オコマリブログ - 身近なお困りごとを解決します。
投稿日:2017年03月28日 更新日:2021年03月30日
ゆーすけ |片付け部編集長
片付けが好きで、妻を巻き込んで毎週断捨離を行っています。仕事でも遺品整理、ゴミ屋敷、生前整理、不用品回収、特殊清掃の現場に行き、プロの技を学んでいます。片付けをしたい方にとって有益な情報をお伝えいきたいと思っています。
「終活でお片付け」とは、仕事や家事で忙しかった方が、退職や子供の独立等で人生の節目を迎え、少し生活に余裕ができたときに、「一旦財産を整理しよう」。ということを指します。
ここでいう財産には、文字通りの資産や、思い出のアルバムなど、他人には価値のないものも含まれます。
なぜ「終活でお片付け」を行った方がよいのか、どんなことをすれば良いのか、一緒にみていきましょう。
オコマリは、生前整理を始め遺品整理やゴミ屋敷片付け、片付け、木の伐採や剪定といった生活のお困り事を解決するサービスを提供しています。生前整理に関して専門知識のあるスタッフが親身になって無料で相談に乗っておりますので、0120-916-397までご相談いただければと思います。
オコマリの生前整理のサービスの詳細ついては、「生前整理|オコマリ」のページからご確認いただけます。ご相談内容は秘密厳守いたしますので、安心してご連絡ください。
終活の片付けは、一般的に生前整理とも呼ばれています。生前整理とは、自分が亡くなった時に遺族が困らないように身の回りの整理や片付けを行っておくことです。
終活の片付けをする方の中には、「自分が亡くなった時のこと」は考慮に入れず、ただ自分の第2の人生を楽しむための心と体のリフレッシュのための片付けという方もいらっしゃいます。その方にとっては「生前整理」ではないと言えるでしょう。
ここからは、終活での片付けのやり方に関して解説していきたいと思います。
まずは不用品を思い切って処分していきましょう。終活の片付けの中においては断捨離と考えていいと思います。
これはまだ使うかも、誰かにあげられるかも、そんなことを考えていては片付けが一向に進みません。高価な着物でない限り昔のように服が質入れ財産になったりすることはありません。
何年も押し入れに入っていた服などは今時誰も着ません、リサイクルショップに売るなり捨てるなりして思い切って処分しましょう。不用品処分が終活の片付けの第一歩なのです。
先程、断捨離という言葉を使いましたが、断捨離とは何でしょうか。断捨離とは、もったいないという固定観念に凝り固まってしまった心を、ヨーガの行法である
断捨離の3行を応用して不要な物を断ち、いらないものを捨てることで、物への執着から離れ、自身で作り出している重荷からの解放を目的とし、シンプルで心休まる生活と人生を手に入れようとすることです。
終活の片付けの第二歩として、金融財産の確認、整理を行います
財産を整理する目的の一つには、遺された家族が相続された財産の内容の把握に苦労せずに済むことにあります。
「どの銀行にいくら預けているのか」「加入している保険の内容」「所有している不動産」などを一覧表にしてわかるようにしておきます。
こうしておくことにより、相続トラブルや、株券のロストなどのトラブルを防ぐことになります。
義理父が亡くなって1か月後に叔父さんに「証券時代の株券がどこかにあるはずだよ。」と言われて家中探したが見つからない、どうやら誰かが片付け時に袋ごと捨ててしまったようだ。と言う相談がありました。百万円くらいはあったようです。
証券会社に問い合わせて対応するようにアドバイスをしましたが、どこの証券会社かもわからないため、大変苦労なさっています。このような事件を防ぐ意味でもぜひ財産の整理は必要です。
宝石・貴金属、ブランド品のバッグや高級腕時計なども立派な財産です。
事前に形見として誰かにあげると書き残すか、ご自身が現在使用しておらず、今後も使うことがないだろうというものはリサイクルショップなどで現金に換えてしまうとよいでしょう。
忘れてはならないものが借金・ローンのマイナス財産です。ローンなどは住宅ローン車のローン以外にも消費者金融などもあります。
個人的な貸し借りも含めて、すべて書き出し、「ここに書き出しているもの以外には借り入れはない。」とはっきり表記しておきましょう。
後々知らない人が来て「あの人にお金を貸していた。」などと言ってくる詐欺にも遺族が対応しやすくなります。
きちんと記入しておかないと、残った遺族が相続の時に、借金は少ないと思い込んでしまい単純承認をしてしまって借金に苦しむと言う事になりかねません。
「終活の片付け」で発生したごみの処分の方法をご紹介しましょう。
自分で捨てる方法と業者に依頼する方法の2通りがありますので、自分に適している方法を選びましょう。
終活の片付けで出たごみの処分方法の1つ目は、いつも自分が家庭ごみを捨てているところで捨てる方法です。
粗大ごみのように大きなゴミについては、自治体によって対応が異なります。事前の申込が必要なところもあれば、1ヶ月に1度置いておけば持っていってくれるところもあります。
もし、粗大ごみの出し方に詳しくない場合には、住んでいる自治体に問い合わせしましょう。
自治体で捨てる方法は、自分で持っていくので一番安上がりですが、人手と体力を使います。ご自分の体力を考えて判断しましょう。
終活の片付けで出たごみの出し方の2つ目は、便利屋やごみ回収業者に依頼することです。
近頃では便利屋さんも昔と違いチェーン化されておりお安くなって安心して利用できる信頼が置けるような状態になってきています。そのような所に頼むのも手ですね。
ただ、生前整理の一環として行うのであれば、生前整理業者に依頼する方がオススメです。生前整理業者に依頼すると、生前整理の際の仕分けから手伝ってくれるため、とても楽して生前整理を行うことができます。もちろん、ごみの処分だけを依頼することもできますので、ぜひ検討してみてください。
終活の片付けのためにこれまでいろいろ説明してきましたが、財産・負債整理、ほか全てを効率よく書き残していくためのツールとして、「エンディングノート」というものがあります。
エンディングノートを書くことは終活の片付けの最終段階と言えるでしょう。このエンディングノート、以下の時に役立ちます。
エンディングノートで有名なのは、コクヨの「LIVING&ENDING、もしもの時役立つノート」です。
このエンディングノート、なかなかの優れもので、初めから順に記入していくだけで必要な項目はすべて埋まっていきます。
なおエンディングノートはメモ帳と一緒でいろんなもの会社から発売されていて、自治体によっては無料で配られているものもあります。
エンディングノートを書くことは結構面倒な事でもあります、自分に合ったものを選ぶことが書き上げるコツでしょう。
ここで参考までに、エンディングノートに関するデーターを載せておきます。
[caption id="attachment_1876" align="alignnone" width="456"] クリックして拡大[/caption] [caption id="attachment_1877" align="alignnone" width="441"] クリックして拡大[/caption]意外とエンディングノートを知っている方や利用している方が少ないことが分かります。皆さん自分で作ったノートや、遺言書を作ったりパソコンで残したりしている方が多いのが実情です。
ですが、終活の片付けの資料として家族に書き残す場合、わかりにくい内容では意味をなさないので、エンディングノートを利用することをお勧めいたします。
関連記事:エンディングノートについて詳しく知りたい方はこちら
「エンディングノートとは」
終活の片付けの適正な年齢としては60代が最適だと言えます。人生80年のこのご時世に、なぜ60代での終活お片付けをおすすめするのでしょうか。
ここでは終活の片付けを60代にオススメする2つの理由をお伝えします。
生活スタイルの変化が激しい60代にはまだ体力、気力がみなぎっています。
本、使わなくなった文房具などの小物から、タンス、本棚までしっかり片付けて第2の人生を楽しむための最初のお仕事には体力と気力が必要とされます。この時期には始めることはいろんな意味において最適な時期なのです。
とはいっても、頑張りすぎは禁物です。急ぎすぎて心と体が疲れてしまうと大変です。時間をかけてゆっくりと終活の片付けを楽しみながら実行していきましょう。
60代は死を考えるには早そうに見えますが、60代以降は何が行るかは分かりません。「あんなに元気にしていた人が突然・・・」という話も60代以降で多くなってきます。
終活の片付けを60代で行っておくことは、自分が亡くなった後の家族のことを考えたらとても重要です。自分が亡くなったあとは、何が大切で何が大切でないのか?は分からず困ってしまうことが多いのが現状です。終活の片付けを60代に行っておけば、遺族が遺品整理を行う際に楽になるのです。
「終活の片付けのすすめ」いかがでしたかご参考になりましたでしょうか。終活の片付けの本質はこれからの人生を楽しむためのものでもあります。
終活の片付けをおこなって断捨離を行い、第2の人生を楽しみましょう。
記事を読んで終活に関してもっと知りたい!と思った方は、下記の記事も参考にしてみて下さい。
生前整理のことについて、わからないこと・不安なこと・他人には相談しづらいことなどおありかと思います。オコマリでは生前整理について、予算・スケジュール・安心できる業者なのか、など様々なご質問に生前整理に詳しいベテランのスタッフが親切丁寧にお答えし、お客様の不安を解消いたします。