庭木の抜根を自分で行う方法や業者依頼時の費用を紹介します
投稿日:2020年02月20日 更新日:2022年01月13日
ひろ |伐採部編集長
家の庭いじりが趣味で、木の伐採や剪定を習慣的に行っています。秋・冬には落ち葉拾いをして焼き芋を作るのが楽しみ。不要な木を抜根してフルーツを育てようと奮闘中しています。草木関係の情報を定期的にお伝えしていきます。
「不要になった庭木を伐採まではしたものの、抜根ができずにどうしてよいかわからない。」
「自分でできるのなら、邪魔になっている切り株も抜根してみようかな」と思う方もいらっしゃるでしょう。
自分での庭木の抜根は、庭木の高さが約3m未満(伐採が済んでいない状態で)且つ庭木の幹の太さが直径20cm程度までであれば可能だと言われています。
業者に依頼するケースの庭木の抜根の費用相場は、抜根する木の直径で変動してきますが、直径5~15cmの庭木の抜根であれば、1本あたり4,000円~12,000円で依頼することが可能です。
「庭木の抜根を自分で行うべきか業者に依頼するべきか」という悩みを抱えている方へ、この記事では庭木の抜根を自分で行う流れ・時期、必要な道具と抜根に関する費用(自分または業者)・業者の選び方を紹介して行きます。
オコマリは、抜根を始め伐採や剪定、庭の手入れ、遺品整理、生前整理、片付けといった生活のお困り事を解決するサービスを提供しています。抜根に関して専門知識のあるスタッフが親身になって無料で相談に乗っておりますので、0120-916-397までご相談いただければと思います。
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「自宅の庭木の抜根をしてみたい」「切り株を自分で何とか処分したいけどできるのだろうか」と思う方なら、必要な道具を用意すれば不可能ではありません。
もちろん、庭木の高さや太さによっては自分で行うには危険なこともあります。ここでは、庭木の抜根を自分でDIYとして行える目安や庭木の抜根を自分で行う流れなどをご紹介していきます。
ぜひ、自分で庭木の抜根を始める前に記載してある手順や必要な道具を確認してみてください!
自分でDIYとして抜根が出来る庭木の大きさはあるのでしょうか?実は、おおむね下記の大きさなら、素人の方でも抜根ができます。
ただし、切り株は想像以上の重さがあり運ぶ際に腰を痛めてしまうこともあるので、無理は禁物ということも頭に置いておきましょう。
自分で庭木の抜根を行う際には、下記の4つの手順に従って行うようにしましょう。
庭木の抜根を自分で行うには、まず、ノコギリやチェーンソーで伐採から始めます。
この時、幹の高さを腰の位置ぐらいに残しておくと、切り株を左右に動かす際に扱いやすくなります。
切り株から少し離れた位置からスコップやシャベルで土を掘り起こしますが、庭木の周辺からまんべんなく掘るようにしてください。
高圧洗浄機を持っていれば、根の周りの土を落としやすくなるので根を掘りやすくなります。
むきだしになっている根をのこぎりで適宜、切っていきます。根を切ると切り株を引き抜きやすくなるからです。
切り株の周辺を掘り進めたら、切り株を左右に揺らします。揺れる時の抵抗力を考えてみてぐらぐらと揺れ始める程度なら、引き抜きが可能なサインです。
庭木の伐採はそれほど抵抗なくできるのですが、切り株を根ごと取り除く抜根は、意外と時間も労力もかかることは知られていません。
庭木の張りや切り株の直径を見て想定していた以上の根が張っているので、お手上げ状態になってしまうこともあるでしょう。
庭木の樹高があり幹が太いものなら、根の張っている面積や深さも広範囲になってしまうので、困難です。専門の業者に依頼する方が、安心してお任せできます。
お話ししたように庭木の抜根は、自力でも条件が整っていればできなくはありません。
その際に、準備しておいてほしいのが以下の道具です。
必要性 | 揃えたい道具 | 目的 | 費用 |
---|---|---|---|
〇 | 軍手 | 安全に作業を行うため | 数百円 |
〇 | のこぎり | 手作業で幹や根を切り取るため | 2000円程度~ |
〇 | シャベル・スコップ | 根を掘る・切るため | 1000円程度~・数百円~ |
△ | 除草剤 | 枯らすため | 数百円~ |
△ | 高圧洗浄機 | 根の周りの土を落とすため | 10,000円程度~ |
〇 | ゴミ袋 | 幹や根を捨てるため | 数百円程度 |
※〇は必ず揃えて欲しいもの、△はあれば作業が進めやすくなるもの
上記の道具が手元にある家庭なら庭木の抜根に関する費用は0円でできますが、買い求めるのなら最低でも3,000円以上はかかるでしょう。
庭木の抜根を終えたら、最後に根の処分をします。
せっかく作業を終えても、根の処分が出来にくいことで放置してしまうといつまでも問題の解決にならないでしょう。
ここでは抜根した庭木の根っこの処分方法を2つご紹介します。
抜根した切り株は、燃えるゴミとして出すほか、粗大ゴミとして出すこともできます。
ゴミ袋に入れるにしても適切な大きさに切り分ける必要があるので、自治体のホームページであらかじめ確認しておきましょう。
または自治体によってはクリーンセンターに持ち込んで処分することも可能です。こちらも自治体によっては、クリーンセンター自体が無い所もありますので、事前の確認が必要になります。
業者に依頼すれば、希望日に回収してもらうので自分で処分するよりもはるかに手間はかかりません。
当然、費用はかかりますが負担なく適切に処分が可能になり、自治体のゴミの回収方法や日にちを気にせずできるメリットがあります。
庭木の抜根を自分でDIYとして行う方法は既に紹介した通りですが、ホームセンターやインターネットでは切り株を腐らせる薬剤や除草剤が販売されています。
これらの薬剤や除草剤を使用することは、自分で周りを掘り進めて抜根する方法よりは楽なので力のない方々にとって嬉しい商品です。
庭木の抜根に薬剤や除草剤を使用する際には、使用方法をしっかりと読んでから使うように注意してください。間違って使用すると、周りの草木を腐敗させてしまったり、屋外で飼育しているペットに悪影響を及ぼす可能性があります。
また、隣接する家の草木を枯らせてしまったというトラブルもありますので、やはり用法用量を守ることが大切です。
庭木の抜根に薬剤や除草剤を使うことは簡単ではありますが、使用には注意が必要だと覚えておきましょう。
庭木の抜根を自分でも行うことができるのなら、挑戦してみたいと思う方もいるでしょう。
その際に、庭木の抜根を自分で行う時と業者に依頼する時、それぞれ費用はどれくらいかかるのかも把握しておくと状況により少しでも費用の節約に役立てることもできそうです。
ここからは庭木の抜根の費用相場や抜根が高くなるケースについて紹介していきます。
庭木の抜根の費用相場は、抜根する木の直径で変動してきます。直径5~15cmの庭木の抜根であれば、1本あたり4,000円~12,000円で依頼することが可能です。
下記には直径別の1本あたりの抜根の費用相場をまとめてみました。自分の抜根したい庭木の直径を計測してから確認してみましょう。
抜根した庭木の直径 | 抜根の費用相場 |
---|---|
直径5〜15㎝の庭木 | 4,000円~12,000円 |
直径15~30㎝の庭木 | 7,000円~18,000円 |
直径30㎝以上の庭木 | 10,000円~35,000円 |
抜根の相場は、幹の大きさを測るとだいたいイメージができますが、周辺の状況や範囲、庭木の本数によって費用は変動しますので、正確な費用を知りたいなら見積もりの依頼をしましょう。
庭木の抜根を人力で対応できる場合には、基本料金だけで済むことが多いのですが、重機を使わないとできない状況だとそれだけ費用は高くついてしまうことが多くなります。
ちなみに、重機代には機械代と現地までの運搬費が含まれます。
また、地下のパイプや住宅の基礎部分に根が触れている時にも、庭木の抜根の作業の難易度が上がるために料金が上乗せされることもあり得ます。
今回は庭木の抜根費用のみの紹介となっており、木の伐採が必要な場合には別途費用がかかります。
下記の記事では木の伐採について詳しく解説していますので、気になる方はチェックしてみてください。
庭木の抜根を業者に頼む際には、様々な業者がいるのでどこに頼んで良いのか分かりにくいと感じる方も多いでしょう。
少しでも良質な庭木の抜根業者を探すには、以下の3つのポイントをチェックしてみてください。
庭木の抜根を請け負う業者の中には、残念ながら後から追加費用を請求するところもあります。
トラブルを避けるためにも、あらかじめ追加料金の発生がない業者を見つけましょう。
「見積もり後に追加料金が発生するケースありますか?」というような質問をしたり、庭木の抜根のお見積り書に追加料金の条件を記載してもらったりする事で、突然の追加料金の可能性を出来る限り少なくしましょう。
庭木の抜根業者によっては、最低受注金額があったり、最低抜根本数などがあったりする事があります。
これは出張費などを考慮した際の採算が取れるラインを考えると仕方ない事ではありますが、依頼者にとっては困ってしまう事もあるでしょう。
お問い合わせをした際に、どのように庭木の抜根をして欲しいのか?をしっかりと相談して、ベストな解決策を提案してくれる庭木の抜根業者に依頼しましょう。
どんな時でも、依頼者のニーズにきめ細かく応じてくれる業者なら安心して依頼できます。
庭木の抜根を依頼する時に、現地での見積もりや調査を無料で請け負ってくれるかどうかも、あらかじめ調べておきましょう。
信頼のある良質な庭木の抜根に対応した業者であれば、適切な見積もりを提示してくれるので、見積もりや調査の費用を請求することはありません。
全国に木の伐採や抜根を行っている業者はたくさんありますが、その中には相場とかけ離れた価格を要求してくるなど悪質な業者がいることも事実です。
オコマリでは、お客様に安心して木の伐採・抜根を行ってもらうために、料金の見直しや業者の空き時間を活用するなどの工夫をすることで、業界最安値水準の料金を実現しました。もちろん、お見積り後に追加料金が発生することは一切ありません。
また、専門の相談員が親身になってお客様のご相談にのりますので、安心してご依頼頂けます。
問い合わせやお見積りはすべて無料ですので、お気軽にお問い合わせくださいませ。
庭木の抜根を効果的に行うには、抜根に適した時期を知っておくのが大事なポイントです。
基本的には、庭木の伐採と同じく初冬から春前が作業しやすい条件がそろっているので、抜根の適期となります。
伐採から日数が経過すると、せっかく切った庭木が生長してしまう可能性もあります。
ですから、抜根は伐採が終わった後が最適なタイミングです。
冬場は、落葉し水分も少なく生長はゆるやかになっているため、抜根を効果的に進められるのでおすすめです。
庭木の伐採の際に、後々のことも視野に入れて庭木の抜根も同時に行うことも検討してみるのも良いでしょう。
ただし、シロアリの被害が見られた場合やリフォームがすぐに必要な場合などの場合には作業を急ぐ必要があり季節を選ばず即座に行わざるを得ません。
庭木の抜根を行わずに切り株を残して置くという選択肢はありますが、なぜ切り株を残さずに庭木の抜根を行うべきなのでしょうか?
抜根が必要なのは、以下の4つの理由があるからです。
庭に切り株が残ったままになると、予想以上に景観を損ねてしまいます。
すっきりとした庭を維持するためには、抜根まで済ませるのが庭の景観をより美しく維持できます。
切り株の根元は、ハチやシロアリなどの虫は雨で湿った木くずや水分があるので格好の住処になります。
害虫が繁殖すると庭だけではなく家にまで侵入してしまう恐れもあり、抜根は家を守るために大切なことなのです。
庭木の切り株が残っていると、うっかり足を引っかけてしまい転倒したりケガをしたりすることがあります。
お子さんや高齢者のいる家庭なら早めの抜根をして、安全な庭にしておきましょう。
庭の大規模なリフォームを計画しているなら、抜根が必要です。
切り株の根は、思った以上に深く広く根を伸ばしており、芝生を植えたり小屋を建てたりするなどの際に支障が出てしまうためです。
古来から日本では木を神聖なものだと捉え、木を伐採したり、抜根したりする際にはお清めを行う習慣がありました。
現在はあまり行われておりませんが、気になる方はお清めをした上で庭木を伐採・抜根するのも良いでしょう。
お清めの仕方は簡単で、作業の開始前に盛り塩と清酒を用意し、伐採・抜根をする庭木の前にお供えします。地域によってはお酒を伐採・抜根する庭木の周りにかけたり、庭木自体にかける所もあるようです。そして感謝の気持ちを伝えた上で、作業に入るのです。
もし複数本の庭木がある場合には、代表の1本だけで行えば良いでしょう(もちろんすべての木でお清めを行っても構いません)。
庭木の抜根時のお清めは、本人たちの意向で決めていくようにしてください。
庭木の抜根は、根が小さくて数本程度なら自分で行うことも可能です。
もしDIYとして自分で庭木の抜根を行うのであれば、手順に従い且つ道具をそろえた上で適切な時期に行うことをおすすめします。
忙しくて時間がなかったり手間なく安全に済ませたいと思ったり事情があるなら、庭木の抜根は業者の検討をしてみることを始めてみましょう。
庭木の抜根を業者に任せたいなら、満足いく仕事をしてもらうためにも業者選びのポイントを踏まえてチェックをしておくのが賢明です。
庭木の抜根を失敗しないためにも、ぜひ記事の内容を活用してもらえればと思います!
記事を読んで、伐採や剪定についてもっと知りたい方は下記の記事もチェックしてみてください。
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