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投稿日:2017年06月16日 更新日:2021年03月30日
ゆーすけ |片付け部編集長
片付けが好きで、妻を巻き込んで毎週断捨離を行っています。仕事でも遺品整理、ゴミ屋敷、生前整理、不用品回収、特殊清掃の現場に行き、プロの技を学んでいます。片付けをしたい方にとって有益な情報をお伝えいきたいと思っています。
介護というと「特別養護老人ホーム」を思い浮かべる人が多いと思います。しかし、それ以外の場所が介護の現場になっていることも少なくありません。
例えば、病院のリハビリを行っている所や精神科等もそうですし、もちろん要介護認定を受けている人が事故などにあわれて、その治療をするのもその現場になります。
介護施設で介護を行う事と病院で介護を行う事が有るのですが、両者の間では何が違うのでしょうか?現場の環境や仕事の内容を詳しくお伝えします。
病院と介護施設での仕事の違いは多くありますが、その中でも大きく違うのが、利用する目的です。病院では、治療をしたり回復するための目的に行われます。一方、介護施設では生活をするための目的に行われるものになります。
つまり、病院での介護は、やがて回復して退院する所がゴールになっていますが、介護施設での介護は、利用者の方が生活をしていくためのお手伝いですので、利用者の方が満足して生活される事がゴールになります。
ただし、介護施設の中でも介護療養型医療施設では、治療する事が目的となっています。
この施設の場合には、医療行為は充実していますが、その他の生活を支援するというサービスは介護施設より病院と同じと言えます。このことから、介護療養型医療施設は病院での介護に近いものと言えます。
実際に病院での介護を受ける場合、その環境や介護内容はどの様になっているのでしょうか?環境と内容に関して見ていきましょう。
病院を運営しているのは医療法人となります。怪我や病気からの回復で退院ができるようになるための手助けをする事がメインになります。病院で生活をするのは、全て病気や怪我の治療や回復に力がそそがれています。
健康状態が急変した場合の対応は、しっかりしています。しかし、楽しみであるとか、生活の質の向上という面では対応が考えられていないと言えます。
病気など緊急の場合には非常に頼りになる存在ですが、日々の生活の満足度を上げる事は難しいと言えます。
病院で実際に行われている内容は、個別の対応を期待する事は難しいです。ほぼ画一的な介護でレクリエーションなどの行事はありません。病気や怪我を治療する事にフォーカスされています。
具体的には、病気や怪我の検査のために病室から検査する場所までの付き添いなどになります。
食事の介助や排泄介助も行われますが、あくまでも医療の手助けという位置づけになります。そのため、楽しみに関してはフォーカスされていないのです。
介護施設では、利用者の方の生活の質の向上を何よりも大切に考えられていると言えます。健康状態の急変を考慮はしていますが、健康状態が急変した場合の対応力は病院に及ばないのが事実です。
病気や怪我をした場合には、十分な対応ができないですので、その危険性が有る場合には先ずは病院などで治療を行ってから利用するのが一般的と言えます。
介護施設での介護する環境や内容を見ていきましょう。
利用者の方が楽しんで生活を送ることができるように、個別の対応が行われています。食事介助や排泄介助はもちろんですが、利用者とのコミュニケーションを大切にしています。
病院などでは、医師や看護師からの指示で介護を行う事になりますが、介護施設では介護士の裁量で行動する事となります。
また、季節の変わり目のイベントであったり利用者の方の誕生会等、利用者の方が楽しめるものを用意されています。
その時の介護士のスケジュールやイベントの状況にもよりますが、基本的に施設内であれば移動する事は簡単に出来ます。施設の外へも介護士の方に付き添ってもらって外出する事が可能です。
介護施設での介護内容は、ほぼ利用者ごとに個別の対応内容となっています。利用者の方が最大限楽しんで生活を送ることにフォーカスされています。
そのため、介護する内容は利用者の方とのコミュニケーションに重点を置いて、介護士の創意工夫に任されている所が大きいです。
利用者ごとに適した対応をしてくれる事を期待できますので、病気や怪我がない場合には快適に生活を出来ると言えます。
病院で勤務する介護スタッフの福利厚生や給料、実際に勤務している人の意見等をまとめました。
病院で働く介護スタッフは、夜勤手当等の手当が医療機関としての金額になっていますので、一般的には多くの給料をもらう事になっているようです。
ただし、長く働いたとしても出世や昇進と言った事にはならないです。
また、業務自体も医師や看護師からの指示になりますので、自分で考えて行動することはありません。介護の仕事以外にも病院での雑用などもこなす事になります。
地域や勤務している病院によっても違いはありますが、うけることができる福利厚生は充実しています。具体的には医療費の自己負担の一部、もしくは全部の免除が有ったり、看護師や医師と同じ福利厚生施設を利用できます。
給料や福利厚生面では良い面が多く見られますが、出世などに関しては望めない状況のようです。この病院で勤務する介護スタッフが良いと感じている所と、悪いと感じている所をご紹介します。
良い点
悪い点
介護の現場で、高齢者の方とコミュニケーションをとって笑顔で話をしたいと言う場合や出世を考えている場合には、病院での勤務は向いていないと言えます。
介護施設で勤務する介護スタッフの福利厚生や給料、実際に勤務している人の意見等をまとめました。
介護施設を運営するのは民間会社、もしくは社会福祉法人になります。
したがって、給料に関しては一般の会社員と変わらない事が多いです。ただし、残業などの手当てに関しては、一般的には低く設定されていることが多いです。
将来に関しては、長く勤めていれば出世は期待できます。具体的には施設長やエリアマネージャーという道もありますので、ずっと介護の現場で実務をこなすと言う事も少ないです。
福利厚生に関しても、運営している民間企業や社会福祉法人の物となります。取り分けて良い面が有るわけではないですが、一般的な企業に勤めるのと同じく運営している団体によって違いはあります。
給料や福利厚生面では、一般的な企業で働くのと変わりがないと言えますが、勤務年数によっては出世の機会も用意されています。この介護施設で勤務する介護スタッフが良いと感じている所と、悪いと感じている所をご紹介します。
良い点
悪い点
創意工夫をして、利用者の方とコミュニケーションをとる事が重要ですので、柔軟な対応を取ることが難しい場合には、介護施設での勤務は向いてないと言えそうです。
介護関係の資格を取得する時には、実務経験が受験資格の1つになっています。この受験資格を取得するために病院で介護の仕事を行う時には注意が必要です。
病院で勤務する場合には、介護職としての実務経験と扱われない場合があります。業務自体は介護業務をしているにしても、名目上は看護助手となります。
よって介護の実務経験としてはカウントされないのです。病院によっては、実務経験と認める所もありますので最初に確認して必要があります。
病院での介護が必要な人や介護施設での介護が必要な人も年々と増加してきています。個人の健康状態によっても、介護を受ける施設は変わってくるようです。それぞれの施設の特徴を理解して、介護を受けるようにする必要が有りそうですね。
また、介護スタッフを目指す人にとっては、働く目的や将来の展望などによっても働く場所を考える事も必要です。給料や福利厚生面だけではなく、この仕事に掛ける情熱や将来像に関してしっかりとした判断基準を持って勤務場所を選んでほしいと思います。
その他、病院や介護関係について詳しく知りたい方はこちらも参考にしてください。生前整理のことについて、わからないこと・不安なこと・他人には相談しづらいことなどおありかと思います。オコマリでは生前整理について、予算・スケジュール・安心できる業者なのか、など様々なご質問に生前整理に詳しいベテランのスタッフが親切丁寧にお答えし、お客様の不安を解消いたします。