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投稿日:2017年05月17日 更新日:2023年03月21日
ゆーすけ |片付け部編集長
片付けが好きで、妻を巻き込んで毎週断捨離を行っています。仕事でも遺品整理、ゴミ屋敷、生前整理、不用品回収、特殊清掃の現場に行き、プロの技を学んでいます。片付けをしたい方にとって有益な情報をお伝えいきたいと思っています。
子供が大きくなったり、自分が大人になってしまって不要になってしまうのがぬいぐるみですね。
人形やぬいぐるみには魂が宿るといわれますが、信心深くない人でも、長年そばに置きたくさんの思い出が詰まったぬいぐるみが不要になっても、ゴミとして捨てるのは忍びないという人も多くいらっしゃると思います。
ここでは、ぬいぐるみを処分してもらう場合に神社などで供養してもらう方法を説明していきます。
もともと人形は、観音様(仏様)の見立てとして保持し、安産や子授け、子育てなどを祈願していました。それらの祈願が成就した際に、その人形を奉納して供養していたのが、人形供養の起源です。
昔のお礼としてのお布施は、現在のようなお金というよりは、米や季節の野菜だったようです。
IT社会となった現代でも、ぬいぐるみや人形には魂が宿るといった言い伝えは日本人の心に残っており、不要となったぬいぐるみや人形を神社やお寺で供養してもらう風習が残りました。
これが現代の人形供養ですが、昔と違うところは不要になったぬいぐるみや人形自体の魂に対する供養であり、宗教施設によっては宅配便で供養したいぬいぐるみや人形を受け付けたり、供養の費用が一律いくらと決まっていることもあるというところです。
いずれにしてもぬいぐるみや人形をむやみに処分せず、今までの感謝の気持ちから供養を行う人がほとんどです。
不要になったぬいぐるみを神社やお寺で供養してほしいと思った場合、対応してくれる神社やお寺を探さなければなりません。
ぬいぐるみなどの供養はどのような施設でも行っているものではないので、インターネットなどで事前に調べると良いでしょう。
自分が神社の氏子やお寺の檀家であるという場合には、普段お付き合いのある神社やお寺に相談してみることをおすすめします。
ぬいぐるみや人形などを供養してくれる神社やお寺は全国にあります。
インターネットで「人形供養 (県名)」と検索すれば何件かヒットしますが、ここでは特に検索が多い東京・大阪・埼玉・熊本・兵庫・千葉・宮城の人形供養を行ってくれるお寺や神社を紹介します。
自分の周りの寺社で人形やぬいぐるみの供養が行われているのかを確認するのは、非常に時間がかかり大変です。
この記事を執筆しているオコマリでは、700年以上の歴史を持つ群馬県にある富士浅間神社と提携し、人形やぬいぐるみの供養を実施しています。
オコマリで人形やぬいぐるみの供養をするには、「申し込み→配送→供養」のたった3つのステップだけ。
費用もダンボールの大きさ毎に決まっているため、ダンボールの中に何個人形やぬいぐるみを入れても定額です。また、ガラスケースの処分も受け付けています。
供養後には、「供養報告書」がちゃんと送られてくるので安心です。
人形やぬいぐるみ以外にも、写真やアルバム、万年筆、神棚にも対応しており、全国どこからでもお申込みいただけます。
お問い合わせも無料で行っていますので、気になる方はHPをチェックしてみて下さい。
さまざまな理由から、神社やお寺での人形供養を行えない場合もあります。そのような時のために、ぬいぐるみや人形を供養するその他の方法を説明していきます。
葬祭場でも人形供養を行ってくれるところがあります。
そのような葬祭場ではほとんどの場合決まった日時に供養が行われるのではなく、供養を依頼されたぬいぐるみや人形が一定数溜まった時点で供養を実施するので、その場に立ち会うことはできません。
また、環境に配慮し供養の方法も読経などのみになり、その後は産業廃棄物として処分されるため、お焚き上げは行われません。
このような葬祭場による供養にも供養料金が発生し、葬祭場やぬいぐるみ・人形の数や大きさによって料金が異なってくるので、供養を依頼する前に問い合わせてみることをおすすめします。
処分したいぬいぐるみに費用をかけてまで供養をする必要は感じないが、そのまま捨てるのはちょっと・・・と考える人もおられます。
その場合には処分したいぬいぐるみを塩で清めて清潔な紙に包んでゴミとして捨てる方法もあります。これは風水に基づいた方法で、ぬいぐるみを包むものはビニールなどよりも紙などの天然素材のものが良いとされています。
この方法でぬいぐるみを清めてから処分することでも、ぬいぐるみに対する感謝の気持ちは伝わるでしょう。
不要になったぬいぐるみは生前整理・遺品整理業者に処分を依頼することもできます。
この場合は業者が一度に運び出してくれるため、生前整理・遺品整理を実施する際に便利な方法です。
不用品回収業者とは違って、ぬいぐるみだけでの回収は行ってくれませんので、あくまで遺品整理や生前整理を依頼するときのみになる点は注意しましょう。
ただし、ぬいぐるみや人形を、ただのゴミとして扱わず遺品整理であれば「遺品」として、生前整理であれば「その方が大切にしてきたものとして」丁寧に処分してくれる点が、不用品回収業者などとは違います。
遺品整理業者とは、亡くなった方の遺品を貴重品、残しておきたいもの、不用品に分けて整理し、不用品は適切な方法で処分してくれる業者の事をいいます。
最近になって増えてきた業者なので、なんとなく「怪しい業者」というイメージを持つ人もおられるかと思います。しかし、実際は故人の遺品を丁寧に「供養」の心を持って整理してくれる優良な業者がほとんどです。
また、このような業者は遺品の整理だけではなく、生きている人の荷物を整理する「生前整理」も依頼することができます。
このように「供養」の気持ちで処分作業に当たってくれる業者なので、不用品の中にただ処分するのではなく、供養が必要と思われるものは供養を請け負ってくれる施設に依頼して、きちんと処分してくれます。
ぬいぐるみも遺品整理業者に供養の後での処分を依頼することができます。
ぬいぐるみの供養を行ってくれる神社やお寺などは全国にある事がお分かりいただけたと思います。また、それ以外の方法でもぬいぐるみを供養の気持ちをもって処分することもできます。
ぬいぐるみや人形に感謝の気持ちを持ちながら、きちんとした形で処分するという日本人特有の方法を大切にしてきたいですね。
ぬいぐるみの供養についてもっと知りたい方は、こちらをご覧ください。
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