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雛人形供養

投稿日:2017年04月26日 更新日:2021年03月30日

雛人形供養について解説!

執筆者のゆーすけ

ゆーすけ |片付け部編集長

片付けが好きで、妻を巻き込んで毎週断捨離を行っています。仕事でも遺品整理、ゴミ屋敷、生前整理、不用品回収、特殊清掃の現場に行き、プロの技を学んでいます。片付けをしたい方にとって有益な情報をお伝えいきたいと思っています。

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近年、桃の節句にはいくつかの神社・仏閣ではその長い石段に緋毛氈を敷き、階段の上段から下段まで何百体という豪華な雛人形を飾っています。

またそれらを観ようと、多くの参拝者や観光客が集まっている映像をTVや雑誌で目にします。

それらの雛人形の多くは全国から雛人形供養として送られてきたものであると知り、お内裏様とお雛様の一対でも40~50万円を下らないであろう高価なものを手放される方が一体なぜ、こんなに大勢いらっしゃるのだろうと不思議でした。

雛人形供養は、雛人形が他の玩具・ぬいぐるみ等のような単なる遊び相手であるだけではない、かなり特別で大切なことだろうということは理解できます。

そもそも雛人形がどういった意味を持つのか、雛人形の由来を考えた上で雛人形供養について考察します。

目次

雛人形の由来

雛人形供養雛人形の由来

平安時代、貴族には季節の節目に薬草で体の穢れを祓って健康・厄除けを願う以下の行事がありました。

この中で、上巳の祓いは中国漢の時代に始まった「穢れを祓うための水で体を清める儀式」が遣唐使を通じて日本へ伝えられたのが由来とされています。

平安時代には、桃の節句に摘んだ薬草で体のけがれを祓って健康・厄除けを願う儀式が行われています。

また当時の貴族家庭では、天児(あまがつ、白絹の丸い頭に目、鼻、口、髪を描き、衣裳を着せた人形)を幼児に降りかかる災い穢れからの身代わりとして枕元に置く風習がありました

紙・布で作られた人形や身の回りの道具類を模した道具類で遊ぶ現在の「ままごと遊び」のようなものが「源氏物語」(紫式部)や、「枕草子」(清少納言)に出てきます。

現在の雛祭りの原型は、この時代の人形に子供の厄を引き受けてくれた人形を海や川へ流す「流し雛」と人形遊びが長い年月を経て結びついたものと考えられています

江戸時代初期寛永6年(1629年)、京都御所で雛祭りが催され、以後、幕府大奥でも雛祭りを行うようになり、上流から町民へ、大都市から地方へと広がりました。そして現代の雛人形の原型が形作られました。

このように雛人形は子供の身代わりであることに由来するため、人形を姉妹で兼用したり他の方から譲り受けたりすることは本来好ましくない、と解する人は多いようです。

雛人形供養とはそもそも何のため?

雛人形の供養の様子

雛人形を早くしまわないとお嫁に行き遅れるという言い伝えには、きちんとした娘に育つようにという意味と早く片付く(=お嫁に行く)ようにとの願いが込められています。

しかしこれは女性の幸福は結婚することと考えられていた時代の言い伝えであり、現代においては『結婚=女の子の幸福』と一元的に定義できないほど、現代の女性の幸福は多様性に富んでいます。

女性の幸福の価値観が時代と共に変化してきたように、女性の幸福は結婚、だから結婚後は雛人形の当初の役割は終了した、と捉える必要はありません。

しかし現実問題として娘がすでに嫁つぎ、今年も桃の節句に雛人形を飾る機会を逸したというご家庭は多いのではないでしょうか。

結婚後、雛人形をどうするかについては3つの考え方があります

雛人形を嫁ぎ先へ持って行き、結婚後は嫁ぎ先で飾る

雛人形は一人の女の子の身代わりであり、厄払いをしている。結婚後もその女の子の幸福・健康を祈り、守るために雛人形を飾り厄払いを続ける。

雛人形を嫁ぎ先へ持って行かず、実家で両親が飾る

雛人形は娘の身代わりとして厄払いをしてくれているから、結婚後も娘の幸福・健康を願う両親が飾って厄払いを続ける。

雛人形としての本来の役割を終えたので、処分する

人形やぬいぐるみの供養

「伝統的な考え方に基づき、結婚で雛人形は役目を終えたので処分する。」

現代においてはいずれの考えも正解です。

しかし現実に直面する問題として、決定には住環境等の条件が大きく影響します。

飾る場所・保存場所がなければそれが処分を検討する機会になります。

また収納も、現在の住宅事情においては雛人形の収納についても配慮を要します。

収納時の箱寸法は以下の通りです。

収納箱飾りの場合縦73cm、横49cm、高さ32cm
親王飾りの場合縦72cm、横42cm、高さ39cm
三段飾りの場合縦83cm、横51cm、高さ42cm

大切な娘の身代役を引き受けてくれる雛人形は、昔から単なる飾りや遊び道具ではなく常に生命あるものとして扱われてきました。

また、日本の職人技術は世界中でとても高い評価を得ています。雛人形は芸術作品でもあります。

このような高価な雛人形を不用になった、壊れた、役目を終えたとして処分してしまうのはとても残念ですし、なによりもったいないです。

雛人形の引き継ぎは可能?

雛人形は一人の女の子の身代わりとして命を与えられたものです。

女の子が生まれたら、両親から幸福を願って与えられた高価な雛人形は、また自身の子にも是非引き継がせたいと考えるのは、とても自然なことであり理由のあることです。

寺社や仏閣でのお祓いや供養を行い、あらたな魂を与えられたものとして再利用することで、価値ある素晴らしい雛人形を大切に引き継いでいくことが可能となります。

『魂を抜く』供養方法

以上の意味において、霊・魂を抜く雛人形供養が大変重要なものとなります。

宗教によってもその方法は異なりますが基本的に魂を抜くための法要は、この雛人形の霊が永久に安らかであることを願い、感謝の念を込めて行われます。

費用は寺社によって様々ですが概して人形供養の費用、事務手数料を含め3,000円~30,000円程度です。

(ただし供養対象は人形のみで、飾り付け・小道具類は対象外になります。)

雛人形供養後の活用方法

雛人形の活用方法を伝える主婦

雛人形の供養を行った後はどのような活用方法があるのでしょうか?

処分のタイミング

寄付やオークションは処分したい時に行うことができます。

オークションの場合、雛祭りの少し前の時期に需要が高くなります。

寄付

この選択肢は雛人形が一人に対して一組であるべきとお考えであれば選択肢とはなりません。

しかし誰かの役に立つとお考えであれば、大変有効な方法です。

雛人形を譲る親戚がいない場合など、ご自身が大切にされてきた価値ある雛人形がまたどこかで誰かのお役に立てるのです。

この寄付の場合、供養していただけるケースもあります。

以下は寄付・供養が可能な団体の一例です。

オークション

雛人形が一人に対して一組であるべきとはとらえない考え方に基づいています。

こちらも誰かの役に立つとお考えであれば有効な方法となります。

オークションは人形だけでなく飾り付け、道具類など、雛人形関連品全てを片付けることができます。

雛人形の状態次第ですが条件等によっては高額で売ることができます。

本来ビジネス的なイメージがあり、ためらわれる方もいらっしゃることでしょう。

しかし高く売ることが目的ではなく、あくまでも雛人形の処分方法の選択肢の一つです。

雛人形の処分方法の中では費用を抑えることができる方法です。

人形供養にまつわるトラブル

ゴミ同様に扱われ、ちゃんと供養されていなかった等、あったことも事実です。

一方で、公開で人形供養しているお寺もあります。

人形供養はどこも同じものというわけではありません。

業者等を確認してご自身が納得いく場所で供養を依頼しましょう。

独自で供養する

雛人形供養を無料で済ませるのは難しいことが多いようですが、人形供養は、料金の有無・多寡によらないのも事実です。

多額の費用をかけたからそれだけのご利益があるわけではありません。

独自で供養することも可能です。今までの感謝の気持ちを雛人形に伝え、ご自身の気持ちを整理することが一番の目的です。

独自の供養手順の一例です。

  1. 人形の顔をきれいな布で拭き、和紙や包装紙の上に置く。
  2. 感謝の気持ちを込めて塩で清め包む。
  3. お炊き上げをする。もしくは普通にゴミとして処分する。

生前整理の一環としての雛人形供養

雛人形の供養もしてくれる遺品整理業者

雛人形はとても高価で大切なものです。

毎年雛祭りに飾ることはなくなったけれど、これからも大切に保管しておきたい、とお考えかもしれません。

しかし、ご自身の寿命がいつまでかは誰も予測できません。

残されたものの処分には莫大なエネルギーが要求されることは容易に想像がつきます。

ただ捨てるだけのもの、誰かにあげたいもの、特定の誰かに引き継いでもらいたいものの区別はご自身にしか分かりません。

いつかは必ず迎える人生の最後の時に向けて、事前に準備できることはしておかなければなりません。

ご自身が亡くなってからの大切な雛人形の行方についても気をもまれるのであれば、エネルギーのある今、生前整理の一環として大切な雛人形の行方をご自身で決定されませんか?

雛人形の供養を安心して依頼できるオススメのサービス

オコマリを利用する主婦

「雛人形を供養して処分してもらいたい」と決めた後、自分の周りの寺社で人形供養が行われているのかを確認するのは、非常に時間がかかり大変です。

ホームページを持っている寺社はそもそも少ないので、電話帳で探して、電話して確認して…を繰り返すのはとても面倒なのです。

この記事を執筆しているオコマリでは、700年以上の歴史を持つ群馬県にある富士浅間神社と提携し、雛人形の供養を実施しています

オコマリで雛人形の供養をするには、「申し込み→配送→供養」のたった3つのステップだけ

費用も、どんな大きさのダンボールの箱に入れても1箱たったの8,000円で受け付けており、ダンボールの中に何個雛人形やぬいぐるみを入れても定額です。また、ガラスケースの処分も受け付けています。

供養後には、「供養報告書」がちゃんと送られてくるので安心です。

雛人形やぬいぐるみ以外にも、写真やアルバム、万年筆、神棚にも対応しており、全国どこからでもお申込みいただけます。

お問い合わせも無料で行っていますので、気になる方はHPをチェックしてみて下さい。

「雛人形供養について解説!」まとめ

雛人形の供養

雛人形は一人の女の子の身代わり。

もともとは一人の女の子の身代わりとなるべく一人にひとつの雛人形であるべきです。

その意味では母から子へとその意味では母から子へと引き継ぐことはできないとされています。

しかし近年、社会環境の変更に応じ雛人形の扱いにも変化が生じることは当然のことです。

いつの時代にも、雛人形には女の子の幸せを願う気持ちが込められたものであることに変わりはありません。

供養をして、新たな生命を吹き込み、再利用することはとても素晴らしいことです。

記事を読んで雛人形の処分に関してもっと知りたい!と思った方は、下記の記事も参考にしてみて下さい。

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