床の張り替え費用について徹底解説します!
投稿日:2021年01月18日 更新日:2021年07月18日
せいじ |壁紙・床張り替え部編集長
父親が大工をやっていたため、幼いころから家の組み立て作業を見ながら育ちました。高校卒業後は父親の会社を手伝いながら、リフォーム業者の作業員としても働いていました。独立後、主に家のリフォーム作業を多く手がけています。壁紙から床の張り替えまで多くの実績と経験があります。誰にでもわかりやすいように、壁紙や床の張替え作業について解説します。
床の張り替え費用は1畳で10,000円から30,000円、6畳で60,000円~180,000円になります。
床の張り替えを行う時には、場所や状況によって床の素材を変更する事も必要です。床の張り替え業者に張り替えを依頼すると、依頼者の手間も時間もかからずにキレイに仕上げてくれますが、費用も高額になります。
この記事では、床の張り替え費用相場を紹介します。床の素材によっても費用相場は変動します。素材別の床の張り替え費用相場も特徴と共に解説してきますので、床の張り替えを検討している方は参考にしてください。
床の張り替えを業者に依頼した際に、依頼者が支払う床の張り替え費用はどのくらいでしょうか。まずは、床の張り替え費用相場を一覧にまとめましたので、参考にしてください。
床の張り替えを業者に依頼した際に費用が決定するのは、業者の方が下見をして見積もり費用を作成した時になります。こちらの費用相場を参考にした後は、必ず床の張り替え費用を出してもらうようにしましょう。
床の畳数 | 費用相場 |
---|---|
1畳 | 10,000円~30,000円 |
6畳 | 60,000円~180,000円 |
8畳 | 73,000円~240,000円 |
10畳 | 87,000円~300,000円 |
12畳 | 100,000円~360,000円 |
20畳以上 | 175,000円~600,000円 |
床の張り替え費用は面積の大きさによって変動していきます。また、床の面積以外にも張り替える床の素材によっても費用は変動します。ここからは、床の張り替え費用を素材別単価として紹介していきます。
床の張り替え面積を1畳とした場合の費用相場になります。床の素材にはそれぞれに用途や機能がありますので、自身の希望にあうように床の素材と費用とをすり合わせてから床の張り替えを依頼するようにしましょう。
床の張り替え素材の種類 | 費用相場 |
---|---|
フローリング無垢材 | 20,000円~30,000円/畳 |
CF(クッションフロア)素材 | 10,000円~20,000円/畳 |
コルク素材 | 12,000円~30,000円/畳 |
フロアタイル素材 | 8,000円~13,000円/畳 |
カーペット素材 | 8,000円~12,000円/畳 |
畳素材 | 10,500円~15,000円/畳 |
石素材 | 50,000円~1,000,000円/畳 |
床の張り替え費用は、使用する素材によっても変動します。床の素材には、機能性があるものや、デザイン性に優れたものなど数多くの種類が存在します。家の床を張り替えるにしても、リビングやキッチン、トイレなど場所によって床の種類を変える必要があります。
ここからは、床の素材の種類別にその特徴とおすすめの場所、費用感を紹介していきます
フローリングは、リビングや廊下、玄関などにおすすめの床素材です。床の張り替えをしてフローリングにしておくと、畳と違って拭き掃除も簡単になりますしデザイン性もあるのでおしゃれなインテリアにすることが可能になります。
それでは、床の張り替えでフローリングにした際の費用感を見ていきましょう。ここでは、無垢素材のフローリングに張り替えた場合の費用相場を紹介します。
フローリングの畳数 | 費用相場 |
---|---|
1畳 | 20,000円~30,000円 |
6畳 | 120,000円~150,000円 |
8畳 | 150,000円~240,000円 |
10畳 | 180,000円~300,000円 |
12畳 | 210,000円~360,000円 |
20畳以上 | 360,000円~600,000円 |
床の張り替えでCF(クッションフロア)にすることも可能です。CF(クッションフロア)も一般的なフローリングと同様にリビングや廊下、玄関などに使用することをおすすめします。CF(クッションフロア)は無垢な木材などの素材だけではなく化学的な繊維も使用して作られている素材になります。そのため、無垢なフローリングの素材よりも大量生産が出来るので費用が低額になります。床の張り替え費用をなるべく抑えたい方にもおすすめです。
CF(クッションフロア)はクッション性を機能として兼ね備えているために、走り回っている子供や、高齢者がいる家でも安心で安全になります。
CF(クッションフロア)素材の床の張り替え畳数 | 費用相場 |
---|---|
1畳 | 10,000円~20,000円 |
6畳 | 60,000円~70,000円 |
8畳 | 73,000円~83,000円 |
10畳 | 87,000円~100,000円 |
12畳 | 100,000円~120,000円 |
20畳以上 | 175,000円~200,000円 |
床の張替え素材にはコルクを使用したものもあります。床の張り替えをコルク素材で行うと、クッション性や防音、防水などの機能のある床にリフォームすることが出来ます。
コルク素材の床の張り替えはキッチンなどの様に水を使うような場所や、子供部屋の様に子供の安全を第一に考えたい方におすすめです。
コルク素材の床の張り替え畳数 | 費用相場 |
---|---|
1畳 | 12,000円~30,000円 |
6畳 | 72,000円~180,000円 |
8畳 | 96,000円~240,000円 |
10畳 | 120,000円~300,000円 |
12畳 | 144,000円~360,000円 |
20畳以上 | 240,000円~ |
床の張り替えはフロアタイル素材にすることも可能です。フロアタイル素材に床を張り替えた場合は、高級感のあるインテリアに変えることが出来ますし、汚れを取りやすく防水性や防火性にも優れています。フロアタイル素材は日当たりの良いリビングやお客様を招くための部屋の使用する事がおすすめです。
フロアタイル素材に床の張り替えを費用相場を紹介していきましょう。
フロアタイル素材の床の張り替え畳数 | 費用相場 |
---|---|
1畳 | 8,000円~13,000円 |
6畳 | 55,000円~85,000円 |
8畳 | 64,000円~104,000円 |
10畳 | 80,000円~130,000円 |
12畳 | 96,000円~156,000円 |
20畳以上 | 160,000円~ |
床の張り替えをカーペット素材に変更することも可能です。カーペット素材に床の張り替えをすると弾力性も良く肌触りも良い床にすることができます。カーペットにすると防音性も確保することが出来ます。
カーペット素材は比較的費用も低額になっています。集合住宅に住んでいる方で子供と一緒に生活している方にはおすすめになります。
カーペット素材の床の張り替え畳数 | 費用相場 |
---|---|
1畳 | 8,000円~12,000円 |
6畳 | 55,000円~70,000円 |
8畳 | 64,000円~96,000円 |
10畳 | 80,000円~120,000円 |
12畳 | 96,000円~144,000円 |
20畳以上 | 160,000円~ |
床の張り替えは畳に変える事も可能です。畳は日本伝統の床素材であり、和風のインテリアには最適です。また、畳は寒暖差のある日本国内でも夏は涼しく、冬は暖かくしてくれるのも大きな特徴になります。和風のインテリアにしたい方や、1年を通じて快適な空間を作りたい方は畳に張り替えることがおすすめです。
畳への張り替えの費用相場も紹介しておきましょう。
畳素材の床の張り替え畳数 | 費用相場 |
---|---|
1畳 | 10,500円~15,000円 |
6畳 | 70,000円~100,000円 |
8畳 | 84,000円~120,000円 |
10畳 | 105,000円~150,000円 |
12畳 | 126,000円~180,000円 |
20畳以上 | 210,000円~ |
石素材にも床の張り替えをすることは可能です。天然石や大理石などに床を張り替えれば、高級感のあるインテリアにすることができます。防水性にも優れていますし、汚れがついても掃除がしやすい素材です。トイレやバスルームなどの水周りに使用すると良いでしょう。
また、お客様を招くような部屋に使用するとゴージャスな雰囲気を演出出来ます。
石素材に床の張り替えをする際には、クッションフロアや畳とは異なり高額になります。
石素材の床の張り替え畳数 | 費用相場 |
---|---|
1畳 | 50,000円~1,000,000円 |
6畳 | 300,000円~1,500,000円 |
8畳 | 400,000円~1,800,000円 |
10畳 | 500,000円~2,000,000円 |
12畳 | 600,000円~2,200,000円 |
20畳以上 | 1,000,000円~ |
先ほど、フローリングの特徴と費用感をご紹介しましたが、フローリングにも大きく分けて2種類の材質があります。
それは、無垢材を使用した無垢フローリングと複合材を使用した複合フローリングです。先述した特徴や費用感は無垢フローリングのことですが、もっと詳しくフローリングの材質の違いをご紹介していきます。
無垢フローリングとは、丸太から切り出した自然を感じることのできる1枚板の床材です。
無垢フローリングは、質感や香りが非常によく、汗をたくさんかく夏や寒さが厳しい冬を含め、1年中快適に過ごすことができます。また、経年変化を楽しむこともできます。しかし、傷や汚れがつきやすく、価格が高いことがデメリットです。
複合フローリングとは、薄くスライスした板を、多層接着した「合板」にシートや木を貼り付けて作られるフローリング材です。
最近のマンションなどでよく使われるフローリング材なので、イメージしやすいと思います。
そんな複合フローリングは、傷や凹みに強く、お手入れも簡単な床材ですが、傷がついてしまった場合は、補修することが難しいことや、無垢フローリングと比べると歩き心地が劣ることがデメリットになります。
フローリング張替えについては、下記の記事でも詳しく取り扱っていますので、ぜひご覧ください。
ここまでで、床の張り替え費用相場を紹介してきました。床の張り替えを業者に依頼すると仕上がりはキレイになりますが、人件費などがかさむためにどうしても費用が高額になってしまいます。
床の張り替えを業者に依頼するにしても、なるべく費用を安く抑えたいのは多く方が思う事でしょう。ここからは、なるべく床の張り替え費用を安くする方法を解説していきます。床の張り替え費用の予算に余裕がない方はこちらを参考にしてください。
床の畳数 | 費用相場 |
---|---|
1畳 | 6,000円~15,000円 |
6畳 | 36,000円~90,000円 |
8畳 | 48,000円~120,000円 |
10畳 | 60,000円~150,000円 |
12畳 | 72,000円~180,000円 |
20畳以上 | 120,000円~ |
床の張り替え費用をなるべく安くするためには、一部分だけの発注をすればよいのです。
これまで見てきたように床の張り替えは多くの場合、面積によって変動していきます。床の張り替えをしたい面積はなにもフローリングすべてとは限りません。剥がれやずれが生じている一部分だけを補修すれば良い場合もあります。
一部分の補修だけを依頼するのであれば、床の張り替え費用を安く抑えることも可能です。自身が補修したい一部分でも、依頼に応じてくれるのか床の張り替え業者に相談してみましょう。
床の張り替えをDIYで行えば費用を安く抑えることは可能です。
当たり前の事ではありますが、そもそも床の張り替えを業者に依頼しないという方法もあります。床の張り替えを業者に依頼することなく自分で行えば、その分だけ費用は安くなります。
自分で床の張り替えをする際には、床の素材も自由に選ぶ事が出来ます。なるべく安い素材とデザインにすれば費用を安く出来るのです。
DIYでのフローリング張替えについては、下記の記事でも詳しく取り扱っていますので、チェックしてみてください。
床の張り替え費用は一軒家とマンションやアパートなどの様な集合住宅では費用は変わるのでしょうか。先に結論を言っておくと、一軒家とアパートやマンションなどの集合住宅での張り替え費用が変わるという事はありません。
ただし、床の張り替えに関しては、賃貸と持ち家では権利が異なるため注意が必要になることがあります。ここからは、賃貸と持ち家で床の張り替えを行う上でどのような注意点があるのか確認しておきましょう。
床の張り替え費用は一軒家でもマンションやアパートの様な集合住宅でも変わることはありません。先ほど、床の張り替え費用の相場を紹介したように、床の張り替え費用は作業をする面積で変わります。
面積による計算になるので一軒家であっても、集合住宅であっても床の張り替え費用は変わらないのです。
一軒家でもマンションやアパートでも賃貸物件である場合には床の張り替えを行うために許可が必要となります。
賃貸の場合には、家のリフォームを勝手に行う権利を生活している方は持っていません。床の張り替えは家のリフォームになってしまいます。そのため、床の張り替えを賃貸物件に住んでいる方は大家さんか管理会社に相談する必要があります。
大家さんや管理会社との相談の上で、決定した方法で床の張り替えを行うようにしましょう。床の張り替え費用も状況によって、大家さんや管理会社側が支払うか、居住者が支払うか決まります。
賃貸に住んでいる方が、イメージチェンジなどのために安い費用で床の張り替えをしたいのであれば、床の張り替えシートなどを使えば可能です。
床の張り替え作業の様に、古い床をはがすような作業が無く退去する際に現状の復帰ができれば大家さんに相談するようなリフォーム作業には当たりません。
床の張り替えシートや置くだけの床材なら、大規模な作業をすることなく床の張り替えをしたようなリフォームをすることが可能です。一時的に床の張り替えをしてインテリアを変えたい場合は、シートや置くだけの床素材を選択することもおすすめです。
「退去をするときに、床の張り替え費用を請求されたらどうしよう」「どれくらいの傷が張り替え費用を請求されることになるのだろう」そんな心配をしながら、入居し続けるのはストレスになると思います。
そこで、退去時にトラブルにならないためにもしっかり知識をつけておきましょう。
賃貸物件のルールや、床の張り替え費用を負担する場合としなくてもよい場合をご紹介していきます。
大半の賃貸物件が入居時に「原状回復」を契約条件にしていると思います。
「原状回復」とは、アパートなどの賃貸物件の退去時に、入居時の状態に部屋を戻しておくことです。退去時に、「原状回復」をしなければいけないと部屋の状況を判断されると、管理会社などから費用を請求されます。
この「原状回復」が契約条件にあることから、賃貸物件での床の張り替えを行う際は、事前に大家さんか管理会社の許可が必要になってくるのです。
では、どんな場合に床の張り替え費用を請求されることになるのでしょうか。
床の張り替え費用を負担しなければいけない場合というのは、日常生活では発生しにくいとされる傷や汚れを付けてしまったときになります。
例えば、食べ物をこぼしたことでカビやシミが発生している場合や、重たいものを落としてしまったときに床が傷ついた場合が該当します。
ただし、自分では判断が難しいときは、専門家による判断が必要とされますので、入居時から傷や汚れがあった場合は、事前に写真などで記録しておきましょう。
床の張り替え費用を負担しなくてもよい場合というのは、日常生活の中で付いてしまった傷や汚れとなります。また、経年劣化での床の痛みなども張り替え費用を請求されないでしょう。
例えば、家具を置いていたことでできた凹みや、雨漏りによってできたシミなどは原状回復を求められないでしょう。
ただし、必ず負担しなくても良いわけではありませんので、しっかり契約書を確認して、トラブルにならないように気を付けましょう。
床の張り替え費用は1畳で10,000円から30,000円、6畳で60,000円~180,000円になります。
床の張り替えは大規模な作業になります。床の張り替えを業者に依頼すると高額な費用になるため失敗は出来ません。素材によっても床の張り替え費用は変動するため、適材適所で床の素材を変更していくことも大事です。
床の張り替え費用を安くするためには、一部分的な補修の張り替えを依頼する方法もあります。また、自分で床の張り替え作業を行えば、大きく費用を安くすることも可能です。
賃貸に住んでいる方は、床の剥がれやずれが生じても大家さんや管理会社に相談することが必須です。
床の張り替えを依頼する際には、この記事の費用相場を参考にしながら見積もりを出してもらうようにしましょう。
記事を読んで、床の張替えについてもっと知りたい方は、下記の記事も参考にしてみてください。
床下張り替え・リフォームのことについて、わからないこと・不安なこと・他人には相談しづらいことなどおありかと思います。オコマリでは床下張り替え・リフォームについて、予算・スケジュール・安心できる業者なのか、など様々なご質問に床下張り替え・リフォームに詳しいベテランのスタッフが親切丁寧にお答えし、お客様の不安を解消いたします。