実家が汚い理由や片付け方を徹底解説します!
投稿日:2019年02月14日 更新日:2023年03月14日
ゆーすけ |片付け部編集長
片付けが好きで、妻を巻き込んで毎週断捨離を行っています。仕事でも遺品整理、ゴミ屋敷、生前整理、不用品回収、特殊清掃の現場に行き、プロの技を学んでいます。片付けをしたい方にとって有益な情報をお伝えいきたいと思っています。
実家が汚いと感じていて、「どうにかしたい!」と思っている方は多いのではないでしょうか?
一緒に住んでいないので無視しようと思えば出来る問題ですが、近隣への迷惑や実家に住む家族の健康のことを思うと、出来れば解決してあげたいと思うでしょう。
また、実家が汚いので泊まりたくない、帰りたくないと考える人もいらっしゃるかと思います。
今回は、実家が汚い理由をお伝えしつつ、どのように片付けを進めていくのかを紹介していきます。記事を読めば、実家が汚い家族との付き合い方が理解でき、心に少し余裕ができるかと思いますので、ぜひ最後まで読み進めていってください。
「実家が汚いのはなぜ?」と普段キレイに生活している方は思ってしまうでしょう。良かれと思って勝手に掃除や片付けをすると怒る人もいますので、なおさら理由を理解したくなります。
まずは実家が汚い理由を理解することで、汚くしてしまっている家族の気持ちを知ることから始めましょう。今回は、実家が汚い理由を4つご紹介していきたいと思います。
実家が汚い理由の1つ目は、ストレスです。
汚い実家に住んでいる家族が感じているストレスは様々だと思います。配偶者に先立たれたストレスや子どもたちが家を出ていったストレス、配偶者との価値観が違う中での生活へのストレスなどストレスを感じる要因は多種多様です。
このストレスを感じたら実家が汚くなるという事はなく、何らかのストレスを感じ、それを解消するために実家を汚くしてしまっている可能性があります。
どのようなストレスを感じているかは、実際に汚い実家に住む家族と話してみないと分かりません。まずは会話をするところから始める必要があるでしょう。
実家が汚い理由の2つ目は、一人暮らしをしている事です。
実家に住むのが一人の場合、体力的な問題で片付けが出来なくなっている可能性があります。重たいものが持てなかったり、体調が悪い日にゴミを捨てられなかったり、掃除をするのが大変だったりと、一人暮らしでは自分一人ですべてを行う必要があり、それが出来ない可能性があるのです。
若いころの一人暮らしと、年齢を重ねての一人暮らしでは家事の負担が圧倒的に大変になります。このことが実家を汚くさせている理由かもしれません。
実家が汚い理由の3つ目は、病気です。
うつ病やADHD、認知症など病気になると部屋の片付けができなくなり、家全体が汚くなってしまう可能性が高くなります。
やはりこれも実際に会って話してみないと分かりませんが、実家が汚くなっていたら病気の可能性も疑いましょう。
ゴミ屋敷と病気の関係性については、下記の記事も参考にしてみてください。
実家が汚い理由の4つ目は、元々の性格です。
人の中には物に囲まれている方が好きだったり、散らかっている方が落ち着くという方がいます。長年汚い環境の方が好きということであれば、性格が理由だと疑いましょう。
実家が汚い理由についてお伝えしてきましたが、当てはまりそうなものはあったでしょうか?ここからは、実家が汚い状況を片付けて解決していく方法についてお伝えしていきましょう。
実家が汚い理由のどれだとしても当てはまるアプローチ方法になりますので、ぜひ参考にしてみてください。
汚い実家を片付けるアプローチ方法は、下記の4つになります。
汚い実家を片付ける最初のアプローチ方法は、里帰りなどのタイミングで問題意識を持ってもらうことです。
まずは里帰りなどのタイミングで実家に帰り、家族と話す場を設けましょう。そこで話を聞いてみて、「実家が汚いのはなぜ?4つの理由を徹底解説!」でお伝えした4つの理由のどれに当てはまるのかを判断します。
病気の場合には、なかなか自分だけでは判断できないと思いますので、必要に応じて医療機関に行くのが良いでしょう。
理由が特定できなかったとしても、話をしていく中で「実家が汚い状態になっていて、片付ける必要がある」という問題意識を持ってもらいます。
ただ、ここで「この状況がいいんだから、余計なことはするな!」と言われてしまうケースもあります。その場合には、根気強く話しつつも、行政や地域包括支援センターなどに相談してみるのも良いでしょう。
その時には問題意識を持って貰えなくても、何度か喋っている間に変わってくる事もあります。自分たちが近くに住んでいれば良いですが、遠くに住んでいる場合には特に協力してもらう方が力強いはずです。
汚い実家を片付けるアプローチ方法の2つ目は、「実家が汚いので、赤ちゃんを連れて帰りたくない」と実家に住んでいる家族にハッキリと伝える事です。
もし孫やひ孫が出来たら実際に会ってみたいのが家族の気持ちです。しかし実家が汚いと赤ちゃんを連れて帰ることは衛生上難しいと感じるでしょう。
そんなときには分かりやすく「汚い実家を片付けてくれないと、赤ちゃんを連れて帰りたくない」とハッキリ伝えてみてはいかがでしょうか?
家族のタイプにもよりますが、ストレートに分かりやすく伝えられた方が「あぁ、そうか。今、家の状態は汚くて片付ける必要があるんだ」と認識してくれる可能性があります。もちろん「だったら帰ってく来なくていい!」と怒る方もいらっしゃるので、家族の性格によって使い分けてください。
汚い実家を片付けるアプローチ方法の3つ目は、一緒に実家の片付けを行うことです。
問題意識を持ってもらう事に時間がかかる方もいれば、すぐに終わる方もいらっしゃると思います。どちらのケースにしても、次に行うべきは「一緒に片付ける」ということです。
もし自主的に片付けを行えるのであれば、実家が汚い状態にはなっていないはずです。したがって、面倒くさいと思っても、一緒に片付けるようにしましょう。
家に複数の部屋があるのであれば、一部屋ずつ片付けていきましょう。まずは明らかにゴミだと思われるものを捨てていきます。
とはいえ、汚い実家に住む家族には確認しながら進めていくことが良いでしょう。本人がゴミじゃないと思っているのに勝手に捨てると、「なんで捨てるんだ!」と喧嘩になってしまいます。
もちろん1点1点確認しながら進めていったらキリがないので、ある程度はザックリと進めていく必要はありますが、片付け始めの時は特に気をつけてください。
汚い実家を片付けるアプローチ方法の4つ目は、業者に依頼して一気に片付けを終わらせることです。
このアプローチ方法を実行する際には、「汚い状態を綺麗にする方が良い」というのが本人に理解できているようにするのと、ある程度捨てるものをが分別できる状態であるようにしてください。
もし自分たちだけで実家の汚い状態を片付けられるのであれば、業者に依頼する必要はありません。しかし、実家が近くない限りは滞在できる短い期間の中で片付けを完了させるには、プロに依頼することも必要です。
費用は自分だけで行うよりもかかりますが、何度も実家に帰ることを考慮すると安いケースも多くあります。半日~1日で終わらせてくれる片付け業者に依頼することで一気に汚い実家から脱出できるのです。
実家が汚い状態を業者に依頼して解決してもらう際の料金相場と注意点をここでは解説していきます。
片付けを業者に依頼する際には、部屋の間取りで料金が決まっているケースが多くあります。下記は汚い実家の片付けを業者に依頼する際の料金表になります。
部屋の広さ | 費用相場 |
---|---|
1R | 45,000〜130,000円 |
1DK | 95,000〜150,000円 |
1LDK・2DK | 120,000〜280,000円 |
2LDK・3DK | 140,000〜300,000円 |
3LDK・4DK | 190,000〜400,000円 |
4LDK・それ以上 | 230,000〜500,000円 |
ここで大切なのは、どんな場合でもこの料金相場に収まるわけではないという点です。
例えば間取りが3LDKでも片付ける量が1R程度しかなければ、料金相場は1Rのものになります。したがって、実家が3LDKだからと言って必ず3LDKの料金相場になる訳ではないのです。
逆に1Rの間取りだったとしても、片付ける量が3LDK分だと3LDKを片付ける費用がかかって来てしまいます。
そこで大事になるのがお見積もりになります。現地に業者に来てもらって汚い実家を片付けるのにどれくらい掛かるのかをちゃんと見てもらうようにしてください。
先ほどは汚い実家を片付ける際の料金相場をお伝えしましたが、ハウスクリーニングを行う場合には追加料金がかかる事が殆どです。下記にはハウスクリーニングを別途依頼する際の料金相場を表でご紹介いたします。
どの程度まで綺麗になるかは汚れの度合いにもよりますので、依頼する予定の業者さんに相談してみるのが良いでしょう。
作業項目 | 費用相場 |
---|---|
キッチンのハウスクリーニング | 10,000〜30,000円 |
お風呂場のハウスクリーニング | 15,000〜45,000円 |
トイレのハウスクリーニング | 12,000〜38,000円 |
1部屋のハウスクリーニング | 10,000〜50,000円 |
ここまで汚い実家の片付け業者の料金相場をお伝えしてきましたが、どこの片付け業者を選ぶのかは注意が必要です。片付けを請け負う業者はとても種類と数が多く、業者の質もまちまちです。
「聞いていた金額と違う」「追加料金を取られた」などという料金に関するトラブルが起こっている現実もあります。実家の汚い部分がこんなに安く済むのはラッキーと思っていたら、とても高額になってしまったケースもよくあります。
実家が汚いなと感じて、整理を依頼する際には、下記の選び方を参考にして慎重に業者を選ぶようにしてください。
片付け業者の選び方を知っておけば、先ほどお伝えしたような片付け業者とのトラブルを回避することができます。
下記には片付け業者の正しい4つの選び方をお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてください。
まず大切なことは、事前にしっかりと料金を伝えてくれるかどうかです。
よくいる悪徳業者は「現場の状況を見ながらじゃないとなんとも言えないので」、「目に見えない部分もあったりするので」などと、料金が決められない言い訳をしてきます。そして、汚い実家の片付け費用をなかなか伝えようとしてきません。
お見積もりに来ていないのであれば理解できますが、もしお見積もりにも来ているのに料金に曖昧な点があるのであれば、追加料金を請求される可能性が高くなります。
そのような片付け業者には汚い実家の片付けを依頼しない方が良いでしょう。
業者が行ってくれる作業やサービスの内容が明確かどうかも優良な業者を選ぶチェックポイントの一つです。
実家の汚い部分をどこまで片付けてくれるのかが不明確という場合も、トラブルの危険が高まります。
良質な業者は「ご実家はこことここが汚く片付ける必要があるので、料金は全部でいくらです」というように、はっきりと明確に作業内容と費用の全額を伝えてきます。
お見積もりに来てもらった際の会話の中で、そのような話があるかをチェックし、無ければ自分から確認するようにしましょう。
優良な業者を選ぶ基準に、片付けをしたい実家と業者との物理的な距離は入っていません。
業者の距離と片付けたいと思っている汚い実家の距離が近いからといって、安易に信用してはいけません。
よく考えれば、近くにあることと、信用できることはまったく別問題だとわかります。
しかし、なんとなく近くの業者さんは安心なのではないかと思い込みやすく、汚い実家の片付けを任せてしまいがちです。
近くの業者の方が、交通費なども安くなるのではと思われがちですが、片付け業者の費用の多くは、人件費とごみの処分費用です。
少しぐらい遠くても、今の時代は車を1時間も走らせればある程度の場所へ向かうことができます。
したがって、距離だけの理由でそこまで大きく料金が変わることはありません。汚い実家の近くにあるというだけで、安易に信用しないことが大切です。
汚い実家の片付け業者を選ぶ際にもちろん大切なのが、電話やメールの対応です。
当然ながら、お客様に対して失礼な対応しかできない業者が、作業をきちんとできるわけがありません。
気持ちよく対応をしてくれるかどうかは、とても大切な指標であり、これができない業者に依頼をすることは控えてください。
全国に汚い実家の片付けを行っている業者はたくさんありますが、その中には相場とかけ離れた価格を要求してくるなど悪質な業者がいることも事実です。
オコマリでは、お客様に安心して片付けを行ってもらうために、料金の見直しや業者の空き時間を活用するなどの工夫をすることで、業界最安値水準の料金を実現しました。もちろん、お見積り後に追加料金が発生することは一切ありません。
また、専門の相談員が親身になってお客様のご相談にのりますので、安心してご依頼頂けます。
問い合わせやお見積りはすべて無料ですので、お気軽にお問い合わせくださいませ。
実家が汚いと帰りたくない!と思ってしまいますが、実家が汚いから帰らないと逆効果になる可能性もあるので注意が必要です。
もちろん人によっては実家が汚い状態を気にしないという方もいらっしゃるでしょう。その判断に正解と不正解はありませんが、もし少しでも解決したいと思うのであれば現実と向き合う必要があります。
そして現実と向き合うには、実家に帰ってなぜ汚くなったのかを家族と話し合う必要があるのです。話し合うことで実家が汚くなった理由が理解でき、解決への一歩が踏み出せます。
とはいっても自分たちだけで汚い実家に対処するのは大変なのは事実です。「実家が汚いので片付けたい場合の成功するアプローチ方法を大公開!」でもお伝えしましたが、行政や地域包括支援センターと協力することも1つの手でしょう。また近隣の方に協力を依頼できるのであればするのも良いです。
他の人の力も借りて、解決に向けて一歩一歩進んでいくようにしましょう。
「実家が汚い人と結婚する」となった場合、どのような覚悟が必要でしょうか?
アドバイスとしては、何か特別に気にする必要はないけれど、どのような形でアプローチして解決していくのか、何が理由で実家が汚いのかを理解しておくようにしましょう。
また「実家が汚い=結婚相手の部屋も汚い可能性がある」とも考えられます。実際、汚い環境に住み慣れていれば、汚い環境に住むことへ嫌悪感を抱かないので、結婚相手の部屋も汚い可能性があるのです。もちろん、そのような点も含めて好きで結婚するのであれば良いですが、もし汚い環境は許せないと思っているのであれば、結婚相手の清潔感を確認しておきましょう。
結婚とは相手だけではなく、相手の家族とも一緒になるという事でもあります。相手の実家で暮らさない限り、汚い実家と接する時間は少ないとは思いますが、突然「実家が汚い」という問題が表面化して向き合う必要が出てくるかもしれません。
気にしすぎる必要はありませんが、心の中で納得と準備はしておきましょう。
今回は、実家が汚い理由や片付け方、里帰り時のポイントをお伝えしてきました。
「実家が汚い」という状態を放置しておくのも選択肢の1つですが、なかなか見過ごすというのは気持ち的に難しい場合が多いでしょう。
その場合には、まずは実家が汚い理由を見つけ、一緒に片付けを行い、必要に応じて一気に業者に片付けてもらうようにしてください。
汚い実家が解決できることを願っています。
記事を読んで、片付けの方法や実家が汚くなってしまう原因についてもっと知りたい方は、下記の記事も参考にしてみてください。
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