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孤独死・孤立死の原因の一人暮らしの高齢者

投稿日:2017年03月31日 更新日:2021年03月30日

孤独死・孤立死の原因とは?若者や高齢者で増加する背景と対策も紹介

執筆者のゆーすけ

ゆーすけ |片付け部編集長

片付けが好きで、妻を巻き込んで毎週断捨離を行っています。仕事でも遺品整理、ゴミ屋敷、生前整理、不用品回収、特殊清掃の現場に行き、プロの技を学んでいます。片付けをしたい方にとって有益な情報をお伝えいきたいと思っています。

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孤独死・孤立死の原因は、一人暮らし世帯の増加です。若者と高齢者のどちらにもいえることですが、近年は一人暮らし世帯が増加しており、全世帯に対する一人暮らし世帯の割合は2015年時点で約35%になっています。

孤独死・孤立死とは、家族や親族、近所とのコミュニケーションや付き合いが一切ない人が何らかの原因で誰にも看取られずに、お一人で亡くなることを言います。一人暮らしが少なくなれば、お一人で亡くなることがないために、孤独死・孤立死は減ると言えるでしょう。

このページでは、孤独死・孤立死の原因を若者と高齢者に分けて解説すると共に、孤独死・孤立死の原因から考えられる対策をお伝えしていきます。

オコマリは、特殊清掃を始め遺品整理やゴミ屋敷片付け、片付け、木の伐採や剪定といった生活のお困り事を解決するサービスを提供しています。特殊清掃に関して専門知識のあるスタッフが親身になって無料で相談に乗っておりますので、0120-916-397までご相談いただければと思います。

オコマリの特殊清掃のサービスの詳細については、「特殊清掃|オコマリ」のページからご確認いただけます。ご相談内容は秘密厳守いたしますので、安心してご連絡ください。

目次

孤独死・孤立死の原因とは?若者と高齢者で増加する背景

孤独死・孤立死の原因は一人暮らし世帯の増加だとお伝えしました。まずは一人暮らし世帯がどのように増加しているのかをグラフで見ていきましょう。

[caption id="attachment_2830" align="aligncenter" width="1102"]65歳以上の高齢者のいる世帯の構成割合 出典:「内閣府平成26年版高齢者白書」[/caption]

上記のグラフは、内閣府が発表した65歳以上の方がいる世帯数及び構成割合の統計です。

このグラフの中で、水色は65歳以上の一人暮らし。オレンジが65歳以上の夫婦のみ。緑が65歳以上の親と未婚の子供。黄色が65歳以上とその子供と孫になります。

グラフの中で、65歳以上の一人暮らしと、65歳以上の夫婦が年々増えて行っている傾向がよくわかります。65歳以上の一人暮らしと65歳以上の夫婦のみの世帯を合わせると、65歳以上の世帯合計の半分以上を占めます。この統計からわかるように、65歳以上の高齢者の世帯の半分以上は、高齢者のみで生活をしている世帯となるわけです。

高齢者夫婦の世帯においてもどちらかが死亡すれば、一人暮らしの高齢者となります。また、65歳以上の高齢者とその独身の子においても親が亡くなってしまえばその頃には自分も1人暮らしの高齢者に近い年齢となります。

こうした背景から高齢者の一人暮らしは年々増加していく傾向にあると内閣府の調査でわかっています。

上記のグラフでは65歳以上の高齢者のみでしたが、孤独死・孤立死は若者にも広がっているのは事実です。それではここからは孤独死・孤立死の原因の「一人暮らし世帯の増加」がなぜ発生しているのかの背景を見ていきたいと思います。

1.未婚者の増加

孤独死・孤立死の原因を助長している背景の1つに結婚をしない男女が増えている傾向があげられます。

若者の結婚に対する価値観の違いから、年々未婚率が上昇しています。グラフで表すとはっきりとわかります。下記のグラフは、国勢調査を実施したデータを基にした未婚率になります。

女性も男性もどの年齢を見ても未婚率が上がっているのがわかります。特に男性でいうと45歳から49歳までの未婚率が25.20%にも及んでいます。これは、45歳から49歳の男性の4人に1人が未婚だということになります。

[caption id="attachment_2834" align="aligncenter" width="847"]男性の未婚率推移 出典:「全国仲人連合会」[/caption] [caption id="attachment_2835" align="aligncenter" width="844"]女性の生涯未婚率 出典:「全国仲人連合会」[/caption]

未婚率は年々増加する傾向にあります。こういった統計からもわかるように、この先一人暮らしの高齢者が益々増加していくのは目に見えています。

孤独死・孤立死が起こる原因がここにもあることがよくわかります。

2.遠方で家族と離れて暮らすケース

孤独死・孤立死の原因を助長している背景の2つ目は、家族と離れて暮らすケースが増えている点です。

昔と違って少子化の近年は、親を見る子供の数も減少しています。一人っ子も多く、仕事の都合で親と離れ、遠方で暮らさなければならない家族もたくさんいます。様々な理由で親と暮らせないケースは仕方のない事です。

たまたま連絡ができなかった間に亡くなっていたという場合も多いのです。また、家族がいても疎遠になってしまっている方もいます。

連絡を取り合っていれば近況報告や体調を確認し合うことができますが、連絡も何もなければ、異変に気づかれず、一人寂しく・・・といったケースが孤独死・孤立死の原因に多い事も事実です。

3.近隣とのコミュニケーション不足

孤独死・孤立死の原因を助長している背景の3つ目は、隣近所との付き合いがない点です。これは一人暮らし世帯の増加とは関係がないですが、昔ほど近隣住民の方とのコミュニケーションが希薄になっています。

例え一人暮らし世帯だったとしても、近隣住民の方々とのコミュニケーションがしっかりとあって、毎日挨拶する仲になっていれば孤独死・孤立死が発生しにくい状況を作り出せます。

もし孤独死・孤立死が発生したとしても、すぐに発見してもらえば孤独死・孤立死後の清掃作業は楽になりますので、死後に誰かに迷惑をかけることも少なくなります。

現代社会のような隣に誰が住んでいるのか知らない状況で、お互い干渉しないような社会環境は孤独死・孤立死をある意味許容する状態だと言えるでしょう。

男性の孤独死・孤立死が多い原因はどこある?

男性の孤独死・孤立死は女性よりも多い傾向にあります。男性の孤独死・孤立死が多い原因は、女性よりも周りとの関わりが少ない点にあります。

[caption id="attachment_1180" align="alignnone" width="925"]高齢者の会話の頻度 クリックして拡大[/caption] [caption id="attachment_1181" align="alignnone" width="845"]困ったときに頼れる人がいない人の割合 クリックして拡大[/caption]

上記のグラフは、60歳以上の方の会話の頻度をグラフにしたものと、困った時に誰かを頼れるかを表したグラフになります。

60歳以上の一人暮らしの高齢者で毎日会話(電話やEメールを含む)をする方は男性では71.2%、女性では78%となっています。

そのうち、2~3日に1回の頻度の方は男性では17.5%、女性では13.4%です。1週間に1回かそれ未満で誰とも会話をしない方は、男性では11.3%、女性では8.6%となります。

また、困った際に誰かを頼れるかどうかについては、一人暮らし世帯の男性が20%が頼り相手がいないのに対して、女性は約8%と男性の半分になります

男性は一般的に女性よりも社会性がないので、周りとの関わりがなくても何とか生きていきます。年を重ねると「今さら誰か新しい友達なんていらない」と言って、より社会との新しい関わりを遮断してしまうのです。

このことが男性の孤独死・孤立死が多い原因となっているのです。

孤独死・孤立死の原因から学ぶ対策とは?

孤独死・孤立死の原因から対策を考えるとしたら下記の3つが考えられます。

孤独死・孤立死の原因から分かるように「孤独になること」「孤立すること」が孤独死・孤立死を発生させます。したがって、孤独死・孤立死の対策としては頻繁に連絡を取るようにして、安否確認を頻繁に行うことが大切です。「元気?」「ご飯食べた?」といったちょっとしたコミュニケーションでも構いません。家族、友達など連絡ができる人を1人でも作って連絡をこまめに取るようにするのです。そうすれば何かあった時にすぐに気づいてくれます。

孤独死・孤立死の原因から考える対策の2つ目は、地域で一人暮らし世帯を訪問するなどして孤独死・孤立死を防止することです。地域によっては高齢者の一人暮らし世帯については地域包括支援センターが主体となって行っているようです。若者の世帯には難しいかもしれませんが、高齢者の方々であれば受け入れてくれる可能性は高まります。

3つ目の孤独死・孤立死の対策は見守りサービスです。週に1度訪問してくれる見守りサービスや新聞や郵便の配達時に安否確認をしてくれるサービスなど様々な見守りサービスが提供されています。「自分が見守りサービスを使うなんて・・・」と強がる必要はありません。自分が倒れたときに助けてくれるセーフティーネットを準備するという意味でとても大切なことではないでしょう。

孤独死・孤立死が発生した際の対処法

孤独死・孤立死の原因や原因からの対策をお伝えしましたが、孤独死・孤立死は発生してしまうものです。

孤独死・孤立死は1人で暮らしている以上基本的には防げないとすれば、孤独死・孤立死をいかに早く発見して、早急に対処するかが重要になってきます。

それでは、孤独死・孤立死が発生したらどうすればよいのでしょうか?ここでは孤独死・孤立死が発生した際の対処法をご紹介していきます。

孤独死・孤立死の現場を発見したらすること

大抵の場合、周辺に住む住民からの異臭がする、ハエやゴキブリ等の害虫が多く見られるようになったといった苦情で孤独死・孤立死の事態が発覚することになります。

冒頭でも申し上げましたが、孤独死・孤立死でなくなった方の多くは死後、発見されるのに時間がかかります。夏場等は腐敗も進みますし、孤独死・孤立死で亡くなった方の部屋の多くは、不用品やゴミが散乱しているといいます。

孤独死・孤立死を発見したら、まず、第一に警察に通報します。生きていると分かっていれば救急車でも構いませんが、分からない場合には警察の方がよいでしょう。

孤独死・孤立死は、初期段階では「異常死」と扱われるため、必ず警察へ届けなければいけません。警察による現場検証が終わり、遺体の検査等を経て事件性がないと判断されて初めて孤独死が起こった室内に入ることができます。警察官の現場検証中は室内に入ることは許されません。

孤独死・孤立死のおこった室内の清掃

悲惨な室内を見て、精神的にも気持ちを保つのがやっとであるとはお察ししますが、次に行わなければいけないことは、家主や管理会社との部屋の現状復帰の相談です。

部屋の現状復帰についての責任を負うのは基本的には賃貸借契約時の連帯保証人や相続人です。大抵は孤立死した遺族がなっている場合が多いです。

近隣住民からの苦情もありますし、とにかく室内を何とかしなければいけません。孤独死・孤立死が起きてしまった部屋は通常の清掃では匂いや汚れはとれません。その場しのぎに消臭剤をまいたとしても何の効力もありません。

このように孤独死・孤立死が起こってしまい遺体の発見が遅れダメージを受けた室内の清掃や、事件や事故自殺等が起きてしまった室内の専門的な消臭処理清掃特殊清掃といいます。特殊清掃は部屋を綺麗に清掃してくれるハウスクリーニング業者とは全く違います。

特殊清掃業者の主な作業内容は、死臭消臭を主とし、専門的な技術や設備をもって血液や体液の染み出た箇所の清掃及び室内全体に広がった死臭の消臭を行う業者です

孤立死が起きてしまった場合、特殊清掃ができる専門の特殊清掃業者に頼むことをお勧めします。

「孤独死・孤立死の原因とは?若者や高齢者で増加する背景と対策も紹介」まとめ

孤独死・孤立死の原因は一人暮らし世帯の増加だとお伝えしました。若者や高齢者の間で一人暮らし世帯の増加が進んでいる現代では孤独死・孤立死は起きるべくして起きているともいえます。

孤独死・孤立死の対策は一人にさせないことが大切です。コミュニケーションを頻繁に取るようにしたり、見守りサービスを活用したりするのが有効です。

孤独死・孤立死を発見した際には取り乱すことなく、冷静に対処していくようにしましょう。

これから孤独死・孤立死はさらに増加していくものと予想されますが、ここで学んだ原因や対策を日常の中に実践していってください。

孤独死についてもっと知りたい方がいましたら、こちらを御覧ください

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