オコマリブログ - 身近なお困りごとを解決します。
投稿日:2017年05月06日 更新日:2021年03月30日
ゆーすけ |片付け部編集長
片付けが好きで、妻を巻き込んで毎週断捨離を行っています。仕事でも遺品整理、ゴミ屋敷、生前整理、不用品回収、特殊清掃の現場に行き、プロの技を学んでいます。片付けをしたい方にとって有益な情報をお伝えいきたいと思っています。
家電というと、冷蔵庫や洗濯機、テレビやエアコンが頭に浮かびます。
これらは買い替える時に下取りしてもらうことか多いです。そのため、普段あまり処分方法を考え無くても良いものです。しかし、買い替えるのではなく、廃棄しなければならなくなった場合、どのように処分すればいいのでしょうか。
今回は、家電の処分方法についてをお伝えしていきます。通常の家電だけではなく、冷蔵庫やテレビといったリサイクル家電に該当するものの処分方法についてもご紹介していきます。
家電の種類を確認しましょう。家電は次のように分類されています。
家電の処分方法は、いくつか選択肢があります。
ここでは家電の処分方法を4つご紹介していきます。
まず1つ目の家電の処分方法は、自分が住んでいる自治体で定めている「燃えないゴミの日」に持っていってもらう方法です。
炊飯器・電子レンジ・ラジカセ・プリンターなどの小型家電は収集して貰える行政が多くあります。
燃えないゴミの日まで待つ必要がありますが、無料で引き取りしてくれる点が嬉しいですよね。
各行政は収集物の一覧を作っていますので、確認してから出すようにしましょう。
家電の処分方法の2つ目は、リサイクルショップに売ることです。
製造年からおおむね5年以内の場合、リサイクルショップが買い取ってくれる場合もあります。
リサイクルショップに売る際には、特定家庭用機器であっても家電リサイクル券は必要ありませんので、収集運搬料金・家電リサイクル料を支払う必要もありません。
ただし、売り物になることを考えて、傷があまりにも付いていたり、汚れが酷い場合には売る方法は諦めましょう。
不用品回収業者や廃品回収業者に依頼して、家電を持っていってもらう方法です。
リサイクルショップ同様に、年式が新しければ買取、もしくは無料で引き取りしてもらうことができます。
もし年式が古い場合には、1台あたり8,000円〜15,000円ほど処分費用を支払う必要があります。
費用が発生するものの、とにかく早く処分したい!という方にはオススメの方法です。
こちらはリサイクルショップの方法と似ていますが、友人や知人に家電を譲るのも良いでしょう。
譲る以上、ある程度きれいで、故障していない家電であることは言うまでもありません。
変なものを譲ってトラブルにならないように気をつけましょう。
特定家庭用機器とはテレビ・エアコン・冷蔵庫・冷凍庫・洗濯機・乾燥機のことです。
これらは、有用な資源を多く含んでいるため、家電リサイクル券を使用してリサイクルすることが2001年(平成13年)施行の家電リサイクル法(特定家庭用機器再商品化法)で定められています。
この家電リサイクル法は、特定家庭用機器から有用な部分や材料を取り出してリサイクルし、廃棄物の減量と資源の有効利用を推進するために制定された法律です。
ただし、家庭用の機器に限りますので、コインランドリー用の洗濯機、スーパーなどで使用されているショーケースなどを自宅で使っていたとしても、特定家庭用機器とは認められません。
環境省による厳密な対象機器の定義は次の通りです。
(※出力・大きさによる区別はありません)
対象となるもの | 対象とならないもの |
---|---|
エアコン機器として独立している、室外機が1つで室内機が複数あるマルチタイプ。暖房部分がガス・石油などであっても冷房機能があるもの。機器として建物と独立するものはすべて対象。 | 天井設置型または家屋の一部を送風口とするなどの建物と一体になっているビルトインシステム。 |
(※横型・縦型などの形による区別はありません)
対象となるもの | 対象とならないもの |
---|---|
ブラウン管式テレビ→ブラウン管式VTR内蔵テレビ、チューナー付ディスプレイモニター 液晶式・プラズマ式テレビ→液晶・ブラズマ式HDD・DVD等内蔵テレビ |
プロジェクター方式のテレビ チューナーの無いディスプレイモニター。パソコン用電源として一次電池または蓄電池を使用する液晶時テレビ(自家用車に設置しているものも含む) 浴室・キッチンの建物に組み込まれるようになっている液晶テレビ |
(※容量による区別はありません)
対象となるもの | 対象とならないもの |
---|---|
冷凍冷蔵庫とは冷凍庫が分離していない温度設定によって冷蔵庫としても使用できるもの。 ワイン貯蔵用など家庭使用用に製造・販売されているもの 厳密な温度設定機能があるもの、保冷室・保冷倉庫など「機器」と言えないもの |
冷蔵されているものが外から見える商品陳玲ケースやディスプレー用の機器 |
(※洗濯機は全自動・二槽式いずれも対象です。洗濯機・乾燥機に容量による区別はありません)
対象となるもの | 対象とならないもの |
---|---|
洗濯機 洗濯乾燥機 電気衣類乾燥機 ガス衣類乾燥機 |
コインランドリー用の洗濯機 ドライクリーニング用機器 脱水機 衣類乾燥機付きふとん乾燥機 衣類乾燥機付きハンガーかけ 衣類乾燥機付き換気扇 ハンガー型乾燥機 |
(参考・参照サイト:環境省 廃棄物・リサイクル対策)
さて、この特定家庭用機器を家電リサイクルに出すにはどうすれば良いのでしょうか。
特定家庭用機器の処分については、以下の流れになっています。
排出者(家電を使用していた人を家電リサイクル法では排出者と呼びます)が行うのは、リサイクル券を購入して小売業者か自治体等の引き渡すまでです。
排出者が購入する家電リサイクル券には料金販売店回収方式と料金郵便局振り込み方式の2種類があります。小売業者に回収または買い替えを依頼する場合は「料金販売店回収方式」のリサイクル券が必要です。
小売業者に家電を渡す際には、小売業者が家電リサイクル券を持ってきますので記入内容を確認して控えを受け取ります。
また、この時に収集・運搬費用も支払います。この控えにより、排出者が出した家電がどこにあるのかを追跡することができます。家電の廃棄処分のみを依頼する場合は「料金郵便局振り込み方式」のリサイクル券が必要です。
郵便局でリサイクル料を一般財団法人家電製品協会家電リサイクル券センターに振り込みます。この場合の収集・運搬料金は自治体等に支払います。
お住まいの自治体が引き取りを行っていない場合は、都道府県別指定引取場所リストを参照のうえ、指定場所まで運ぶ必要がありますが、自分で運ぶのですから収集・運搬料金は支払わずに済みます。
収集・運搬料金は家電販売店が引き取った場合、指定引取所に一時保管した後に排出者が負担することになっています。
リサイクルプラントまで排出者の家庭から指定引取場所へ運ぶための費用のことを収集・運搬料金と呼びます。
リサイクルプラントに運ばれた使われなくなった製品は、解体されて再利用できる鉄・プラスチック・レアメタルなどの素材、再利用できない有害物質(フロンなど)に分けて処理します。
この手数料をリサイクル料金と呼ばれ、排出者が負担することになっています。
家電リサイクル料金は、メーカーによって異なります。
各メーカーは「一般財団法人家電製品協会家電リサイクル券センター」に登録します。その際にAグループ(既存のリサイクル施設を活用しているグループ)・Bグループ(リサイクル工場を新設したグループ)・指定法人に委託した製造業者など・指定法人という4つのグループに分けられます。
指定法人に委託した製造業者とは、製造業者が家電を回収後に外部に委託して処理して貰う場合のこと。指定法人とは、指定法人しか引き取ってくれない場合のことです。この2つのグループの場合は料金が高くなっているものがあります。
料金の確認方法は、郵便局に置いてある「家電リサイクル券システム郵便局手続き用リサイクル料金一覧表」で確認するか、一般財団法人家電製品協会家電リサイクル券センターのホームページでメーカー別リサイクル料金一覧を調べと便利です。
一般財団法人家電製品協会家電リサイクル券センターのホームページで各グループについて調べたところ、だいたい次のような料金になっていました。
単位=円(税込)
型の区別 | Aグループ | Bグループ | 指定法人に委託 | 指定法人 |
---|---|---|---|---|
型の区別なし | 2,376 | 設定なし | ||
型の区別なし | 2,916 | 設定なし | ||
15型以下 | 1,836 | 1,836 | 設定なし | 3,094 |
16型以上 | 2,916 | 2,916 | 設定なし | 3,634 |
15型以下 | 1,296 | 1,296 | 設定なし | |
16型以上 | 2,376 | 2,376 | 設定なし |
単位=円(税込)
型の区別 | Aグループ | Bグループ | 指定法人に委託 | 指定法人 |
---|---|---|---|---|
型の区別なし | 2,916 | |||
15V型以下 | 1,836 | 1,836 | 3,148 | 3,148 |
16V型以上 | 2,916 | 2,916 | 3,688 | 3,688 |
15V型以下 | 3,094 | |||
16V型以上 | 3,634 |
単位=円(税込)
大きさの区別 | Aグループ | Bグループ | 指定法人に委託 | 指定法人 |
---|---|---|---|---|
170リットル以下 | 3,672 | 3,672 | 5,092 | 5,092 |
171リットル以上 | 4,644 | 4,644 | 5,524 | 5,524 |
170リットル以下 | 3,888 | |||
171リットル以上 | 4,968 |
単位=円(税込)
家電名目 | Aグループ | Bグループ | 指定法人に委託 | 指定法人 |
---|---|---|---|---|
大小区別なし | 2,484 | 2,484 | 3,202 | 3,202 |
大小区別なし | 2,592 |
単位=円(税込)
大小区別 | Aグループ | Bグループ | 指定法人に委託 | 指定法人 |
---|---|---|---|---|
区別なし | 972 | 972 | 2,041 | 2,041 |
さて、ここまで家電の処分方法について詳しく見てきましたが、「家電の処分って面倒だな…」と感じた方も多いかと思います。
実際、リサイクル家電と普通の家電を処分するには、それぞれ別方法で処分しないといけませんし、自治体のゴミの日まで待っていると時間がかかります。
そんな時には、冒頭の家電の処分方法の一覧でも紹介しましたが、不用品回収業者に依頼して、一気に引き取りしてもらうのが良いでしょう。
不用品回収業者に依頼して家電を処分してもらう場合、どれくらいの費用がかかるのでしょうか?
ここでは、品物別の料金相場をご紹介していきます。
品目 | 相場 |
テレビ | 4,000~5,000円 |
冷蔵庫 | 6,000~8,000円 |
洗濯機 | 5,000~7,000円 |
エアコン | 4,000~6,000円 |
PC | 4,000~6,000円 |
電気ストーブ | 1,000~2,000円 |
炊飯器 | 2,000~3,000円 |
こちらの処分料金は、あくまで家電単体の処分料金です。
したがって、こちらに出張費用などが必要になりますので、「上記の料金+5,000円(出張費用)」というのを目安にすると良いでしょう。
続いての料金相場は、部屋の間取り別のものです。
家電が大量にある場合や、家電以外のものも一緒に処分したい場合にはオススメです。
1点1点依頼するよりも、一定量を一度に依頼する方が安くなりますので、物が多い場合にはお得になります。
部屋の広さ | 料金の相場 |
1R | 65,000〜130,000円 |
1DK | 135,000〜150,000円 |
1LDK・2DK | 160,000〜280,000円 |
2LDK・3DK | 190,000〜300,000円 |
3LDK・4DK | 250,000〜700,000円 |
4LDK・それ以上 | 270,000〜800,000円 |
不用品回収業者に家電の処分を依頼するならば、不用品回収業者の選定は欠かせません。
「お見積書をもらう」「業者の対応をチェックする」という2つを行って、安心して任せられる不用品回収業者を選びましょう。
まず不用品回収業者に依頼する際には、必ずお見積書を郵送やメールで貰うようにしましょう。お見積書が無いと、当日になって不当な追加料金を取られかねません。
「電話口では1万円と言っていたのに、当日になって突然5万円も請求された」というトラブルは、非常に多く発生しています。
お見積書を貰っておくことで、「この金額でやる」というのを業者と握ることが出来るのでトラブル防止策となります。
また、不用品回収業者に電話をかけたり、メールを送ったりして、お問い合わせした際の対応の質をチェックしましょう。
対応の質があまりにも酷い場合には、その不用品回収業者には最初から何も依頼しない方が安心です。
電話にそもそも出なかったり、作業中に電話対応をしたりする不用品回収業者への依頼は止めておきましょう。
全国に不用品回収業者は9,000社以上あると言われています。その中には相場とかけ離れた価格を要求してくるなどの悪質な業者がいます。
この記事を執筆しているオコマリでは、お客様に安心して不用品回収を行ってもらうために、全国一律料金で追加料金一切ナシの定額パックプランを業界で初めて提供しています。
部屋の間取り別で料金が決まっているため、明瞭会計で安心です。
例えば、1K・1Rはたったの79,800円(税込)という価格設定となっており、現場の部屋の物量が少なければさらに減額させていただいております。
また、登録されている業者は一般的な不用品回収業者ではなく、オコマリのスタッフが1社1社面談して厳選した業者のみになっており安心です。
現地でのお見積りなしでも作業が可能ですので、急いでいる方にもオススメです。
問い合わせやお見積りはすべて無料ですので、気になる方は一度問い合わせをしてみて下さい。
家電の処分方法についてお伝えしてきました。
冷蔵庫、洗濯機、テレビ、エアコンといった家電リサイクル法で定められた家電を処分する場合には、別途自分で手続をする必要が出てきます。
色々と調べるのが面倒!という方は、不用品回収業者に依頼して処分したい家電をすべて引き取りしてもらうのが良いかもしれません。
自分にあった方法を見つけて、気持ちよく家電の処分を終えるようにしましょう。
記事を読んで、不用品の処分についてもっと知りたいという方は、下記の記事も参考にしてみて下さい。
不用品回収のことについて、わからないこと・不安なこと・他人には相談しづらいことなどおありかと思います。オコマリでは不用品回収について、予算・スケジュール・安心できる業者なのか、など様々なご質問に不用品回収に詳しいベテランのスタッフが親切丁寧にお答えし、お客様の不安を解消いたします。