遺品整理のトラブルは、遺品整理業者と依頼者間のトラブルと遺族間でのトラブルの2種類があります。遺品整理でのトラブルで最も多いトラブルが「不当な追加料金を請求された」という遺品整理業者と依頼者間とのものです。
遺品整理のトラブルは他にも、遺品整理業者の金品の盗難、室内・室外の破壊などがあります。下記には依頼者と遺品整理業者とのトラブルと、遺族間のトラブルをまとめてみました。
遺品整理のトラブル一覧 | トラブル相手 | 内容 |
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不当な追加料金 | 依頼者と遺品整理業者 | お見積り時には言われていなかった追加料金を作業日当日に突然請求されるトラブルです。お見積書を発行していない遺品整理業者や相場より非常に安い遺品整理業者に多発しています |
金品の盗難 | 依頼者と遺品整理業者 | 遺品整理の作業中に金品を盗まれるトラブルです。封筒に入った現金、ブランドの時計、金やダイヤモンドなどは小さくてポケットに入れられるサイズなので、盗まれやすいです |
室内・室外の破壊 | 依頼者と遺品整理業者 | 遺品を移動させている途中で壁やドア、窓を破壊してしまうトラブルです。故意ではないにしても、作業の質が荒い遺品整理業者では多発しています |
高額な遺品整理費用 | 依頼者と遺品整理業者 | 相場よりも2~3倍もする遺品整理費用で作業を行うトラブルです。不動産会社などからの紹介の遺品整理業者で多発しています |
相場より安い買取 | 依頼者と遺品整理業者 | 買取の価格を相場よりも非常に安く付けてしまうトラブルです。依頼者が買取品の価値に気付いていない場合に多くみられます |
相続問題 | 遺族間 | 出てきた貴金属類や株券などを誰がどのように相続するかで揉めるトラブルです。専門の士業の方を入れていない遺族に起こりやすいです |
遺品整理の主体者のなすりつけ合い | 遺族間 | 遺族間で誰が主体となって遺品整理を行うか揉めるトラブルです。遺族間で仲があまり良くないと発生しやすいです |
遺品整理は故人が亡くなってしまい、大変な状況の中でも行われなければいけない行為の一つです。大変な状況下だからこそ、遺品整理のトラブルはできるだけ避けたいものですよね。
このページでは、遺品整理のトラブルについてトラブルの種類やトラブルの解決方法をお伝えしていきます。「遺品整理をトラブルなく行いたい!」「遺品整理でトラブルに巻き込まれてしまったんだけど、どうすればよいの?」という方は、ぜひ最後まで読んでいっていただければと思います。
オコマリは、遺品整理を始め生前整理やゴミ屋敷清掃、片付け、木の伐採や剪定といった生活のお困り事を解決するサービスを提供しています。遺品整理の料金に関して専門知識のあるスタッフが親身になって無料で相談に乗っておりますので、0120-916-397までご相談いただければと思います。
オコマリの遺品整理のサービスの詳細については、「遺品整理|オコマリ」のページからご確認いただけます。ご相談内容は秘密厳守いたしますので、安心してご連絡ください。
遺品整理のトラブルにおいて、一番多いのは遺品整理業者と依頼者間における「不当な追加料金」です。例えば遺品整理を50,000円でやりますと言っておいて、遺品整理の作業日当日に突然「やっぱり作業が大変だったので100,000円になります」と言われるのです。
遺品整理のトラブルは、遺品整理業者と依頼者間だけではなく遺族間でのトラブルも発生しています。遺品整理でのトラブルは現在増加傾向にあるのですが、その理由は日本における死亡者数が急増しているからです。2020年には年間140万人の方が亡くなる推計が出ており、これが2040年までは一気に増えていき160~170万人が年間に亡くなる計算となるのです。
上記は、日本における死亡者数の推移と将来の推計になりますが、亡くなる人の数が増えて遺品整理の件数が増加すればするほど、遺品整理でのトラブルは必然的に増加すると言えます。
また最近では遺品整理を自分たちで行わずに遺品整理業者に依頼するケースが増加傾向にあります。遺品整理業者に依頼する背景としては、核家族化が進んでいることや家族同士が遠くに住むようになったことなどが挙げられます。その結果、自分たちだけでは遺品整理を行うことができず、遺品整理業者に依頼するようになっているのです。
遺品整理でもめるのは、遺族間での意思疎通がしっかりと出来ていないからです。遺品整理を始める際には、遺族間でもめるのを避けるために一度話し合いの場を設定するようにしましょう。その場で、誰が中心となって遺品整理を進めていくのかを決めるようにしてください。
遺品整理を主体的に動かす人が決まれば、あとはその人が中心となって遺品整理を内容を決めていくようにしましょう。遺品整理に関して決める点や気にすべき点は下記のとおりです。
遺品整理で決める事 | 決める内容 |
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相続は発生するのか? | 弁護士や司法書士、行政書士などの士業の方に相談をするところから始めましょう。相続が関係する場合、勝手に遺品整理を行うとトラブルになるので気を付けましょう |
遺品整理を終わらせる期限はあるか? | 賃貸の場合には次の家賃が発生するまでが期限になります。持ち家の場合には急ぐ必要はそこまでありませんが、生ごみなど腐敗するものなどは遺品整理を先にしましょう |
遺品整理は自分たちで行うのか?それとも遺品整理業者に依頼するのか? | 自分たちでやると遺品整理にかかる費用は抑えられる傾向にありますが、時間や体力はかかります |
遺品整理にかける予算はどれくらいにするのか? | 1K/1Rの遺品整理の場合、遺品整理業者に依頼すると最低でも20,000円は必要です。自分たちで行えば無料になる可能性もありますので、かけられる予算を決めましょう |
「相続」「期限」「誰がやるのか」「予算」が遺品整理に関わる決める事項だというのは、表からお分かりいただけたのではないでしょうか?遺族間でこれらを決めたら、あとは実行していくだけです。遺品整理を始めたら、現在どれくらい進んでいるか?といった進捗状況を遺族間で共有しておくとトラブルやもめ事が少なくなって良いですよ。
遺品整理業者とのトラブルは、一番多いトラブルが不当な追加料金です。作業日当日に突然「こんなに作業が大変だと思っていなかったので、〇〇円追加料金となります」という風に言われて追加の料金を請求されてしまうのです。
遺品整理業者の数はここ数年で3倍以上にも増加しており、その中にはトラブルを引き起こす悪徳な遺品整理業者が数多く存在しています。今後も引き続き遺品整理の需要が増加していく中で、遺品整理業者とのトラブルは増加すると予想されます。
遺品整理業者とのトラブルを回避するためにはどうすればいいのか?という観点から表にまとめてみました。遺品整理業者とのトラブルの種類は冒頭にお伝えしたものから取ってきています。
遺品整理業者とのトラブル | トラブルを回避する方法 |
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不当な追加料金 | お見積書を事前に貰っておくのと、追加料金になるならばどのような条件か?を遺品整理業者に確認しておきましょう |
金品の盗難 | お見積り時の態度や服装、言葉遣いなどから「荒そうな人だな・・・」と感じる遺品整理業者には依頼しないようにしましょう |
高額な遺品整理費用 | 不動産会社や知人に紹介されたからといってその遺品整理業者だけを信じるのは止めておきましょう。気になるならばもう1社の遺品整理業者からお見積りを取りましょう |
相場より安い買取 | 専門の買取業者でさえも依頼者が素人だと分かると相場より安く買取をしようとします。必要に応じて複数の買取査定をしてもらうようにしましょう |
遺品整理での盗難被害も遺品整理業者とのトラブルで多い1つです。遺品整理で盗難被害が出やすい原因は、遺品整理業者の作業に依頼者がずっと付き添うことができないからです。
遺品整理業者に遺品整理を依頼した場合には、遺品整理の作業に立ち会うことが基本的には可能です。ただし、特別清掃のような特別な作業ではウイルス感染の懸念から立ち会いができないケースがあるようです。
遺品整理で立ち会いが可能だとしても遺品整理での盗難被害を防げない理由は、遺品整理業者の作業員は複数人いることが普通で、全員の動きを1つ1つ監視することが不可能だからです。1K/1Rの遺品整理であれば2~3人の作業員ですが、5LDKもあるような一軒家の遺品整理の場合には5~7人の作業員となります。こうなると一人一人の監視は不可能になるでしょう。
遺品整理で盗難されやすい遺品のランキングは下記のとおりです。
ランキングを見て分かりますが、遺品整理業者の作業員がポケットにサッと入れられるようなサイズの遺品が盗難被害に遭いやすい傾向にあります。特に現金は、へそくりを箪笥の中や衣装ケースの中に隠している場合が多く、遺族が遺品整理を自分たちで行った際には出てこないケースが多発しているのです。
弊社でも遺品整理業者の現場に作業の質のチェックで伺った際、遺品整理業者の車の中から封筒に入った現金を見たことがあり、「これはもしかしたら盗難したものなのでは・・・?」と思ったこともありました。そのような事があったため、怖くてその遺品整理業者とは提携はしませんでしたが、盗難被害の現状を見た感じがしました。
遺品整理での盗難被害を防ぐには、信頼できる遺品整理業者に依頼する以外に方法はありません。魔が差せばポケットにサッと入れられてしまう訳ですから、信頼関係が非常に重要なのです。
オコマリでは安心・信頼して依頼できる遺品整理業者のみをご紹介しておりますので、遺品整理業者選びに困った場合には、ぜひ0120-916-397までご相談いただければと思います。オコマリの遺品整理のサービスの詳細ついては、「遺品整理|オコマリ」のページからご確認いただけます。
遺品整理のトラブルの相談先は、消費生活センターが最も良いでしょう。遺品整理でのトラブルの内容を聞いてくれた上で、適切なアドバイスをしてくれます。
遺品整理業者に直接言って解決する問題であれば良いですが、「不当な追加料金」「遺品の盗難」などについては依頼した遺品整理業者に言っても解決はしないでしょう。やはり、消費生活センターに相談することをオススメいたします。
オコマリでもお客様から遺品整理のトラブルに関する相談を受ける事が多々あります。相談内容によってはオコマリでは取り扱えないため、消費生活センターをご紹介するようにしております。オコマリでも対応できる遺品整理のトラブルの相談は下記のようなものです。
遺品整理のトラブルで相談したいことがあれば、近くの消費生活センターかオコマリ(0120-916-397)まで是非ご連絡ください。
遺品整理のクーリングオフは可能になっています。理由としては、遺品整理が自宅で契約をすることが多く、これがクーリングオフの対象となる「訪問販売」に該当するからです。訪問販売の場合には、「8日間」という期間が定められているため、遺品整理のクーリングオフをするならば、この期間内に行う必要があります。
遺品整理のクーリングオフでのポイントは、例え遺品整理の作業が済んでいたり、遺品整理の費用を支払っていたとしても、期間内であればクーリングオフを行える点にあります。「遺品整理の作業が終わっていたら、クーリングオフできないんですよね?」という相談をたまに受けますが、遺品整理の作業が終わり費用を支払っていたとしてもクーリングオフは可能なのです。
このような個々のケースに合わせた遺品整理のクーリングオフの相談は、消費生活センターに電話して聞くようにしてみましょう。一番早く答えにたどり着く方法です。
遺品整理の問題点は、遺品整理に慣れていないことが挙げられるでしょう。これまで見てきた遺品整理のトラブル事例はどれも遺品整理に慣れていないことから発生しています。
遺品整理業者に依頼する頻度が高ければ、どの遺品整理業者がしっかりと作業を行ってくれるか分かります。また、遺族間で遺品整理でもめるのも「遺品整理をしないといけない」という状況に慣れておらず適切な対応が取れていないからです。
遺品整理自体は誰かが亡くならないと発生しない訳ですが、「亡くなる」という事象はコントロールをすることができないため、突然遺品整理をしないといけないという状況になる方がほとんどだと思います。だからこそ、遺品整理に関する知識を事前に付けておくことで遺品整理の問題点を理解し、遺品整理でのトラブルを回避することができるのです。
もし遺品整理について分からないことあれば、オコマリが無料で相談に乗っておりますので、0120-916-397までお気軽にお問い合わせくださいませ。遺品整理の専門知識を持つスタッフが、親身になって対応させていただきます。
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遺品整理のことについて、わからないこと・不安なこと・他人には相談しづらいことなどおありかと思います。オコマリでは遺品整理について、予算・スケジュール・安心できる業者なのか、など様々なご質問に遺品整理に詳しいベテランのスタッフが親切丁寧にお答えし、お客様の不安を解消いたします。