人形供養が無料でできる場所のリストと方法を紹介

家でホコリをかぶりながら置いてある人形は、雑に捨ててしまうにも気が引けてしまいます。

どのように処分してよいかわからない、という方はいませんか？

大切にしてきた思い出のある人形を手放なさなければならなくなったとき、人形に対して感謝の気持ちが湧いてきます。その気持ちを表すのが人形供養です。今回は人形供養の方法を紹介します。

人形供養となるとお金がかかるというイメージをお持ちの方が多いと思いますが、無料となる方法もあります。

人形供養が無料となる方法

人形供養が無料となる方法を紹介します。無料と言っても、送料などが必要な場合があります。あくまでも供養料が無料になる方法です。

お寺や神社によっては、人形供養を無料で行ってくれるところがある
開発途上国の支援を行っている団体によっては、人形供養を無料で行っているところがある
人形店によっては、人形供養を無料で行っている店がある
葬儀社の人形供養祭の中には、人形供養を無料で行っているところがある
自分で人形供養を行う
遺品整理業者によっては、人形供養を無料で行っているところがある

1 - お寺や神社によっては、人形供養を無料で行ってくれるところがある

お寺や神社の中には、人形供養を無料で行っているところがあります。また、お寺や神社によっては、人形感謝祭や人形供養祭を催し、供養を無料で行っているところがあります。

2 - 開発途上国の支援を行っている団体によっては、人形供養を無料で行っているところがある

開発途上国の支援のため人形などの寄付を募っている団体によっては、人形の寄付だけの場合、お願いすれば無料で人形供養を行っている団体があります。無料の代行サービスと言えるでしょう。

3 - 人形店によっては、人形供養を無料で行っている店がある

人形店によっては、一定額以上の人形を購入すると、それと引き換えに古い人形を無料で供養を行っている店があります。無料の代行サービスと言えるでしょう。

4 - 葬儀社の人形供養祭の中には、人形供養を無料で行っているところがある

葬儀社の人形供養祭の中で、葬儀社の会員には、供養を無料で行っているところがあります。無料の代行サービスと言えるでしょう。

5 - 自分で人形供養を行う

自分で人形を供養するのですから、当然供養料は無料になります。

6 - 遺品整理業者によっては、人形供養を無料で行っているところがある

遺品整理業者の中に、人形を他の遺品と一緒に遺品整理を依頼すると、無料で人形供養を行っている業者がいます。

人形を他の遺品と併せ一定量までは供養料を無料としている業者や、供養料は無料としている業者がいます。

人形供養の方法一覧(有料も含む)

人形供養の方法には優良になりますが、手間が省けるモノやサービスがついているものもあります。

有料・無料合わせて人形供養をしてくれる方法を一覧にまとめています。

お寺や神社で人形供養をしてもらう
開発途上国の支援を行っている団体に寄付する
生活協同組合の人形供養祭などを利用する
人形店を利用する
人形の生産者組合の人形供養祭などを利用する
葬儀社の人形供養祭などを利用する
自分で人形供養を行う
遺品整理業者に依頼する
オコマリの人形供養サービスを利用する

1 - お寺や神社で人形供養をしてもらう

一般的な人形供養の方法です。お寺や神社によっては、人形供養を行っていないところもありますから事前の確認が必要です。

通常は、お寺や神社に出向き供養を行ってもらいますが、郵送や宅配でも受け付けているところもあります。供養を受け付ける人形の種類や数量、供養料がお寺や神社によって異なりますので事前に確認しておいた方がよいでしょう。

供養料の目安としては、標準の段ボールサイズで一箱3,000～30,000円、約30㎝ほどのサイズの人形で一体当たり500～2,000円です。無料で供養を行っているところもあります。

明治神宮では平成元年から毎年秋に明治神宮人形感謝祭というお祭りを行っており、供養料はひとかかえ（45ℓポリ袋1つ分くらい）で3,000円となっています。

供養をお願いする場合はお祭りの日に明治神宮へご持参いただき、受付コーナーにて必要事項を記入して人形をお預けします。

詳細は明治神宮人形感謝祭のHPがありますのでそちらを参照してください。

2 - 開発途上国の支援を行っている団体に寄付する

開発途上国の支援のため人形などの寄付を募っている団体があります。なかには、寄付された人形を供養しているところがあります。

供養を行っているところでは、供養料が有料なところと無料のところがあります。どちらも送料が必要です。寄付をすることで、社会貢献にもなります。

下記には、どのような寄付先があるかをご紹介したいと思います。

ワールドギフト

「不用品を寄付、社会支援に再利用し失われていく命・未来を守ることが私達の使命です（HPより）」と標榜して、以下のような活動を行っている組織です。

海外途上国への物資支援・寄付
幼稚園・保育園への物資寄付
障がい児支援施設への物資寄付
海外途上国や国内各施設等への寄付金支援
チャリティーバザー・販売
障害者・高齢者支援等
Yahooボランティア寄付

ワールドギフトに雛人形の引き取り依頼をし、梱包しておくと、希望日時に業者が集荷にきてくれます。

引き取り費用は雛人形を梱包した箱の大きさと個数で決まります。雛人形を供養をした上でのリユース・リサイクルを希望する場合は、プラス1,500円で供養もしてくれます。

【WEBサイト】https://world--gift.com/kihu/doll-1.html

セカンドライフ

「寄付・譲渡・販売などを通じ、出来る限り処分せずに再利用（HPより）」し、以下のような活動に役立てている団体です。

ワクチン募金
国内でのリサイクル・寄付
海外でのリサイクル
孤児院への寄付

雛人形の引き取りシステムはワールドギフトと同じで、セカンドライフに引き取り依頼をし、梱包しておき、業者に渡します。

引き取り費用はこちらも雛人形を梱包した箱の大きさと個数で決まります。

さらに、セカンドライフも追加料金で雛人形の供養をしてくれます。

また、セカンドライフでは引き取った雛人形を供養後リユースやリサイクルをせずに、お炊き上げ（焼却処分）することも可能です。この点はワールドギフトとは違います。

雛人形の焼却処分を希望する場合は、集荷を依頼する際に、焼却処分を希望する旨も伝えましょう。

【WEBサイト】http://www.ehaiki.jp/second/dolls/dolls_kihu.html

3 - 生活協同組合の人形供養祭などを利用する

生活協同組合の中には人形供養祭などを催し、供養を行っているところがあります。供養料は有料で、無料のところはないようです。

4 - 人形店を利用する

人形店の中には、人形供養を行っている店があります。供養料が有料のところと無料のところがあります。

気になる方は近くの人形店に問い合わせてみるか、知り合いの人形店に聞いてみるようにしましょう。

5 - 人形の生産者組合の人形供養祭などを利用する

人形の生産者組合の中には、人形供養祭などを催し、供養を行っているところがあります。こちらも供養料は有料で、無料のところは無いようです。

6 - 葬儀社の人形供養祭などを利用する

葬儀社の中には、人形供養祭などを催し、そのなかで供養を行っているところがあります。こちらは、供養料が有料なところと無料のところがあります。

7 - 自分で人形供養を行う

人形に感謝を込めて、人形を綺麗な布やタオルで汚れを落としてあげ、「清め塩」をすることで人形供養になります。

本来なら「お焚き上げ」をするのでしょうが、現在では場所も少なく、環境問題もあり規制されていますから供養が終わった人形は、ゴミとして出さざるを得ません。

ゴミとして出すことに抵抗がある方は多いと思います。そのような方は、保育園や幼稚園などの施設や開発途上国の支援のため人形などの寄付を募っている団体などに寄付をする方法もあります。そうすることで社会貢献にもなります。

当然供養料はかかりません。無料です。

8 - 遺品整理業者に依頼する

人形供養を行うケースとして、亡くなった方の遺品の中に人形があり、人形供養を行う場合があります。

遺族が供養を行ってもよいのですが、他にも遺品が多量にある場合には、遺品整理を遺品整理業者に依頼することになると思います。

遺品に対しては、供養という観点から取り扱い方を教育されています。

供養料は、遺品整理の基本料に含む業者と人形を他の遺品と併せ一定量までは無料としている業者、供養料は無料としている業者などがいます。

9 - オコマリの人形供養サービスを利用する

自分の周りの寺社で人形供養が行われているのかを確認するのは、非常に時間がかかり大変です。

この記事を執筆しているオコマリでは、700年以上の歴史を持つ群馬県にある富士浅間神社と提携し、人形供養を実施しています。

オコマリで人形供養をするには、「申し込み→配送→供養」のたった3つのステップだけ。

費用も、どんな大きさのダンボールの箱に入れても1箱たったの10,000円で受け付けており、ダンボールの中に何個人形やぬいぐるみを入れても定額です。また、ガラスケースの処分も受け付けています。

供養後には、「供養報告書」がちゃんと送られてくるので安心です。

人形やぬいぐるみ以外にも、写真やアルバム、万年筆、神棚にも対応しており、全国どこからでもお申込みいただけます。

お問い合わせも無料で行っていますので、気になる方はHPをチェックしてみて下さい。

そもそも人形供養とは？

人形供養は、自分が持っている人形を仏様に見立て、子授けや安産などを祈願して、子が授かった折には授かった子供の代わりに人形を奉納して供養したのが始まりだと言われています。

そもそも私達日本人には、大切にしてきた物や思い出の物には生命や魂が宿るという考えが根付いています。

人形には、生命があるものとして扱われてきました。だからこそ、単にゴミとして処分するのではなく、感謝を込めて供養してあげましょう。きっと心が安らぐと思います。

人形供養の方法には様々な方法があります。大半は供養料が必要ですが、無料の方法もあります。

風習は時代とともに変わる

時代の移り変わりに伴って、風習は変わってきています。自然なことなのかもしれません。人形供養における有料無料の供養代行サービスもその表れでしょう。

供養料は、昔は「お気持ち」としてお米や四季折々の食べ物を供養のお礼として渡していたのでしょう。なかには貧困な人はそれもできず、無料という人もいたことでしょう。

それが、供養料というお金の形になったり、なかには気持ちだけを受け取り、無料という形になったのでしょう。人形供養も「人形の処分」という大きな括りの中に包含されていくのでしょう。

人形に対する感謝の気持ちも薄れ、ゴミとして処分したり、中古品としての買い取ってもらったり、フリーマーケットへの出店など、いずれも費用は無料です。収入になるものもさえあります。

時代の変化なのでしょう。人形に対する感謝の気持ちだけは忘れないでほしいものです。