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投稿日:2017年04月05日 更新日:2021年03月30日
ゆーすけ |片付け部編集長
片付けが好きで、妻を巻き込んで毎週断捨離を行っています。仕事でも遺品整理、ゴミ屋敷、生前整理、不用品回収、特殊清掃の現場に行き、プロの技を学んでいます。片付けをしたい方にとって有益な情報をお伝えいきたいと思っています。
終活を30代で始める方は、「エンディングノートを書く」「生前整理や断捨離を行う」を実行する方が多いです。30代という若い年齢なので、遺言書を書いたり、生前贈与を行ったり、お墓や葬儀を決めたりというのは早すぎるように感じるためです。
終活を始める年齢に決まりはありませんが、一般的には50代や60代にスタートする方が多いのは事実です。しかし、終活を30代に始めるからこそできることがあるのも事実です。
このページでは、終活を30代で始めようと考えている方向けに、30代の終活で始めるべき「エンディングノート書くこと」「生前整理や断捨離をすること」を詳しくお伝えするほか、30代の終活の大切さなどをお伝えしていきます。
オコマリは、生前整理を始め遺品整理やゴミ屋敷片付け、片付け、木の伐採や剪定といった生活のお困り事を解決するサービスを提供しています。生前整理に関して専門知識のあるスタッフが親身になって無料で相談に乗っておりますので、0120-916-397までご相談いただければと思います。
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終活を30代からスタートするのであれば、エンディングノートから始めるのがオススメです。エンディングノートは、自分のこれまでの人生を振り返るとともに、これからをどのように生きるのかを考えるキッカケになります。
自分の現状を把握するための良きツールになりますので、30代という仕事もプライベートもこれから本番の年齢にはエンディングノートはぴったりなのです。
ここからは30代の終活で始めるべきエンディングノートの内容について下記の順番で解説していきます。重要な項目ほど上の方に記載しています。
30代の終活でエンディングノートを記入する項目の1つ目は自分のことです。本籍地や勤務先、住所、マイナンバーなどの情報も記入することもできますが、それよりも「自分がどのような人生を送ってきたか」という点を重点的に振り返りましょう。
生まれたときから今まで、どのような価値観・人生観で生きてきたのか、そしてこれからどのように生きたいのかを文字に起こしていくのです。30代の終活では「人生を振り返り、これからの人生を考えるのが大切」だとお伝えしました。
エンディングノートにおける自分のことの項目は、これから解説するどの項目よりも重要です。お墓や介護の項目を記入しても正直実感が湧かないのが30代の終活です。自分のことを死を意識して考えることは、「自分が死ぬ時までにはこうなっていたい」という目標となり、それが今の原動力へと変化します。
したがって、時間をかけても良いので自分と向き合う時間をしっかりと取って、この項目を埋めていきましょう。
自分や家族に対するメッセージも、30代の終活では重要です。これまでの人生を振り返ってみると色々な人に助けられたり、色々な人と関わって生きていることが理解できます。特に社会人になる前の自分は、家族の支えがあったからこそ存在できていたとも言えるでしょう。
エンディングノートの項目として、メッセージを自分または家族に残すことによって、これからの人生を生きる活力となるでしょう。
財産についての項目は、どれくらいの財産が現在あるかを記入するのが一般的です。銀行口座の一覧・不動産・貴金属などの資産価値があるもの一覧や貸借関係・クレジットカードの情報・加入している保険などを記入しておきます。
30代の終活では、この財産の項目に関して「これくらいの財産を作れるようにしたい」という未来・目標を入れるのをオススメしています。これくらいの財産を作りたい!となれば、その財産に対してどうすれば今よいのか?が見えてくるはずです。
何度もお伝えしていますが、30代の終活は「これからの人生をどうするか?」の部分が他の年代の終活よりも強いです。30代の終活だからこその特徴だともいえます。したがって、現状のステータスをただ単に書き記すよりは、これからの人生・これからの財産を考えるようにしましょう。
30代の終活としては早い気もしますが、延命治療や臓器移植についての希望を書きます。また介護についても自分の希望を書いておきましょう。
すでに病気になっていて、どうするかの自分の意思を書き記したいということであれば、他の項目と同様に自分の意思をしっかりと書き残しましょう。どういう治療を希望するのか、どういう延命を希望するのかなどを書いておくのです。
終活を30代で行っている人にとって、自分の葬儀やお墓のことを想像するのは難しいかもしれません。今は葬儀やお墓なんていらないと思っていても気持ちが変わる可能性が大いにあるからです。
30代の終活はこれから歳を重ねるにつれて変わっていく気持ちや思いも許容するべきでしょう。節目節目でエンディングノートを振り返り、終活を継続していくことが大切です。
今の自分ならこういう葬儀やこういうお墓にしたいなという希望を書き記すくらいで良いでしょう。
友人・知人など、自分と住所録に載っている人との関係を記し、葬儀に呼ぶ・呼ばないなどのチェックもしておきましょう。30代といえども、いつなん時死が訪れるかは分かりません。最低限でも構いませんので、何かがあった時に連絡して欲しいリストは作っておくようにしましょう。
形見分けのリストも終活を30代で始める方には早いと思われますが、現状で絶対にこの私物は特定の人に形見分けして欲しいということがあれば記載しておけば良いでしょう。
また、自分の身に何かがあったときに、何も見ずに捨てて欲しい・処分して欲しいものがあれば、それも記載しておきましょう。
30代から始める終活のエンディングノートの執筆は、一回書いてしまえば終わりではありません。
エンディングノートには、通帳やクレジットカードなどのことだけではなく、家族に対する思いや自分史的なことも書きたいように書いていくわけですが、30歳の時に書いたもので完了するわけではなく、35歳になったら結婚した、子供がもう一人できた、家を買った、などの変化が起きているかもしれません。そういう時にはが生じます。
その都度新しくノートを買って書き始める、ルーズリーフを使うなどもいいですし、パソコンで作っておいて書き換えて行くというのも便利です。パソコンで入力した場合は、書き換えるたびに印刷して家族にわかる場所にしまっておけば、いざというときにどこにあるかわからないという事態は避けられますね。
また、エンディングノートには個人情報が満載されているので一冊にまとめてしまうのではなく、財産などの事務用ノート、事故や急病で必要になる情報(血液型・保険・持病や病歴・脳死状態になった場合など)をまとめた緊急時用のノートもつくり、エンディングノートを二つに分けておくと、リスクが避けられますよ。
30代の終活では、断捨離や生前整理を始めておいて部屋や家の中を必要な物だけで揃えておくのは大切です。歳を重ねるごとに物は増えていってしまいますので、適宜部屋や家にある物の量を調整する必要があるのです。
30代の終活での断捨離や生前整理のやり方は、下記の順番・手順で行うのが良いでしょう。
30年という月日の中で溜まっているものが沢山あるはずです。衣類や書籍、昔のプリント類、ぬいぐるみや人形など30年間の思い出も含めて沢山のものが残っています。それらをしっかりと仕分けして整理していくようにしましょう。
そのためにも、まずは「自分はこういう部屋にしたい」という理想の形を思い浮かべるところからスタートです。そして1つの部屋の1つの箇所から生前整理や断捨離を始めていきましょう。
断捨離や生前整理もエンディングノート同様に一度行ったら終わりではなく、終活の一環として継続していくのが大切です。
30代の終活でやれることは、ここまでご紹介したエンディングノートや生前整理以外にもたくさんあります。とはいえ、どのようなことを終活でそもそも行うべきなのか分からないのであれば、終活のイベントに参加するのも1つの手です。
終活のイベントでは、各ブースで相続のこと、最新の葬儀・埋葬についての紹介、家族のための保険の紹介、生前整理のやり方についてなどを、無料で学べます。
大きなショッピングモールで開催しているものも、カフェなどの小さな会場で行われるものもありますし、しっかり勉強する講座になっているものも、景品が当たったりケーキバイキングがあったりする、家族ぐるみで楽しみながら終活を知ることが出来るものもあります。
自分だけで参加するのではなく、ご両親やご家族と一緒にのぞいてみるのも良いでしょう。ぜひ検討してみてください。
30代での終活は、まだ早いという気持ちが強いものです。それは、自分がこの世を去るということを考えるのが怖いという気持ちもあるからです。しかし30代で終活を考え始めると、自分がこれからどうしたいのかという事を考えるきっかけにもなります。
病気になって自分では何も決められないように状態になったらどうして欲しいのか、と考えるとそんな状態にならないように食生活や生活習慣を見直そうと思います。
事故で急死したら残された家族や親はどうするだろうと考えて、運転が慎重になるとか赤信号で渡らなくなるということもあるでしょう。
遺品整理のことを考えて、捨てるのが面倒で置いていた不要なものなどは処分しておこうという気持ちも出てくるはずです。
エンディングノートや生前整理を終活として30代に行っておくことで、もっと家族と一緒に過ごそうと決意する、『いつかしよう』と思っていたことをどんどん実行する、など自分自身に向き合って生きることを深く考えるようになります。
人は必ず死を迎えます。その時を迎えるまで、自らの人生を振り返ったり、やり残したことはないかを考えたりするのは大切なことです。人生を振り返れば、楽しかったことやうれしかったことの思い出に浸ることもできますし、やり残したことがあれば、生きる気力がわいてきます。
自らの死を意識したとき、人生の終わりを否定的にとらえるのではなく、「人生の終わりに向けて自分を見つめなおし、今をよりよく生きるための活動」を積極的に行うことで、前向きに日々を過ごすことができます。
30代という仕事もプライベートもこれから盛り上がっていく年齢だからこそ、30代の終活はこれからの人生への新たなスタートのキッカケになるでしょう。
終活を30代から始めたい方向けに、30代の終活における代表的な活動でもある「エンディングノートの執筆」「断捨離・生前整理」についてお伝えしてきました。
終活をスタートする年齢は早い事に越したことはありません。30代からスタートできることは、これからの人生を考えるキッカケにもなる終活は最適だともいえます。
今回お伝えした方法を活用して、ぜひ30代の終活の第一歩を踏み出してみてください。充実した終活になることを願っています。
記事を読んで、終活のことをもっと知りたい方は、下記の記事も参考にしてみてください。
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