不用品回収とは、不要なものを処分してもらう目的で回収してもらうことです。不要なものを回収してもらうことから、「不要品処分」と書くこともあります。それ以外にも「不用品引き取り」「廃品回収」とも呼ばれています。
不用品回収が必要とされる状況は、引っ越しや売却、新しい家具・家電の購入があった時など家・部屋のものを動かすタイミングです。このようなタイミングでは、不要なものがある一定量発生し、それを限られた期限で処分する必要があるからです。
不用品回収は業者に依頼するのが一般的ですが、自分で不用品を処分することもできます。このページでは、不用品回収についての知識を網羅的に学べるような内容を提供しています。
上記のような内容をお届けしていますので、このページを読めば不用品回収について詳しくなることができます。不用品回収を考えている方は、ぜひこの機会に学んでいってください。
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不用品回収とは、「不要なものを処分してもらう目的で回収してもらうこと」というのは冒頭にお伝えした通りです。
近年、不用品回収に対してのニーズが非常に高まってきていますが、その背景としては遺品整理や生前整理、断捨離・片付けなどの物を片付ける機会が非常に増えてきているからです。例えば「遺品整理」という言葉は知らなくても、「不用品回収」という言葉を知っている方が、「不用品回収をして欲しい」というニーズを発することになるのです。
また高齢者が増加し、体力の問題で自分でゴミを捨てられなかったり、認知症になってしまい物を溜め込むような習慣が付いてしまったりして、不用品回収をして欲しいというニーズもあります。現代ではご近所付き合いがほとんど無くなり、近所の人に手伝ってもらってゴミを捨てることができない環境になりつつあるので、不用品回収業者に手伝ってもらう方が増えているのです。
不用品回収は一般的には業者に依頼して行ってもらうように捉えられていますが、自分で不用品回収(自分で行うので不用品処分という方が正しいかもしれません)を行うこともできます。それこそ、ご自身が毎週決まった曜日にゴミを捨てているのは、立派な不用品処分と言えるでしょう。
不用品処分の方法は、自分で行う方法と業者に依頼する方法の2つがあります。
不用品処分の方法 | 内容 |
---|---|
自分で処分する | 自治体のごみの日に不用品を処分します。また自治体のクリーンセンターに持ち込んでの不用品の処分もできます |
業者に依頼して処分する | 不用品回収業者に手伝ってもらって、不用品の処分をする方法です |
不用品処分を自分で行う方法は、最も身近な方法では毎週のゴミ出しの日に不用品処分を行うものです。自分で行う不用品処分において意外と知られていないのは、市町村ごとに異なるもののクリーンセンターに持ち込む方法です。クリーンセンターとは市町村が運営しているゴミ処理施設で、その市町村に在住している人であれば不用品を持ち込んで処分することができるのです。
処分する料金も安価なので、車に積んで持っていけば簡単に・安く不用品の処分が可能です。残念なことに全国すべての市町村にクリーンセンターがあるわけではないので、まずは自分が住んでいる市町村のホームページなどにアクセスして調べてみるのが良いでしょう。
不用品処分のもう1つの方法が業者に依頼するものです。不用品処分を業者に手伝ってもらうことで、一人では大変な不用品の処分をサポートしてもらえます。
不用品回収を無料で業者に依頼できるのは、不用品の買取が可能な場合のみになります。自分で不用品回収(不用品の処分)を行うのであれば、毎週のゴミの日に出せば無料で行うことができます。
「不用品回収を無料で行います!」と大々的に宣伝している不用品回収業者でも、ホームページなどのどこかには「買取できる場合に限ります」と小さく書いてあるはずです。街の中を巡回している不用品回収業者がスピーカーで「無料で回収します」と言っているから依頼したら料金を取られたという話はよく聞く話です。
不用品回収は基本的には有料で、買取してもらえて無料になったらラッキーくらいに考えておいた方が良いでしょう。
不用品の買取を依頼したいと考えたら、不用品回収業者に依頼するよりも専門の買取業者に依頼するか、自分で売る方が高く売れる可能性が高くなります。特に貴金属類やブランド品、骨董品に関しては、専門の買取業者や自分で売却することをオススメします。
逆に不用品回収業者が得意としている買取品は家電製品です。家電製品の場合、製造年から5年以内であれば買取が可能だと言われています。例えば冷蔵庫やエアコンなど自分でリサイクルショップなどに持ち込むのが大変な家電や、フリマアプリなどで売れても発送費用が高いものについては、不用品回収業者に買取してもらうのが得策でしょう。
ただ、製造年から5年以内だとしても傷が大量についていたり、壊れていたり、汚れがついている場合には買取できないので、その点は注意するようにしましょう。
不用品回収業者に買取を依頼する際には、不用品回収業者が「古物商許可証」という買取の許可証を持っているかを確認するようにしてください。古物商の資格なしに買取することは違法行為に当たるので注意しましょう。
下記には、不用品回収において買取希望で頻繁に出てくる品についてまとめておきます。どのような不用品がどのような基準であれば買取してもらえるのかをチェックしてみてください。
不用品の買取品目 | 買取基準 | オススメの買取先 |
---|---|---|
カメラ | 最新のカメラであればあるほど高く買取できます。汚れや傷があれば減額対象です。古いカメラでも価値があるものもあります | オークション/専門の買取業者 |
冷蔵庫 | 製造年が5年以内だと買取がされやすくなります。汚れや傷があれば減額対象です | 不用品回収業者/専門の買取業者 |
洗濯機 | 製造年が5年以内だと買取がされやすくなります。冷蔵庫と同様に汚れや傷があれば減額対象です | 不用品回収業者/専門の買取業者 |
エアコン | 製造年が5年以内だと買取がされやすくなります。冷蔵庫や洗濯機同様に汚れや傷があれば減額対象です | 不用品回収業者/専門の買取業者 |
テレビ | 製造年が5年以内だと買取がされやすくなります。礼儀や洗濯機、エアコン同様に汚れや傷があれば減額対象です | 不用品回収業者や専門の買取業者 |
電子レンジ | 製造年が5年以内だと買取がされやすくなります。汚れや傷のほかに匂いが付着していると減額対象になり得ます | 不用品回収業者/専門の買取業者/オークション |
オーブン | 製造年が5年以内だと買取がされやすくなります。汚れや傷のほかに、焦げ付き具合でも減額対象になります | 不用品回収業者/専門の買取業者/オークション |
掃除機 | 製造年が5年以内だと買取がされやすくなります。汚れや傷が多くあると減額対象になります | 不用品回収業者/専門の買取業者/オークション |
時計 | ブランド品であれば高額買取されます。傷や汚れは減額対象です。アンティークの時計も人気があります | 専門の買取業者/オークション |
パソコン | スペックや傷、汚れなどで買取金額が変動します | 専門の買取業者/オークション |
貴金属 | 貴金属類のランク、傷や汚れなどで買取金額が変動します | 専門の買取業者 |
切手 | 貴重な切手であれば高額買取が期待できます | 専門の買取業者 |
椅子・机 | 高級な椅子や机であれば買取の可能性があります。大量生産の椅子・机は買取対象外になる可能性が高いです | 専門の買取業者/不用品回収業者/オークション |
自転車 | ブランドの自転車や電動自転車など需要があるものは買取の対象です。汚れや傷などが減額対象になります | 不用品回収業者/専門の買取業者/オークション |
自動車 | かなり乗った自動車でさえも鉄くずとしてスクラップできるので買取の対象です。廃車の費用を支払うくらいなら数十円であっても買取してもらった方がお得です | 不用品回収業者や専門の買取業者 |
ピアノ | ピアノのランク、汚れ、傷で買取金額が変動します | 専門の買取業者 |
不用品(不要品)を寄付する方法としては、NPO・NGO法人、ボランティア団体などに寄付する方法が代表的です。
『NPO法人もったいないジャパン』というNPO団体では、団体がある住所に送るだけで(直接持ち込みも可能)、不用品を途上国の人たちに届けてくれる活動を行っています。ただし、何でも受け付けている訳ではなく、洗濯機や冷蔵庫といった大きな家電、家具、ブラウン管のテレビ、ふとん類など寄付できないものもありますので、団体のホームページを確認してから不用品を寄付するようにしましょう。
不用品の中でも人形やぬいぐるみなどであれば、近所の幼稚園や保育園、老人ホームなどで寄付を受け付けている可能性は高くなります。ホームページに記載がないかを確認し、無さそうであれば実際に電話して聞いてみるのが良いでしょう。
不用品の寄付においては、綺麗で状態のよい不用品を寄付に出すようにして、誰が見てもゴミでしかない不用品は処分するようにしましょう。自分がもらって嬉しい状態か?という基準で不用品の質を判断すると良いかと思います。あまりに汚いものや、ほぼ壊れているものは寄付されても迷惑になるだけなので注意しましょう。
不用品回収の料金・費用相場は自分で行う場合と、業者に依頼する場合も2つがあります。それぞれの料金・費用相場は下記のとおりです。
間取り | 自分で処分する場合 | 業者に依頼する場合 |
---|---|---|
1K/1R | 0~50,000円 | 15,000~100,000円 |
2K/1DK | 5,000~100,000円 | 30,000~150,000円 |
1LDK/2DK/3K | 10,000~150,000円 | 45,000~200,000円 |
2LDK/3DK/4K | 15,000~200,000円 | 60,000~250,000円 |
不用品回収の料金・費用相場を分かりやすく間取り別でまとめてみました。間取りによっては0円がありますが、これは買取してもらう、もしくは自治体のゴミで全て処分できる不用品の量だからです。
自分で不用品回収をする方が圧倒的に不用品回収の料金は抑えることができます。業者ではなく、自分が動く分料金を安く抑えることができるのです。
不用品回収業者の料金相場では、間取り別に決まっている場合と不用品別に決まっている場合があります。間取り別に決まっている不用品回収の料金相場表が参考になるのは、部屋単位で不用品回収を行ってもらいたい場合になります。逆に不用品別の料金相場表が参考になるのは、処分したい不用品が1点だけのような場合です。
どのパターンが自分の要望にあるのかを判断して決めるようにしましょう。
不用品回収業者とのトラブルで、最も多いのは不当な追加料金です。不用品回収業者との主な4つのトラブルを下記にまとめてみました。
不用品回収業者とのトラブル実例 | トラブル内容 |
---|---|
不当な追加料金 | 作業日当日に突然「これは想定してなかった作業でした」として不当な追加料金を請求されるのです。契約書やお見積書を交わさずに作業を依頼することから発生するトラブルです |
金品の強引な買取 | 家の中や敷地に入った機会を生かして、強引な買取を行おうとする不用品業者がいます。あまりに強引なので断り切れずに安価で買取させてしまうトラブルです。高齢者や気の弱い方が多く被害に遭っています |
不法投棄 | 不法投棄を行って、依頼者に警察から連絡が来るというトラブルです。自転車の防犯登録など個人情報が特定できるものが原因です |
金品などの盗難 | 家の中に入ったタイミングで、サッと金品などの盗難被害に遭うトラブルです。業者の行動をずっと監視できない以上、信頼がおける業者に依頼しないと誰でも遭いうるトラブルです |
不用品回収業者とのトラブルで最も多いのは不当な追加料金です。「無料だと言っていたのに有料だった」「3,000円と言われていたのに、当日突然30,000円と言われた」など料金に関するトラブルは後を絶たちません。理由としては、契約書を不用品回収業者と依頼者の間で交わさないことが一番の原因です。口約束になってしまって、言った言わないが発生してしまうのです。
また最近増えているのが、金品の強引な買取です。庭などに不要そうな自転車やタイヤなどが置いてあったら家に訪問して、「あの自転車やタイヤを回収しましょうか?」と言って玄関を開けさせます。その後家の中に上がって、半ば強引に価値のありそうなものの買取を行ってしまうのです。特に高齢者の自宅での被害が多いようで、注意が必要です。
同様に不用品回収を依頼して家に上がったタイミングで、見てないところで金品を盗むという行為を働く不用品業者もいます。玄関に置いてある価値のありそうなものや、居間にある価値のありそうなものを狙って窃盗を行うのです。
また家の外だったとしても、不用品回収の作業中に車を傷つけられたという話もよく聞きます。不用品回収業者はこのようにトラブルが多く報告されているので、選び方には十分に注意するようにしましょう。
安全な不用品回収業者の選び方 | 内容 |
---|---|
ホームページがしっかりしている | ホームページがしっかりと整備されている不用品回収業者は比較的安全だと言えます。ホームページの更新頻度もチェックして頻度が高いほど安全な可能性が高くなります |
電話やメール応対が丁寧 | 電話やメールの対応が丁寧・親切な不用品回収業者は安全である可能性が高くなります。お客様への態度・姿勢はそのまま作業の質へと直結しますので、チェックしましょう |
お見積り書を渡してくれる | お見積書を紙やデータで渡してくれる不用品回収業者は安全である可能性が高くなります。お見積書がないまま作業を行うと、勝手に料金を増されたりするので注意が必要です |
契約書を交わしてくれる | お見積書が契約書の代わりになっている不用品回収業者もいますが、契約書を交わす方が安全に作業を行ってもらえます |
作業内容の説明が明確 | 作業内容を事前にしっかりと説明してくれる不用品回収業者は安全といえるでしょう。説明をしっかり行ってくれる不用品回収業者を選ぶようにしましょう |
安全な不用品回収業者の選び方を学んで実践することは、「不用品回収業者とのトラブル事例」でお伝えしたような不用品回収業者とのトラブルを避けるためにも重要です。上記の表で挙げた安全な不用品回収業者の選び方の項目は、当たり前にように見えますが不用品回収業者の業界においては行っていない業者が多いのが現状です。
お見積り時にはお見積り書を提出してくれるか同時に、お見積り時の服装や言葉遣いなどもチェックしましょう。態度が横柄だったり、汚い言葉遣いなどの不用品回収業者には要注意です。
また作業内容の説明が曖昧だったり、契約書(金額や作業内容が書かれたもの)を交わしてないで作業に入ろうとする不用品回収業者もトラブルを起こしやすい特徴があります。
作業開始されるまで業者の良し悪しが判断できないのが難しいのですが、作業に入るまでの事前段階でトラブルを起こしそうな不用品回収業者は除外するようにしましょう。
遺品で出た不要物をどのように処理すればよいか悩んだ際には、「供養するかどうか」をまずは最初に考えましょう。遺品の中でも相続の対象にならず、形見分けの対象にならなかったものが不要物となり、ある意味ゴミのようなものになってしまいます。
遺品の中の不要物はそのまま処分しても良いのですが、人形やアルバム、故人が大切にしていたもの(万年筆や着物など)に関しては供養して処分したいという要望もあるかと思います。したがって、遺品で出た不要物は「まず供養するか考える」ことが重要なのです。
もし供養をして遺品を処分したいというのであれば、近隣の神社やお寺に問い合わせして供養をしてもらえるか聞いてみましょう。探すのがご面倒な方は、オコマリの人形供養のサービスをぜひ活用してみてください。人形だけでなく、アルバムや時計、万年筆など何でも供養をさせていただいております。
供養をしない遺品の不要物は自治体のゴミの日などで出して捨てるようにしましょう。「遺品をそのままゴミ袋に入れるのはちょっと気が引ける・・・」という方は、遺品を綺麗にふき取り塩を振りかけた上で、白い紙や布に包んで捨てるようにしましょう。もちろん全ての遺品に対して行うことは難しいと思いますので、部分的でも良いでしょう。
それも面倒という方は、遺品への感謝の気持ちを持ちながら不要物を捨てていけば問題ありません。最後は気持ちの問題でもありますので、気になる度合いによって決めてみてください。
不用品回収のことについて、わからないこと・不安なこと・他人には相談しづらいことなどおありかと思います。オコマリでは不用品回収について、予算・スケジュール・安心できる業者なのか、など様々なご質問に不用品回収に詳しいベテランのスタッフが親切丁寧にお答えし、お客様の不安を解消いたします。