ることができて、共有がしやすいという点では、クラウドサービスにデジタルデータを保存し、元の写真やVHSビデオなどは処分します。
写真で一杯になったスマホの場合も、クラウドサービスを利用すればスッキリします。
デジタルデータ化する方法や手順は、使用している機種やサービスによって異なりますので、利用前に確認してください。
断捨離の手順の8番目は、捨てる・廃棄することです。
手順7で処分できなかったものは、すべて廃棄しましょう。
一般ゴミなら普通のゴミの日に、粗大ゴミの場合は地域の粗大ゴミセンターに申し込みをして廃棄します。
手順の9番目は、断捨離して片付いた状態を維持することです。
この手順がもっともハードルが高いかもしれません。
片付いた部屋をキープするためには、最初の手順で決めた断捨離のルールを守らなければなりません。
特に新しい買い物をするときはよく考えましょう。そして、部屋からモノが少なくなるとスペースができてきます。
断捨離したときは、部屋のレイアウト変更の絶好のタイミングです。
すっきりときれいな状態でレイアウト変更を行い、断捨離の手順に従って、さらに使いやすく居心地の良い部屋を目指しましょう。
リバウンドしない断捨離ができそうもない、自分だけでは断捨離の手順通りにやれる気がしない、という場合は、専門の業者に手伝ってもらうという選択肢もあります。
ここでは、専門業者の作業手順と断捨離の手順とを比較して説明します。
不用品業者は、不用品をゴミとして処分します。
作業手順に仕分けは含まれていませんので、不用品業者に依頼する前に、手順5の仕分けは済ませておく必要があります。
不用品業者が行ってくれるのは、手順8の廃棄だと割り切ったほうが良いかもしれません。
家事代行業者は、片付けを手伝って欲しいときに依頼するとよい業者です。
仕分けや整理整頓が作業手順に入っていますので、手順4の全部出すところから手順5の仕分けまで、一緒にやってもらえます。
しかし、手順8の廃棄はできませんので、廃棄したい不用品がたくさんある人には不向きです。
家事代行業者のように仕分け、整理整頓もでき、しかも不用品の処分まで行ってくれるのが、生前整理業者です。
手順4の全部を出すところから、手順8の廃棄まで対応可能です。
全国に生前整理業者は9,000社以上あると言われています。その中には相場とかけ離れた価格を要求してくるなどの悪質な業者がいます。
この記事を執筆しているオコマリでは、お客様に安心して生前整理を行ってもらうために、全国一律料金で追加料金一切ナシの定額パックプランを業界で初めて提供しています。
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やみくもに片付け、モノを捨てることが断捨離ではありません。
正しく断捨離を理解し、確実に手順を踏むことで、リバウンドのない断捨離を行うことが可能になります。
手順は細かく段階に分かれていますので、途中で挫折してしまうかもしれません。
そんなときには、断捨離の手順にのっとって対応してくれるようなプロの業者に頼ってみるという選択もあります。
リバウンドのない断捨離の手順で気持ちのよい部屋づくりを目指してください。
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