オコマリブログ - 身近なお困りごとを解決します。
投稿日:2017年03月31日 更新日:2023年03月31日
ゆーすけ |片付け部編集長
片付けが好きで、妻を巻き込んで毎週断捨離を行っています。仕事でも遺品整理、ゴミ屋敷、生前整理、不用品回収、特殊清掃の現場に行き、プロの技を学んでいます。片付けをしたい方にとって有益な情報をお伝えいきたいと思っています。
人形供養とは、大切にしてきたものを神社やお寺で供養してもらうことを指します。「人形」と書かれていますが、人形だけでなく、ぬいぐるみやこけし、仏壇、写真、時計、万年筆なども供養をしてくれる神社やお寺が多いです。
人形供養では「お焚き上げ」と呼ばれる、火で人形などを燃やす供養の儀式が行われる神社やお寺が多かったのですが、最近は環境問題の懸念からお焚き上げを行わないところが増えてきています。したがって、現在の人形供養は神社やお寺で人形などを並べてお祈りをすることで人形供養を行う方が一般的になっています。
このページでは、人形供養に関することを網羅的に学べる内容を提供しております。
人形供養に関して学びたいと考えている方は、ぜひ最後まで読んでいってください。
オコマリは、人形供養を始め遺品整理やゴミ屋敷片付け、片付け、木の伐採や剪定といった生活のお困り事を解決するサービスを提供しています。人形供養に関して専門知識のあるスタッフが親身になって無料で相談に乗っておりますので、0120-916-397までご相談いただければと思います。
オコマリの人形供養のサービスの詳細ついては、「人形供養|オコマリ」のページからご確認いただけます。ご相談内容は秘密厳守いたしますので、安心してご連絡ください。
人形供養とは、「大切にしてきたものを神社やお寺で供養してもらうこと」というのはお伝えした通りです。
人形やぬいぐるみなどを処分する際、供養をしなくても処分することは全く問題ありません。しかし、「人形には魂が宿る」という言葉を聞いたことはあるかと思います。言葉の真偽はわかりませんが、確かに瞳に力を感じたり、人形には心があるように感じたりすることもあります。また、小さなお子様が人形やぬいぐるみを肌身離さず抱いていたり、誕生日などのプレゼントだったりすると、思い出深くて、ごみとして処分するには心苦しい気もします。
人形は人や動物などをモチーフにしている場合が多いため、ごみとして処分するには罪悪感が生まれてしまうのでしょう。
そんな時に、人形やぬいぐるみとの正しいお別れの方法として挙げられるのが、「人形供養」です。人形供養は必要であるか?と問われれば、必ずしなければいけないことではないのかもしれません。しかし、お子様にとっては、人形は一緒におままごとをした友達かもしれません。大人にとっても、誰にも言えない悩みを打ち明けた相手かもしれません。
人形供養は、今までの思い出がつまった人形に対する感謝を伝える、優しさの形であるといえます。
なかなか捨てることができない人形、それは少なからず自身の思い出や気持ちがこめられているからだと思います。
人形供養は、今までの感謝を伝え、正しいお別れをする方法として必要なのかもしれません。
人形供養は、一般的に神社やお寺に依頼することが多いです。神社とお寺のどちらに人形供養を依頼しても問題ありません。
人形供養で神社かお寺のどちらに依頼するのかによって変化するのは、「人形供養のお布施の書き方」くらいです。人形供養の費用を納める場合、神社では「初穂料」と呼び、お寺では「御布施」と呼びます。もちろん供養する際の祈る方法、祈る内容については異なりますが、人形供養をしてくれるという点では変わりありません。
人形供養の料金・費用相場は、段ボール1箱5,000~15,000円程度になっています。段ボールの箱の大きさによって、費用が変動する神社やお寺もあるようですが、大体これくらいの相場で収まっています。
神社では「初穂料(はつほりょう)」、お寺では「お布施(おふせ)」として人形供養の料金・費用を徴収している場合が多く、場所によっては料金・費用の相場をホームページに記載はするものの、明確に「○○円」と記載しないところも多いようです。
日本人形にはよく付いているガラスケースですが、ガラスケースも一緒に依頼すると通常の金額に+3,000円という神社やお寺もあります。逆にガラスケースは受け付けないという場合もありますので、注意が必要です。
人形供養でのお布施の書き方は、封筒の半分より上の真ん中に「御布施」と書けば大丈夫です。神社の場合は「初穂料」と書けばよいのですが、正式にはのし袋を使用するのが礼儀です。「初穂料」とのし袋の半分より上の真ん中に書いて、半分より下の真ん中には「氏名」を書くようにしましょう。
神社やお寺によっては、特に封筒やのし袋に入れなくても現金を手渡しするだけでの大丈夫なところもあります。またクレジットカード決済を受け付けていたり、銀行振り込みに対応していたりと決済方法は様々です。
どのように御布施や初穂料を支払えばよいのか、支払う際には袋は必須なのかに関しては、気になるようであれば直接神社やお寺に聞いてみるのがよいでしょう。その神社やお寺が指定する方法に則って、御布施や初穂料を支払うようにしましょう。
人形供養でのガラスケースは、神社やお寺によって一緒に供養してくれるところもあれば、供養してくれないところもありバラバラです。日本人形や雛人形はガラスケースに入っている場合が多く、一緒に供養してもらいたいという声は人形供養をご希望のお客様から多くいただきます。
オコマリではガラスケースも一緒に供養を受け付けておりますが、ガラスケースを受け付けていない神社やお寺の場合にはガラスケースは自分で処分する必要があります。ガラスケースの処分の際には、自治体のゴミのルールに則って処分するようにしましょう。
ガラスケースを一緒に供養してもらう場合には、神社やお寺によっては追加で費用が発生する場合があります。理由としては、ガラスケースの処分に費用がかかるためです。ガラスケースの供養の相場は2,000~4,000円ほどになっています。
人形供養でガラスケースも一緒に送ってよいか?については、依頼しようとしている神社やお寺に確認することを忘れないでください。確認せずに人形供養を依頼しても、断られてしまうケースもありますので注意しましょう。
人形供養では郵送をして人形の入った箱を神社やお寺に届けることで人形供養を行ってくれるところがあります。ご自身で持ち込む必要がないので、交通費や持ち込むための時間がかからず便利です。
オコマリでも人形供養を郵送にて承っています。郵送費用はお客様負担となりますが、手軽に人形供養ができるということで大変好評をいただいております。気になる方は「人形供養|オコマリ」を確認してみてください。
ガラスケースも一緒に供養してもらえる神社やお寺にガラスケースも段ボールに入れて送る場合には、運送業者によって受け付けていないところもあるので注意しましょう。もし受け付けてくれる場合においても、ガラスケースが割れないように工夫をすることが大切です。運搬中にガラスが割れてしまって運送員が怪我をすることがないように気を付けて梱包しましょう。
郵送での人形供養の受付を神社やお寺がしているかは、事前に確認を行って迷惑をかけないようにしましょう。
人形供養祭の頻度は多いと毎日、平均的には毎月、大きな神社やお寺だと年に1度という頻度で開催されています。人形供養祭がどれくらいの頻度で行われているのか?については人形供養を申し込みしようと考えている神社やお寺に直接問い合わせするか、ホームページを確認するのが良いでしょう。
人形供養祭に参加してみたい!という方は、神社やお寺によって対応が異なります。人形供養祭には一切参加できないというところもあれば、事前の申し込みがあれば参加できるところまで様々です。神社やお寺によっては、一人一人の依頼者のために人形供養祭を開催してくれるところもあるようです。
人形供養祭の頻度が少ないということは、それまでは人形供養が行われないということになりますので、早く人形供養してもらって心をスッキリさせたい!という方は、比較的人形供養祭の頻度が高い神社やお寺に依頼するようにしましょう。
人形供養はお寺や神社以外でも行ってもらう方法があります。ここでは「セレモニーホールの供養祭に持ち込む方法」「生前整理業者・遺品整理業者に依頼する方法」の2つをご紹介します。
人形供養は、セレモニーホールの供養祭に持ち込むことができます。まだまだ供養祭を開催しているセレモニーホールは少ないですが、年に1回~数回、供養祭を開催していることがあります。
供養の方法としては、セレモニーホールに僧侶を招き、お経をあげて供養します。「供養料はお気持ちで」と、決まりがないことが多いですが、3,000円〜10,000円程度が通常の供養料とされています。
供養方法はお寺や神社とほとんど変わりませんが、開催する回数が少ないことや、開催しているセレモニーホールが少ないため、人形供養の方法としては認知度が低いです。
生前整理業者や遺品整理業者に依頼しても人形供養を行ってくれます。生前整理や遺品整理をきっかけに、人形供養を行う方は多くいらっしゃいます。
生前整理業者や遺品整理業者はお部屋の片づけはもちろん、様々な品物の供養を行ってくれます。その中で、人形供養を依頼する方法があります。生前整理・遺品整理業者は、整理の過程で出た思い出の品を供養することが多くあります。
そのため、人形に限らず様々な品物の供養に長けているため、安心して供養を任せることができます。供養の方法としては、専門の供養ホールなどで合同供養を行うことが多いです。
供養の場には立ち会える場合もあるので、生前整理・遺品整理業者に依頼する際は「立ち合いができるか」も確認すると良いかと思います。
費用に関しては、10,000~20,000円ほどで行ってもらえます。
人形供養は無料で行うことも可能です。「人形供養にお金をかけたくない」「人形供養は自分で行いたい」という方は是非参考にしてみてください。
ここでは、下記の2つの無料で人形供養を行う方法をお伝えします。
人形供養を無料で行う方法も1つ目は、自分で供養する方法です。特別に用意しなければならないものもありません。自分で人形供養する場合の手順は次の通りです。自分で供養を行ったのち、他の人に譲ったり、売ったりするのも良いでしょう。
人形供養を無料で行う方法も2つ目は、寄付を行って供養をすることです。供養という正式な形ではありませんが、寄付を行って他の方に大切にしてきた人形を継続して使ってもらうことも一つの手です。
寄付をする前には「今までありがとう」という感謝の気持ちをしっかり伝えてあげるようにしましょう。
下記には、どのような寄付先があるかをご紹介したいと思います。
完成したばかりの老人ホームや幼稚園・保育園は、公に応募していなくても、人形を引き取ってくれる所もあるようです。
また自治体によっては、人形の引き取り先を紹介してくれる場合がありますので、お住まいの自治体や近隣の自治体に問い合わせをしてみましょう。
「不用品を寄付、社会支援に再利用し失われていく命・未来を守ることが私達の使命です(HPより)」と標榜して、以下のような活動を行っている組織です。
ワールドギフトに雛人形の引き取り依頼をし、梱包しておくと、希望日時に業者が集荷にきてくれます。
引き取り費用は雛人形を梱包した箱の大きさと個数で決まります。雛人形を供養をした上でのリユース・リサイクルを希望する場合は、プラス1,500円で供養もしてくれます。
【WEBサイト】https://world--gift.com/kihu/doll-1.html
「寄付・譲渡・販売などを通じ、出来る限り処分せずに再利用(HPより)」し、以下のような活動に役立てている団体です。
雛人形の引き取りシステムはワールドギフトと同じで、セカンドライフに引き取り依頼をし、梱包しておき、業者に渡します。
引き取り費用はこちらも雛人形を梱包した箱の大きさと個数で決まります。
さらに、セカンドライフも追加料金で雛人形の供養をしてくれます。
また、セカンドライフでは引き取った雛人形を供養後リユースやリサイクルをせずに、お炊き上げ(焼却処分)することも可能です。この点はワールドギフトとは違います。
雛人形の焼却処分を希望する場合は、集荷を依頼する際に、焼却処分を希望する旨も伝えましょう。
【WEBサイト】http://www.ehaiki.jp/second/dolls/dolls_kihu.html
人形供養を依頼する際の注意点をご紹介します。人形供養を行う場合、お寺や神社に持ち込む際にも、自身で供養する際にもそれぞれ注意点があります。確認せずに人形供養をしようとすると、場合によっては供養できない場合もあります。
特に、お寺や神社に持ち込む際は、必ず事前に電話などで確認してから持ち込むようにしましょう。では、人形供養の注意点にはどのようなものがあるのでしょうか?
人形供養したい時は、お寺や神社に持ち込む方法が最も一般的であることはお伝えしました。
しかし、お寺や神社によっては、毎日のように持ち込みを受け付けている場合と、指定日のみ受け付けている場合があるので、ホームページや電話で確認してから持ち込むようにしましょう。
また、ひな人形や五月人形の場合、ガラスケースに入っていることも珍しくありません。ガラスケースに入っている人形は、ガラスケースから出して持ち込まなければならない可能性があります。
人形自体は供養してもらえますが、ガラスケースの処分については、自身で行う必要があるので注意が必要です。
自身で供養する場合の注意点としては、すべての人形を自宅でお焚き上げできるわけではない、ということです。
プラスチック部分の多い人形や、電池などを使う人形などは空気汚染などの問題から、専門業者に依頼する必要があります。
また、お焚き上げせずごみとして処分する場合も、分別が必要であったり、大きな人形などは一部粗大ごみとして扱われることがあるので、各自治体に確認してから処分するようにしましょう。
人形供養を実施しているお寺や神社は全国にありますが、毎回探すのは大変かと思います。そこでは下記には北海道から沖縄県までの人形供養を行っているお寺や神社を表にしてまとめました。
人形供養を行ってもらうお寺や神社を探している方はぜひ参考にしてみてください。
地名 | 遺品のお焚き上げを行っている場所 |
---|---|
北海道 | ・焚上協会 ・正光寺 |
青森県 | ・浄土宗 専求院 |
秋田県 | - |
岩手県 | ・諏訪神社 |
宮城県 | ・諏訪神社 ・仙台東照宮 ・大本山成田山仙台分院 |
山形県 | ・里之宮 湯殿山神社 ・山形縣護國神社 |
福島県 | ・真言宗智山派 正覚院 |
新潟県 | ・国上寺 ・新潟総鎮守 白山神社 |
富山県 | ・射水神社 |
石川県 | ・白山比咩神社 |
長野県 | ・穗髙神社 ・長光寺 |
福井県 | ・足羽神社 |
岐阜県 | ・伊奈波神社 ・大智寺 |
群馬県 | ・冠稲荷神社 |
栃木県 | ・栃木県護国神社 |
茨城県 | ・照谷寺 ・結城諏訪神社 |
埼玉県 | ・草加神社 |
千葉県 | ・大網白里 智弘院 ・千葉千手観音 |
東京都 | ・國領神社 ・八幡八雲神社 |
神奈川県 | ・菊名神社 ・横浜立江寺 |
山梨県 | ・冨士御室浅間神社 |
静岡県 | ・遠州信貴山 ・三明寺 |
愛知県 | ・実成寺 ・真如寺 |
滋賀県 | ・大徳寺 |
三重県 | ・諏訪神社 ・聖宝寺 |
京都府 | ・萬福寺 |
奈良県 | ・正歴寺 |
大阪府 | ・真如寺 |
和歌山県 | ・総本山金剛峯寺 |
兵庫県 | ・清荒神清澄寺 ・有間神社 |
鳥取県 | ・善光院 |
島根県 | ・倉留寺 |
岡山県 | ・吉備津彦神社 |
広島県 | ・広島東照宮 |
山口県 | ・大寧護国禅寺 |
香川県 | ・一宮寺 ・田村神社 |
愛媛県 | ・正念寺 |
徳島県 | - |
高知県 | ・大元寺 |
福岡県 | ・警固神社 |
佐賀県 | - |
長崎県 | ・諫早神社 |
大分県 | ・釋空満寺 |
熊本県 | ・平等寺 ・宝来宝来神社 |
宮崎県 | ・宮崎八幡宮 |
鹿児島県 | ・金照寺 |
沖縄県 | ・勝龍寺 |
人形供養について、神社やお寺に依頼する方法料金費用相場、無料で人形供養を行う方法をご紹介してきました。
人形は必ず家庭に1つはあると思います。その1つ1つには、少なからず思い出があり、捨てるのをためらってしまいますよね。
人形供養は、今までの思い出を感謝の気持ちに代えて、人形と正しいお別れをする方法です。たとえ最近は使っていないからと言って、軽い気持ちで手放せるものではありません。
人とのお別れ同様、お別れの瞬間に悲しみがこみ上げてくることもあるでしょう。
しかし、このような風習があることはとても大事なことだと思います。お子様やお孫様がいる家庭では、「お人形にありがとうの気持ちを込めて、きちんとお別れしようね」と伝えていけると良いですね。
記事を読んで人形供養に関してもっと知りたい!と思った方は、下記の記事も参考にしてみて下さい。
人形供養のことについて、わからないこと・不安なこと・他人には相談しづらいことなどおありかと思います。オコマリでは人形供養について、予算・スケジュール・安心できる業者なのか、など様々なご質問に人形供養に詳しいベテランのスタッフが親切丁寧にお答えし、お客様の不安を解消いたします。