洗面所の床のリフォームの費用相場を分かりやすく解説します!
投稿日:2021年02月06日 更新日:2022年01月13日
せいじ |壁紙・床張り替え部編集長
父親が大工をやっていたため、幼いころから家の組み立て作業を見ながら育ちました。高校卒業後は父親の会社を手伝いながら、リフォーム業者の作業員としても働いていました。独立後、主に家のリフォーム作業を多く手がけています。壁紙から床の張り替えまで多くの実績と経験があります。誰にでもわかりやすいように、壁紙や床の張替え作業について解説します。
一般的な洗面所の広さ(2~3畳)でのリフォーム費用相場は「新規張り」で5万円~13万円程度、「重ね張り」で2万円~6万円程度です。
洗面所は汚れや水が飛びやすい場所です。ふと気づいた時にはすでにカビが発生していてショックを受けることもあるのではないでしょうか。
でもそんな時に気になるのが洗面所の床をリフォームするときの費用相場や床材種類、DIYでもリフォームできるのかどうかなどですよね。
そこで、この記事では洗面所の床をリフォームするときの費用相場やおすすめの床材、DIYの方法まで徹底解説していきます!
洗面所の床をリフォームするための費用相場はどれくらいなのでしょうか。一般的な洗面所の広さ(2~3畳)での費用相場と施工の違いによる費用の差についてご説明します。
では早速以下の表にまとめましたのでご覧ください。
リフォームの仕方 | 費用相場(2~3畳) |
---|---|
新規張り | 5万円~13万円程度 |
重ね張り | 2万円~6万円程度 |
上記の表を見て分かるように、洗面所の床のリフォームの費用相場には幅があります。
「なぜこんなにも価格に差があるのか?」と思う方もいらっしゃるかと思いますが、その理由は使う床材や業者によって値段は変動するからです。
次からは、「新規張り」と「重ね張り」の違いについて分かりやすく解説していきたいと思います。
洗面所の床のリフォームをする上で必ず決めて欲しいことがあります。それは新規張りでリフォームするのか、重ね張りでリフォームするのかです。
洗面所の床をリフォームするための費用相場でもお伝えしたように値段も大きく変わってきますので自分の必要な施工方法を選びましょう。
また、洗面所の床をリフォームするときに新規張りと重ね張りのメリット・デメリットを分かったうえでリフォームするときっと大きな満足感を得ることができます。
では、新規張りと重ね張りについてご説明します。
まず、新規張りとはどういった施工方法かお伝えします。
新規張りとは既存の床材をすべて剥がして新しい床材を貼る方法を指します。
メリットは、一度床材を剥がすことでシロアリや腐食といったなかなか自分ではどうにもならない問題点を改善できることです。また、重ね張りと違い床板の高さも変わりません。
デメリットは、重ね張りに比べて工事の期間が長くなってしまうことや費用が高くなってしまうこと(剥がした床材の処分費用も必要)です。
次に、重ね張りとはどういった施工方法なのでしょうか。重ね張りとは既存の床に上から新しい床材を貼る方法を指します。また上張りとも呼ばれます。
メリットは、床を剥がす必要がないので工事の期間が短く済むことや費用も新規張りに比べて安く済ませることができます。
デメリットは、床下の状態(シロアリや腐食など)を確認できないこと、既存の床の上に床材を貼るので少しだけ床の高さが変わってしまうことです。
どちらがよいかは洗面所の状態によって判断してください。ただ洗面所の床のリフォーム業者と話し合うことをおすすめします。
洗面所の床をリフォームする際に、工期が長いと家で生活しにくい環境になってしまいます。
また、リフォームの工期を知っておかないと、ご自身の予想より時間がかかってしまい、困る可能性もあります。
そこで、洗面所の床のリフォームにかかる工期を、「新規張り」と「重ね張り」の施工方法別に分けてご紹介していきます。工期とは別に、見積もりや部材の発注などに約1~2週間必要になることをご了承ください。
新規張りで洗面所の床をリフォームする場合の施工期間は、1~2日程度です。
洗面所の床の形にもよりますが、基本的にそこまで長い時間は要しません。ただし、洗面所の壁や洗面台の交換も一緒にしてほしい場合は、1日程度多めに考えておくと良いでしょう。
お急ぎの方は、早めにリフォーム業者に相談することをおすすめします。
重ね張りで洗面所の床をリフォームする場合の施工期間は、半日~1日程度です。
新規張りと違い、既存の床材を剥がす必要のないため、比較的短い時間でリフォームすることができます。
ただし、こちらも洗面所の壁や洗面台の交換も一緒にしてほしい場合は、1日程度多めに考えておくと良いと思います。お急ぎの方は、早めにリフォーム業者に相談しましょう。
洗面所の床に使われる床材はどんな種類があるのでしょうか。
今の家の洗面所の床にどういった不満を持っていますか?せっかく洗面所の床をリフォームするならその不満を改善しましょう。
そこで洗面所の床に使える床材にどんな特徴があるのかご紹介していきます。
クッションフロアは価格も一番安く、耐水性にすぐれた床材です。また、デザインも豊富にあるので洗面所のデザインと合う物を見つけやすいのが特徴です。
ただし、塩化ビニールという柔らかい素材で作られているため傷ができてしまいやすいことや物を乗せた時にはへこんでしまう特徴もあります。
フロアタイルはクッションフロアよりも耐水性と強度にすぐれ、デザインも豊富にあります。木目調や大理石調のフロアタイルは高級感を感じることができます。
ただ、クッションフロアよりは価格が高いので値段をとにかく安く抑えたい人には向きません。
皆さんがご存知の通り、木製の床材になります。デザインや質感を好まれる人は多いです。
ただし、フローリングは水に弱くメンテナンスを怠ればカビや腐食が進みます。また、費用も高額になるので、あまり洗面所の床にはおすすめはできません。
ボロンとはビニル織物床シートでできている畳に似たデザインの床です。スーパー銭湯の床がイメージしやすいかと思います。耐水性に優れ、掃除もしやすいです。またデザインも豊富にあります。
洗面所に使える床材の紹介をしてきました。ここからは、洗面所の床をリフォーム業者に頼むと高いと感じる方、もしくはDIYが好きな方に向けて洗面所の床のリフォームをDIYでする時の注意点やおすすめの床材をご紹介していきます。
洗面所に使える床材の紹介をしましたが、結局どの床材がいいのでしょうか?
結論からいうと、一番おすすめは防水シートでもある「フロアタイル」になります。理由は、クッションフロアより安くはないけれど耐水性と強度に優れており、デザインも豊富だからです。
一方で、クッションフロアもおすすめはできます。こちらは、価格を抑えたい人や傷や物を載せたときにできるへこみを気にしない人におすすめです。
逆にあまりおすすめできないのはフローリングです。耐水性も弱いのでメンテナンスをしなければならないことが面倒になる思います。
まず、洗面所の床のリフォーム業者じゃない方は「重ね張り」でDIYすることをおすすめします。なぜなら、「新規張り」のように既存の床材をはがして下地の処理を行うことは難しく素人は手を出さないほうが良いからです。
「新規張り」をしたいのであればプロのリフォーム業者に頼むのが一番です。では、洗面所の床をDIYでリフォームする手順や注意点について解説していきます。
洗面所の床が剥がれたけど、わざわざリフォーム業者に頼むほどでもないなと思ったときはDIYで直してしまいましょう。
剥がれてくるということは、恐らくクッションフロアが張られているのだと思いますので、専用の接着剤で床に張り付けた後、圧着ローラーでしっかり圧着しましょう。
ただし、カビが発生していたり、シート全体が古くなってきている場合は全体を張りなおすことをおすすめします。
張り方は「洗面所の床をDIYする際の注意点【コーキングも忘れずに】」に記載してあるので、そちらをご覧ください。
なぜそもそも洗面所の床が傷んでしまうのでしょうか。
その原因は、洗面所という場所が非常に関係してきます。床に水をこぼしてしまったときに完全に拭き取ればあまり問題は発生しませんが、壁と床の隙間なんかは拭き取れきれませんよね。
そこで菌が繁殖したり、腐食の原因にもつながるのです。また、洗面所でメイクや歯磨きを行うので汚れる原因となってきます。
洗面所の床が傷む原因の1つ目はカビです。
基本的にクッションフロアやフロアタイルは耐水性が強いため、床材自体にカビが発生することは少ないです。しかし、床の下地から来る湿気がクッションフロアやフロアタイルの間にたまることでカビが発生します。
カビの発生を抑えるためには、床の下地とクッションフロアやフロアタイルの間に防カビシートなどを入れましょう。
洗面所の床が傷む原因の2つ目は腐食です。
床が腐食してくるとブヨブヨと床自体が柔らかくなってきます。これを直すにはリフォーム業者に依頼するのがオススメです。なぜなら、床材を剥がして腐食している部分を見つけ、補修をするといった作業工程になるので、慣れていないと作業自体が難しいからです。
洗面所の床が傷んでしまう原因としてカビの発生と腐食があるとご紹介しました。腐食はリフォーム業者に依頼するしか方法はなかったけれど、カビはご自身で取れる可能性があります。
以下に洗面所の床のシートにカビが発生した場合の対処法をまとめました。
洗面所の床のシートのカビの取り方の1つ目は、重曹を使ってカビを除去する方法です。
重曹は床にも優しい成分になっているのでオススメです。具体的なカビを取る方法は、水100mlに小さじ1杯分の重曹を入れ、よく混ぜます。その重曹水をカビにつけ、いらない歯ブラシなどでやさしくこすります。その後雑巾でしっかり拭き取ったら終了です。
次に重曹水ではカビを取ることができなかった場合についてご説明します。
市販されている『カビキラー』をカビに向かって噴射します。約2分ほど置いたら水拭きと空拭きをして完成です。カビキラーを使う際は床が色落ちしないか目立たないところで試してから使用してください。
洗面所の床は傷みやすいことをお伝えしましたが、できればリフォームをせずに長く使いたい人が多いと思います。そこで、「傷みやすい床をどうすれば長く使っていけるんだ?」とお悩みの方に、簡単だけど重要なポイントを3つご紹介していきます。
洗面所の床を長く使う方法1つ目は、水をこぼしたらすぐに拭き取ることです。当たり前だと思われるかもしれませんが「少しくらいなら大丈夫だろう」という考えはやめましょう。そういった行動が積み重なるとカビの発生率は上がります。
洗面所の床を長く使う方法2つ目は、洗面所をの扉を閉め切って使用しないことです。もちろん洗面所の扉を閉めておきたいときは閉めていても大丈夫ですが、お風呂に入った後などは洗面所の扉を開けましょう。喚起をしないと床に湿気が溜まってしまいます。
洗面所の床を長く使う方法3つ目は、物を極力置かないことです。物を床に置くことで通気性も悪くなり掃除もしにくくなります。洗面所の床にマットなどを置いて使っている人も定期的にマットをどけて掃除をしましょう。
洗面所の床をリフォームする時に最適な時期は、新しい床材が張られてから約10年~15年程度経過した時です。
洗面所の床材にもよりますが、約10年~15年程度経過すると劣化が目立つようになってきます。
また、床だけでなく洗面台や壁なども劣化していると思うので洗面所の床をリフォームするついでに洗面台の交換なども検討してみてはいかがでしょうか。
洗面所は毎日使う場所ですよね。つまり業者選びに失敗するとものすごく不便な生活になってしまうのでリフォーム業者を間違えることはできません。
事前に洗面所の床のリフォームを失敗させないためにもいくつかのポイントを押さえておきましょう。ただし、初めて洗面所の床をリフォームする人にとって業者選びのポイントを見つけるのは難しいと思います。
そこで、洗面所の床をリフォームする業者の選ぶコツを以下の3つのポイントに分けて解説します。
洗面所の床のリフォーム業者の選び方の1つ目のポイントは、見積もりに書いてある内訳に違和感はないかかどうかです。洗面所の床のリフォームをしている優良な業者はホームページやチラシなどに料金プランを記載しています。
また、実際に見積もりを取りに来た場合は費用の内訳をきちんとお客様が納得できるように説明します。
反対に、チラシなどに激安価格などと書いているのに、具体的な料金プランが記載されていないリフォーム業者や、見積もりの内訳に関して質問してもはっきり答えられないリフォーム業者に依頼するのはやめておきましょう。後々トラブルに巻き込まれる可能性があります。
洗面所の床のリフォーム業者の選び方の2つ目のポイントは、洗面所の床のリフォーム実績はあるかどうかです。
洗面所の床のリフォームをしている優良な業者は過去に実績をもっているか口コミや評判がとても高いです。それは、その優良な洗面所の床のリフォーム業者が過去の仕事を1件1件丁寧に行ったという証拠です。
つまり、このような優良な洗面所の床のリフォーム業者に依頼する事でトラブルに巻き込まれる可能性を下げることができます。
逆に、実績があるのかないのかよくわからないようなリフォーム業者に依頼するのはやめておきましょう。
洗面所の床のリフォーム業者の選び方の3つ目のポイントは、洗面所の床のリフォーム業者の対応は丁寧かどうかです。
洗面所の床をリフォームしようとしたら、電話対応のオペレーターから見積もりを取りに来た作業員まで何度も連絡を取ることになります。そういったスタッフの対応がしっかりしているとその会社の教育が行き届いているということにもなります。
逆に、お客様が不安になるような態度をとるスタッフがいた場合その洗面所の床のリフォーム業者に頼むのはやめておきましょう。
全国に洗面所の床のリフォームを行っている業者はたくさんありますが、その中には相場とかけ離れた価格を要求してくるなど悪質な業者がいることも事実です。
オコマリでは、お客様に安心して洗面所の床のリフォームを行ってもらうために、料金の見直しや業者の空き時間を活用するなどの工夫をすることで、業界最安値水準の料金を実現しました。もちろん、お見積り後に追加料金が発生することは一切ありません。
また、専門の相談員が親身になってお客様のご相談にのりますので、安心してご依頼頂けます。
問い合わせやお見積りはすべて無料ですので、お気軽にお問い合わせくださいませ。
ここまで、洗面所の床の費用相場や工期、リフォーム業者の選び方などをご紹介してきましたが、いかがでしたか?
結論から言うと、洗面所の床のリフォームをすることはおすすめです。
洗面所の床をきれいにすることで、掃除のやる気が出る人もいるでしょうし、生活しやすくなる人もいるでしょう。
特に、洗面所の床材が張られてから約10年~15年程度経過している家に住まれている人や、洗面所の床材が剥がれてきている人、カビが大量に床材に発生している人は、早めに張り替えを検討しましょう。
また、洗面所の床のリフォーム業者に見積もりをだしてもらい、費用がどれだけかかるか知ることで、対策方法も違ってきます。
まずは一度、洗面所の床のリフォーム業者に相談してみてはいかがでしょうか?
一般的な洗面所の広さ(2~3畳)でのリフォーム費用相場は「新規張り」で5万円~13万円程度、「重ね張り」で2万円~6万円程度でした。
DIYで洗面所の床をリフォームすることもできますが、床が腐食しているかもしれない洗面所や完璧に床材を張り付けたい人はリフォーム業者に依頼する事をおすすめします。そして、洗面所の床にはカビが発生しやすいのでしっかり対策をして長く使えるようにしましょう。
初めて洗面所の床のリフォームを依頼する方は優良リフォーム業社の選び方が難しいかもわかりません。そういったときはオコマリの紹介サービスを利用することをおすすめします。浴室の床のリフォームに困ったらオコマリに無料相談してみてください。
記事を読んで、床の張替えやリフォームについてもっと知りたい方は、下記の記事も参考にしてみてください。
床下張り替え・リフォームのことについて、わからないこと・不安なこと・他人には相談しづらいことなどおありかと思います。オコマリでは床下張り替え・リフォームについて、予算・スケジュール・安心できる業者なのか、など様々なご質問に床下張り替え・リフォームに詳しいベテランのスタッフが親切丁寧にお答えし、お客様の不安を解消いたします。