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投稿日:2017年05月06日 更新日:2021年03月30日
ゆーすけ |片付け部編集長
片付けが好きで、妻を巻き込んで毎週断捨離を行っています。仕事でも遺品整理、ゴミ屋敷、生前整理、不用品回収、特殊清掃の現場に行き、プロの技を学んでいます。片付けをしたい方にとって有益な情報をお伝えいきたいと思っています。
人形は自分で購入したり、プレゼントでもらったりすることで多くは、用途が済めば部屋の片隅に追いやられています。それらの人形をいつかは処分しようと思っていても、ついつい処分することを先延ばしにしてしまうことがありますね。
また、身内が亡くなった場合は、特に故人の思い入れがある人形は捨てがたいものです。しかし、使用されずに置き去りにされた人形や持ち主のいない人形は幸せなのでしょうか。
今回は、心情的にも難しい人形の処分方法をお伝えしますので、置き去りにしてある人形を自分にあった処分方法で、気持ちよく送り出してあげましょう。
「人形」は、「にんぎょう」や「ひとがた」と読みます。「ひとがた」は神道用語で、木や紙で作られた人の形をした神霊の「依代(よりしろ)」(神様の化身)として使われています。
また、「にんぎょう」と読む時は、人間の姿を形にしたものを指します。古くから人間の身代わりとして俗信仰的に扱われてきたため、今でも人形には人間の魂が宿ると言われています。
現在での人形とは、玩具用や観賞用などの人形と動物などを形にしたぬいぐるみなどを総称して呼んでいます。
人形には様々な種類がありますが、大まかに分けて以下のようになります。
この他にも、様々な用途の人形が存在します。
この様に人形にはたくさんの種類がありますが、いずれは人形を処分しなければならない時が出てきます。では、人形の処分が必要な理由とはどの様な時なのでしょうか。
これらの処分理由によっては、人形の処分方法が違ってきます。
子供が成長し使用しなくなった人形やたくさん溜まってしまった人形が家の一部を占領してしまい処分が必要になります。その時の人形の処分方法にはこれらがあります。
人形が壊れている場合には、リユースできませんので、下記の人形の処分方法となります。
結婚して引っ越しをする場合に全ての人形を持っていけない時や心機一転して人形を処分する時には、人形を使用しなくなった時と同じ処分方法となります。
孤独死が増えている現在では終活の一環として生前整理を行う方が増えています。特に、残された遺族は故人の思い入れがあるため、人形の処分については、ご自分の生前整理の時に処分する事で、遺族の気持ちが和らぎます。
生前整理する時の人形の処分方法にはこれらがあります。
身内に不幸があり遺品整理を行わなければならない時や孤独死があった賃貸住宅の大家さんが引き取り手のない遺品整理をしなければならない時などの人形の処分方法では、リサイクルショップに売ることや寄付、譲渡などは不向きだと言えますので、人形の処分方法としてはこれらがあります。
人形を処分する前には、幸せな時や悲しい時、苦しい時など苦楽を共にした人形へのせめてもの感謝の気持ちを込めて、人形を綺麗にして送り出してあげましょう。
特に、自治体のゴミとして処分する場合や回収業者に依頼する場合には、人間の面影のある顔や目を包んで送り出すことをお勧めします。
人形の処分する理由は色々ありますが、人形を処分する時の理由により処分方法が違います。人形への思い入れがある場合やあっさりと人形を処分できる場合など人それぞれです。
自分で納得のいく人形の処分方法を見つけてみましょう。
処分する人形の材質にもよりますが、自治体の可燃ゴミとして、決められた日に集積所に出す処分方法です。料金が無料で一番手っ取り早い方法ですが、心情的にダメ!と考える人が多くいます。
また、人形のサイズにより粗大ゴミ扱いとなったり、人形の処分数により回収して貰えなかったりなどの制約がありますので、必ず居住地の自治体で確認してから処分しましょう。
人形の中でも、とても高価で年一回の出番の五月人形や雛人形は、大抵の場合は、そのまま子供に譲り受けされますが、子供がいない時や未婚化で引き受け手がない時には、知り合いや友人に譲渡しても良いです。
ただし、人形の大きさなどを考えると運搬費などが嵩んだり、相手がお礼として気を回したりするなど煩わしい点があります。
また、ぬいぐるみは長い間使用することにより、ダニなどが付く場合がありますので、知り合いや友人に譲渡する場合には、細心の注意を払う必要があります。
人形の寄付にもいくつか種類があります。
自分が不要になった人形を養護施設やお世話になった小児科に寄付する方法もありますが、ぬいぐるみなどは衛生面で受け取りを好まない場合もあります。
日本は欲しい物がすぐ手に入る国です。しかし、世界の中ではまだまだ欲しい物が買えない国もあります。
衣類を寄付するのは知れ渡っていますが、子供の玩具用の人形も寄付すると受け取って貰えます。ただし、人形の種類によっては、寄付を受け付けて貰えないこともありますので、注意が必要です。
また、運搬費や梱包作業などを考えると一概に、寄付が良いとは言い切れません。
五月人形や雛人形などはリサイクルショップでも高値で買い取ってもらう事ができます。しかし、リサイクルショップでは、取り扱う人形の種類が少なく、不要になった人形を全て処分する時には不向きです。
全ての人形が買い取って貰えるわけでなく、買取り対象は需要の高い人形になります。
いずれも人形の保存状態や有名作家かどうかなどが査定ポイントになります。人形の買取り価格は、1,000円~数100万円と幅がありますが、自分にとっては思い入れがある人形でも値がつかない場合もあることを覚えておきましょう。
寺社仏閣や人形店で行っている人形供養をしてもらう処分方法もあります。やはり、多くの理由は、人形に魂が宿るとされている心情的な面があるようです。
人形供養の場合でも、供養代や人形の梱包作業、運搬費用、多量の人形処分ができないこともありますので、処分する時には人形処分を受け付けている寺社仏閣や人形店に必ず確認してください。
供養代は一般的には3,000円〜30,000円位が多いようです。
自分の周りの寺社で人形供養が行われているのかを確認するのは、非常に時間がかかり大変です。
この記事を執筆しているオコマリでは、700年以上の歴史を持つ群馬県にある富士浅間神社と提携し、人形供養を実施しています。
オコマリで人形供養をするには、「申し込み→配送→供養」のたった3つのステップだけ。
費用もダンボールの大きさ毎に決まっているため、ダンボールの中に何個人形やぬいぐるみを入れても定額です。また、ガラスケースの処分も受け付けています。
供養後には、「供養報告書」がちゃんと送られてくるので安心です。
人形やぬいぐるみ以外にも、写真やアルバム、万年筆、神棚にも対応しており、全国どこからでもお申込みいただけます。
お問い合わせも無料で行っていますので、気になる方はHPをチェックしてみて下さい。
愛着がある人形を自治体の可燃ゴミや粗大ゴミとして処分するのは気が引ける。かと言って、人にもあげられるほど綺麗ではない人形やたくさんの人形を処分する時、値段のつかない雛人形や五月人形などの大きな人形を処分する時には、やはり回収業者に人形の処分を依頼することが一番です。
回収業者の中でも、ただの回収業者と遺品整理業者では人形を処分する際に違いがあります。ただの回収業者と比べ、遺品整理業者は普段から遺品と向き合っているので、故人や残された家族のことを考慮した丁寧な対応をすることができます。
人形の処分方法についてお伝えしてきました。
人形の処分方法は神社やお寺に供養を依頼する以外にも、自分で供養して処分したり、寄付したりと様々あることがご理解いただけたのではないかと思います。
どの方法で人形を処分するかは、状況に一番合ったものを選ぶようにしましょう。
大切にしてきた人形だからこそ、後悔のない処分方法を選びたいですね!
記事を読んで人形供養に関してもっと知りたい!と思った方は、下記の記事も参考にしてみて下さい。
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