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投稿日:2017年05月26日 更新日:2021年03月30日
ゆーすけ |片付け部編集長
片付けが好きで、妻を巻き込んで毎週断捨離を行っています。仕事でも遺品整理、ゴミ屋敷、生前整理、不用品回収、特殊清掃の現場に行き、プロの技を学んでいます。片付けをしたい方にとって有益な情報をお伝えいきたいと思っています。
ライフステージの変化や引っ越しをきっかけに、ベッドを処分する機会があると思います。しかし、いざ処分しよう!となると、ごみ袋に入れて回収してもらえるサイズでもなく、ましては軽々と大人ひとりで運べる家具ではないので、その処分方法に迷う方も多いでしょう。
今回は、そんなお悩みを持つ方の為に、ベッドの処分方法について基礎から詳しく解説していきます。
ベッドの種類によって、処分費用も変わってきますので、これからベッドの購入を検討している方は、参考にしてみて下さい。
ベッド処分を解説するにあたって、まずはベッドの種類についてお話します。
ベッドには、シングルベッドから家族で使えるキングサイズベッドまで、大きさが様々です。
これからご紹介する処分方法によっては、大きさで料金や手順が変わる事があるので、処分前に自分が使っているベッドがどんなサイズや種類なのか確認しましょう。
【ベッドサイズ目安】
セミシングルベッド | 横80cm × 縦195cm |
---|---|
シングルベッド | 横100cm×縦195cm |
セミダブルベッド | 横120cm×縦195cm |
ダブルベッド | 横140cm×縦195cm |
クイーンサイズベッド | 横160cm×縦195cm |
キングサイズベッド | 横180cm×縦195cm |
また、ベッドには、収納型ベッド・デスクのようなヘッドボード付きベッド・二段ベッド・ソファベッド・枠組みだけのベッド・マットレスが外せないタイプのベッド、と形状も多種多様です。
枠組みだけであれば、木やパイプなど枠組みの素材が特殊なものでない限りは、そのまま粗大ごみとして処分も可能です。しかし、ソファベッドやスプリングの入ったマットレス部分など、処分する上で解体が面倒なものに関しては、粗大ごみの中でも特殊です。
自治体や回収業者によっては「適正処理困難物」としてジャンル分けされ、処分費用も高くなる可能性があります。
ベッドは、自力で処分する方法や、行政サービス・民間の専門業者に依頼する方法があります。
どちらにせよ、体より大きなサイズのベッドを家から外へ運び出すのはかなりの重労働ですよね。分解できるものは分解し、できるだけ軽い状態で運び出せるようにしておくのが理想的です。
大きな物を運ぶ時にぎっくり腰になってしまう方も多いのです。
また、マットレス付属のベッドには、綺麗に使っていても隙間のホコリやダニの死骸が溜まるものです。アレルギー症状を引き起こす可能性もあるので、作業中のマスクは必須です。
環境や体力的に、そのような作業ができない方は、運び出しまで行ってくれる専門業者に依頼するとよいでしょう。
地域によって粗大ごみの処分方法には違いがありますので、ここでは代表的な2パターンの処分方法を紹介します。
一つ目は、市役所やコンビニで「粗大ごみ処分券」を購入する方法です。
処分したいベッドに処分券を貼り、家の前や指定された場所に出しておきます。
事前に地域の担当課へ連絡し日時を決め、処分センターの車が回収しに来るというシステムです。
住んでいる地域によって価格が違うので、主要都市のシングルベッド処理券の料金を以下にまとめます。
【主要都市のベッド処分費用】
札幌 | 500円 |
---|---|
仙台 | 1,200円 |
新宿 | 1,000円 |
名古屋 | 1,500円 |
大阪 | 1,000円 |
福岡 | 1,000円 |
那覇 | 600円 |
二つ目は、自分でベッドをトラック等に積み、地域の粗大ごみ処分センターへ運び込む方法です。
運ぶ為の車は自分で用意しなければならないので、引っ越しでレンタトラックを借りたついでに運ぶ方もいます。
自力ではありますが、こちらも有料である事が多く、処分センターでお金を払います。
どちらも、ベッドがあった位置から回収場所や車まで自分の力で運ばなければいけないので、女性や高齢の方にはおすすめできません。
せっかく処分するなら、お金を払うよりも買取ってもらった方がお得ですよね。
リサイクルショップへを利用すれば、ベッドも処分できてお小遣いも手に入り、一石二鳥です。
近所にリサイクルショップがあれば、電話や一度お店に尋ねてスタッフに相談してみましょう。
大きいベッドは難しいですが、小さいベッドや解体できるベッドなら、訪問買取を行っているお店もあるので、家にいながらベッド処分をする事も可能です。
ただし、リサイクルショップはあまり壊れた箇所が目立つベッドは買取りを断られる事もあります。脚の高さが違っていたり、マットレスが陥没していると、値がつかない事もあるのであまり期待できません。
ベッドを売る手段として、Yahoo!オークションやフリマアプリのメルカリを利用する事もできます。
日本だけでなく世界中の人々が見られる売買システムなので、多くの人に処分したいベッドの存在をアピールできます。
まずはアカウント登録をし、ベッドの写真を撮って説明文をつけるだけで簡単に出品ができます。
購入希望者とのやりとりをする手間はかかりますが、インターネットを使った売買は、多少壊れていてもそれを理解して購入し、修理して使う方もいるので、リサイクルショップより売りやすい傾向にあります。
この方法は、出品までは簡単なのですが、問題は発送方法です。
ジモティなどの近所に住んでいる人に直接渡しで譲ったり販売するサイトもありますが、ほとんどが遠くの地域の購入者に宅急便を使って配送する事になります。
ベッドを梱包して発送するには、かなりの手間がかかるので、クロネコヤマト等の梱包サービスや家具の1点配送サービスを利用しなければなりません。
直接のやりとりなので、発送に費用や手間がかかりますが、不要なベッドを処分してお金にするには、一番高額で買い取ってもらえる見込みがあります。
常に可能な方法ではありませんが、不要になったがまだ使う事のできるベッドの寄付を受け付けている施設もあります。
先の震災や高齢化社会に伴い、日本国内でも介護や避難によってベッドが足りない施設があるのです。
ホームページやTwitterなどで、呼びかけている事もあるので、興味のある方は一度チェックしてみてはいかがでしょうか。
もちろん、寄付なのでベッドを届ける為の費用は自分で出さなければいけません。
家具屋さんや通信販売で新しいベッドを購入する際、まれに古いベッドの下取りキャンペーンを行っているお店があります。
例えば、5万円の新品ベッドを購入し自宅へ運んでもらう際、配送業者へ古いベッドを引き渡すと、1万円で下取りしてもらえ、実質新品ベッドは4万円で購入できるというシステムです。
ベッドの入れ替えを一気にできるだけでなく、購入費用も安くなるなんて、効率も良くお得感もあって嬉しいですよね。
ベッドを処分したい方が必ずしも新しいベッドを購入するわけではないと思いますが、もし該当する方は下取りを行っている店舗でベッドを探す事をおすすめします。
ちなみに、下取りには古いベッドのサイズやマットレス不可など、条件付きの事もあるので、申し込む前に細かく確認しておきましょう。
ベッドの処分で一番労力を使わない方法が、専門業者へ依頼する事です。
専門業者というと、不用品回収業者や遺品整理業者があります。
どちらも、大きな家具・家財を処分する技術に長けているので、頼りになりますね。
【業者利用の流れ】
即日回収可能な業者もあります。
急ぎの場合は一度相談してみましょう。
ベッドは大概寝室にあり、運び出すのにも一苦労ですが、専門業者へ依頼すれば、運び出しから積み込み、処分まで全ておまかせできてしまいます。
また、まだ使えるベッドであれば、その場で現金買取してくれる業者もあります。処分費用を少しでも安くできるのはありがたいですよね。
こういった専門業者には、ベッド一台だけでなくとも、家一軒まるごとの不用品処分を依頼する事もできます。
全国に不用品回収業者は9,000社以上あると言われています。その中には相場とかけ離れた価格を要求してくるなどの悪質な業者がいます。
この記事を執筆しているオコマリでは、お客様に安心して不用品回収を行ってもらうために、全国一律料金で追加料金一切ナシの定額パックプランを業界で初めて提供しています。
部屋の間取り別で料金が決まっているため、明瞭会計で安心です。
例えば、1K・1Rはたったの79,800円(税込)という価格設定となっており、現場の部屋の物量が少なければさらに減額させていただいております。
また、登録されている業者は一般的な不用品回収業者ではなく、オコマリのスタッフが1社1社面談して厳選した業者のみになっており安心です。
現地でのお見積りなしでも作業が可能ですので、急いでいる方にもオススメです。
問い合わせやお見積りはすべて無料ですので、気になる方は一度問い合わせをしてみて下さい。
ベッド処分を行う際、いくつか注意点があります。
自分で処分センターに持って行く場合は、全て自己責任なので運搬の際の事故や怪我に気をつける事だと思います。しかし、出品や業者依頼をするとなると相手がいるので、自分ひとりの問題ではありません。
そこで、以下のような点に気をつけて処分しましょう。
フリマサイトやオークションに出品する際、自分で商品説明を考えなければいけません。
インターネット上のやりとりなので、購入する側は商品が手元に届くまで実物を見る事ができませんよね。
もし、届いてから「ベッドが不安定だ」「大きな傷がある」などと言われてしまっても、すぐにベッドを送り返してもらって返金・・・なんて簡単にはできません。
出品する際は、ベッドの傷や汚れ、寝心地や安定感など細かく確かめてから記載し、目でみて分かる不備は写真に撮って掲載しましょう。
インターネット上の売買は、トラブルになると面倒です。
大きくなると裁判沙汰になる可能性もあるので、特にベッドなどの大きい品に関しては慎重に出品して下さい。
ベッドなどの大きな家具や家電を回収している業者の中には、悪徳業者もいます。
家庭から出る粗大ごみを回収する為に必要な許可をとっていなかったり、回収したベッドを違法転売や不法投棄する業者です。
主に、町内をトラックで周ったり、携帯電話の番号しか載せていないチラシを配っている個人業者が多いとされています。
また、優良業者でも回収したベッドをリサイクルショップへ転売する所もありますが、転売するためには「古物商許可」が必要です。
とは言っても、チラシだけでは詳細は分からないので、利用したい業者があれば一度インターネットで確かめてみましょう。
優良業者は、作業するスタッフの顔や名前、回収した不用品がどのようなルートで処分やリサイクル(リユース)されるのかを公開しています。
気になる点は、依頼前に電話で確認し、相手の対応をみるという手段もあります。
悪徳業者にひっかからないよう、注意を払って下さい。
このような態度が見られたら、依頼を途中でキャンセルしても構いません。
現在、環境省も悪徳不用品回収業者を利用しないよう呼び掛けています。
安さや手軽さに負けて、知らぬ間に不法投棄や違法転売に肩入れしないよう注意しましょう。
購入する時は、大きさや寝心地を考えてワクワクしながら選ぶベッドも、処分となると大掛かりな出来事です。
自力で安く済ませたり、業者に依頼してラクに済ませたり、様々な方法がある事が分かりました。ベッドの枠組みやマットレスの有無でも処分方法が変わるところは、見逃しがちな点ですね。
また、特に業者選びは、今回ご説明した注意事項を守り、悪徳業者にひっかからないよう注意して欲しいと強く願います。
人生の4分の1は睡眠だと言われています。
長い時間共に暮らしてきたベッドを手離す時は、最後まで信頼できる業者に依頼したいものです。
記事を読んで、不用品についてもっと知りたい方はこちらをご覧ください。
不用品回収のことについて、わからないこと・不安なこと・他人には相談しづらいことなどおありかと思います。オコマリでは不用品回収について、予算・スケジュール・安心できる業者なのか、など様々なご質問に不用品回収に詳しいベテランのスタッフが親切丁寧にお答えし、お客様の不安を解消いたします。