エンディングノートを終活に活用しよう！入手方法やメリットも紹介！

エンディングノートを終活に活用しようという方が増えてきています。地域の公民館や、老人会の集会でも近頃セミナーや体験学習が行われていますね。

とはいえ、いきなりセミナーに参加するのはちょっと…という方もいらっしゃるのではないでしょうか？

今回は、エンディングノートについてを解説するとともに、どのように終活に活かせるのか？もお伝えしていこうと思います。

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エンディングノートと終活の意味と意義
終活としてのエンディングノートはどこで手に入れればいいのか
エンディングノートを終活に使用するメリット
エンディングノートと一緒に生前整理をしてみよう
「エンディングノートを終活に活用しよう！入手方法やメリットも紹介！」まとめ

エンディングノートと終活の意味と意義

「エンディングノート」と「終活」という言葉を1度は聞いたことはあると思います。

しかし、その意味や意義についてを学んだりしたことはありますか？

ここではまず、エンディングノートと終活の意味や意義を解説していきます。

「エンディングノート」とは何か？

『エンディングノート』とは今まであなたが生きてきた証を残すものであり、家族のためにあなたの人生を残しておくものです。

エンディングノートを書くことは、今後の人生を家族と共にどう過ごしていくべきかを考えるきっかけになります。

エンディングノートに書き記す内容としては、自分のこれまでの歴史や思い出、友人関係から始まり、自分が所持している資産や契約している保険、サービスなどになります。

これらの項目をエンディングノートに書いておくことで、自分の身に何かあった時、家族がそれを見ることでスムーズにやるべきことが見えてきます。

また、これらの項目を書いていく過程で、自分の人生についてふり返り、今後をどのようにするべきか？を考えるきっかけになります。

エンディングノートはまさに、自分のこれまでの人生とこれからの人生を考えるためのキッカケになることができるのです。

「終活」とは何か？

『終活』とは人生の終わりに向けて前向きに準備することで今をよりよく生きていこうという活動です。

日本では、高齢化と少子化は進行し続け、また経済的にも厳しい現代で、金銭的にも、時間的にも自分の家族に迷惑をかけたくない、といった観点から「自分のエンディングに不安を感じる人」が増えています。

そのようなことがストレスを生み、これからの人生にのしかかってくることを避けるために『生前整理』や、『エンディングノート』を書くなどの事を行っていきます。このようなことを『終活』といいます。

つまり、エンディングノートを書く行為は終活の一部だと言うことができるのです。

終活としてのエンディングノートはどこで手に入れればいいのか

終活としてのエンディングノート自体はどこで手に入れることができるのでしょうか？

エンディングノートを終活として活用しようと思った際には、下記の3つの方法が考えられます。

終活の講演会でもらう
書店やインターネットで購入する
インターネットで無料で入手する

それぞれの終活としてのエンディングノートの入手方法を解説していきましょう。

1.終活の講演会でもらう

自治体や、老人クラブで終活やエンディングノートに関するセミナーや講演会をやっています。

そのような場に参加すると、終活で利用できるエンディングノートを無料で配布されていることがありますので、そこで手に入れます。

終活の講演会などに参加すれば、同じようなことに興味のある人たちとも知り合いになれるのでオススメです。

2.書店やインターネットで購入する

書店やオンラインの書店で終活として活用できるエンディングノートを購入することができます。

終活のためのエンディングノートとして有名なのは、コクヨから販売されている『コクヨエンディングノートもしもの時に役立つノート』です。

どのようなものかを見たい場合には、実際に書店に足を運んでみてから購入するのが良いでしょう。

3.インターネットで無料で入手する

インターネットでは無料でエンディングノートを配布しているところがあります。終活の一環としてのエンディングノートを配布している団体や組織は、一般社団法人から自治体まで様々です。

自分の自治体のホームページにアクセスしてみると、エンディングノートを終活として活用できる用に提供しているところがあります。たとえ、自分の住んでいる自治体でなくてもダウンロードできますので、活用してみると良いでしょう。

エンディングノートを終活に使用するメリット

さて、エンディングノートの入手場所についてはお伝えしてきましたが、終活に使用するメリットは何があるのでしょうか？

エンディングノートを終活として活用するメリットと活用しない場合のデメリットに関して、ここではお伝えしていきます。

エンディングノートを終活に使うメリット

まずはエンディングノートを終活に使うメリットについて考えていきます。

エンディングノートは死後だけに使うだけのものではありません。それが、最近若い方もエンディングノートを書いている理由になっています。では、どんな時に使うのでしょうか。

緊急入院になった。事故や病気で急に入院となったとき

入院した方が、エンディングノートを終活に使っていると以下の大切な情報が分かります。

加入している保険が分かる
かかりつけのお医者様もわかる
どんな口座からどのような引き落としがあるかがわかる

入院した方が女性の場合、家庭の男性は何も知らないことが多くあります。そのようなときにとても便利です。

エンディングノートを終活に使っていた方がお財布をなくしたとき

お財布をなくしたときは以下の情報が分かります。

加入しているクレジットカードの番号が分かる
どこのクレジットカードに入っていたかが分かる

エンディングノートを終活に使っていた方が亡くなったとき

やはり亡くなった時に情報を残しておくのがエンディングノートの役割です。

連絡すべき方がわかる。
エンディングノートを書いていた本人が遺書代わりにしていた場合、相続の参考になる。
死亡保険など、どこに入っていたかがわかる。
遺言書を残していたのか、また、どこに保管してあるのかがわかる。
謝金をしていたりローンを組んでいたのがわかる。
個人的な貸し借りもわかる。
預金・定期預金の存在が分かる。
どんな有価証券を持っていたかがわかる。

以上のような情報がすぐわかることによって、遺産相続時に、そのまま相続していいのか、相続を放棄した方がいいのかが、すぐにわかります。

「多少の土地があるだけだから」と言って安心して相続をしたのち、山のような借金が出てきて困ったという方もいらっしゃいます。もちろん借金があることを知ってから3か月、相続放棄はできますが、とても難しい手続きが必要ですし、認められないこともよくありうることです。

また突然知らない方、又は知り合いが来て、「お父さんにお金を貸していた。」と言われたときに、エンディングノートがないと、本当なのだろうかと悩みます。

もちろん借用書がなければ相手にしなければいいとも言えますが、請求者がご近所さんや知り合いだった場合、後々の事を考えると本当だったらどうしようと悩むことになります。

エンディングノートを終活に使わないデメリット

エンディングノートを終活に使わないと、どのようなデメリットがあるのでしょうか？

終活では、今までの自分の人生を見つめ直して、今後の自分の人生を考えるという意味合いがあることは既にお伝えして通りです。

エンディングノートを使わない場合でも、もちろん終活を行うことはできますが、何を考えるべきか？という事を1から考える必要があり大変です。

エンディングノートを活用すれば、何を考えるのかがリスト化されているので迷うこと無く、終活を進められるのです。

エンディングノートと一緒に生前整理をしてみよう

エンディングノートを書いて終活に役立てましょう。という事をお伝えしてきました。

しかし、終活にはエンディングノートを書く以外のことも含まれています。その1つが生前整理となります。

生前整理とは

生前整理とは、生きているうちに家具や資産など、身の回りのものを片付けておくことです。

本人の入院や施設への入所を機に家族が行うことも生前整理と呼びます。簡単に言えば、定年退職等で手が空いた方が、「さて、手も空いたし、いらない物を片付けておくか。」という感じですね。

生前整理の有効性

まだ若い方なら部屋の片づけになりますし、年配の方なら生前整理として、役に立ちます。

本人以外の方が本人亡き後部屋の片づけをするのは大変なことです。どこに高価なものが隠れているかわかりません、イスの隙間や雑誌の中にへそくりを隠していたといった実話はよく聞く話ですね。

ご高齢の方は危険ですので若い家族に手伝ってもらうのもいいと思います。

それにより、家族の会話ができ、ご自身亡き後、価値ある資産の形見分けや、物の場所の確認にもできます。思い出の品が出てきてほっこりすることもあります。

また、片づけることによって荷物も減って足元もすっきりして転んだりする危険も減りますし、何より片付いていないという心理的ストレスが亡くなります。

しっかり片付けができるコツとしましては、これはいる物、いらない物を本人以外が強制しないこと、家族でケンカしないことですね。

もう小さくなった子供服など思い出にしたいなら最低限を残して処分すればよいと思いますし、どうしても判断のつかない物を他の家族が焦らさない事ですね。

判断のつかない物は後日決めればよいと思います。あくまでエンディングノートを終活に役立てるために書くことが目標の生前整理ですから、焦らないこと、イライラしないことは大切です。