汚家になってしまう原因から具体的な片付け方法をご紹介!
投稿日:2017年11月04日 更新日:2021年08月17日
ゆーすけ |片付け部編集長
片付けが好きで、妻を巻き込んで毎週断捨離を行っています。仕事でも遺品整理、ゴミ屋敷、生前整理、不用品回収、特殊清掃の現場に行き、プロの技を学んでいます。片付けをしたい方にとって有益な情報をお伝えいきたいと思っています。
「汚家」という言葉をご存知でしょうか?
「汚家」似たような言葉に、「汚部屋」や「ゴミ屋敷」があります。
これらの言葉を聞けば、「汚家」がどのような状態の家なのかイメージできるのではないでしょうか?
こまめに部屋を片付けをしていれば汚家とは無縁ですが、もしも自分の家が汚家になってしまったら、どうすればよいのでしょうか?
今回は「汚家」の片付け方について、自分で行う方法と業者に依頼する方法に大まかに分けて解説していきます。「汚家」を解決したいと考えている方は、必見です!
汚家と書いて「おうち」と読みますが、そもそも汚家とはどのような状態を指すのでしょうか?
一般的に汚家とは、「度を超えて散らかった家のこと」であるといえるでしょう。
しかし、「散らかっている」というのは感覚的な物に過ぎません。
部屋に少しの埃やゴミが落ちているだけで散らかっていると感じる人もいれば、部屋中にゴミや衣類が散乱し、床が見えない状態でも散らかってないと感じる人もいます。
汚家か否かには明確な基準はありませんが、やはりゴミや衣類が床中に散乱していたら汚家であると感じます。
また、ゴミ袋などをベランダに放置して異臭が発生していたり、ベランダがゴミ袋で埋め尽くされていたりしたら汚家であると考えられます。
汚家の状態では、体に不調をきたしたり、異臭などで近隣へ迷惑をかけたりするので、早急に改善する必要があります。
最近では、汚家が原因となった近隣トラブルが多数あります。
例えば、「アパートの階下の部屋が汚家で、ベランダにゴミ袋を放置して臭いやゴキブリが発生して困る」といったトラブルが報告されています。
汚家の家主で多いのが、ゴミや衣類などが分別できずに放置することです。
ゴミを捨てに行けばよいだけなのですが、収集日までベランダに出しておこうとしてそのままになり、アパート中に異臭が漂うこととなります。
臭いだけならまだしも、害虫が発生することもあるため、近隣住民は大迷惑です。
汚家の家主は、それほど散らかっていないと感じていることも多く、注意しても改善されないことが多いようです。
汚家が迷惑だからといって簡単に引っ越せるわけではないため、汚家をきっかけとして近隣トラブルに発展するケースは少なくありません。
ここまで汚家の定義や、汚家になった際のトラブルをご紹介してきました。
それでは、なぜ汚家になってしまうのでしょうか?
3つの原因をお伝えします。
汚家となる主な原因は「物の多さ」にあります。
物が多いというだけで散らかっている印象になるので、まずは物を減らす必要があります。
汚家では、ゴミや衣類などがごちゃ混ぜになって散乱していることが多くあります。
汚家に住む人は、ゴミを捨てることが面倒であったり、着た衣類を脱ぎ捨ててそのままにしてあったりと、生活スペースが物で溢れてしまいます。
次に、「もともと実家が汚家」ということも原因として考えられます。
かつて汚家で暮らしていた人は、実家を出た後も汚家となることがあります。
汚家での生活が当たり前になっていたり、片付けの仕方がわからなかったりすることで、汚家になってしまうことがあります。
その他にも、「物に囲まれることで安心感を得る」ということがあげられます。
ストレスを感じたり、寂しさを紛らわせたりするために物を買いこんだ結果、汚家となるケースがあります。
汚家となる原因には様々なものがありますが、健康な生活を送るためにも、一早く汚家を脱出する必要があります。
最後に「病気」が原因で汚家をつくってしまうということも考えられます。
汚家を作ってしまう可能性のある病気は以下の通りです。
特にADHDの方は、部屋が散らかっていることの原因が病気だと気付いていない場合が多いです。
部屋が散らかっている以外にも1つの物事に集中できなかったり、じっとすることが苦手だという人は、以下の記事を読んで、当てはまる人は病院に行ってみてはいかがでしょうか?
たとえ汚家となってしまったとしても、きれいに片付けることはもちろん可能です。
世の中には表面化していないだけで、実は汚家だったということは少なくないのかもしれません。
中でも汚家から脱出した人たちは、どのようにして汚家を片付けたのでしょうか?
まずは、汚家を片付けるためにスケジュールを立てます。
汚家にはものが多く、片付けるには大量のゴミが出ます。
可燃ゴミの日までに、可燃ゴミだけは全てまとめるなど、スケジュールを立てると、汚家の片付けに目標ができ、進めやすくなります。
汚家にあるもののほとんどはゴミや使っていない雑貨などです。
汚家に住む人のほとんどが、実はとても少ない物で生活ができています。
つまり、汚家の片付けスケジュールは、「汚家を埋め尽くしているゴミを捨てるためのスケジュール」といえます。
先ほど述べた通り、汚家に住む人は、実は家の中にあるもののほとんどを使っていません。
汚家になると、物を探すことが面倒になり、同じものを購入するため、次々物が増えていきます。
この悪循環が汚家化を加速させています。
また、汚家の最大の問題点は、ゴミを捨て忘れたり、分別するのが面倒で放置したりして、ゴミを山積みにしていきます。
その為、汚家にあるもののほとんどがゴミである可能性が高いといえます。
汚家の片付けの第一歩として、とにかく物を捨てて減らしましょう。
いるかいらないかで判断するのではなく、今現在使っているかどうかで仕分けると上手に物を減らすことができます。
そもそも汚家に住む人は、断捨離や片付けが苦手なことがほとんどです。
面倒だからと後回しにしてしまうことが多く、なかなか汚家の片付けに手を付けられないこともあります。
その場合は、友人を家に招く機会を作りましょう。
友人が家に来る日までに汚家から脱出しなければと感じ、自然とゴミを捨てられるようになるはずです。
汚家内に散乱したゴミを処分したら、残ったものを収納する場所を作ります。
汚家でありがちなことに、クローゼットなどに物を乱雑に詰め込むことがよくあります。
はじめはきちんと整頓されていても、上に積み重ねたり押し込んだりして、収納スペースがパンパンになっていることが多くあります。
まずはきちんと収納できるよう、スペースを確保しましょう。これが汚家脱出にはとても重要となります。
最近では、押し入れにきれいにおさまる収納ケースや、デッドスペースを有効活用できる収納アイテムが数多くありますので、上手に活用して収納スペースをできるだけ多く確保しましょう。
収納スペースを確保したら、全てが収納できるか仮置きしてみましょう。
きちんと入らないと、溢れたものが生活スペースに出てしまい、再び汚家化が進んでしまいます。
仮置きしてみて、収納できないようであれば、持ち物を再度見直し、収納できるようになるまで物を減らしましょう。
汚家にならないようにするには、収納スペース以上の物を持たないことです。
きちんと収納できたら、汚家の片付けは完了です。
再び汚家化しないよう、汚家の片付けが完了したら、それ以上物を増やさないようにすることが大切です。
ここまで、汚家の片付け方法を「汚家の片付け方法・コツを知って脱出しよう!」でご紹介してきましたが、片付けの途中でやる気をなくしてしまう方もいるでしょう。
1度集中が切れてしまったら、作業の速度がかなり落ちてしまいます。
やる気がでなくならないように以下の方法をお伝えします。
汚家の片付けに対してやる気をなくしてしまわない方法の1つ目は、汚家の片付けブログを見ることです。
実際に片付けた後のきれいな部屋をイメージできていないことが、汚家の片付けを行うやる気に繋がっていないことが原因だと思われます。
インターネットには、たくさんの片付けブログや片付けのビフォーアフターの写真が掲載されていますので、確認して見てください。
きっと汚家の片付けに対するやる気が出てくるはずです。
汚家の片付けに対してやる気をなくしてしまわない方法の2つ目は、おしゃれな部屋をみて目標を作ることです。
雑誌やインターネットには、たくさんのおしゃれな部屋が掲載されています。
片付けをした後のきれいな部屋を見てもやる気が出ない人には、「自分の部屋をこんな風にしよう」と具体的な目標を持つことが効果的です。
その目標の部屋を忘れないように、プリンターで印刷して、壁に張り付けて作業を行うことも良いでしょう。
自分が一番やる気がでる方法を探してみてください。
汚家の片付けは、自分でできればそれが一番ですが、もしそれが出来ていたのなら、ごみ屋敷にはなっていなかったでしょう。
家族や友達に手伝ってもらうのも気が引けますし、その後の人間関係に影響がないとも限りません。
やはり、汚家の片付けは、プロの業者に依頼するのが一番のおすすめです。
汚家の片付け業者は、知識と経験豊富な専門のスタッフが、短時間で確実な片付けを行います。周りの人にばれないように作業することができるのも大きなメリットです。
ごみの処分やリサイクルまで行ってくれる業者も多いので、大変便利な上に効率的です。
費用が発生しますが、今の汚家から抜け出し、身軽になって新しい生活へ踏み出すことができると考えれば、決して高いものではありません。
下記には汚家の片付け業者の費用相場を間取り別に表にしてみました。
部屋の広さ | 費用相場 |
---|---|
1R | 55,000〜130,000円 |
1DK | 115,000〜150,000円 |
1LDK・2DK | 150,000〜280,000円 |
2LDK・3DK | 170,000〜350,000円 |
3LDK・4DK | 220,000〜600,000円 |
4LDK・それ以上 | 270,000〜700,000円 |
上記の汚家の片付け業者の費用相場は、お部屋の状況によって料金が変動してきます。したがって、必ず実際の汚家の片付け費用を算出する際には、業者に相談して現地でも見積をしてもらうようにしてください。
気になる方は、「汚家の片付けをどの業者に依頼しようか迷われている方へ」をクリックしてみてください。
実家が汚家(汚部屋)になっていても、絶対に頭ごなしに怒らないでください。
いきなり怒ってしまうと親もムキになって、さらに話し合いができない状況になってしまいます。
実家が汚家になってしまったことには、必ず原因がありますので、まずは最近の生活や性格が変わっていないか確認しながら話をしていきましょう。
例えば、以下のようなことが原因で実家が汚家になってしまっていることがあります。
この他にも原因があるかもしれません。
実家が汚家になって困っている人は、以下の記事を読んで、しっかりと対処法を確認してください。
全国に汚家の片付けを行っている業者はたくさんありますが、その中には相場とかけ離れた価格を要求してくるなど悪質な業者がいることも事実です。
オコマリでは、お客様に安心して汚家の片付けを行ってもらうために、料金の見直しや業者の空き時間を活用するなどの工夫をすることで、業界最安値水準の料金を実現しました。もちろん、お見積り後に追加料金が発生することは一切ありません。
また、専門の相談員が親身になってお客様のご相談にのりますので、安心してご依頼頂けます。
問い合わせやお見積りはすべて無料ですので、お気軽にお問い合わせくださいませ。
今現在、世の中には一体どのくらいの汚家が存在しているのかは計り知れません。
汚家で暮らす人は、心のどこかで「このままではいけない」と感じているはずです。
汚家の片付けは、決して簡単なものではありません。
しかし、きっかけや心構え一つで、きっと汚家から脱出できるはずです。
自分で汚家の片付けに手が負えない場合は、専門の業者に頼ってみても良いと思います。
汚家は心も体も不健康にしてしまいますので、ぜひ汚家の片付けにトライして、汚家から脱出しましょう。
記事を読んで、片付けのことをもっと知りたいと感じた方は、下記の記事も参考にしてみて下さい。
ゴミ屋敷清掃のことについて、わからないこと・不安なこと・他人には相談しづらいことなどおありかと思います。オコマリではゴミ屋敷清掃について、予算・スケジュール・安心できる業者なのか、など様々なご質問にゴミ屋敷清掃に詳しいベテランのスタッフが親切丁寧にお答えし、お客様の不安を解消いたします。