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投稿日:2017年03月30日 更新日:2021年03月30日
ゆーすけ |片付け部編集長
片付けが好きで、妻を巻き込んで毎週断捨離を行っています。仕事でも遺品整理、ゴミ屋敷、生前整理、不用品回収、特殊清掃の現場に行き、プロの技を学んでいます。片付けをしたい方にとって有益な情報をお伝えいきたいと思っています。
終活フェスタとは、終活に興味のある方が訪れるイベントです。近年注目されている「終活」という言葉ですが、「終活」という言葉は知っていても実際に手を動かしたことのない方が多い現状です。
そこでより終活を身近に感じてもらおうと行われているのが終活フェスタということになります。
このページでは終活フェスタの概要や終活フェスタが注目されている背景などをご紹介していきます。終活フェスタに興味のある方はぜひ最後まで読み進めていってください。
オコマリは、生前整理を始め遺品整理やゴミ屋敷片付け、片付け、木の伐採や剪定といった生活のお困り事を解決するサービスを提供しています。生前整理に関して専門知識のあるスタッフが親身になって無料で相談に乗っておりますので、0120-916-397までご相談いただければと思います。
オコマリの生前整理のサービスの詳細ついては、「生前整理|オコマリ」のページからご確認いただけます。ご相談内容は秘密厳守いたしますので、安心してご連絡ください。
終活フェスタとは、終活に興味のある方が訪れるイベントで、一般社団法人終活カウンセラー協会が主催しています。
一番直近では、2019年3月3日に東京で開催されました。終活フェスタのホームページで分かっているところでは、2017年12月16日に東京で1度開催、2015年1月24日に札幌、6月27日に大阪、9月28日に東京で開催しており、年によって開催回数や開催地もバラバラではあります。
終活フェスタは見るだけではない、「参加型」の今までにないイベントで、終活の準備を具体的に行う参考になるものです。
終活カウンセラー協会は、終活は「人生の終焉を考えることを通じて自分を見つめ今をよりよく自分らしく生きる活動」と定義しており、あくまで前向きな活動としてとらえている方が多いようです。
終活フェスタにブースを展開する企業も、お寺や生命保険会社、霊園、遺品整理業者など多岐に及び、終活に関する具体的な情報を得ることができます。
終活フェスタでは、証券会社による資産の引き継ぎに関する小規模セミナー、最近注目されている樹木葬や海洋葬などの具体的な行い方や費用に関する相談会、入棺体験、自宅納骨用の「ご供養家具」の展示、遺品整理業者による遺品整理や生前整理に関する相談会、お寺による「お坊さんが考える終活」をテーマにした法話や永代供養の提案などのブースが出展されました。
終活フェスタが注目されている理由は、後に残す家族や親族になるべく心理的・経済的負担をかけたくないという考えを持たれる人が増えてきていることです。
高齢になると誰でも親や祖父母を看取った経験がある方も多く、その後になって「本当に故人の遺志に沿った方法で見とれのか?」と後悔された経験がある人もいらっしゃいます。
終活を行って元気なうちに自分の意思を明確にし、家族や親族に示しておくことで、その時に遺族にのしかかる様々な負担を軽減することができます。
終活フェスタに参加することで、終活の内容の選択肢を広げ、細かく具体的に意思を示すことができるようになることが、今の終活フェスタの人気につながっています。
終活フェスタに参加することにより、終活のために準備することとその選択肢の多さをお分かりいただけると思います。
その後、実際に終活をすることになりますが、終活には大きく分けて遺言書の作成、エンディングノートの記入、生前整理があります。この3つの終活について説明していきます。
遺言書とは、いわゆる「遺書」とは異なり、主に自分がいなくなった後の財産について記すものの事を言います。
この遺言書を書いておくことで、残される家族の遺産に関する争いを防ぐことができます。
遺書には自筆証書遺言(じひつしょうしょ・いごん)、公正証書遺言(こうせいしょうしょ・いごん)、秘密証書遺言(ひみつしょうしょ・いごん)の3つがあります。
自筆証書遺言は民法第968条で「自筆証書によって遺言をするには、遺言者がその全文、日付及び氏名を自書し、これに印を押さなければならない」と定められています。
自分で字を書くことと、印を押すことができれば作成できるので、遺言書の中でも最も簡単に作成することができます。
しかし、自筆遺言書には遺言を書く人が15歳以上である事が条件で、かつ家庭裁判所の「検認」が必要になるので、無効にならないよう正しい書き方の知識が必要になります。
「印を押すこと」とありますが、これは実印である必要はなく、認印や拇印でも効力があります。
公正証書遺言は遺言者が公証役場の公証人に遺言する内容を伝えて、公証人に遺言書を作っていくという、公証人と共同で作る遺言書です。
自筆遺言書に比べると、公証人という専門家と共同で行うため遺言が無効になることがないのが公証遺言書のメリットです。
裁判所の検認も必要ないため、遺族に負担が軽くなるのも特徴です。公証役場の公証人に依頼するため、作成に時間と費用が掛かることがデメリットとなります。
秘密証書遺言とは、遺言の内容を他者に知られたくない場合に作成する遺言書をいい、遺言者が自筆で描いた遺言書を公証役場へ持参して本人の遺言書であることを明らかにできるというものです。
この方法は残された人に遺言書の存在が知られないまま相続が行われてしまうという危険があるため、注意が必要です。遺言により相続の内容が決まるため、遺言書の作成は慎重に行う必要があります。
自分で遺言書をかく場合には、記入漏れなどで遺言書が無効になることが無いよう、行政書士や弁護士など、遺言書作成の専門家に相談することをお勧めします。
エンディングノートは最近では書店などで購入できるほか、インターネット上からダウンロードすることもできます。
エンディングノートとは遺言書とは異なり、延命処置の希望や葬儀内容に関することや、電気・水道などのライフラインや携帯電話、プロバイダの契約先とその契約解除方法など実務的な内容を記入するものです。
エンディングノートを記入し、家族にその存在を伝えておくことで、亡くなる前後の決めごとや手続きなどを家族が迷うことなく行うことができます。
病気で重篤な状況になったときにどの程度までの延命措置を望むか、葬儀をどこに依頼するか、宗派は何か、自分の死亡を誰に伝えてほしいか、遺影に使う写真はどれが良いかなど、自分の死の前後の事だけでなく、携帯電話やパソコンのロック解除のパスワード、SNSや買い物サイトのアカウントの削除の仕方など、内容は多岐に及びます。
それ以外にも認知症などで自分の意思が示せなくなった場合に誰にも役に立ち、介護をお願いしたいか、入所を希望するのはどこの施設か等の内容を書いておけば、その後の生活を自分の意に沿ったものにすることができます。
また、誰に何を相続させるかを記入することもできますが、この場合は法的拘束力はないので、注意が必要です。
生前整理とは、所持品を今後必要なものと不要なものに分類して不用品を処分することを言います。
この生前整理を行うことで、自分がいなくなった後の遺品整理の際に遺族にかかる負担を軽くすることができます。また、不用品を処分することで居室を快適に保つことができるため、これからの生活にも役に立ちます。
生前整理を行うのは非常に体力を必要とするので、高齢者が一人で行うことは難しい場合がほとんどです。このような場合、生前整理を行う専門の業者に依頼すると良いでしょう。
終活フェスタについて、過去の開催実績や開催の内容、終活フェスタが注目されている背景などをご紹介してきました。
終活フェスタに参加することでより身近に終活を捉えられることは非常によい機会であるといえます。
終活は「死ぬ準備」ではなく、「その日まで楽しく生きる」ための活動です。きちん準備をしておくことで、その後の人生をさらに楽しく明るく過ごすために、「終活」を始められてみてはいかがでしょうか。
記事を読んで、終活についてもっと知りたいという方は、下記の記事も参考にしてみてください。
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