オコマリブログ - 身近なお困りごとを解決します。
投稿日:2017年07月04日 更新日:2023年06月26日
ゆーすけ |片付け部編集長
片付けが好きで、妻を巻き込んで毎週断捨離を行っています。仕事でも遺品整理、ゴミ屋敷、生前整理、不用品回収、特殊清掃の現場に行き、プロの技を学んでいます。片付けをしたい方にとって有益な情報をお伝えいきたいと思っています。
日本は世界でも福祉施設と福祉サービスが充実している国として有名です。幅広い分野で支援や援助の需要があり、福祉施設の種類や特徴も様々です。
福祉施設は、正式に「社会福祉施設」と呼ばれます。
社会福祉施設では高齢者、子供、心身障がい者、生活に困窮している人々などが社会生活を営む際に必要としている様々な種類のサービスを提供し、援護・育成・更生するために国や地方公共団体の補助金などによって運営されていることが特徴です。
日本の社会福祉施設の種類には大きく分けて以下の施設があります。
サービスを受けたいと思っても、種類が多すぎて自分に合った社会福祉施設がわからなければ意味がありません。
多種多様な社会福祉施設を今回は一覧にまとめ、それぞれの種類と特徴について詳しく説明します。
令和元年の厚生労働省の調査によると、現在日本には社会福祉施設が公営・民営合わせて約7.8万か所あり、その利用者数は約358万人いるとされています。
お年寄りや子供、母子・父子家庭世帯、障害を抱える人など、日本には様々な理由で支援を必要とする人々がいます。
社会福祉施設ではそのような人々が、個々の能力に合わせて社会でのびのびと活躍し、幸せに暮らせるよう、日常生活における支援や、新しい技術の指導を行っています。
そのため、その施設の種類は多岐に渡り、その利用対象となる人、施設の特徴もさまざまです。
施設の費用は公営の場合その半分を国が負担し、残りのは4分の1ずつを都道府県、社会福祉法人などが負担することとなっています。
下記には社会福祉施設の種類と具体的な施設例を表にまとめてみました。どのような社会福祉施設があるのか確認してみましょう。
種類 | 具体的な種類 | |
---|---|---|
老人福祉(保健)施設 | 養護老人ホーム(一般) | |
養護老人ホーム(盲) | ||
特別養護老人ホーム | ||
地域密着型介護老人福祉施設(小規模特別養護老人ホーム) | ||
軽費老人ホーム(A型) | ||
軽費老人ホーム(ケアハウス) | ||
老人福祉センター | ||
老人デイサービスセンター | ||
老人短期入所施設 | ||
介護施設 | 介護療養型医療施設 | |
介護老人保健施設 | ||
老人介護支援センター | ||
生活保護施設 | 救護施設 | |
医療保護施設 | ||
更生施設 | ||
宿泊提供施設 | ||
婦人保護施設・母子・父子福祉施設 | 婦人保護施設 | |
母子・父子福祉センター | ||
児童福祉施設 | 児童発達支援事業 | 放課後等デイサービス事業所 |
保育所等訪問支援事業所 | 障害児相談支援事業所 | |
福祉型障害児入所施設 | 福祉型児童発達支援センター | |
医療型児童発達支援センター | 医療型障害児入所施設 | |
指定医療機関 | 児童養護施設 | |
児童自立支援施設 | 児童家庭支援センター | |
自立援助ホーム | 乳児院 | |
助産施設 | 母子生活支援施設 | |
小型児童館 | 児童センター | |
その他の児童館 | 児童遊館 | |
障害者支援施設 | 身体障害者福祉センター(B型) | |
補装具製作施設 | ||
視聴覚障害者情報提供施設 | ||
心身障害者福祉作業所 | ||
心身障害者小規模福祉作業所 | ||
障害者グループホーム | 共同生活援助(グループホーム) | |
障害者生活ホーム | ||
精神障害者ふれあいホーム | ||
精神障害者社会復帰施設 | 精神障害者共同作業所 | |
その他の施設 | 隣保館 | 僻地保育所 |
老人憩いの家 | 無料低額診療施設 |
福祉施設の種類は多岐に渡りますので、それぞれの福祉施設でどのようなサービスが受けられるのか気になる方もいらっしゃるでしょう。
そこでここからは、種類別の社会福祉施設のサービスと特徴を簡潔にまとめていますので参考にしてください。
福祉施設の種類の1つ目は、老人福祉(保健)施設です。老人福祉(保健)施設は、介護や支援を必要とする高齢者を対象として、施設介護や在宅での介護の支援を特徴とする福祉施設です。
老人福祉(保健)施設は、主に7種類の施設があります。
それぞれの種類の施設について解説していきましょう。
養護老人ホームの種類には一般向けと盲人者向けがあります。65歳以上の高齢者で、経済的な理由があり自宅での生活が困難な人が対象となっています。
特別養護老人ホームと異なり、要介護の認定を受けている人は入所の対象からは外れることが特徴です。
特別養護老人ホームは65歳以上で、認知症などを患い自宅での介護が難しい高齢者向けの施設介護を行ってくれることが特徴となる種類の福祉施設です。
公営で、二十四時間体制で365日介護をサービスを受けられます。
地域密着型介護老人福祉施設(小規模特別養護老人ホーム)は特別養護老人ホームの小規模版の種類の一つで、定員が一施設あたり29人に定められています。
特別養護老人ホームのように、大きな施設ではなく、個人のニーズに合わせて、まるで家にいるような感覚で介護が受けられることが特徴としてあげられます。
要支援認定を受けた高齢者が対象とする種類の福祉施設です。完全に自立した生活を送ることが不安な高齢者が、見守りや食事の支援を受けられることが特徴です。
入浴や食事、リハビリのために日帰りで介護サービスを受けられるデイサービスセンターなど、その他十数種類の施設が含まれます。
A型は食事を提供してくれますが、B型では食事は自身で自炊します。ケアハウスでは、要介護度1以上の高齢者が対象で、食事や介護・支援サービスを受けらることが特徴として挙げられます。
60歳以上の高齢者が利用対象で、生活・健康にまつわる不安や困りごとを相談できたり、リハビリや体力づくりを促進してくれる種類の福祉施設です。
自立した高齢者で、生きがいや生活の楽しみを求める人のために、講演会や文化講義、イベントなどを催してくれることが特徴です。
老人デイサービスセンターは、65歳以上の高齢者で心身の問題を抱えているために、入浴や排せつ、食事などが困難な人を対象とした種類の福祉施設です。
日帰りで食事の介助や入浴介助、イベントなどに参加でき、またリハビリテーションも受けられることが特徴です。
普段は在宅で介護を受けている65歳以上の高齢者で、家族などの都合で短期的に在宅での介護が困難となった人が対象とする種類の福祉施設です。
泊りで、入浴や食事、排せつなどの介護サービスを受けられます。
福祉施設の中には介護施設と呼ばれる種類の施設もあります。主に高齢者の方や身体障害者が利用する施設となります。他者からの介護が必要となる方のために存在しており、「要支援者」や「要介護者」の方が対象となります。要介護の必要があるかどうかを相談できる老人介護支援センターなどもあります。主な介護施設の種類は以下の通りとなります。
リハビリや医療ケアが充実した入所型の介護施設です。公営の介護福祉施設で、ひと月の入所費が安く、在宅復帰をめざす高齢者を対象とした種類の施設です。
数か月から1年程度が入所期間で、終身制でないことが特徴です。
介護度が高く、かつ医療ケアも必要な65歳以上の高齢者を対象とした福祉施設の種類のひとつです。
より病院のような施設であることが特徴で、特別養護老人ホームのようなイベントやリクリエーションは充実していません。しかし、充実した医療ケアが受けられます。
在宅で介護をする家族や、介護を受ける本人の、生活・介護にまつわる不安や困りごとを相談できる種類の福祉施設です。
介護保険を利用して受けられる介護サービスについての情報や、健康に関する指導が受けられることが特徴です。
福祉施設の種類の3つ目は、生活保護施設です。数ある福祉施設の種類の中でも生活保護施設は、身寄りがなく身体的精神的理由で日常生活が難しい人が対象となっています。そのサービスの中心は生活扶助です。
生活保護施設には主に下記の4種類があります。
宿泊提供施設ではホームレスの人々など自宅がない人への宿泊場所が提供されることを特徴とする種類の福祉施設です。
救護施設では、自立した生活を促すための生活指導や生活訓練などが行われることを特徴とする種類の福祉施設といえるでしょう
生活保護を受けている人が対象で、医療を必要とする人に診療や医療ケアを提供してくれることを特徴とする種類の福祉施設です。
軽度の障害を抱えていたり、犯罪歴があったりして社会復帰社会参画が難しい人を対象とした援助施設です。
その人に合わせた職業訓練や生活訓練などが提供されることを特徴とする種類の福祉施設です。
福祉施設の種類の4つ目は、児童福祉施設です。児童福祉施設は、こどもの保育や養育にかかわる施設のことを言い、助産施設、乳児院、母子生活支援施設、児童発達支援センターなど利用対象者と目的別に様々な施設があります。以下では主な施設の種類を説明をします。
児童福祉施設には主に下記の4種類があります。
母子生活支援施設はシングルマザーの家庭の親子を保護し、支援を行う種類の福祉施設です。経済的に困窮していたり、養育が困難である場合など様々な相談に乗ってくれて具体的な解決へと導いてくれます。
乳児院は様々な理由で育てられない乳児・幼児を保護し養育してくれることを特徴とする種類の福祉施設です。
助産施設は金銭面で困窮しているなどの理由から、病院での出産ができない人が子供を産むことを特徴とする種類の福祉施設です。
児童養護施設は様々な理由で、保護者と生活ができない子供たちを対象とした種類の福祉施設です。
虐待を受けていた子供たちや、経済的に困窮した家庭の子供たちなど多くの児童が入所し共同生活をしています。
福祉施設の種類の5つ目は、障害者支援施設です。障害者支援者施設は障がいがある人々を対象に福祉のサービスを特徴とする種類の福祉施設です。
障害者支援施設には主に下記の4種類があります。
身体的な障害をもつ人が対象の福祉施設で、デイサービスを中心とした支援サービスが受けられます。身体的な障害にかかわる種類の困りごとを相談できるのも、この施設の特徴です。
直接的に利用者をサポートする種類だけではなく、間接的にサポートをする種類の福祉施設もあります。
補装具作成施設は無料もしくは低額で、身体に障がいのある人用の補装具の作成、修理を行ってくれる福祉施設が補装具制作施設です。
視聴覚障害者情報提供施設は、視聴覚に障害のある人々に情報センターとして活用されている種類の福祉施設です。
心身に障害を抱える人々が作業や機能訓練を通して社会復帰・参画していくための種類の福祉施設です。
福祉施設の種類の6つ目は、精神障害者社会復帰施設です。精神障害者社会復帰施設は、特に精神的な障害を抱えた人々が、精神病院などを退院・退所した後に社会との交わりをまなび、復帰するための訓練を行ってくれることを特徴とする種類の福祉施設です。
この種類の福祉施設では、家族と一緒に暮らせなかったり、社会参画するために十分な技能が備わっていなかったりする精神障害者の人のために技能訓練、就労指導が行われます。
また、作業に従事することで、日常的な規範的行動を身に付けられることもこの種類の福祉施設の特徴の一つです。
他にも、金銭的、身体的、精神的、物理的様々理由によって支援を必要とする人々のため、いろいろな種類のサポートをしてくれる福祉施設があります。
隣保館は、スラムや同和地区などにおいて貧困や差別に悩む人々の援助をしてくれることを特徴とする種類の福祉施設です。
孤立しがちな高齢者が生きがいや心身の健康を保つためにつどう場を提供してくれるのが、老人憩いの家です。レクリエーションやイベントなどが催される種類の福祉施設でもあります。
福祉施設は利用者の状況によって、利用する福祉施設の種類が変わります。福祉施設を利用する方の状況に合わせて、相談する福祉施設を絞らなければ無駄足になってしまう事もあります。
ここからは、利用者の状況に合わせて福祉施設の種類を紹介していきます。福祉施設の大まかな種類は以下の通りです。
ここからは福祉施設の種類別に詳しくサービスや事業内容を紹介していきます。福祉施設を利用しようと考えている方は、こちらを参考にしてください。
高齢者で認知症であったり、手足が不自由になってきたりして一般的な生活が困難になってきた方が利用すべき施設の種類は、「老人ホーム」や「老人デイサービスセンター」などの老人福祉施設や介護施設を利用しましょう。
人間は高齢になると、若いころに比べて心身共に不自由が生じてきます。そうなってくると、一般的な社会生活も送ることが難しくなってきます。そういった種類の不自由がある高齢者の方のために作られている福祉施設の種類が、老人福祉施設や介護施設です。
福祉施設の形態や種類によって、受けられるサービスの種類や利用条件が異なります。まずは老人福祉施設や介護施設を利用する本人の状態を確認して、どの福祉施設を利用するのか決めるようにしましょう。
介護施設は種類が多いため、どこに依頼をしようかと迷ってしまった場合もあります。そのため、どの種類の介護施設に依頼をしてよいか忘れてしまう事もあるでしょう。そういった場合、まずは市区町村の窓口で医療や介護の相談を行いましょう。地域によって表記名は異なりますが、「介護保険課」や「高齢福祉課」などが相談窓口となります。市区町村の総合受け付けで自身の希望や困っている障害の種類を伝えれば、専門の部署に連絡をしてくれるでしょう。
これまでに、介護施設の種類を紹介してきましたが、介護施設に限らず社会福祉施設は細分化してきているために種類も多くなってきています。どこに依頼をすれば良いのか分からなくなってしまったら、とにかく市区町村の役所に連絡をしてみて利用すべき福祉施設の種類を相談するという事を覚えておきましょう。
身体に障害があって、一般的な社会生活を遅れなくなった方は障害者支援施設を利用しましょう。身体の障害と言っても、個人によって障害の種類は異なります。
視聴覚に障害がある方や四肢に障害がある方など様々です。障害者支援施設の中には障害に応じた情報を提供してくれる種類の福祉施設もあります。
障害の状況や種類は個々人で異なります。専門の情報提供施設もあるため、まずは相談してみるのも良いでしょう。
経済的な問題で、生活に困窮している方も生活保護福祉施設を利用する事が可能です。身体的や精神的に問題がある方の中には、働く事が難しく生活に困窮してしまう方も多くいます。
そういった方のために、利用すべき福祉施設の種類として生活保護福祉施設が存在しています。生活面での援助を受けながら、一般社会への復帰を目指す事を目標にしています。身体的であったり、精神的にダメージを受けている方は、まずは治療に専念します。
その後、一般社会で働いていく上で必要なスキルや資格を身につけていきます。準備が整えてから、会社への面接をするなど徐々に一般社会に慣れていくことを促してくれます。生活困窮者向けの福祉施設の種類もあるのです。
児童福祉施設はおよそ1歳から18歳までの児童を対象にしている種類の福祉施設です。年齢を重ねていない児童には、一般的な社会人として働きながら自身の生活を担っていくことが困難な場合があります。
日本で暮らす児童の中には、両親との死別や家族の崩壊問題などで両親と一緒に生活をすることが出来ない方も多くいます。そういった児童の方々を保護し、成長後には会社などで働けるようにすることも児童福祉施設の役割になっています。
身寄りのない児童や家庭内での問題を多く抱えている児童はは福祉施設の種類の中でも児童福祉施設を利用するとよいでしょう。
精神障害者の方向けにも、福祉施設の種類として精神障害者社会復帰施設が用意されています。日本国内には、精神障害を発症して「会社で働く事ができない」、「人と接することができない」といった種類の障害に苦しんでいる方も多くいます。
うつ病などの精神的な部分も病気の一種類として認められています。就労することが難しい場合は、経済的にも社会的にも生きていくことが困難になります。
そういった場合には、精神障害者社会復帰施設に相談して、日常生活の改善への助言を受けることもできますし、給付金などの生活を補助してくれる種類の情報も提供してくれます。
精神的に障害があって困っている方は、精神障害者社会復帰施設に相談して治療と社会復帰を目指すようにしましょう。
ここまでに、社会福祉施設の種類や特徴を一覧で解説してきましたが、そもそも福祉施設とはどのような所なのでしょう?
福祉施設とは、法律で定められている規定に基づいて社会への福祉のためにつくられて施設のことを言います。福祉施設を利用する人の多くは高齢化や心身の不自由などの身体的な理由、家庭内暴力やネグレクトなど家庭内の環境的な理由、住む家や収入減の無い経済的な理由などによって社会的な生活が遅れなくなった人を助けるため、また、社会生活に戻るための厚生を促すために存在します。様々な状況にいる方を支援するために、様々な種類の福祉施設があるのです。
福祉施設で働く人は、それぞれに担当する分野や種類の特殊な資格や技能を持っていなければいけません。各分野や業務の種類の専門家が、福祉施設を利用する人々に寄り添ってサポートをしていきます。
福祉施設は社会生活を生きていくことが困難になっている方へのサポートと、更生のための施設なのです。
福祉施設には、高齢者向けの老人福祉施設だけでも多くの種類があります。また、利用者の状態や、利用する期間によっても料金は変動していきます。
そのため、料金費用は一概に言うことはできません。ここでは、福祉施設の種類別の1ヶ月利用した支払い費用の目安を紹介しておきます。この料金表を目安として、福祉施設を絞り込んでいきましょう。
ただし、福祉施設を決定する際には、必ず福祉施設に連絡して料金費用などを細かく確認しましょう。福祉施設を利用する方の多くは、自治体などから助成金も受け取れます。そういった部分も含めて福祉施設の相談員と話して、負担金を確認することをおすすめします。
福祉施設の種類 | 料金費用の目安(1ヶ月間) |
---|---|
老人福祉施設 | 15万円~35万円 |
生活保護施設 | 5,000円~5万円 |
児童福祉施設 | 2,000円~15万円 |
障害者支援施設 | 3万円~11万円 |
精神障害者社会復帰施設 | 2万円~10万円 |
福祉施設を利用する際には、費用の負担を軽減できる公的な保障制度も用意されています。福祉施設を利用するにしても費用がかかります。
一般生活を送るのに問題がある方の多くは、経済的な困窮の中にいることもあります。そういった方でも各種類の福祉施設を利用して、最低限度の生活や社会復帰を目指すために公的な保障制度を利用して費用の削減をすることができます。
福祉施設を利用する際には、「医療費控除」や「給付金」を利用して、費用の削減をしましょう。これらの費用の削減の方法を詳しく知りたい場合は、福祉施設の職員に直接相談してみるとよいでしょう。
福祉施設を利用しても、個人の情報は漏洩しません。福祉施設に従事するすべての職員は、利用者のプライバシーに関わる守秘義務が課せられます。
福祉施設を利用する際には、個人のプライバシーも気になります。一般的な社会生活を送ることができなくなった方の中には、社会的な差別を受けてしまうことも多くあります。
そのため、福祉施設の利用者が、福祉施設を利用していることは他人に知らせないようにプライバシーを守らなければいけません。福祉施設を利用してる方の各種類のプライバシーは、守秘義務を課せられた職員によって守られるため、個人情報もきちんと守られます。
福祉施設で働くためには、各種の資格が必要になります。福祉施設は、一般的な社会生活を送ることが困難になった方が利用します。
その理由は様々であり、福祉施設によって所有しておくべき資格の種類も異なります。ここからは、福祉施設で働く事を目指している方向けに、福祉施設の種類別に取得しておかなければいけない資格を紹介していきましょう。
老人介護福祉施設で働くためには「介護福祉士」の資格を取得する必要があります。介護福祉士の資格を持っていないと、業務の範囲が限定されてしまうからです。業務の範囲が限定される以上、待遇も異なってきます。
しかし、老人介護福祉施設で働き始めるためには、必ずしも「介護福祉士」の資格を有していなければいけないという訳ではありません。福祉施設に無資格で入り、現場での経験を積みながら各種類の資格を取得するという方法もあります。
老人介護福祉施設での仕事は、人間と向き合わなければいけない仕事であり学ぶことの範囲は広いです。介護士として働いていくのであれば、「介護福祉士」の資格は取得しておきましょう。
生活保護の福祉施設で働く人を一般的にケースワーカーと呼びます。ケースワーカーになるために必要なのは資格は「社会福祉主事任用資格」です。
また、公務員試験にも合格しておく必要があります。生活保護の福祉施設は主に地方自治体が運営しています。そのため、公務員として働く事になるため、公務員試験は合格しておかなければいけません。
その上で、生活困窮者の生活に関する様々な悩みに対応するために、専門の知識を得ておかなければいけません。そのため、生活保護施設で働くのは他の種類の福祉施設よりも難易度が高くなります。
その最低限の知識を持っていることを証明するのが「社会福祉主事任用資格」なのです。ケースワーカーの仕事はこの資格をとってから、実際に仕事を通して経験を積んでいきます。
児童福祉施設で働くためには、「児童指導員任用資格」、「臨床心理士」、「保育士」、「栄養士」、「調理師」、「看護師」などのいずれかの種類の資格を取得している必要があります。
児童福祉施設を利用している児童は1歳から18歳までの保護者との死別や不在、虐待や経済的な困窮など様々な種類の問題を抱えています。児童は精神的にも肉体的にもデリケートな時期であり、医療分野や生活面、食事などの面でも専門的な知識をもっている人材が必要となります。
児童と距離の近い立場である児童指導員になるには、「児童指導員任用資格」を取得しておきましょう。
障害者福祉施設で働くために所得しておくべき資格の種類は「社会福祉主事任用資格」、「社会福祉士」、「精神保健福祉士」、などです。
障害者福祉施設で働くためには、無資格でも働き始めることは可能です。しかしながら、資格を持っていないと業務の範囲が限られてしまい、待遇も異なってしまいます。
障害者福祉施設で長期で仕事をしていくのであれば、働きながら上記の各種類の資格を取得してステップアップをしていきましょう。
精神障害者福祉施設で働くために必要な資格の種類は「精神保健福祉士」です。精神障害者福祉施設で働く職員は、人間の精神的な面に寄り添う仕事です。利用者の相談に乗ったり、政府からの給付制度や減免措置などの選択肢や情報を提供します。
また、日常生活への助言や指導をすることもあります。そのため、精神障害者福祉施設で働くためには、広範囲に渡る知識が要求されます。最低限の知識を持っていることを証明するのが、「精神保健福祉士」の資格です。
福祉施設に入居する際にはやるべきことがあります。それは、住んでいた家の整理や片付けを行うという事です。
そのことを「生前整理」と呼びます。ここからは詳しく解説していきましょう。
入居前には家財の整理と不用品の処分を行う必要があります。
これは生前整理と呼ばれ、家の中の不用品を処分することでこれからの生活をより便利に、健康的にしていくための重要なプロセスです。
生前整理を行うことで、福祉施設での新しい暮らしがより快適なものになるだけではなく、入居の際お世話をしてくれる子供や親せきなどの手を煩わすことが少なくなりますので、ぜひ検討してください。
生前整理は時間的・体力的に大きな負担になります。「これは、自分たちの問題だから」、と、高齢者のみで行わず、子供や親類の手を借りてください。
高齢者が生前整理を行う場合に一番障害になる種類の考え方が高齢者特有の「もったいない精神」です。
今は使っていなくても、まだ使えるものは取っておきたい気持ちがあると思いますが、ここではまず、その「もったいない精神」を捨てて、「今使うもの」以外は思い切って処分してしまいましょう。
老人施設に転居、入居した後に処分したものが必要になる場合も考えられますが、その時は新しい住まいに合わせて新しい物を購入すればいい、と割り切って考えることをおすすめします。
こうして生前整理を行った結果、出た不用品は自治体のルールに則って種類を分けて処分するようにしましょう。
生前整理を行いたいけれど、人手や時間が確保できない、または住まいが広すぎたり、不用品が多すぎてどこから手を出していいかわからなかったりといった場合には、生前整理業者に作業を依頼することをおすすめします。
生前整理業者は、まず住まいの中から通帳や印鑑、有価証券や貴金属などの貴重品となる種類をピックアップしてくれます。その後、家財の中から不用品を取り分けて処分してくれます。
古新聞や段ボールなど明らかな「ゴミ」は業者が処分してくれますが、家具や衣類、食器や調理器具などの仕分けは本人立会いの下で行えば様々な種類のトラブルを避けることができます。
生前整理業者によっては、古物商の許可を持っている業者もいるので、不用品の中から値段が付く種類のものがあれば買取を行ってくれます。その買取分は、作業料から差し引いてくれるので、お得に生前整理を行うことができる場合もあります。
そのほかにも業者にの種類によっては、女性スタッフの派遣や生前整理後の住居の清掃などさまざまなサービスをオプションとして選ぶことができることもあります。自分がどのような形で生前整理を行いたいかを明確にし、ニーズを確実に満たしてくれる種類の業者を選ぶようにしましょう。
福祉施設とは何か、どのような種類があり、特徴があるのかについてご説明しました。さまざまな理由があって、支援や介護、養護が必要になった時には頼れる福祉施設がたくさんの種類があります。
少しでも今の生活がよりよく楽に過ごせるように福祉施設について情報をあつめ、自分にあった種類の福祉施設に通うための参考にしてください。
記事を読んで福祉施設に関してもっと知りたい!と思った方は、下記の記事も参考にしてみて下さい。
生前整理のことについて、わからないこと・不安なこと・他人には相談しづらいことなどおありかと思います。オコマリでは生前整理について、予算・スケジュール・安心できる業者なのか、など様々なご質問に生前整理に詳しいベテランのスタッフが親切丁寧にお答えし、お客様の不安を解消いたします。