壁紙張り替えを業者に依頼した場合と自分で行う場合の比較をします!
投稿日:2021年01月22日 更新日:2023年08月02日
せいじ |壁紙・床張り替え部編集長
父親が大工をやっていたため、幼いころから家の組み立て作業を見ながら育ちました。高校卒業後は父親の会社を手伝いながら、リフォーム業者の作業員としても働いていました。独立後、主に家のリフォーム作業を多く手がけています。壁紙から床の張り替えまで多くの実績と経験があります。誰にでもわかりやすいように、壁紙や床の張替え作業について解説します。
壁紙の張り替えを専門の業者に依頼した場合の費用相場は、12畳で3万5000円~7万5000円程度が目安になります。
壁紙の張り替えを行うと劇的にインテリアの雰囲気を変化させることが出来ます。しかし、壁紙の張り替え作業は大規模で費用も高額になってしまいます。それでは、壁紙の張り替え費用を安くする方法はあるのでしょうか?
この記事では、壁紙張り替えを安い費用で行う方法と費用相場を紹介しています。壁紙張り替えの予定がある方は参考にしてください。
壁紙の張り替えを行う事はそう頻繁にある事ではありません。壁紙の張り替えを専門の業者に依頼した場合には費用はどのくらいになるのでしょうか?一軒家やマンション・アパートとの費用の違いは?
ここからは、一軒家の壁紙張り替え費用相場、マンションやアパートなどの集合住宅の壁紙張り替え費用相場、そして自分で壁紙の張り替えをした場合の費用相場を紹介していきましょう。
壁紙張り替えを行う面積を畳数別、間取り別で紹介していきます。※壁紙の張り替えの費用については、下記の記事でも詳しく取り扱っていますので、ぜひ参考にしてみてください。
一軒家・マンションで壁紙張り替えを行った場合の費用相場を紹介していきましょう。一軒家の多くは、部屋数も多くなっていきます。部屋によってインテリアを変えたり、家のインテリアを統一させたりすることもあります。壁紙張り替えをする際には、先に壁紙を張り替える場所を決めておいて、面積も計測しておきましょう。
また、マンションやアパートの多くは、1フロアーですべての部屋が地続きになっているため壁紙のトーンを統一しておかないとインテリアがおしゃれでは無くなります。
マンションや・アパートの部屋の壁紙を張り替えをする際には、部分的に張り替えをするにしても他の部屋と壁紙を合わせましょう。部分的な壁紙張り替えなら費用も抑えられます。
畳数 | 費用相場 |
---|---|
4.5畳 | 15,000円~40,000円程度 |
6畳 | 25,000円~50,000円程度 |
10畳 | 30,000円~70,000円程度 |
12畳 | 35,000円~75,000円程度 |
20畳以上 | 45,000円以上 |
一軒家での壁紙の張り替えに関しては、下記の記事でも詳しく取り扱っていますので、気になる方は下記の記事も参考にしてみてください。
先ほど、一軒家・マンションで壁紙張り替えを行った場合の畳数別料金費用相場をご紹介しましたが、畳数別より間取り別のほうがわかりやすいと考えられる人もいるのではないでしょうか?
そんな方に向けて、一軒家・マンションで壁紙張り替えを行った場合の間取り別料金費用相場をご紹介します。
ぜひ、参考にしてみてください。
間取り | 費用相場 |
---|---|
ワンルーム | 50,000円~70,000円程度 |
ワンルーム(ロフト付き) | 60,000円~70,000円程度 |
2DK | 120,000円~80,000円程度 |
2LDK | 140,000円~160,000円程度 |
3DK | 150,000円~170,000円程度 |
3LDK | 180,000円~200,000円程度 |
自分で壁紙張り替えを行った場合の費用相場も紹介しておきましょう。壁紙張り替えを自分で行う事で、業者へ支払う費用が無くなるため安い費用になります。
自分で壁紙張り替えをする場合は、道具と壁紙の素材が支払い費用の合計になります。手間と時間がかかり、壁紙張り替えは難易度が高いですが業者に依頼するよりも張り替え費用が安くなるメリットがあります。
壁紙クロスの種類 | 費用相場(40平方メートル) |
---|---|
量産型の壁紙 | 31,000円 |
一般的な壁紙 | 53,000円 |
シール壁紙 | 55,000円 |
DIYで壁紙の張り替えを行う場合の詳細は、下記の記事でも取り扱っていますので、ぜひ参考にしてみてください。
壁紙の張り替えを行った場合の料金・費用相場をご紹介してきましたが、料金は壁紙の種類によって少し変わります。
そもそも、壁紙には複数の種類があり、それぞれ特徴があるので、自分の家の壁に度の壁紙を張るか選びましょう。
代表的な以下の6種類の壁紙をご紹介していきます。
壁紙の種類の1つ目は、ビニールクロスです。
ビニールクロスは、ポリ塩化ビニール素材でできたビニールシートを紙に裏張りした壁紙になります。現在、日本国内の多くの住宅で使用されていることから、ご存じの人もいると思います。
特徴は、非常に安価で、加工のしやすさから豊富なカラーやデザイン、吸湿機能や耐水機能、消臭機能など高い機能があることです。
しかし、有害物質を少し含んでいることから健康への影響を心配される人にはおすすめできません。現在は、ビニールクロスに含まれる有害物質をできるだけ減らそうと多くの企業が、対策を取っています。
壁紙の種類の2つ目は、織物クロスです。
織物クロスは、麻や木綿などの織物やレーヨンなどの織物を紙に裏打ちした壁紙です。
特徴は、非常に高級感や重厚感があり、見た目が美しいです。ただし、汚れが付着すると落としにくく、価格も高価になります。また、手入れでは、水ぶきは避け、ほうきのようなもので埃を払いましょう。
壁紙の種類の3つ目は、珪藻土クロスです。
珪藻土クロスは、調湿効果や消臭効果がある凸凹とした表面のクロスです。
ただし、塗り壁ほどの調質効果は見込めませんので、注意しましょう。また、ビニールクロスより値段が高価ですが、珪藻土クロスの中には、防カビ性などの機能を持っているものもあります。
壁紙の種類の4つ目は、紙クロスです。
紙クロスは、欧米で使用されることが多いので、豊富なデザインの輸入品が多くあります。他にも、和紙や非木材を原料とする特殊紙のタイプがあります。また、和室などに紙クロスを張ることで、落ち着きのあるの風合いを感じることができます。
ビニールシートからの健康面の影響を危惧される方に、おすすめですが紙クロスの施工は難しいため、業者選びは慎重に行いましょう。
壁紙の種類の5つ目は、オレフィンクロスです。
オレフィンクロスは、ポリエチレンやポリプロピレンが主な材料になっている壁紙です。ビニールクロスと似ている性質を持っており、手入れも比較的簡単になります。また、焼却時に有害物質が発生しないことから、環境に優しい壁紙にもなります。
ただし、費用がビニールシートに比べて高値であることが、デメリットです。
壁紙の種類の6つ目は、木質系クロスです。
木質系クロスは、薄くカットした自然木材やコルクを紙に裏張りした壁紙です。
自然木材の温かみを感じることができ、部屋のアクセントになりますが、他の壁紙と比べて高価になってしまうので注意してください。
壁紙の張り替えを依頼する際には仕上がりのインテリアをイメージしておくことは非常に大事です。
部屋のインテリアをイメージすることは、壁紙張り替えを業者に依頼する前に行わなければいけないことです。特に部分的な壁紙の張り替えを行う際には、他の部屋や壁紙と統一感を出さなければいけません。
また、子供のいる家族で住んでいる方や、高齢者の方がいる部屋には壁紙も機能性のある種類を選ばなければいけないでしょう。
部分的に考えも無しに壁紙張り替えを行ったり、子供がいるのに汚れが取れにくい壁紙素材を使用したりすると業者によって壁紙張り替えをした後に後悔することになってしまいます。
自身が望むインテリアのイメージと機能面が決定してから、壁紙張り替え費用の相場を参考にすることが張り替えのコツです。
壁紙の張り替えをしたおしゃれな部屋をイメージすることは大事になります。おしゃれな部屋のイメージをするにしても、過去の事例を参考にすれば仕上がりを具体的に考えられます。
ここからは、過去に壁紙張り替えをしておしゃれな部屋にした事例を紹介します。自身の希望に合った事例を見て、壁紙の張り替えをする時に参考にしましょう。
日々の疲れを取るために寝室は気持ちが安らかで落ち着ける雰囲気を作りたい、というクライアントさんからの要望がありました。木目調のナチュラルな壁紙で、色はなるべく濃く暗めのデザインを選びました。
ベッド近くを床と合わせて木目調にして、部分的に白の壁紙も使用して、朝に太陽光が反射するように工夫もしています。快適な睡眠を取りたい方にはおすすめの壁紙です。
家族で生活している方から、明るく爽やかな雰囲気を作りたい、という要望を依頼者様からいただきました。壁紙の色を白色で統一して明るく爽やかなデザインにしました。白色で統一されているのでシンプルで清潔感も表現出来ています。
家族で生活して食事もするリビングであり、朝でも夜でも明るく爽やかな雰囲気を演出出来ています。家族で生活している方にはおすすめの壁紙です。
子供部屋の壁紙張り替えを依頼されていて、傷や汚れに強い壁紙に張り替えました。依頼者はこれまで、子供によるいたずらで壁紙が剥がれてしまっていたり、落書きで汚れてしまったりで大変だったようです。
そこで、今回の壁紙には汚れてもすぐに拭き落とす事ができる機能がついている壁紙に張り替えさせていただきました。素材の耐久度もあるので、傷も付きにくく仕上がっています。幼い子供がいる部屋にはおすすめの壁紙です。
壁紙張り替えを安い費用で行う方法は2つあります。一つ目は「優良な壁紙張り替え業者を選ぶ」という事であり、二つ目は「自分で壁紙張り替えをする」という方法です。
壁紙張り替えをするにしても予算は限られています。なるべく安く行う方法で壁紙は張り替えをしたいものです。ここからは、壁紙張り替えをなるべく安く行う2つの方法を詳しく見ていきましょう。
あらかじめ、これらの注意点を知っておけば、壁紙張り替え費用を安いお得な料金でおこなうことが出来るようになります。逆に、知っておかないと張り替え費用が高額になってしまったり、トラブルに発展してしまう事もあります。
壁紙張り替えをなるべく安い費用で行うためには、優良な壁紙張り替え業者を選ぶ事が大事になります。優良な壁紙張り替え業者に依頼すれば、依頼者の要望に寄り添い希望通りの張り替えをしてくれます。
万が一、壁紙張り替え業者が作業に失敗してもやり直しを無償で行ってくれますし、依頼者側から仕上がりに対して納得がいかない場合はやり直しもしてくれます。優良な壁紙張り替え業者に依頼することで、依頼者の手間や時間も削減するのでそういった部分でもメリットがあります。
自分で壁紙張り替えをするのも、安い費用で壁紙張り替えをする方法になります。
壁紙張り替えを専門の業者に依頼することは自身の手間や時間を省くことになりますが、その分で業者への人件費などもかかるため高額になります。
一方で、自分で壁紙の張り替えをする際には、張り替え用の道具費用と壁紙の素材の費用だけしか出費はありません。自分自身で自分の部屋の壁紙張り替えを行えば、愛着もわきますし安い費用でインテリアのリフォームになるのです。
なるべく安い費用で壁紙の張り替えをしたい場合は、道具と壁紙素材を自分で用意して壁紙の張り替えも自分で行う事に挑戦してみましょう。
安い費用で壁紙張り替えをするには優良な業者を選ぶ事が一つの方法であることをこれまでに紹介してきました。しかしながら、壁紙張り替えを初めて行う方は、どのような尺度で優良な壁紙張り替え業者を選べば良いのか分からないでしょう。
実際に、適当に壁紙張り替え業者を選んでしまったために、雑な作業をされてしまって部屋内に傷を付けられてしまったり、高額な張り替え費用を請求されたりという被害報告は上がっています。
悪質であったり、技術のない作業員が揃っている業者だったりを選んでしまう事が無いように、優良な壁紙張り替えの業者を選ぶ方法を確認しておきましょう。
優良な業者を選ぶ駄目のコツは評判や口コミを確認することです。優良な業者であれば、それまでに蓄積してきた実績が多くなっています。営業をしている期間も長くなっています。例えば地域密着型の壁紙張り替えをしている業者は創業から数十年が経過していることも多くあります。地域の人々に愛されているのです。
優良な壁紙張り替え業者は更に評判や口コミも多くあり、良好なコメントが寄せられています。壁紙張り替え業者に寄せられている口コミや評判は、各業者のホームページなどでも確認できますし、インターネット上には第三者目線からの口コミも確認することが出来ます。
悪質な壁紙張り替え業者にはすぐに悪い評価がついてしまいその口コミはすぐに広がります。
優良な業者を良くない業者を選び出すためには、評判や口コミ、実績を確認するようにしましょう。
優良な業者かどうかを判断するためには、万が一の補償がついているのかどうかを確認することも大事です。
壁の張り替え業者に在籍している熟練の作業員は、家具や部屋に傷がつかないように細心の注意を払います。また、きちんと作業を始める前にすべての部分に養生をして、作業中に傷や汚れが付かないように予防しているのです。
そんな、熟練の業者でも壁紙の張り替えは大規模な作業になりますので、手が滑ってしまうなどのミスもあります。場合によっては家具や壁、点所などにも傷がついてしまう事もあります。そういった場合に、保険に入っている業者であれば、修理代を補償してくれます。
質の良くない業者の場合は、業者によって傷を付けたにもかかわらず修理代などは依頼者に支払わせることもあるのです。何も傷をつけていない依頼者が家具や傷がついている場所の修繕費を支払うのは納得がいかないでしょう。
優良な壁紙張り替え業者は万が一の補償のために保険に入っています。依頼者としても、業者を選ぶ際には保険に入っているところを選ぶようにしましょう。
優良な壁紙張り替え業者を選ぶコツの一つはスタッフの対応が丁寧なのか確認する事です。
壁紙の張り替えを行うにしても、業者へのメール連絡か電話連絡と、下見という二つの工程はあります。この工程のなかで業者のスタッフの対応が丁寧なのか確認することができます。
初めて業者に連絡する際には、電話かメールをすることになります。電話であれば、応対したオペレーターや受け付けの方の対応が丁寧なのか確認しましょう。優良な業者の受付やオペレーターの方であれば、依頼者の希望や質問に丁寧に対応してくれます。
逆に新興の業者や悪質な質の悪い業者になると、受付やオペレーターの方の応対が雑になる傾向があります。優良な業者は末端のスタッフへも教育が行き届いているために丁寧な対応をするようになるのです。
下見の工程の時にもスタッフの対応を確認しましょう。壁紙の張り替えは素人では分からない部分は多くあります。分からない部部への質問に対して丁寧に答えてくれない方や、見積書の内容を詳しく解説してくれないようスタッフの業者に依頼することは避けましょう。
優良な業者のスタッフなら依頼者の希望に添えるように、また問題が起こらないように作業内容や張り替え費用について丁寧に説明をしてくれます。
優良な壁紙張り替え業者を選ぶためにはスタッフの対応が良好なのかどうかを確認しましょう。
壁紙の張り替え業者に関する内容は、下記の記事でも詳しく取り扱っていますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
全国に壁紙の張り替えを行っている業者はたくさんありますが、その中には相場とかけ離れた価格を要求してくるなど悪質な業者がいることも事実です。
オコマリでは、お客様に安心して壁紙の張り替えを行ってもらうために、料金の見直しや業者の空き時間を活用するなどの工夫をすることで、業界最安値水準の料金を実現しました。もちろん、お見積り後に追加料金が発生することは一切ありません。
また、専門の相談員が親身になってお客様のご相談にのりますので、安心してご依頼頂けます。
問い合わせやお見積りはすべて無料ですので、お気軽にお問い合わせくださいませ。
壁紙張り替えを自分で行えば安い費用で部屋のリフォームをすることが出来ます。しかしながら、壁紙の張り替えを行うやり方を知らない方も多いでしょう。ここからは、自分で壁紙張り替えを行う方法を解説していきます。
壁紙張り替えの手順は以下の通りです。
ここからは、以上の工程は詳しく解説していきましょう。
壁紙の張り替えを自分で行う際には、張り替え専用の道具と自身で選んだ新しい壁紙の素材を用意することから始めるようにしましょう。
壁紙の張り替え作業で必要となる道具一覧はこの後の項目で紹介していますのでそちらの方を参考にするようにしてください。
新しい壁紙は自身が張り替えたいと思っている壁紙の面積よりも多少余裕を持って購入しておくことも大事です。多少余裕を持って購入しておくことで失敗してもやり直しが出来ますし、キレイに貼り付けることも可能になります。
自分で壁紙の張り替えをする手順の2つ目は、古い壁紙を剥がす工程です。古い壁紙はつなぎ目や端っこにカッターを差し込んで少し剥がします。少し剥がした部分から手で丁寧に慎重に剥がしていけばキレイに剥がすことが出来ます。
強引に剥がすと、下地に傷がついてしまいますので、剥がしている途中で引っかかってしまった場合は、その都度カッターを入れて剥がしていきましょう。
すべての古い壁紙を剥がし終えたら、下地を整える作業に移ります。壁紙の下地は凸凹があると新しい壁紙を貼っても凸凹が出来てしまい汚い仕上がりになってしまいます。
下地はきちんと平らになるように、凸凹がある場合はパテを使用しましょう。
また、下地に汚れやカビが発生していることもあります。世ぼれは掃除してカビなどがあれば取り除いてから消毒もするようにしましょう。カビが下地についていると、新しい壁紙を貼り付けたとしてもカビが表面化してきてしまいます。
壁紙張り替えで下地はベースになります。下地はきちんと掃除をして平らになるようにしましょう。
下地をきちんと平らにして、掃除も行った後は新しい壁紙を貼り付ける工程に入ります。新しい壁紙は、ロールごとに売られているので天井から床までの高さにカットしておきます。天井部か床部部分には、数センチの余裕を持っておきましょう。
壁紙は向かって右側から貼り付けていきます。2枚目からの貼り付けに関しては1枚目と少しだけ被るように貼り付けていきます。すべて貼り付けてから、余分になる壁紙をカッターとヘラでカットしていきましょう。
最後にローラーを使って、壁紙に入ってしまった空気をすべて抜いてしまえばキレイに壁紙が貼り付けられます。
壁紙張り替えをするには道具を揃えておかなければいけません。壁紙張り替え以外にも工具を使う事はあるでしょう。ここでは、専門家が使うような道具ではなく、一般的に手に入れやすい道具一覧とその用途をまとめました。
道具の用途を確認して、他の道具で代用が出来るようであれば購入する必要はありません。壁紙張り替えはそこまで頻繁に行う事ではありません。自身で持っている道具で代用してしまいましょう。
DIY道具 | 道具の使用用途 |
---|---|
プラスとマイナスのドライバー | 壁には電源用のコンセントがあります。それらの取り外しに使用します |
脚立 | 高い場所での作業に使用します |
メジャー | 壁の面積や壁紙の面積を測るために使用します |
養生用のテープ | 壁紙を仮張りする際に使用します。壁紙によっては既についているものもあります |
自分で選んだ壁紙素材 | デザインと機能性、利便性に注意して選びましょう。張り替える壁の面積をあらかじめ測っておくことも大事です |
ローラー | 壁紙をキレイに張るために必要です。空気を逃がすために使用します |
ヘラ | 壁紙の端っこや過度の部分をキレイに張るために使用します。また、カッターで余剰分を切り取る際にも利用します |
パテ | 下地を平らに調整するために使用します |
カッター | 壁紙を剥がす際に使用しますし、壁紙の余剰部分を切り取る際にも使用します |
のり | 壁紙クロスによっては、裏地にのりがついているものもありますがついていない素材もあります。のりがついていない素材を使用する際には、使用するので素材選びの際にのりの必要性を確認しましょう | のり塗り用のローラー | のりを塗るためのローラーです。のりがついていない壁紙の素材を選んだ際には準備が必要です |
DIY道具 | 料金相場 |
---|---|
ドライバー | 110円(税込) |
メジャー | 110円(税込) |
養生用のテープ | 110円(税込) |
カッター | 110円(税込) |
ヘラ | 110円(税込) |
ここまでに紹介してきた壁紙張り替えの手順はリビングや廊下などの様に障害物がない場所だけではありません。
トイレやキッチン、天井などは障害物があったり、見上げて行う作業になるため多少難易度が上がります。ここからは、場所別に壁紙を自分で張り替える方法を解説していきます。
トイレの壁紙を張り替える際に障害物となるのは便器です。
この便器の裏側は、普通の手順では張り替えが難しくなります。便器の裏側の壁の天井からたらすように壁紙を貼り付けていきます。手が届かない場合は、柄の長いローラーなどを使用して満遍なく貼り付けるようにしましょう。
最終的な余剰部分のカットに関しては、便器の裏側に回るしかありません。一目に触れない部分もあるので、ある程度のしわや余剰分は気にしなくても良いでしょう。
キッチンの壁紙の張り替えを行う際に障害物となるのは換気扇です。換気扇以外の部分に関してはリビングや廊下同様の方法で貼り付けていきます。換気扇は電源をオフにしておいて、上から被せるように壁紙を貼り付けます。
そうすると、障害物部分が浮きますので少し余裕をもってカッターでカットします。カッターでカットすると、換気扇が出てきますので換気扇の隅まで壁紙を貼り付けます。そこで更に余剰部分をカッターでカットすれば換気扇部分もキレイに貼り付けることが出来ます。
壁紙張り替えで天井部分は難易度が高くなっています。重力もあるため、壁紙が落ちてきてしまい作業がしにくいからです。
天井の壁紙を貼る際には、まず、1枚目の壁紙を固定させる必要があります。なるべく広い面積を天井に貼り付けて、落ちてこないように固定させます。固定させてからゆっくりと1枚すべての面を天井に貼り付ける手順になります。
天井の壁紙の張り替えを失敗しないようにするコツは、誰か知人や友人などに手伝ってもらう事です。誰かに壁紙を抑えておいてもらい、自分は他の面を貼り付けていくという共同作業がキレイに張り替えをするコツになります。
エアコンの周りの壁紙を張替えるときの方法は『壁紙張り替えをDIYで行うやり方を解説』で、ご紹介した方法になります。
しかし、気を付けてほしいのが、エアコンを取り外すかどうかを決めることです。
エアコンを取り外さなくても、エアコン回りの壁紙の張り替えはできます。しかし、そうした場合、エアコンを買い替えた際に、一部だけ古い壁紙が見えてしまう可能性があります。エアコンの周りの壁紙を張替える際は、エアコンは買い替え時期ではないかどうかを基準に判断しましょう。
壁紙張り替えを自分で行う際に失敗しやすいポイントをあらかじめ知っておけば、やり直しをすること事を避けられます。
ここまでは、具体的な壁紙の張り替え手順を見てきましたが、作業の工程の中で特に失敗しやすい部分を紹介していきます。壁紙張り替え作業には難しい部分が多く存在します。それらの失敗しやすいポイントを知り、キレイに張り替えが出来るようにしましょう。
壁紙張り替えを自分で行う際によく起こる失敗はのりをつけすぎて貼り付けた時に凸凹が出来てしまうという事です。
この原因は壁紙の裏側にのりをつけすぎて、のりが均等にのばされていないために起こります。壁紙ののり付けを行う際には、のり専用のローラーなどを使用するようにして均等にのばすようにしましょう。
壁紙を張り替えの失敗例として多いのが、壁紙の端っこに隙間が出来てしまう事です。これは、貼り付ける前に余裕を持ってカットしていないために起こる失敗です。壁紙をカットする際には、天井部分と床部分、他の壁紙との接触部分は数センチの余裕を持っておくようにしましょう。
余裕を持たせた部分をカットするのは、すべての壁紙を貼り付けた後です。最終的な仕上げとして余剰部分をカットします。壁紙張り替えは、足らない部分を出すよりも余剰部分を作っておくことが失敗しないコツになります。
壁紙張り替えで多くあるのが、カッター出カットした部分が汚くなってしまうという事です。カッターはフリーハンドで行うと切れ目が直線になりません。壁紙をカットする際には、定規やヘラなどでカッターを固定してからカットするようにしましょう。
定規やヘラでカッターを固定しておけばキレイにカットすることが出来ます。カッターにはなるべく定規やヘラ側に力を入れるようにすれば、切れ目が外側にはみ出すこともありません。
一軒家でも、マンションやアパートなどの集合住宅に住む方でも、賃貸に住んでいる方は勝手に壁紙の張り替えをすることが出来ないので注意が必要です。
賃貸で生活している方は、住んでいる部屋が自分の所有物ではないため部屋のリフォームをする権利はありません。
しかし、壁の張り替えをする理由には緊急である事もあります。例えば、壁紙からカビが発生してしまい表面をふき取ってもすぐにカビが生えてくるので張り替えるしかないという場合もあります。
こういった場合でも張り替えをすることが出来ないという訳ではありません。正当な理由がある場合は、大家さんや管理会社などの家の所有者に相談しましょう。相談の上、壁紙の張り替えをするかどうか、費用の支払いをどちらが行うか決定させましょう。
賃貸の家で生活している方は、勝手な壁紙の張り替えが出来ないことは認識しておきましょう。知らずに張り替えを行ってしまうと、退去時に原状復帰用の費用が発生することがあります。
自分で壁紙の張り替えをするならのりがあらかじめ付けられているシール壁紙を使用することをおすすめします。先ほどまでで、壁紙張り替えを自分で行う事は多少難しい部分があることをお判りいただけたでしょう。
そんな場合には、シール壁紙を選択することによって、難しい作業を省くことが出来て失敗もしにくくなります。ここからは、シール壁紙を使用した場合の壁紙張り替え費用相場やメリットを紹介していきます。
シール壁紙の費用相場は、のりが付けられている分だけ量産型の壁紙よりも高額になっています。ただし、作業を省くことが出来ることと、古い壁紙の上から直接貼り付けることが出来るという点もありメリットが多くなります。
それでは、シール壁紙の費用相場を見ていきましょう。
面積 | 料金 |
---|---|
1平方メートル | 1,300円~ |
10平方メートル | 13,000円~ |
20平方メートル | 26,000円~ |
30平方メートル | 39,000円~ |
40平方メートル | 52,000円~ |
※シール壁紙は基本的に1本単位で販売されています。
45cm×250cm=1.125平方メートルや90cm×250cm=2.25平方メートルのタイプがあります。
幅と長さを計算し、自身の部屋に合わせて購入するようにしましょう。
シール壁紙なら自分で壁紙張り替えを失敗してもやり直すことが出来るメリットがあります。
壁紙の張り替えをシール壁紙以外の壁紙の種類で行うと、張り替えから貼り付けまでの作業工程の中に、難易度の高い作業が多くあります。その難易度の高い作業内で素人であれば失敗してしまい、やり直ししなければいけない事もあります。
シール壁紙を選択して壁紙張り替えをする場合は、古い壁紙に直接貼り付けることが出来ます。そのため、古い壁紙を張り替える作業は無用です。シール壁紙のシールはピッタリとくっつく半面でキレイに剥がすことも可能です。
そのため、シール壁紙を貼り付けた際に多少ずれてしまう失敗をしても、簡単に剥がすことが出来るのでやり直しも可能です。シール壁紙なら技術の無い素人の方が行って失敗しても、やり直しが出来るのでおすすめになります。
自分で壁紙の張り替えを行う際にシール壁紙を選ぶべきなのは賃貸でも相談することなく、壁紙を張り替えたかのようなリフォームが可能になるからです。
賃貸で生活している方は先ほども説明した通り、勝手に壁紙の張り替えを行う事は許されていません。勝手に壁紙の張り替えなどのリフォームを行ってしまうと、退去時に原状復帰のための費用を請求されてしまう事もあります。
シール壁紙で部屋のリフォームを行うと、見た目は壁紙を張り替えたかのようなインテリアにすることが出来ますが、退去する際には単に剥がしてしまう事で原状復帰が可能になります。シール壁紙を貼り付けるだけなら、部屋のリフォームには値しないので大家さんや管理会社に相談する必要もありませんし、原状復帰も簡単なのです。
シール壁紙に関して詳しく知りたい方は、下記の記事でも詳しく取り扱っていますので、ぜひご覧ください。
壁紙の張り替えを専門の業者に依頼した場合の費用相場は2DKで120,000円程度が目安になります。
壁紙の張り替えをすることで部屋のイメージは大きく変わります。壁紙張り替えを依頼する前には必ず、自身で部屋の仕上がりをイメージするようにしましょう。専門の業者に依頼することで、手間も時間もかけることなくリフォームをすることが出来ます。
壁紙の張り替えは自分で行う事も出来ます。自分で行う事で、安い費用で壁紙の張り替えを行う事が可能になります。ただし、壁紙の張り替えは素人では難しくなるため、作業工程を省くことが出来るシール壁紙を使用することがおすすめです。
壁紙張り替え・リフォームのことについて、わからないこと・不安なこと・他人には相談しづらいことなどおありかと思います。オコマリでは壁紙張り替え・リフォームについて、予算・スケジュール・安心できる業者なのか、など様々なご質問に壁紙張り替え・リフォームに詳しいベテランのスタッフが親切丁寧にお答えし、お客様の不安を解消いたします。