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投稿日:2017年04月25日 更新日:2021年03月30日
ゆーすけ |片付け部編集長
片付けが好きで、妻を巻き込んで毎週断捨離を行っています。仕事でも遺品整理、ゴミ屋敷、生前整理、不用品回収、特殊清掃の現場に行き、プロの技を学んでいます。片付けをしたい方にとって有益な情報をお伝えいきたいと思っています。
誰にも看取られる事無く一人で亡くなる事を孤独死と言います。
孤独死という悲しい言葉はいつの間にか定着してしまいその対策が立てられるようになりましたが、数は減るどころか年々高齢者の孤独死は増加傾向にあります。
なぜ孤独死が起きてしまうのかの原因と、どうすれば解決出来るのかを考えて行きたいと思います。
1970年頃から日本は急速に核家族化が進みその結果、高齢者の一人暮らしが増え独居老人が誰にも看取られる事なく家の中で亡くなっていて久しぶりに訪ねて親族に発見されるケースが増え始めました。
1980年代には孤独死の数が増えニュースでも頻繁に取り上げられるようになりました。
この頃から孤独死という言葉は世の中に認知され頻繁に使わるようになりました。
日本ではいつの間にか、近所付き合いも薄れお互いに無関心な時代になり無縁社会とも呼ばれるようになりました。
その結果、統計によれば年間死亡者125万人のうち孤独死している人は3万人と言われています。
つまり100人に1人の人が誰にも看取られることなく亡くなっている事になります。
この先さらに高齢化が進み、2030年には高齢者のうち2人に1人は孤独死してしまう可能性があると予測されています。
もはや孤独死は他人事ではなく誰の身にも起こりうるみんなが考える問題です。
孤独死の背景となっているのは、核家族化が進み親と住まない時代になり高齢者の一人暮らしが急増した事や無縁社会と呼ばれるように他人に関心を持たないようになり近所付き合いも無くなってしまったことです。
昔の日本は近所のお年寄りの事をよく知っており見かけなくなったら心配をして家に行ってみるという事がありましたが、現在では隣の人が誰かも知らないという時代になりました。
また個人情報保護法が出来てプライバシーの保護という壁が出来て、そのことで逆に他の人の事と関わってはいけないような風潮が出て来たのも背景にあります。
その他にもパラサイトシングルという言葉が2000年頃から登場しましたが、学校を卒業しても親元から独立せず親に依存している人が増加し親が亡くなってしまった後に孤立してしまい経済的に逼迫して最期には孤独死という悲しい結末を招いてしまうケースもあります。
日本人全体が人と関わらなくなってしまった事がこの孤独死の大きな背景にあります。
孤独死が起きる背景を見てきましたが、一人暮らしが急増するのはどのような原因があるのでしょうか?
孤独死が起きてしまう一番の原因は核家族化で1人暮らしの高齢者が増えた事が原因の一因にあります。
その1人暮らしになった高齢者で孤独死してしまう人の多くは、家族がいても連絡を取っておらず経済的にも逼迫しており、生活保護の手続も出来ないままその事を誰にも相談出来ず満足な生活が出来ないまま、身動きが出来なくなりそのまま誰にも看取られることなく1人寂しく亡くなってしまうケースが多くあります。
また未婚の人が増えて家族がいないという人も増えています。
未婚の人は家族や頼る人がいない場合が多く病気などになって動けなくなりそのまま亡くなってしまい孤独死してしまう事もあります。
1人暮らしをしている高齢者の6割以上の人が近所付き合いをしていないというデータもあります。
昔から日本では向こう3軒両隣という言葉があるように近所の人とは仲良く付き合っており昔は困った人の世話を焼いてくれる人もたくさんいました。
しかしいつの間にか、お節介を焼くのは迷惑じゃないかという時代の流れになり今や無縁社会と呼ばれる時代になってしまいました。
その結果が近くの家で孤独死した人がいても長い時間発見されないままになる原因になっています。
子供が親と暮らさなくなり、そのまま親子関係が希薄になってしまい親である高齢者も子供に遠慮して連絡を取らない人が増えています。
子供も自分の生活に余裕がない人が増え、親の様子を見に帰らない人も増えています。
このように親子関係が希薄になってしまった事も孤独死を生み出している原因です。
孤独死が起きた時、どのようなことをすればよいかわかりますか?
孤独死を経験したことがある方は多くないと思いますので、どうしたら良いのか分からなくなってしまう方が多いかと思います。
ここでは孤独死が起きたときの対処法を見ていきましょう。
孤独死は誰が聞いてもショッキングな言葉です。
それがもし身内が孤独死をしてしまったら身内にとったら大きなショッキングなはずです。
そのショックからはなかなか立ち直れないかもしれません。
しかし身内が孤独死してしまったらその後の対応も大変な事が続けます。
孤独死した場合の多くの場合には、遺体が腐敗して異臭がして近所の人が気付きそれから通報が警察へあり、その後警察が確認して発見されます。
警察で遺体の身元の確認が行われその後に警察から連絡が入り、遺体を引き取り葬儀になります。
病院で亡くなった場合には、病院が葬儀社を紹介してくれる場合もありますが孤独死の場合には葬儀社も早急に自分で決めなければいけません。
葬儀も慌ただしく行わなければいけません。
葬儀が終われば孤独死した身内の部屋や家の遺品整理を行わなければいけません。
しかし孤独死してしまった遺体は、発見されるまで時間が経過しており多くの場合に遺体が腐敗して異臭で気付かれます。
そのため亡くなった部屋や家を掃除しなければ異臭は取れません。
しかし普通のハウスクリーニングの掃除では、異臭は取る事が出来ません。
異臭を取るには特殊清掃という特別な清掃を行わなければ異臭を取り除く事が出来ません。
その後の遺品整理をする事を考えると、特殊清掃を行ってくれる遺品整理業者に掃除と遺品整理を依頼するのが一般的です。
ただし特殊清掃を行っている遺品整理業者は多くあり、怪しところが多いですから優良な業者を選ばなければなりません。
特殊清掃が必要になった場合、悪臭や害虫により周辺住民の方に迷惑を掛けてしまうので「緊急でとにかく早く対処して欲しい!」という要望が多いと思います。
しかし、いくら緊急とはいえ、焦って業者を選んで悪質な業者に依頼してしまっては意味がありません。
では、なるべく時間を掛けずに安心できる業者を選ぶためにはどうすれば良いのでしょうか?
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ここまで孤独死に対する対処法などをご紹介してきましたが、どのような解決策があるのでしょうか?
ここでは3つの解決策をご紹介したいと思います。
社会問題になっている孤独死を未然に防ぐための解決策は1人暮らしをしない事です。
しかし現実問題どうしても1人暮らしをしないといけない場合がほとんどです。
そんな場合には身体が元気な時には、仕事をして働いたりボランティアを行なったり自治会活動をしたりして社会と繋がっておく事です。
そうすればその中で生きがいも出来ますし、多くの人と知り合う事が出来て友達も作る事が出来ます。
現在では高齢者が増え、働ける場所やボランティアなどが出来る場が増えていますので活用しましょう。
また家族がいる場合には自分から積極的に連絡を取る事です。
若い世代は自分の生活でゆとりがないので、遠慮をしないで高齢者から連絡を取る事も大切です。
高齢者が増えた事で高齢者自身が孤独死という最悪な最期を迎えないために社会と繋がっておく努力が必要です。
親と様々な事情で一緒に暮らす事が出来ない人は多くいます。
しかし親が孤独死してしまったら子供にとっては、一生後悔が残ってしまいます。
最近ではホームセキュリティの見守りサービスなどもありますから、親と一緒に暮らせない子供がこのようなサービスの導入する事も孤独死を未然に防ぐ解決策になります。
親の家にホームセキュリティを導入する事で親の状態を一緒に住んでいなくても知る事が出来ます。
高齢になった時に家族と一緒に住めない場合には、老人ホームなどの介護施設に入居する事も解決策です。
しかし老人ホームに入居するには費用が掛かってしまいます。
そのため本人や身内に金銭的な余裕がないと入居出来ない人もいますが、その場合には各自治体が孤独死を防止するために行っているサービスがありますからそのサービスの利用がおすすめです。
各自治体のサービス関しては、各自治体の窓口や民生委員などを通じて相談する事が出来ます。
超高齢化社会が訪れ孤独死をする高齢者が年々増え続けています。
現在では孤独死が社会問題となり、未然に孤独死を防ぐための対策が数多く立てられています。
高齢者が増え続ける現在、高齢者自身も自分が孤独死という最期を迎えないために自ら社会と関わり続ける事が大切です。
しかし孤独死する人の数は増え続けており、人に関心を持たない人が増え無縁社会になった事が大きな原因の1つにあります。
他人に関心を持たない無縁社会では、この先も孤独死は増え続けてしまいます。
そうならないためにもお互いに支え合う世の中になる事が求められています。
孤独死について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
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