ゴミ屋敷の清掃費用はどれくらい？

皆さんの家の周りには、家の外までゴミで溢れた、いわゆるゴミ屋敷はありますか？

最近では、家の前の道路までゴミが占拠して、行政の強制執行を受けているゴミ屋敷もあります。

ゴミ屋敷は、家主が問題なく生活できているからよいというわけではなく、周辺住民にも多大な迷惑をかけています。

家中がゴミでぎっしり埋め尽くされているゴミ屋敷だと、自分で一から全て清掃するのは難しいかもしれません。

しかし、ゴミ屋敷はきちんと清掃しなければ害虫や悪臭の原因ともなります。

そこで、費用はかかるものの、専門の業者の手を借りて、きちんとゴミ屋敷の清掃をする必要があります。

ゴミ屋敷は自分で清掃できる？

そもそもなぜゴミ屋敷になってしまうのでしょうか？

収集癖があってゴミを集めてしまったり、高齢でゴミ捨てが困難だったりと、ゴミ屋敷になってしまう要因は様々あるでしょう。

では、ゴミ屋敷の状態になってしまった家を、自分で片付け・清掃することは可能なのでしょうか？

もちろん、ゴミ屋敷を自分で片付けて清掃することは不可能ではないでしょう。

自分で清掃すれば、ほとんど費用はかかりませんし、業者に依頼する手間もかかりません。

しかし、ゴミ屋敷の住民が高齢であったり、精神的な病気が要因でゴミ屋敷化していたりする場合などは、自分で片付けて清掃まで行うのはほぼ不可能でしょう。

もしも、自分でゴミ屋敷を片付けて清掃するということであれば、時間も労力もかなりかかるということを忘れてはいけません。

費用は掛かりますが、最近では様々な業者でゴミ屋敷清掃を行っており、サービスも充実しているので、ゴミ屋敷清掃をお考えの方は問い合わせを検討してみましょう。

ゴミ屋敷の清掃費用の相場

ゴミ屋敷と言っても、マンションの一室がゴミ屋敷となっている場合や、庭付きの一軒家がゴミ屋敷になっている場合など、状況は様々でしょう。

また、単に生活ゴミをため込んでいる人もいれば、使えなくなった家電などを集めてきてため込んでいる人もいます。

ゴミ屋敷の清掃の費用と言っても、ゴミ屋敷の程度や住宅の広さなどによっても費用は大きく変わってきます。

また、ゴミ屋敷にため込んでいるゴミの種類によっても、簡単な清掃できれいになる場合と、プロの清掃でないと手に負えないほど頑固な汚れの場合もあります。

しかし、ある程度のゴミ屋敷清掃の費用相場を知ることは重要です。

ゴミ屋敷の不用品処分を業者に依頼した場合の費用

不用品回収業者や生前整理・遺品整理業者が行う、一般的なゴミ屋敷清掃の費用相場をチェックしましょう。

ゴミ屋敷の不用品回収費用は、ゴミの量によって変動します。

ゴミ屋敷のゴミが山積みの状態であったり部屋数が多くなったりすれば清掃に必要な作業人員も増えますし、運搬に必要なトラックもより大きなものが必要となるため、費用は高額になります。

また、テレビや冷蔵庫などのリサイクル法に関わる家電を処分する際は、別途リサイクル料という費用がかかります。

ゴミの量	作業員数	作業時間	費用
床全体がゴミ	1～2人	2～3時間	60,000円～80,000円
腰の高さまでゴミ	2～4人	4～5時間	100,000円～500,000円
天井の高さまでゴミ	5～7人	1～3日	300,000円～700,000円

ゴミ屋敷の清掃を業者に依頼した場合の費用

頑固な汚れで、より高度な清掃が必要な場合は、費用を支払ってハウスクリーニングを利用することもできます。

しかし、不用品回収業者にゴミ屋敷の不用品処分を依頼した場合は、清掃作業はついていないため、オプションで清掃作業を依頼したり、別途清掃業者に依頼したりする必要があります。

お部屋の清掃についての費用は、1LDKで25,000円程度～と、部屋数に応じて費用が掛かる場合の他、1カ所10,000円～という費用体系をとっていることもあります。

より高度な清掃が必要な場合は、清掃業者に依頼すると良いでしょう。

ゴミ屋敷の清掃費用を抑えるコツ

ゴミ屋敷の清掃ともなると、ゴミの処分費用だけでかなりの費用が掛かることが考えられます。

おそらく誰でも、できるだけゴミ屋敷清掃の費用を抑えたいと考えるのではないでしょうか？

もちろん、ゴミ屋敷ほどの大量のゴミを処分して清掃するとなると、少なからず費用は掛かってしまいます。

では、できるだけゴミ屋敷清掃の費用を抑えるには、どうすればよいのでしょうか？

ある程度自分で片付ける

ゴミ屋敷の清掃費用を抑える方法として最も有効なのは、できる限り自分でゴミ屋敷を片付け、清掃することがあげられます。

ゴミ屋敷を自分で片付けて清掃するなんて、絶対に無理！と思う方もいるでしょう。

しかし、生活ゴミで溢れたゴミ屋敷であれば、自身で片付けることも決して難しいことではありません。

可燃ゴミや不燃ゴミといった生活ゴミは、自治体のゴミ回収を利用すればほとんどの自治体において安い費用または費用が掛からずに処分することができます。

粗大ゴミであっても、業者に処分を依頼するより、自治体のゴミ回収に依頼した方が費用をかけることなく処分することができます。

全てのゴミを業者に依頼して処分するよりも、作業時間も作業人員も少なく済みますし、積み放題パックを利用するのであればより小さい容量のプランを契約することができます。

自分でゴミ屋敷を片付ける際の注意点

しかし、自身で片付けをする際に注意したい点もあります。

それは、大量のゴミは自治体のゴミ回収で対応できないこともあるという点です。

あまりにも量が多いゴミは、ゴミ集積場に出すだけでは回収できないことがあるため、一度に大量のゴミを出したい場合は、クリーンセンターに持ち込む必要があります。

クリーンセンターでは、可燃ゴミ・不燃ゴミ・粗大ゴミなどの回収をほぼ毎日行っているので、ゴミを急いで処分したい場合にも便利です。

また清掃に関しても、面倒だからとオプションでハウスクリーニングを利用すると費用がかかりますが、できる限り自分で清掃を行えば費用は安く済みます。

最近では、100円ショップでもたくさんの種類の清掃用品が販売されていますので、一式そろえても良いでしょう。

水回りなどの清掃が困難な部分を除いて自分で清掃を行えば、ある程度費用を抑えることが可能になります。

ゴミ屋敷清掃を費用だけで判断するのは危険！？

多くの人が、「たかがゴミに高額な費用をかけるのは嫌だ」と感じるのではないでしょうか？

できるだけ費用を抑えたとしても、ゴミ屋敷ほどの大量のゴミを処分するには、相応の費用が掛かってきます。

その為、「業界最安値！」などと記載していると、安さに飛びついてしまいたくなりますよね。

しかし、安さばかりにとらわれていると、思いもよらないトラブルに巻き込まれる可能性があります。

見積もりの費用は破格の費用を提示しておいて契約させ、実際に作業を進める中で、「これは別途費用が必要です」などと理由を付けて、最終的には見積もりの何倍もの費用を請求するというトラブルも報告されています。

「無料」「安い」という費用に関する言葉ばかりにとらわれず、様々なポイントをチェックして信頼できる業者に依頼するようにしましょう。

ゴミ屋敷清掃を信頼できる業者に依頼するには

では、費用面以外に、どのようなポイントに注目すればよいのでしょうか？

まず、依頼しようとしている業者のホームページを見てみましょう。

ホームページには、作業内容や実績などが掲載されていたり、オプション作業がある場合は費用が記載されていたりするなど、たくさんの情報が掲載されています。

また、実際に利用したお客様の口コミも参考にしてみましょう。

「お願いしたらこんな作業もやってくれた」「当日に急遽作業を追加したが快く引き受けてくれた」など、ホームページには載っていない情報を得ることができます。

さらに、問い合わせや見積もりの際のスタッフの対応も重要です。

ゴミ屋敷の清掃ともなると、作業時間も長くかかりますので、最後まで気持ちの良い対応をしてもらえる業者に依頼したいですね。

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全国にゴミ屋敷清掃業者は9,000社以上あると言われています。その中には相場とかけ離れた価格を要求してくるなどの悪質な業者がいます。

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