シュロの木の伐採方法から業者に依頼した場合の費用相場まで解説
投稿日:2021年07月07日 更新日:2023年07月14日
ひろ |伐採部編集長
家の庭いじりが趣味で、木の伐採や剪定を習慣的に行っています。秋・冬には落ち葉拾いをして焼き芋を作るのが楽しみ。不要な木を抜根してフルーツを育てようと奮闘中しています。草木関係の情報を定期的にお伝えしていきます。
シュロの木の伐採は業者に依頼すると4,000円~/本になりますが、「自分で伐採してみたい」と思っている方もいらっしゃることでしょう。
しかし、シュロの木の伐採は難易度が高く、初心者は失敗する可能性も高いです。
そこでこの記事では、シュロの木の伐採方法や業者に依頼した場合の費用相場に加え、必要な道具や抜根は必要なのかなど、みなさまの疑問にわかりやすく回答していきます。
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シュロの木とは、ヤシ科の植物で感じで棕櫚、棕梠、椶櫚などと書きます。
また、見た目からは、南国のイメージを持たれる方が多いでしょう。
しかし、その陽気な佇まいとは反対に、縁起の悪い木としても名前が挙げられる植物です。
シュロの木の特徴として、日本でもよく植樹されているように温暖な気候を好む植物であり、耐火性、耐潮性も併せ持つことが挙げられます。
また、成長速度が遅く、管理が少なく済むため、手間がかからないことからも自宅に植えている方も多いのではないでしょうか。
シュロの木の寿命は非常に長く、40年以上成長し、10m近く伸びることもあることから、キリの良いタイミングで伐採する方も大勢いらっしゃいます。
そんなシュロの木をどのように伐採していくのか、どんな道具が必要になるのか早速ご説明していきます。
シュロの木は、幹が固い毛に覆われていることから、通常の庭木と伐採方法や使用する道具が異なる部分があります。
特に、いきなりチェーンソーで幹を切ろうとするとチェーンソーの刃が折れたり、思わぬ事故に繋がってしまう危険性もありますので、十分注意しましょう。
シュロの木の伐採に必要な道具 |
---|
チェーンソーor斧 |
ロープ |
軍手 |
汚れても問題のない服(長袖、長ズボン)と靴 |
※梯子 |
以上の品がシュロの木を伐採するときに必要になる道具の一覧です。
シュロの木はチェーンソー、もしくは斧で切り倒すことができますが、おすすめの道具は斧になります。
なぜなら、前述したようにシュロの木は幹が固い毛に覆われていることから、事前にその固い毛を剥がせなければいけないことやチェーンソー自体が壊れてしまう恐れがあるからです。
チェーンソーを使ってシュロの木を伐採したい人がいるならば、事前に切断面の毛を剥ぎ取っておき、チェーンソーの故障や事故が起こらないように準備をしておきましょう。
また、※の梯子は狭い場所での作業をする場合や伐採するシュロの木が倒れるスペースがない場合に使用します。
シュロの木の伐採手順は大きく分けて以下の4つになります。
作業の内容は単純ですが、予想しているよりも体力や根気を必要とする作業です。
また、伐採し終わった後も皮の剥ぎ取りや木を切断することを考えると、時間と体力に余裕がある人でないと難しい作業とも言えます。
ちなみに、伐採するシュロの木が倒れるスペースがなかったり、狭い場所での作業の場合は、伐採方法が少し異なります。下記には、このようなケースでのシュロの木の伐採方法を手順別にご紹介します。
梯子を使用しなければいけない環境の場合、危険性や作業の難易度は高くなるため、自信のない方は、業者に依頼することをおすすめします。
シュロの木の伐採方法と伐採に必要な道具についてお伝えしてきましたが、続いてシュロの木の伐採における注意点を3つご紹介します。
下記の3つの注意点について、それぞれ説明していきます。
シュロの木は、葉が生えている上部から下部にかけて幹が細くなるという特徴的な形をしています。
そのため、他の庭木と比べると伐採しやすい幹の形をしていることになりますが、倒す方向を固定していなかった場合、家屋などの建造物や車、電線などを傷つけてしまうおそれがありますので、事前に周りに被害が出ないように計算して、準備しておくことが大切です。
シュロの木の幹は、固い毛で覆われているとご説明してきましたが、その分水分を含みやすい木でもあります。
雨によって水分をたくさん含んだシュロの木を伐採するとなると、重量が増えることで作業の難易度、危険性が上がるため、伐採作業は天気の良い日に行いましょう。
どうしても梅雨の時期などにシュロの木を伐採したいのであれば、自分で行うのではなく、業者に相談してみるようにしましょう。
費用を抑えるため、自分でシュロの木を伐採することを選択する人も大勢いますが、自信がない人は無理に挑戦しないことが大切です。
無理に挑戦してケガをしたり、周りの建造物を傷つけてしまっては、業者に依頼するよりも費用が必要になることでしょう。
シュロの木の大きさにもよりますが、時間、体力に余裕があり、自信がある人、もしくは過去に伐採経験がある人以外は業者に依頼しておく事をおすすめします。
シュロの木を伐採するのに適した時期に明確な時期はありませんが、空気が乾燥し、少しでもシュロの木が軽くなる冬頃が良いでしょう。
しかし、雨が降ってしまうとシュロの木の重量は増えてしまうので、晴れの日が続いている冬頃に伐採することをおすすめします。
自分で伐採はできないからと業者に依頼する人は、冬に限定しなくても問題ありません。
プロの職人は時期を問わずに正確な仕事をしてくれるので、「伐採したい!」と思ったときが伐採するタイミングです。
ここまでシュロの木の伐採方法についてご説明しましたがいかがでしょうか?
中には、伐採以外の方法はないのかと思われている方もいるでしょう。
シュロの木は伐採以外にも枯らして処分する方法もありますが、これは幹を覆う毛が非常に丈夫で斧を使っても伐採できないときに取る方法です。
これは一度枯らしてしまうと、毛の強度も落ちることから、その後伐採ができるようになることを目的とした方法ですので、枯らさなくても伐採できるのであれば伐採するようにしましょう。
シュロの木を枯らす場合、上部にある枝や葉を全て除去し、先端にある生長点を取ってしまえば自然に枯れていきます。
シュロの木の高さ | 伐採費用相場 |
---|---|
3m未満 | 4,000円~/本 |
3m以上5m未満 | 10,000円~/本 |
5m以上 | 20,000円~/本 |
シュロの木の伐採費用相場は、シュロの木が生えている環境や状況によって大きく変動しますが、1本あたり「3m未満は4,000円~」「3m以上5m未満は10,000円~」「5m以上は20,000円~」程の費用が必要になるでしょう。
また、重機を使用するのか、伐採した木の処分方法などによって費用が変わることもありますので、1度見積もりを出してもらうのが良いでしょう。
優良な伐採業者は、お客様の状況や要望などからできるだけ最善のプランを提案してくれます。
シュロの木以外の庭木に関する伐採費用相場が知りたい人は、併せてこちらの記事をご覧ください。
初めて木の伐採を業者に依頼する人は、どんな業者に依頼すれば良いのかわからなく不安だと思います。
そこで、シュロの木の伐採業者を見極める3つのポイントをご紹介しますので、この記事を参考に業者を選んでみてください。
シュロの木の伐採業者の選び方の1つ目のポイントは、見積もりの内訳をきちんと説明してくれるかどうかです。
見積もりの内訳をしっかり説明してくれる業者は、その他の質問などに関しても親身になって回答してくれる業者が多いです。
反対に、見積もりの内訳を雑に説明する業者は、何かをごまかそうとしていたり、雑な作業をする可能性が高いのでお気を付けください。
また、依頼するなら愛想のよい業者に作業をしてもらうほうが、依頼人からしても気持ちが良いと思いますので、業者の態度や対応を合わせてチェックしておきましょう。
シュロの木の伐採業者の選び方の2つ目のポイントは、良い口コミや実績があるかどうかです。
過去に、その業者に依頼した人の声を聴くことは非常に大切なことです。
契約を結ぶ前に、インターネットで「業者名+口コミ」や「業者名+評判」などと検索してみましょう。
その際、悪い口コミが目立つ業者に依頼してしまうと、なにかトラブルが発生してしまう可能性が高くなりますので、ご注意ください。
また、過去に多くの伐採実績を持っている業者は、他の業者に比べて費用が少し高いことがありますが、その分技術力があり、満足度が高い作業をしてくれるため安心して依頼することができます。
費用を重視するのか、技術力を重視するのかはお客様次第です。
シュロの木の伐採業者の選び方の3つ目のポイントは、追加請求が発生しないかどうかです。
これは、見積もりを依頼する前にでもホームページなどで確認、記載がなかった場合は見積もり時に必ず確認しておいてほしい項目です。
追加費用を請求する業者に依頼してしまうと、「見積もりでは1番安かったが、結果として一番費用がかかってしまった」という状況になる場合があります。
実際にこのような金銭トラブルで困る方はたくさんいらっしゃるため、このようなトラブルを回避するためにも必ず確認してください。
また、伐採をするタイミングで抜根もすべきなのかと迷われる方もいらっしゃいますが、この記事を執筆しているオコマリとしては、抜根しておくことおすすめします。
なぜなら、抜根して置かずに放置すると、シロアリなどの害虫が発生したり、日常生活でつまずいてしまったりと何かと不便になることが多いからです。
抜根をせずに放置しておきたいという気持ちは理解できますが、放置することで起こりうるデメリットを考え、伐採に加え伐根まで行っておきましょう。
抜根の費用相場について詳しく知りたい方は、ぜひ下記の記事をご覧ください。
シュロの木を抜根した後はどのように処分すべきなのかお伝えしていきます。
土の中に埋めておけば勝手に腐朽しそうですが、実際はなかなか腐朽しないため下記の方法で処分することがおすすめです。
一番楽な方法としては、業者に連絡をして処分を依頼することです。
自分で処分するよりも割高にはなってしまいますが、労力をかけたくない人にとっては良い方法ではないでしょうか?
伐採を業者に依頼した人は、その際に抜根も依頼することももちろん可能です。
また、費用をできるだけ安く抑えたい人は、自分で根を細かく切断し、燃えるゴミとして処分する方法があります。
ただし、自治体によっても処分の方法は異なるため、お住まいの自治体のホームページなどを確認してから作業を行ってくださいませ。
また、自分で抜根しようと考えている方は、こちらの記事をご覧ください。
伐採時に邪魔になる幹を覆う固い毛や葉は、様々なものに再利用されています。
例えば、ほうきやたわしのように日常生活に欠かせない品として様々な場面で重宝しているのです。
また、シュロ製のほうきやたわしは使い勝手が良く、人気も高いことで知られています。
ここまで、シュロの木の伐採方法や伐採費用についてご説明してきましたが、気が変わってシュロの木を育てることにした人もいるかもしれません。
そのような人のためにシュロの木のお手入れ方法をお伝えします。
シュロの木は手間がかからない植物なので、年に一回、剪定と肥料をあげるだけで問題ありません。
剪定は新芽が出る4月、5月頃に枯れた葉や傷ついている葉を取り除きましょう。ただし、最低でも十数枚程度、葉を残しておくことが大切です。
また、肥料は、春前にシュロの木の周り1周分使ってあげれば良いでしょう。
全国にシュロの木の伐採を行っている業者はたくさんありますが、その中には相場とかけ離れた価格を要求してくるなど悪質な業者がいることも事実です。
オコマリでは、お客様に安心してシュロの木の伐採を行ってもらうために、料金の見直しや業者の空き時間を活用するなどの工夫をすることで、業界最安値水準の料金を実現しました。もちろん、お見積り後に追加料金が発生することは一切ありません。
また、専門の相談員が親身になってお客様のご相談にのりますので、安心してご依頼頂けます。
問い合わせやお見積りはすべて無料ですので、お気軽にお問い合わせくださいませ。
シュロの木の伐採方法や業者に依頼した場合の費用相場についてご紹介しました。
シュロの木の特徴やお手入れ方法などもご理解いただけたかと思います。
また、シュロの木は大きく成長しすぎてしまったため、伐採を考えている人が多いので、業者に依頼する人も多いと思います。
そのようなときに業者を選ぶポイントや費用相場を知っておくことで、トラブルや悪質な業者を回避できると思いますので、この記事を活用していただければ幸いです。
さらに他の木の伐採に関して気になる方は下記の記事をご覧ください。
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