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投稿日:2017年04月10日 更新日:2021年03月30日
ゆーすけ |片付け部編集長
片付けが好きで、妻を巻き込んで毎週断捨離を行っています。仕事でも遺品整理、ゴミ屋敷、生前整理、不用品回収、特殊清掃の現場に行き、プロの技を学んでいます。片付けをしたい方にとって有益な情報をお伝えいきたいと思っています。
いつの間にか定着した終活という言葉ですがそもそも終活とは、当初は葬儀やお墓の事前準備として登場した言葉でした。
終活はいつの間にか定着して今では終活アドバイザーという資格まで出来ています。
この終活アドバイザーとはどんな資格なのかと資格習得の仕方についてお伝えして行きます。
終活アドバイザーについてご紹介する前に、そもそも終活とはなにか?をお伝えしたいと思います。
終活が一躍有名になった社会的背景も見てみましょう。
終活とはそもそも平成21年に週刊誌から生み出された言葉で葬儀やお墓などの事前準備をするための言葉で人生の終焉に向けた言葉でした。
それまでは日本では死について語る事や葬儀などの準備することを縁起が悪いとしてタブー視しており、死に関する話題は避けられて来ました。
そのため家族の中で誰かが亡くなった時の葬儀やお墓の問題や遺品整理など残された遺族が行うのが当然と考えられていました。
しかし少子高齢化の時代が訪れ高齢者の割合は増加し続けており、現在では超高齢化社会に突入しました。
また家族の形も変わり以前は多かった3世代同居が今では珍しく現在では、核家族が進み親と一緒に住む時代ではなくなりました。
その結果、高齢者の1人暮らしは増え近所との付き合いなども薄れ無縁社会とさえ言われる時代が訪れました。今では孤独死が増え社会問題になって来ました。
そのため自分の最期に不安を抱く人が増え、自分が死んだ後に子供に迷惑を掛けたくないと考える人も増加しました。
終活という言葉は誕生してから間もない言葉でありながら多くの人が終活に対して興味を抱き、一気に広まって行きました。
平成21年に誕生した言葉ですが、最近の終活という言葉を知っているかの調査では、90%の人が知っているという結果も出ています。
それだけ多くの人が終活に対して興味を持っているという事になります。
終活という言葉の定着と共にその意味にも変化が現れて来ました。
当初は自分が死ぬ前に葬儀やお墓の準備をしておく事で、子供に迷惑を掛けないようにすると言うものでしたが、現在では終活の意味が少し変化して、人生の最期を意識して準備を行う事で自分の残りの人生をより良いものにするために行う活動という意味に変化して来ました。
平成27年には4人に1人が65歳以上の超高齢化社会になっています。そのため現在は終活の必要性が高まっています。
終活に対する考え方も生前整理を行いその後に自分の人生を見直す事によってその後の人生をより良く過ごすことに重点が置かれるようになり終活は、前向きに生きるための活動になりました。
終活の一部である葬儀やお墓に対する考え方も変わり以前の葬儀は盛大に行うものだと考える人が多くいましたが、現在では家族や近親者のみで行いたいと考える人が増え家族葬が主流になって来ました。
お墓も継承してくれる人がいない場合が増え、自分の代に墓じまいを終活として行い、永代供養の納骨堂を購入するという人も増えています。
終活に対する意味合いは時代と共に変化し続けるのかもしれません。
終活についてお伝えした後は、終活アドバイザーについてを解説していきます。
終活アドバイザーの役割や活躍場所をここではお伝えします。
自分の人生の最期をより良いものにするために、多くの人が終活に興味を抱いていますが何から手を付けたらいいか分からない人がほとんどです。
そのため最近では全国各地で終活講座が実施され多くの人が終活講座を受講して、終活をスタートさせています。
終活が定着して終活の資格が出来ましたが、その終活の資格の一つが、終活アドバイザーです。
終活アドバイザーは終活設計の専門家で葬儀やお墓、遺産相続、保有資産の管理、医療、介護、老後の生活費まで人生の後半をより良いものにするための準備は広範囲に及びます。
終活を行う人々に的確なアドバイスを行い総合的なライフプランの設計をサポートするのが終活アドバイザーの役割です。
終活アドバイザーは、終活に関する専門的な知識を持っており自分の最期をより良いものにしたいと考える人にアドバイスを行います。
終活アドバイザーの資格を取得して活躍出来る場所はシニアとの接触が多い場所になります。
そのため、医療や介護業界で働く人が終活アドバイザーの資格をプラスして習得すると利用者や利用者の家族からの相談に応じてあげる事が出来るようになります。
終活アドバイザーは終活の専門家ですから、現在働いている職種や資格にプラスして取得することでより働き方に強みを持たせる事が出来ます。
葬儀業界の中の人でも終活アドバイザーの資格は、取得する事で役立てる事が出来ますし、FPの資格がある人が終活アドバイザーの資格を取得すると、生活設計から葬儀や相続に関する事までコンサルティング出来るようになります。
またプライベートでも終活アドバイザーの資格を取得すると、身近な人の終活のアドバイスも行う事が出来まし自分自身の終活を行う事がスムーズに出来ます。
高齢化率がさらに深刻化する事を考えると終活アドバイザーのニーズは今後さらに高まって来てこれからその資格を生かせる場も広がってくるはずです。
終活アドバイザーについての概要はご理解いただけたかと思います。
終活アドバイザーの概要を見て、終活アドバイザーになりたい!と思ったらどうするのが良いのでしょうか?
資格取得の方法や試験内容をご紹介します。
終活アドバイザーというのは終活アドバイザー協会が認定した資格です。
この終活アドバイザーの資格を習得するには、通信教育で有名なユーキャンの終活アドバイザー講座を受講して検定試験に合格すれば終活アドバイザーの資格を取得する事が出来ます。
実務経験や事前の知識など必要ありませんから、誰でも終活アドバイザーの講座を受講すれば資格試験を受ける資格が出来ますから資格を取得するのに特別な準備は必要ありません。
終活アドバイザーの資格を習得するための流れは、まずはユーキャンの終活アドバイザーの講座に申し込みます。
するとユーキャンから終活に関するテキストが3冊とエンディングノートが1冊送られて来ます。
テキストはイラストや事例が多く書かれているので分かりやすいテキストになっていますから誰でも終活アドバイザーの知識が吸収しやすくなっています。
月に1回ほど添削問題を3回提出して4ヶ月目が検定試験になります。
学習内容が分からない場合には、メールや郵便で質問が可能になっていますから聞く事が出来ますから安心です。
空いた時間でも勉強出来るようにパソコンやスマートフォンから勉強出来る「Webコンテツ」も無料で登録して利用出来て空いた時間を有効活用出来ます。
終活アドバイザーの試験の内容は、終活の基本から始まり生前整理や財産の管理、年金などの社会保障の基礎知識や医療、介護などのライフプラン、死後の手続や相続など終活アドバイザー講座で学んだ3ヶ月間学んだ事が試験の範囲になります。
終活アドバイザーの検定試験は終活アドバイザー講座の終了試験として行われるものです。
そのため試験会場に行く必要はなく、自宅で受験します。
毎月添削問題を提出していき、検定試験はマークシート式の試験で60%以上取れれば合格となります。
もし不合格になっても8ヶ月のサポートの範囲ないなら何度でも受験出来るので合格出来るまで受験することが可能ですから、不合格になっても合格するまで受け続ける事が出来るので合格率は100%と言ってもいいはずです。
資格を取得する時には何の資格でも同じですが、終活アドバイザーの資格も同じで費用がいくら掛かるのかが資格を取りたい人にとって一番気になる点のはずです。
まずユーキャンの終活アドバイザー講座を受講するのに3万5千円が必要になります。
その後に資格試験に合格すれば入会金4千円と年会費の6千円が掛かります。
終活アドバイザーになるために掛かる費用は、合計すると4万5千円掛かる事になります。
少子高齢化の時代に突入して今や4人に1人が65歳の高齢者の超高齢化社会が到来しました。
自分の最期に不安を抱きより良いものにするために終活を行う人が年々増加傾向にあります。
しかし終活を行うためには、幅広い範囲の専門的な知識が必要になり1人で悩んでも解決しない問題が多くあります。
そのために生まれた資格が終活をサポートしてくれる資格の終活アドバイザーです。終活アドバイザーは専門的な知識を持ち終活を行う人のサポートを行う事が出来ます。
高齢者の人口に占める割合は増え続け平成27年には26.7%で25年後には36.1%になると見込まれています。今後さらに終活アドバイザーの必要性は高まって来るはずです。
終活について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
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