山林の伐採費用や費用の決まり方、見積もりを取る際の注意点を解説
投稿日:2020年06月24日 更新日:2023年07月17日
ひろ |伐採部編集長
家の庭いじりが趣味で、木の伐採や剪定を習慣的に行っています。秋・冬には落ち葉拾いをして焼き芋を作るのが楽しみ。不要な木を抜根してフルーツを育てようと奮闘中しています。草木関係の情報を定期的にお伝えしていきます。
山林の伐採の費用料金相場は、「どれくらいの本数の木を切るか」で大きく変わってきます。山林の伐採といっても数本だけで良い方もいますし、数百本を伐採をしたい方もいるので、この費用で伐採できますと断言が難しいのです。
このページでは、山林の伐採の費用料金相場について、1本あたりではいくらで伐採できるのかを解説していきます。1本あたりの伐採の費用料金相場が分かれば、数本の伐採であれば掛け算をすれば費用相場を計算できます。
もし、ご自身でお持ちの山や別荘地のために数百本の山林の伐採をしたいのであれば、まずは見積もりを取るところから始めるのが良いでしょう。ただし、見積もりを取る際にも注意点がありますので、その点についても解説していきたいと思います。
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低木 | 中木 | 高木 | |
伐採費用 | 5,000円/本 | 10,000円/本 | 20,000円/本 |
処分費用 | 10,000~20,000円/1トントラック | 10,000~20,000円/1トントラック | 10,000~20,000円/1トントラック |
重機費用 | 20,000~100,000円/日 | 20,000~100,000円/日 | 20,000~100,000円/日 |
その他の費用 | 整地や抜根が必要であれば、その費用が加算 | 整地や抜根が必要であれば、その費用が加算 | 整地や抜根が必要であれば、その費用が加算 |
合計の伐採費用料金相場 | 35,000円~ | 40,000円~ | 50,000円~ |
山林の伐採の費用料金相場を1本あたりでまとめたものが上記の表です。山林の伐採の費用は木の高さによって変わってくるため、3つの種類に分かれています。
重機を使用するかどうかは、山林の状態や何本の木を伐採するかによっても変わってくるでしょう。また周りに建物がないかどうかなどでも変動してきます。重機が不要だということになれば、重機費用はかからないので、伐採費用・料金を抑えることができます。
処分費用に関しては、伐採した木をそのまま山林に放置して良ければかかりませんが、なかなかそうはいかないので必須の費用になるでしょう。
上記でお伝えした山林の伐採の費用・料金相場に関しては、1本あたり(単価)の計算なので複数本になればなるほど安くなっていきます。1本のために人を招集するよりも、複数本のために人を招集する方が同じ人数で対応するのであれば安くなるからです。
冒頭でもお伝えしましたが、山林の伐採では依頼者によって何本の木を伐採するのかが異なってきますので、特に伐採本数が多い方は現地でのお見積りを必ず取るようにしましょう。
また、山には竹が生えていることもあると思いますので、竹の伐採費用相場について詳しく知りたい人は、こちらの記事をご覧ください。
次に、木の種類別で伐採費用料金相場をお伝えしていきます。
以下の表にまとめましたので、ぜひご覧ください。
木の種類 | 木の高さと伐採費用料金相場 |
---|---|
ヒノキ | 5〜7m未満:20,000円〜30,000円 10m~20m未満:30,000円~50,000円 20m以上:100,000円~ |
杉 | 3m未満:3,000円〜9,000円 3~5m未満:10,000円〜20,000円 5〜7m未満:22,000円〜35,000円 |
ヒバ | 3m未満:3,000~5,000円 3~5m程度:8,000~20,000円 5m以上:20,000~35,000円 |
クスノキ | 5〜7m未満:25,000円〜35,000円 10m~20m未満:30,000円~50,000円 20m以上:130,000円~ |
松 | 3m未満:2,000円〜8,000円 3~5m未満:9,000円〜18,000円 5〜7m未満:20,000円〜30,000円 |
ケヤキ | 5〜7m未満:15,000円〜30,000円 10m~20m未満:30,000円~50,000円 20m以上:100,000円~ |
ただし、木の伐採費用料金相場は、木の高さと幹の太さ、木が生えている場所によって費用が大きく変わってしまうことをご了承くださいませ。
また、木が大きくなり、倒木した際に周りの建造物や車などに被害を及ぼす木を「危険木」といい、危険木の伐採は上記の表よりも費用がかかることがあります。
木が大きくなればなるほど、伐採費用が高くなるのは、伐採の難易度や危険度が上がることが要因です。
高木の伐採費用を詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
次に、面積別での山林の伐採費用料金相場をご紹介していきます。
面積 | 費用相場 |
---|---|
1m2 | 6,000円~ |
50m2 | 300,000円~500,000円程度 |
100m2 | 600,000円~1,000,000円程度 |
面積別での山林の伐採費用料金の単価は1m2で6,000円を基準にすると計算がしやすいと思います。
しかし、「~」があるように、あくまでこの表は目安です。
地面が平行でなく、急勾配だったり重機が入れない場合などは費用が高くなることがありますので、必ず伐採業者に見積もりを出してもらいましょう。
また、さらに詳しく面積別の伐採料金費用相場を知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
山林の伐採費用料金相場の決まり方は、「伐採費用」「処分費用」「重機費用」「その他の費用」の4つの項目で決まってきます。
それぞれの費用・料金項目がどのような内容なのかをここでは見ていきたいと思います。
山林の伐採費用・料金相場の決まり方の1つ目は、伐採費用です。この費用項目は、伐採にかかる人件費や作業費の項目になります。
山林の伐採であれば1本だけということはあまり無いかと思いますが、一般宅の伐採の場合では1本だけを伐採して欲しいということも要望としてあります。その際には1本だけだと出張費用等を合わせると赤字になってしまうために、最低の伐採本数を定めたり、別途出張費用を請求するケースも業者によってはあります。
この費用項目は伐採作業に関わる項目でもありますので、無くすことは難しいでしょう。もちろん山林の伐採業者によっては違いがありますので、見比べてみるのも良いかもしれません。
山林の伐採費用・料金相場の決まり方の2つ目は、処分費用です。この費用項目は、伐採した木々の処分にかかる費用だと考えてください。
伐採した木々をそのままにしておくと腐敗し、虫などが湧いてきてしまいます。伐採した木々は適切に処理される必要があり、捨てるのにかかる費用が処分費用という訳です。
一般宅の伐採であれば伐採する本数が少ないこともあり、燃えるゴミなどで毎回捨てられますが、山林の伐採となるとそうもいきません。山林の伐採費用料金相場~1本あたりの伐採費用を解説でご紹介したようにトラックの台数に応じて処分費用・料金相場が決まってきます。
費用料金相場の表では1台あたりを記載しておきましたが、複数本の山林を伐採すると1台では足りず、複数台のトラックが必要になることになります。
山林の伐採費用・料金相場の決まり方の3つ目は、重機費用です。どのような重機を使うかによって重機費用は変動してきます。またレンタルなのか、自社で保有しているのかでも多少ですが費用・料金が変わります。
山林の伐採で使用する可能性の高い重機は、伐採する木の本数が多いのであればハーベスターと呼ばれる重機です。ハーベスターは、伐倒、枝払い、玉切り、集材とすべての作業を一貫して行える重機で、本数の多い山林の伐採では活躍します。ハーベスターをレンタルする場合の1日あたりの費用・料金は40,000~70,000円ほどになっています。
一般宅の伐採であれば、伐採時に根元から切り倒せない状況が多いため、木の上から少しずつ伐採していくための高所作業車が活躍します。また木を持ち上げてしまって、根元を切ってしまう場合にはクレーン車が使用されます。
重機を使わずに作業が出来ればその分重機費用はかかりませんが、伐採した木の運搬には少なからずトラックは必要になるでしょう。したがって、重機費用が何も発生しないということは殆どないと考えておきましょう。
山林の伐採費用・料金相場の決まり方の4つ目は、その他の費用です。山林の伐採を行う際に抜根も行いたいケースや、整地を行いたいケースではその他の費用がかかってきます。
抜根の行いたい場合には、下記のように幹の太さによって費用・料金相場が変動してきます。下記の表は1本あたりの抜根費用の相場なので、複数本になればその分高くなっていきます。またバックホーといった重機費用は含まれていませんので、重機を使う場合にはその分の費用が加算されます。
幹の直径 | 抜根の料金・費用相場 |
---|---|
15センチメートル未満 | 3,000~5,000円 |
15~30センチメートル | 4,000~7,000円 |
30センチメートル以上 | 7,000円~ |
また、伐採と抜根をした山林の整地を行うケースでは、1平方メートルあたり300円~900円が相場になっています。伐採だけであれば基本は整地は不要だと思いますので、整地費用は考える必要はないでしょう。
また、大木の伐採費用相場を詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
山林伐採の費用料金相場を抑制したいのであれば、適切な山林の伐採業者に依頼するのが一番良い方法です。一般宅の伐採であれば、自分である程度伐採を行っておくことで、伐採業者の作業量が減るので伐採の費用・料金相場を抑制することができますが、山林のように伐採したい木の量が多いケースではなかなか難しいでしょう。
そのような場合には、山林の伐採業者の選定をしっかりと行うことこそが、山林伐採の費用料金相場を抑制する方法へと繋がるのです。ここでは4つの山林の伐採業者の選び方をご紹介します。
山林の伐採の費用料金相場を抑制したい場合には、伐採業者をしっかりと選定することが大切だとお伝えしました。その1つ目が、見積もり時の対応です。
できれば見積もり時のみならず、お問い合わせの際の対応もチェックしましょう。お問い合わせや見積もり時にしっかりと相談に乗ってくれるか、すぐに見積もりに来てくれるか、見積もりは無料かなどをチェックします。
見積もりに来た作業員の態度や言葉遣い、髪形などもチェックして、安心して依頼できそうかを見極めましょう。
山林の伐採の費用料金相場は、すでにお伝えしたように1本であれば相場が出せますが、数十本や数百本にもなると見積もりを出してもらうほかありません。
したがって、見積もり書を確認して、明確に何の費用にいくらの見積もりがされているのかを確認します。また、どのような条件だと追加料金が発生するのかを確認し、できる限り見積もり書に記載してもらうようにしましょう。
特に見積もり書の欄外に小さく「当日追加料金が掛かる場合があります」と記載されていれば要注意です。
山林の伐採は一般宅の伐採とは異なって、難易度が上がっていきます。したがって、山林の伐採の実績のある業者かどうかを確認しましょう。
ホームページなどから山林の伐採の施工実績があるかをチェックしていきます。ホームページがない場合には、直接聞いてみるのも良いでしょう。山林の伐採の経験がない=ダメな業者という訳ではなありませんが、経験のある業者の方が安心できますよね。
山林の伐採の見積もりを業者に取った後、せっかく見積もりに来てくれたのだから断るのが申し訳ない・・・と感じてしまう方もいらっしゃいます。
しかし、もし山林の伐採の費用に満足がいかない場合には断りを入れるようにしましょう。もし予算オーバーなのであれば、予算があることを伝えて予算内でどこまで行ってもらえるのかを提案してもらうのも1つの手です。
見積もりを取ったのだから、必ず依頼しないといけないとは思わず、気軽に取ってみるのが良いでしょう。
山林の伐採を行う最適な時期は12月~3月ごろです。
理由は2つあります。
1つ目の理由は、落葉樹の場合、冬になると葉が落ちるため、見通しが良くなり伐採作業がしやすいからです。
2つ目の理由は、12~3月ごろになると木も活動を停止し休眠期に入ります。
すると、根から水分を吸い上げなくなりますので、木が軽くなり伐採作業が行いやすいというわけです。
また、中には伐採した木の重さで処分費用を計算する業者もいることから、処分費用を抑えることができるかもしれません。
しかし、木の伐採業者は年中活動しているため、依頼する時期が12~3月以外の月でも問題ありませんので、ご安心ください。
被害が出たり、他人に迷惑をかけてしまう前に伐採しておきましょう。
山林の伐採を業者に依頼するメリットは3つ、デメリットは1つあります。
以下の表にまとめましたので、ぜひご覧ください。
メリット | デメリット |
---|---|
イメージ通りに伐採してくれる ケガをする危険性がない 時間・体力を必要としない |
安くない伐採費用がかかる |
安くない伐採費用がかかることだけがデメリットという結果になりましたが、いかがでしょうか。
山林の伐採となると本数が多い場合や1本1本の木が大きいことが予想されます。
これらの木を素人が伐採するとなると、必要な時間や体力が膨大な量になったり、ケガをしてしまう可能性があります。
したがって、山林の伐採は業者に依頼する事をおすすめします。
森林組合に伐採を依頼しようか、一般の伐採業者に依頼しようか迷われている方もいらっしゃるでしょう。
しかし、森林組合に依頼しても一般の伐採業者に依頼をしても費用はほとんど変わりません。
したがって、どちらの伐採業者に依頼しようか迷われる方は、1度、両方の業者から見積もりを取って検討することをおすすめします。
ここで注意してほしいことが、費用の安さだけで業者を決めないことです。
費用の安さだけで業者を選んでしまうと、後々トラブルに巻き込まれる可能性がありますので、業者を選ぶ際には「山林伐採の費用料金相場を抑制したい場合のコツとは?見積もりを取る際の注意点も解説」をご覧になった上で選択してください。
山林の伐採を使用と思われている人は、補助金が出ることをご存じでしょうか?
知らなかったという人のために、ご説明していきます。
まず原則として森林経営計画等の認定を受けた方が対象となるケースが多いです。
また、ご自身の山がある都道府県によって、補助金額や補助金をもらうことができる作業内容が変わってきますので、ご注意ください。
補助金の交付対象となる作業は以下のようなものがあります。
山林の伐採に補助金を交付してもらいたいという人は、一度、山がある都道府県のホームページから調べてみることをおすすめします。
全国に山林の伐採を行っている業者はたくさんありますが、その中には相場とかけ離れた価格を要求してくるなど悪質な業者がいることも事実です。
オコマリでは、お客様に安心して山林の伐採を行ってもらうために、料金の見直しや業者の空き時間を活用するなどの工夫をすることで、業界最安値水準の料金を実現しました。もちろん、お見積り後に追加料金が発生することは一切ありません。
また、専門の相談員が親身になってお客様のご相談にのりますので、安心してご依頼頂けます。
問い合わせやお見積りはすべて無料ですので、お気軽にお問い合わせくださいませ。
山林伐採の費用料金相場について解説してきました。今回は1本あたりの伐採の費用料金相場を表でお伝えしましたが、山林の伐採で数百本の木を伐採するのであれば、伐採業者に依頼して現地での見積もりを取るのが一番良いでしょう。
山林での伐採においては伐採したい本数が増えれば増えるほど、重機を使わないと伐採の日数がかかってきてしまいます。したがって、一般宅の伐採であれば使用しなくても可能な重機は必須になってきます。
山林での伐採費用・料金はどうしても高くなってしまうので、しっかりとした山林の伐採業者に依頼するようにしましょう。納得した費用で伐採が行えることを願っています。
記事を伐採や抜根についてもっと知りたい方は、下記の記事も参考にしてみてください。
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