故人の遺品整理の時期で、最も多いのが「新しい家賃が発生するまで」となっています。これは特に賃貸に故人が住んでいた場合に選ばれる遺品整理の時期です。また、孤独死や自殺が発生した現場の遺品整理では、とにかく早く遺品整理を行う必要があるために、遺品整理の時期は「とにかく早く（数日以内）」という場合が多いです。

この記事では、遺品整理の時期について、いつから行うべきか？という疑問や最適なタイミング、遺品整理の時期を手間や作業期間から考えたときのタイミングについて解説していきます。

目次

• 故人の遺品整理の時期の6つのタイミングとは？最適な時期をみつけよう
• 遺品整理の時期を四十九日前に行うメリットとデメリット
• 遺品整理にかかる期間の目安はどのくらい？
• 遺品整理の時期で高い安いがある？料金から決める遺品整理の時期とは？
• そもそも遺品整理とは何？遺品の種類も紹介
• 亡くなった人の部屋の遺品整理の仕方はどのようにすればよいのか？
• 遺品整理をすることで故人を偲ぶことが出来る
• 親の遺品整理は時間がかかる！時期には余裕を持つようにしよう！
• 遺品整理の時期を気にしないと思わぬトラブルに繋がることもある！？
• 「故人の遺品整理の最適な時期とは？亡くなった人の部屋の遺品整理方法も解説」まとめ

故人の遺品整理の時期の6つのタイミングとは？最適な時期をみつけよう

故人の遺品整理の時期として最適な6つのタイミングを表にまとめてみました。遺品整理の時期は行う人の状況によっても変化します。そのため、自身の状況に合わせた時期を選びましょう。

6つの故人の遺品整理の時期がどのような方におすすめかどうかも記載しておきましたので、自分がどのケースに当てはまるのかを判断してみてください。

故人の遺品整理の時期

遺品整理の時期	おすすめの方
四十九日のあと	四十九日は故人が仏様のもとに向かわれる日になり、喪に服していた遺族が日常生活に戻る日でもあります。そのような昔からの風習を大切にする方におすすめの遺品整理時期です
新しい家賃が発生するまで	故人が住んでいた部屋や家が賃貸だった場合、月をまたぐと新しい家賃が発生してしまいます。また大家さんも早く次の方を探したいという気持ちから退去を命じられる時期でもあります。新しい家賃を払いたくない方や大家さんの要望で早めに出ないといけない方におすすめです
遺産が引き継がれることを知ってから90日以内	故人が亡くなって、遺産が引き継がれることを知ってから90日以内に遺産を相続するのか放棄するのか決めなければいけません。90日以内に意志決定し、手続きを行わない場合は、金銭的なトラブルに発展する可能性もあります。
諸々の手続きが終わってから	諸々の手続きが終われば、遺族も時間や気持ちに余裕が出てくる時期になります。故人の保険や公共料金、相続などの手続きが終わって一段落してから遺品整理を行いたい方におすすめです。
自身の心の整理がついてから	自身の心の整理がついてからも遺品整理の最適な時期になります。大切な故人との思い出がこみ上げてきて、遺品整理に気が回らないというケースもあるかと思います。時期や期限を気にせずに心の整理ができてから遺品整理を行いたい方にはおすすめです
とにかく早く	とにかく早い時期に遺品整理を行う場合もあります。孤独死や自殺が発生した現場では特殊清掃と呼ばれる特殊な作業が必要になります。体液や死臭が発生した現場では一刻も早く遺品整理を行う必要があります。部屋や家の損傷を悪化させたくない方や、近隣の方に迷惑をかけたくない方にはおすすめです

遺品整理の時期については、上記のように大きく分けると6つのタイミングがあります。故人の遺品整理の時期については、「この時期・このタイミングに遺品整理を行わないといけない！」というルールは存在していませんので、最終的には「自分が行いたい時期とタイミングで遺品整理を行う」というのが正しいということになります。

ここからは上記の表でご紹介した6つの故人の遺品整理の時期について、詳しく解説していきたいと思います。

1 - 四十九日のあと

遺品整理の時期の1つ目は、四十九日のあとです。

人が亡くなると四十九日後に仏のもとに向かうと言われています。つまり四十九日は、それまで喪に服していた遺族が日常生活に戻る日でもあるということです。そのため遺品整理の時期は、四十九日後の亡くなった方が仏のもとに向かわれてからという意見があります。

四十九日を遺品整理をする時期として設定する他の理由としては、四十九日法要のとき、相続人も含めて遺族が一同に集まる良い機会だということもあります。もちろん四十九日までは家賃を支払わなければいけないことは間違いないですが、昔からの習慣を大切にしたいと考えている人にとっては四十九日のあとというのが最適の時期だと言えるでしょう。

2 - 新しい家賃が発生するまで

遺品整理の時期の2つ目は、新しい家賃が発生するまでの時期です。

賃貸の場合には、当然のように賃料が一定期間ごとに発生してきます。

遺品整理の時期は、四十九日を待たずとも新しい家賃が発生する前までに遺品整理を行い、退去するという人もいます。

故人が亡くなったあとは、お葬式やお墓などでどうしてもお金がかかってきてしまいますので、遺品整理の時期も早めて新しい家賃分を節約したいという方は増えてきています。また市営や県営の部屋を故人が借りていた場合には、次に入居希望者に貸すために早めの退去を促されることもあります。

弊社のオコマリで受けさせていただく遺品整理の多くは、「新しい家賃が発生する時期までには終わらせたい」というお客様が一番多い印象にありますので、「お金のことを気にするなんて、自分って嫌な遺族ののか」と感じる必要は全くありません。

3 - 手続きが終わってから

遺品整理の時期の3つ目は、諸々の手続きが終わってからです。

人が亡くなったあとは、健康保険や年金、公共料金、相続などの手続きが必要となっており、遺族はその対応で大忙しとなります。

遺品整理の時期は、そんな手続きがすべて終わってからという方がいます。

遺品整理は思っている以上に体力・精神力を消耗します。部屋にある遺品を1つ1つ確認しながら、必要・不要の判断をしていくのは非常に疲れる作業になります。

人の死に直面した時期に他の手続きと並行して遺品整理を行うのは相当大変だということになるのです。

もちろん遺品整理業者に依頼すれば、他の手続きをしながらでも遺品整理を行えますが、まずは自分たちで故人の遺品整理を行いたいという方は、手続きが終わった時期からの遺品整理をおすすめします。

4 - 相続手続き期間の90日以内

親が亡くなって自分のために遺産相続があったと知ってから3ヶ月（90日）以内に、遺族は相続放棄か限定承認を決めなければいけません。そのため、遺品整理はこの90日以内に行う事によって、遺産をどのようにするか考える事が可能になります。

遺産相続は難しい点もあります。遺産として遺族にプラスになれば問題ありません。しかしながら、故人が生前に負債を残している場合もあります。遺産相続をするとこの負債も引き継がなければならなくなってしまうのです。故人が残した遺産で負債が多い場合は遺産放棄か限定承認をすれば、負債を引き継ぐ必要がなくなります。遺品整理を90日以内の時期に行うことで遺産をどのようにするか考えられるのです。

5 - 心の整理がついてから

遺品整理の時期の4つ目は、心の整理がついてからです。

四十九日が過ぎたとしても、まだ心の整理がついておらず、遺品整理をする気になれないという方がいらっしゃるのは事実です。亡くなった方が大切な人であればあるほど、心の整理は簡単につけられないでしょう。

遺品整理の時期は、故人の死と向き合えてからという方もいらっしゃいます。故人との思い出をかみしめて自分の中で消化しきれた段階で遺品整理に取り掛かるのです。

賃貸の場合には心の整理がつくまでは家賃が発生することになってしまいますが、急いで遺品整理を行ってしまって後悔するくらいなら遺品整理をの時期を延期したいという方にはおすすめです。

6 - とにかく早く

遺品整理の時期の5つ目は、とにかく早くです。

遺品整理が必要な状況の中には、孤独死や自殺が発生した現場も含まれます。このような現場では死臭や体液、血液といった汚染物が発生しているために早急に遺品整理と清掃を終わらせる必要があります。

遺品整理の時期・タイミングとしては、数日以内に終わらせて汚染物質を除去することが最優先となりますので、とにかく早く遺品整理の時期を設定するようにしましょう。

自分たちで遺品整理を行うには時間がかかってしまいますし、汚染された部屋を素人が整理するのは危険なので、遺品整理業者に依頼して対応してもらうようにしましょう。

遺品整理の時期を四十九日前に行うメリットとデメリット

状況によっては遺品整理を急ぐ必要がない方もいます。そういった方は、遺品整理の時期を早くすることも、先送りすることも可能です。遺品整理の時期の1つの最適なタイミングは四十九日後です。

しかし、四十九日を待つことなく遺品整理をしてしまいたいという方もいます。ここからは、四十九日を待つことなく遺品整理をしてしまうメリットとデメリットを紹介していきましょう。

遺品整理の時期を四十九日よりも前の時期に行うメリット

遺品整理の時期を四十九日よりも前の時期に行うことのメリットは以下の通りです。

• 遺品をキレイなままで形見として残せる
• 家賃などの費用を抑えることが出来る
• 遺品の中の権利書などの相続手続き等を迅速に行う事ができる

遺品整理を四十九日よりも前に行う事は、遺品を故人が生前に使用していたままのキレイな状態で残すことが可能になります。キレイな形見を持っていれば、亡くなった故人を形見と一緒に思い出すことが出来ます。

四十九日よりも前の時期に遺品整理を行い、部屋を片付けてしまえば余計な家賃を支払う必要が無くなります。特に持ち家ではなく賃貸で生活していた方の場合は、余計な支出を抑えられます。

権利書や相続の手続きを迅速に行う事が出来るのも四十九日前の時期に遺品整理をすることのメリットです。権利書や預金通帳など資産関係の相続等には時間がかかります。こういった手続きを迅速に開始できます。

遺品整理の時期を四十九日よりも前の時期に行うデメリット

遺品整理の時期を四十九日よりも前の時期に行う事のデメリットは以下の通りです。

• 故人と故人との思い出に向き合える時間が取れない
• 自身の心身の疲れを減らすことが出来ない
• 四十九日の時期にはやることが多すぎて忙しくなる

遺品整理を四十九日の前の時期に行うことは、故人との思い出に向き合う時間が少なくなってしまうという事を意味します。故人と自身との距離が近ければ近いほどに、亡くなってすぐの時期には気持ちが落ち付きません。そのため、故人の思い出を偲ぶことも出来ないのです。

また、近しい人を失くしてしまった直後の時期は自分で思う以上に心身ともに疲れています。そんな、疲れを癒すことなく作業を続けていると、自身の体調も崩してしまう事にも繋がります。

人が亡くなった後の時期は、葬式の段取りや知人友人への連絡など、やらなければいけないことが多くあります。四十九日前の忙しい時期に遺品整理まで行うのは、非常に手間と体力が必要となります。

遺品整理にかかる期間の目安はどのくらい？

遺品整理にかかる期間の目安をある程度知っておけば、スケジュールを立てて遺品整理の時期を決めることも簡単になります。

ここからは、自分で遺品整理を行った場合と、遺品整理業者に依頼した場合の期間の目安を紹介していきます。遺品整理を始める時期を決めるためにもぜひ参考にしてください。

遺品整理を自分で行った場合

遺品整理を自分で行った場合の期間の目安は、1K・1R程度の部屋で1週間ほど、3LDKなどの大きな部屋になってくると1ヶ月くらいは見ておくとよいでしょう。自分で遺品整理をする際には、葬式などの忙しい時期が終わっても、自身の仕事などの都合もあり遺品整理に集中できないことがあります。

友人や親族に手伝ってもらうにしても、遺品整理の仕分け作業だけでもかなりの期間を要することになるでしょう。遺品の仕分けが終わった後でも、不要になった遺品の処分や部屋の原状復帰、掃除にはかなりの時間がかかる事を覚えておきましょう。遺品整理を自分でやった場合は、前もって時期を決めて余裕を盛ったスケジュールを組むようにしましょう。

遺品整理業者に依頼した場合

遺品整理業者に遺品整理を依頼した場合は、1K・1Rの大きさで2時間から3時間程度、3LDKの様な大きな家でも5名程度の作業員がいれば1日で終わります。遺品整理業者なら遺品の仕分けから部屋の片付けまですべて慣れている作業であるため、自分でやるよりもかなりスムーズに作業は終わります。

自分でやる場合には、思い出の品々を見るたびに物思いに浸ってしまい作業がストップしてしまう事もあります。しかし、遺品整理業者の場合にはそういった時間が必要無くなります。もちろん、親族にとって必要と思われるものは仕分けの最中にきちんと残しておいてくれます。事前に連絡をしておけば、スケジュールも組みやすいので早い時期に相談をしておくと良いでしょう。

遺品整理業者に依頼した実例を時期と作業期間も含めて紹介

ここからは、実際にオコマリを利用して遺品整理業者に依頼してきた方の実例を紹介していきます。地域と時期、遺品整理の作業にかかった時間も紹介していきます。実際に支払う費用や作業をする時期の参考になります。自身の状況や間取りに合った例を参考にして下さい。

長崎県・アパート・440,000円

長崎県・アパート・440,000円

地域	住宅形態	間取り	時期	作業時間	料金	作業員コメント
長崎県	アパート	3DK	四十九日後	10時間(丸1日)	440,000円	亡くなった方の遺族からの依頼でした。比較的大きな部屋に一人暮らしをされていて、遺品の数も多くありました。四十九日後の早い時期にすべてを片付けたいという事もあったので、作業員5名で1日をかけて作業をしました。

北海道・一軒家・210,000円

北海道・一軒家・210,000円

地域	住宅形態	間取り	時期	作業時間	料金	作業員コメント
北海道	一軒家	2LDK	四十九日後	7時間	210,000円	四十九日後の時期に自分たちで遺品整理を行おうとしていたのですが、荷物が多すぎたために断念されてオコマリに連絡をいただきました。作業をする時期を依頼者の都合に合わせて行いました。家での作業は7時間ほどだったので、非常に満足してもらいました。

東京都・マンション・139,000円

東京都・マンション・139,000円

地域	住宅形態	間取り	時期	作業時間	料金	作業員コメント
東京都	マンション	1K	四十九日より前	4時間	139,000円	ご依頼者様からはなるべく早く遺品整理をして、家賃の支払いを抑えたいという要望をいただきました。ご相談をいただいてから1週間ほどで作業を行い、迅速に遺品整理を終わらせていただきました。

遺品整理の時期で高い安いがある？料金から決める遺品整理の時期とは？

遺品整理の時期を遺品整理業者の料金費用で決めるという方もいらっしゃいます。遺品整理業者が安くなる時期を狙えば、遺品整理業者の料金を抑えることが可能になります。

遺品整理業者の料金費用から考える最適な遺品整理の時期は1月の年始になります。

12月の年末は遺品整理の忙しい時期で、年を越すまでに遺品整理を終えてサッパリした気持ちで新しい年を迎えたいという方で需要が高くなっています。

しかし1月は、12月の反動ということもありますが、正月明けをゆっくりと過ごしたい方が多いために遺品整理の需要が一時的に減ります。この閑散期の時期を狙って遺品整理の時期に設定することで、通常よりも安く遺品整理を行える可能性があります。

もちろん先ほど紹介した、遺品整理の最適な時期一覧で紹介した遺品整理の時期の表から自動的に遺品整理の時期が決まってしまう方もいらっしゃるでしょう。

しかし、料金費用を抑えるという意味では、遺品整理の時期で1月と2月が選べるとしたら、1月を選んでおいた方が安く遺品整理を行う最適な遺品整理の時期だといえます。

遺品整理業者の料金費用という観点から遺品整理の時期も検討してみてはいかがでしょうか。

そもそも遺品整理とは何？遺品の種類も紹介

ここまで遺品整理の最適な時期と料金の違いをご説明してきました。ではそもそも遺品整理とはどういったことを意味するのでしょうか。

遺品整理とは、亡くなられた故人様が生前に使っておられた品物を身内や親族の方が整理することを指します。また遺品処理、遺品処分とも言います。

遺品を整理することで故人様を思い出し悲しい気持ちにもなるかもしれませんが、遺族は気持ちもゆっくりと整理することができ、新たな人生の出発点を作ることができます。

また、遺品を整理することによって懐かしい思い出を振り返ることができたり、そのあと形見分けをすることで遺族の胸の中で故人様を生かすこともできますよね。

次に遺品整理における遺品の種類をお伝えしていきます。実際に遺品整理をする際、どう遺品を仕分けていいか迷われると思いますので、具体的に遺品の種類をご紹介します。

遺品整理における遺品の種類は大きく分けて4種類に分類されます。

どのような遺品の種類なのかによって、遺品整理する優先度が変わってきますので、ぜひご確認ください。

遺品整理における遺品の種類

遺品の種類	遺品の特徴
財産価値があるもの	これは細かく分類すると遺品ではなく遺産という扱いになります。遺産とは故人様が持っていた財産価値があるもので相続には法的な手続きが必要となってきますので、まず1番初めに整理をしましょう。
思い出がある品	これは故人様が愛用していたものや遺族の方にとって故人様との思い出を振り返ることができる品です。大事にとっておく事をおススメします。
廃棄する品	これは日用品や電化製品などが該当します。廃棄するだけではもったいないと思われるのであれば、遺品整理業者に買取を依頼してみたり、フリマアプリ（メルカリやラクマ）などで売りましょう。
デジタル遺品	近年注目されている遺品の1つです。パソコンの中に残っている情報のことなどになります。（ネットバンキングやSNSの情報など）見落としがちな遺品になるので見落としてしまわないようにしましょう。

亡くなった人の部屋の遺品整理の仕方はどのようにすればよいのか？

亡くなった人の部屋に残されている遺品整理の仕方が解らないという方は多くいます。遺品整理といっても、簡単に考えれば、必要なモノを残して、不要なモノを処分するという事です。シンプルに考えましょう。

ただし、亡くなった方が生前に使用していたもので、魂がこもっているような気がして処分する事が出来ないという方はいらっしゃいます。ここからは、亡くなった人の部屋の遺品整理の仕方を具体的に解説していきます。

遺品整理で衣類はどうする？

遺品整理で衣類をすべて処分するには、遺品としての衣類の仕分けと処分、リサイクルに出すなどの作業が必要です。全ての作業を終わらせるのに1週間ほどの期間を目安にしておいて遺品整理を始める時期を決めましょう。

亡くなった方が着ていた衣類はどのように遺品整理すればよいのか、判断が難しい品です。親族や子供にとっては、故人が着用していたもので生前の本人を思い出すため、処分するのに躊躇してしまうからです。もちろん、故人が着ていた服で遺品として残したいものがあれば、残しても大丈夫です。

しかしながら、服もかさばってしまい場所をとります。不要な衣類に関しては処分をしてしまいましょう。亡くなった方の衣服の遺品整理は、まずは自身で形見として残しておきたいものと、近親者が形見として残しておいて欲しいと言われたものを仕分けします。

残った衣類に関しては、リサイクルなどに持っていくか、燃えるゴミとして処分してしまいましょう。亡くなった方の魂は衣類に宿るのでは無く、遺品整理をしているあなたに宿っているです。形見として残した衣類から、亡くなってから時期がたったとしても人を思い出してあげましょう。

遺品整理で布団はどうする？

遺品整理で布団を処分する際には、処分に時間がかかってしまいます。自治体に粗大ゴミとして処分することになりますが、布団を回収してくれる日程が大幅に遅くなってしまうと3週間ほど待たなければいけなくなります。布団の遺品整理の時期設定には余裕を持って3週間ほどを目安としておきましょう。

亡くなった人の部屋に残された布団はどのように遺品整理を行えばよいのでしょうか。布団の遺品整理は、今後自身で使えそうなものであれば残しておいても良いでしょう。しかしながら、布団は多くの場合処分することが多くなります。

布団は就寝している1日8時間の間使用しています。そのため、使用していた人の匂いなどが残されています。家族であったとしても、他人の匂いが付いた布団で眠るのは気持ちの良いものではないでしょう。

布団も遺品整理した時にゴミとして処分してしまいましょう。ただし、布団の処分には粗大ゴミとしての処分費用がかかります。自身が住んでいる地域の自治体のホームページなどで、回収時期や布団の処分料金を確認してから処分するようにしましょう。

遺品整理で写真はどうする？

遺品整理で写真が大量に出てきてしまうと処分に困りますよね。

まずは保管するのか処分するのかを決めましょう。例えば同じ場所で撮った写真が複数枚ある場合は1枚だけ保管したり、遺族で分配したり、デジタル化して保管するのもいいと思います。

ただし、慌てて処分してしまい後悔することが一番よくないことなので、どうしようか迷うけれど時間がないときには保管しておくことをおススメします。

いざ処分すると決めた際は、自分で焼いたり、ゴミとして処理をするのか、お寺などで供養してもらうのか、遺品整理業者に処理してもらうか決めましょう。

遺品整理業者に頼む場合は事前に料金の確認や後日あらためて処分をお願いできるのか確認をしておきましょう。

またお寺で供養してもらう場合は事前に写真の供養をしているか、供養をしていた際は供養の時期を確認しておきましょう。

遺品処分はどのようにすればよい？

遺品処分はどのようにすればよいのか。という質問を良く受ける事があります。この質問をしてくる方の多くは、心の中に故人への思いが残っていて、故人が残した遺品を処分することが出来ないでいます。

実は遺品整理で最も困ることは、遺品整理を行う自分自身の心の準備が出来ていない時に行うという事です。自身の気持ちの整理が出来ていない時期は、遺品処分をするのに適切な時期に達していないという事です。ただし、「遺品整理は気持ちの整理が落ち着いた時期になったら行う」という余裕を持って行う事はできない状況もあります。

そういった場合は、自身で行うのではなく、故人への思い入れが無い第三者の遺品整理業者などに依頼してみることも一つの方法です。遺品整理業者なら、遺族にとって大事な品と不要な品をすべて仕分けてくれます。

遺品整理をすることで故人を偲ぶことが出来る

遺品整理は故人を思い起こしてしまう事で悲しみに陥ることもありますし、部屋全体の遺品整理をすることは非常に手間と時間がかかる作業です。

しかしながら、遺品整理が必要な理由は、亡くなった故人の事を自身の胸の中で生かすという事にあります。遺品整理をして、形見を残しておけばいつでも故人を思い出すことができます。故人が亡くなってから最初の時期は思い出が溢れだしてきますが、長い期間が経過すると思い出す機会も少なくなってしまいます。

遺品整理をして形見を残しておけば、無くなってから長い期間が経過しても再度思い出す事が出来るのです。

亡くなった人の物をもらい形見として故人を偲ぶ

遺品整理をすれば、亡くなった人の物を形見としてもらい受けることが出来ます。亡くなった人の物を形見として持っていると、亡くなってから長い時期が経過しても形見を見るたびに故人を思い出します。

故人との思い出を大切にするためにも遺品整理をして、亡くなった人の物をもらっておきましょう。

亡くなった人の物を使う事で故人を思い出す

亡くなった人の物を使う事で故人を思い出すことができます。亡くなった方が生前使用してい物は、使用していた人が亡くなったとしてもその道具としての機能は保存されます。

そして、故人が愛用していた物は、遺族にとっては故人との思い出の品にもなります。大事に使ってあげることで、愛用していた故人も喜んでくれるでしょう。

親の遺品整理は時間がかかる！時期には余裕を持つようにしよう！

親の遺品整理を行うには時間がかかります。特に物が多い人の部屋の遺品整理をするには、更に時間がかかってしまいます。そういった部屋の遺品整理や片付けは、なにも一人で行う必要はありません。

親族や友人に手伝ってもらえば、故人の思い出などを語りながら、スムーズに作業を行う事が可能になります。もしも、遺品整理をする量が多い場合は、都合の良い時期を合わせて誰かに手伝ってもらって作業をするようにしましょう。

親族と一緒に親の遺品整理を行って作業期間を短縮

作業の時期を合わせて、親族と一緒に親の遺品整理を行う事は作業期間の短縮になります。親族であれば、個人との思い出も残っているはずです。親族と一緒に故人の思い出話をしながら作業を行えば作業も短い作業期間で行う事が可能です。

親族と一緒に遺品整理をすると、親族にとっての思い出の品が出てくる事もあります。遺品整理をしながら、親族に形見を直接渡すことも出来るのです。個人で行う際には、親族のために形見を残しておかなければいけないため、仕分けするにも判断しなければいけません。一緒に行えばこの判断なども不要になるのです。

友人と一緒に親の遺品整理を行って期間を短縮

友人と一緒に親の遺品整理を行う事で作業時間を短縮させることも可能になります。遺品整理や部屋の片付けは一人でやるよりも、数人で行った方が作業がスムーズになります。友人との会話も楽しむことが出来ます。

本人は気づかないかもしれませんが、親を失くしてから時間が経過していない時期は精神的に疲労をしています。友人と一緒に遺品整理の作業を行う事で、楽しい会話が自身の精神を癒すことになるのです。親が亡くなって時間が経過していない時期は、友人と一緒に遺品整理をすることも検討しましょう。

遺品整理業者と一緒に親の遺品整理を行えば適切な時期も分かる

専門の遺品整理業者と一緒に親の遺品整理を行えば、適切な時期なども教えてくれます。

遺品整理を行う時期は、法律上の面としても伝統的な面としても初めて行う方では迷ってしまう事もあります。また、自身も親の死に直面してすぐの時期であり、冷静な判断などが出来ないという事もあるでしょう。

そんな時は、専門の遺品整理業者に依頼すると、すべてがスムーズに解決します。遺品整理業者は形見となる品の仕分けや、貴重品の仕分けなども依頼者の納得のいく形で行ってくれます。親が亡くなってすぐの時期には、親の遺品整理をするのに精神的に疲労をしてしまう作業です。自身で行う事が難しいと感じた場合は、遺品整理業者に依頼をしてみるようにしましょう。

遺品整理の時期を気にしないと思わぬトラブルに繋がることもある！？

遺品整理の時期を気にしないで放置しておくと思わぬトラブルに繋がってしまうこともあります。

ここでは、相続放棄に関することと、亡くなった人の物をもらう時の注意点について解説します。

90日以内に相続の手続きを行わなければいけない

故人から引き継がれる遺産があった場合は、遺産があることを知らされてから90日以内に遺産放棄か限定承認するか決定しなければいけません。この手続きを怠ってしまうと、故人が残していった負債をすべて引き継ぐことにもなってしまいます。

遺品整理は大事なことですが、遺産相続には手続きや相続税なども関わってくるため慎重に行わなければいけません。特に相続税は思わぬトラブルに発展してしまう可能性もあります。例えば、亡くなった方に多くの財産が無く負債の方が大きい場合に相続を承認してしまうと、遺族が負債も引き受けることになってしまいます。

そのため、遺族の遺品整理をして預金や証券などの金融資産を自分の名義に書き換えた場合や、高価な遺品である宝石や美術品などを自分のものにすると法律上は相続をしたと見なされます。残された遺産が負債よりも多ければ問題はありませんが、負債の方が多くなると、自身で負債も返済しなければいけないトラブルにも発展してしまいます。

遺品整理を行う場合や時期はこういった事にも慎重にならなければいけません。専門の遺品整理業者に依頼をすれば、相続に関してわからないことも質問や相談をすることが可能です。

亡くなった人の物をもらうときの注意点

遺品整理がひと段落ついたら形見分けを行います。形見分けとは故人が生前愛用していたものを親族や親しかった人に譲渡することです。

その際にトラブルが起こらないように下記の点に注意しましょう。

事前に誰に何を渡すのかをしっかり決めておく

勝手に遺品を持ち出すようなことがあれば遺族の中でも揉め事になってしまいます。そんな問題にならないためにも事前に話し合いを行っておきましょう。

譲渡された人が困るものは渡さない

形見分けは受け取る人が困るものは渡さないでおきましょう。形見を見ることで故人を思い出したり、偲ぶことが形見分けをする目的です。

また形見がなくても故人を偲ぶから形見は必要ないと考える人もいるので、事前に受け取る人に確認を取っておきましょう。

高価な品は渡さない

あまりにも高価なものを譲渡すると贈与税の対象となるかもしれませんし、受け取る側も気が引けてしまいますので、高価な品を渡すことはやめておきましょう。

「故人の遺品整理の最適な時期とは？亡くなった人の部屋の遺品整理方法も解説」まとめ

遺品整理を行う時期として最適なのは「四十九日の後」、「新しい家賃が発生する前」、「諸々の手続きが終わってから」、「心の整理がついてから」、「とにかく早く」などがあります。状況に応じて、遺品整理を行う時期を決めると良いでしょう。

遺品整理は自分で行うこともできますが、仕分けから処分、部屋の掃除などを含めるとかなりの時間を要することになります。そういった点で、専門の遺品整理業者に依頼することをおすすめします。

きちんと仕分けをしてもらって、遺品を形見として残しておけば、亡くなって時期がたったとしても故人を思い出すことが出来ます。

遺品整理は相続などの法律上の問題も関わってきます。何も確認することなく、遺品を自分のものにしてしまうと多くの負債まで引き継ぐことになるなどトラブル発展することもあります。遺品整理に時間をかけることなく、自身の都合の良い時期に行いスムーズに終わらせたい場合は、専門の遺品整理業者にいらいすることをおすすめします。

記事を読んで、遺品整理についてもっと知りたいという方は、下記の記事も参考にしてみてください。

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