ゆーすけ

ゆーすけ|片付け部編集長

片付けが好きで、妻を巻き込んで毎週断捨離を行っています。仕事でも遺品整理、ゴミ屋敷、生前整理、不用品回収、特殊清掃の現場に行き、プロの技を学んでいます。片付けをしたい方にとって有益な情報をお伝えいきたいと思っています。

「ついつい放置してしまっている空き家がある」「実家の空き家をどうにかしたい」という方は少なくありません。しかし、空き家をそのまま放置してしまっている方は多くいるようです。

空き家を解体したり活用したりするためには、まず家のなかの整理をしなければなりません。しかし、整理をするにしても、費用がいくらかかるのか分かりづらいことでしょう。

「空き家整理の費用は高そう」というイメージも、腰を重くしている要因の一つなのではないでしょうか。

今回は、空き家を整理するにはどの程度の費用がかかるのか、空き家を自分で整理する場合と業者に依頼する場合の料金相場の比較、空き家の費用を抑えるためのコツなどをご紹介します

目次

空き家の遺品整理費用はいくら?「自力で整理」で行う場合

空き家の遺品整理を自力で行う

空き家を解体したり、なんらかの形で活用したりするにしても、まず家のなかを整理しなければなりません。そして当然のことながら、空き家を整理するだけでも費用は少なからずかかってしまいます。

空き家の整理費用は、「自力で整理する」場合と、「遺品整理業者に依頼する」場合とで変わってきます。できるだけ費用の少ない方で、空き家整理を進めたいことでしょう。

まずは、空き家を自力で整理する場合を見ていきましょう。

空き家を自力で整理する場合の費用

「空き家を自力で整理しよう」と思い立ち、最小限の費用に抑えた場合、いくらになるのでしょうか。

自力で空き家を整理する場合にかかる費用としては、「粗大ごみの処分費用」と「家電4品目の処分費用」が挙げられます。

空き家整理の費用相場を把握するために、それぞれの処分費用の内訳を見ていきましょう。

粗大ごみの処分費用の内訳

空き家の整理を自力で行う際に、膨大な量の粗大ごみを処分することになります。粗大ごみの処分費用は、空き家の整理費用のなかでも大きな割合を占めるものです。

粗大ごみの処分は、自治体の粗大ごみ回収サービスを利用することになります。各自治体によって回収費用は異なるため、空き家のある場所の自治体が設定している料金を参照してください。

ここでは、世田谷区の粗大ごみ回収料金を例に見ていきましょう。

粗大ごみの容量や大きさによって回収料金が変わりますが、大まかな品目別に挙げると以下の料金となります。

  • 大型家具の回収料金:1,000円~1,800円
    テーブル、ベッド、ソファ、本棚、タンスなど
  • 小型家具・家電の回収料金:300円~700円
    椅子、下駄箱、傘立て、ラジオ、電子レンジ、ポット、加湿器など

家電4品目の処分費用の内訳

家具や小型家電などは、自治体の粗大ごみサービスを利用して処分することができます。しかし、気を付けないといけないのは、家電4品目の処分方法です。

家電4品目とは、テレビ・冷蔵庫・エアコン・洗濯機です。これらは家電リサイクル法という法律によって処分方法が決められています。

家電4品目を処分する方法には、「家電量販店に引き取ってもらう」か「指定引取場所へ持ち込む」こととなります。

家電量販店に引き取ってもらう場合にかかる費用

空き家のなかにある家電4品目を家電量販店に引き取ってもらう場合、リサイクル料金+収集運搬費用がかかります。

まずは、リサイクル料金について見てみましょう。家電4品目のおおよそのリサイクル料金の相場は、1個につき1,500円~4,000円の範囲に収まります。

リサイクル料金は、家電4品目お製造したメーカーが設定しています。つまり、テレビを処分するにしても、そのメーカーがどこかによってリサイクル料金が変わるということです。

したがって、家電4品目を処分する際には、メーカーのホームページでリサイクル料金を確認するようにしてください。

次に、収集運搬費用についてご説明します。収集運搬費用のおおよその料金相場は、2,500円~3,000円程度となります。

つまり、リサイクル料金が2,000円、収集運搬費用が2,500円のテレビ2台を家電量販店に引き取ってもらう場合、処分費用は(2,000円+2,500円)×2=9,000円となる計算です。

ただし注意しなければならないのは、収集運搬費用は引き取り業者によって大きく変わることでしょう。引き取り業者は、家電量販店に委託された業者です。そして、収集運搬費用は引き取り業者が設定しています。

したがって、空き家周辺の道路状況によってトラックが入れなかったり、家電の容量が大きかったりなどの条件によって、収集運搬費用が高くなる可能性もあります。費用については事前に家電量販店に確認しておきましょう。

指定引取場所へ持ち込む場合にかかる費用

家電4品目を処分する方法には、指定引取場所へ持ち込むというものもあります。指定引取場所とは、家電リサイクルセンターが定めている家電4品目を収集する施設です。

先ほどご説明した引き取り業者は、空き家から指定引取場所まで家電4品目を運搬する業者なのです。つまり、収集運搬費用は仲介手数料とも言えます。

したがって、ご自身で家電4品目を指定引取場所に持ち込むのであれば、収集運搬費用はかかりません。メーカーの設定しているリサイクル料金のみを支払うことになります。

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空き家整理を遺品整理業者に依頼する場合の費用観

空き家整理を遺品整理業者に依頼する場合の費用

空き家整理の費用は、遺品整理業者に依頼する場合にいくらかかるのでしょうか。

遺品整理業者は全国に9,000社あり、それぞれの業者で料金設定が違います。また、空き家の敷地面積や、整理する遺品の量、住宅環境などの条件によっても料金が変動することになります。

ここでは、おおよその遺品整理業者の費用相場をご紹介しましょう。

部屋の広さ料金
1K・1R30,000円〜
1DK35,000円〜
1LDK・2DK60,000円〜
2KDK・3DK90,000円〜
3LDK・4DK150,000円〜

空き家整理費用「自力で整理」「遺品整理業者に依頼」相場を比較

空き家整理費用の相場

空き家を「自力で整理する場合」と「遺品整理業者に依頼する場合」の費用内訳をご説明しました。

どちらの空き家整理の方法でも、家のなかにある遺品の量や大きさによって、処分費用が大幅に変わることはお分かりいただけたのではないでしょうか。

ここでは、一定の条件を設定したモデルケースを想定して、空き家整理の料金相場を比較してみましょう。

3LDKの整理を比較した場合

モデルケースを「3LDKで比較的遺品の量が少ない空き家」と仮定したとします。その場合、空き家の整理費用はいくらになるのでしょうか。

まず、モデルケースの空き家を自力で整理する場合について考えてみましょう。仮に、粗大ごみとして処分できる遺品が45個、家電4品目対象の遺品が5個、空き家から排出されたとします。

粗大ごみ回収料金1,000円×45個+家電リサイクル料金・収集運搬料金5,000円×5=7万円

かなり簡単に計算しましたが、遺品の少ない空き家を想定したとしても、最低7万円の整理費用がかかる見込みとなります。実際には、これほど遺品の量が少ないことは稀ですが、1つの目安として考えていただければと思います。

次に、遺品整理業者に依頼した場合の空き家整理費用はいくらになるかを見てみましょう。先ほど記載した表を参照していただくと、3LDKの料金相場は15万円だということが分かります。

つまり、自分で空き家を整理した場合の費用は7万円、遺品整理業者に空き家整理を依頼した場合は15万円となる見込みです。

料金だけを比較すると、空き家の整理費用の差は約2倍かかることとなります。これだけを見ると、「自力で空き家を整理しようかな」と思うかもしれません。ただし、その前に注意していただきたいことがあります。

自力で空き家を整理する際の注意点とは、想像以上に負担が大きいということです。

空き家を自力で整理する場合、「3人以上の人手が必要」なことや「少なくとも丸1日は費やす」ことに注意しましょう。

また、空き家の整理では、家のなかの清掃や遺品の供養なども合わせて行う必要があります。

遺品整理業者に依頼することで空き家整理の費用が高くなってしまうのは事実です。しかし、遺品整理業者に依頼することで、上記の作業を全て任せてしまい、ご家族の手間や負担を無くすことができるというメリットもあります

これらの手間や負担を考慮した上で、自力での空き家整理を行うか、遺品整理業者に依頼して負担を軽減するかを選択しましょう。

空き家の整理費用を抑えるコツとは

空き家の整理費用を抑えるコツ

空き家の整理を自力で行い最小限の費用に抑えたとしても、7万円はかかることが分かりました。しかし、この7万円という費用はあくまでも最低ラインです。

実際には、空き家の整理ではこれ以上の費用がかかることが見込まれます。

ただし、ちょっとしたコツを知っておくことで、空き家の整理費用を抑えることができます。ここでは、空き家の整理費用をできる限り抑えるためのコツをご紹介します。

遺品を知人に譲ることで処分する量を減らす

空き家の整理費用を抑えるために最も大切なことは、処分する遺品の量を減らすことです。空き家の整理で一番費用のかかる部分が、処分料金なのです。

そこを抑えることができれば、大幅に整理費用を抑えることができるでしょう。

処分する遺品の量を減らすために一番気軽に行える方法が、知人に譲ってしまうことです。

冷蔵庫や洗濯機、テレビなどは、欲しいと思っている方が思いの外多いものです。遺品を処分する前に、一度知人やその周りの近しい方のなかで、欲しがっている方がいないか探してみる価値はあります。

ただし、遺品を知人に譲る際には、運送料金に注意しましょう。例えば、冷蔵庫を同一県内に運送するとしても、約6,000円はかかります。

その料金を負担してもらえるか、空き家まで引き取りに来てくれる方に譲るようにしましょう。

遺品を地域の方に譲ることで処分量を減らす

空き家を整理する費用を抑えるためには、遺品を地域の方に譲ることも検討してみましょう

不用品を地域の方に譲ることを目的とした地域掲示板サイトが便利です。有名な地域掲示板サイトには「ジモティー」があります。

地域掲示板サイトでは、「無料で譲る変わりに引き取りにきてもらう」「送料を負担してもらう」などの条件を付けた上で、遺品を掲載することができます。

遺品の状態が良ければ、数千円~数万円など値段を付けることもできます。実際に、地域掲示板サイトでは冷蔵庫が1万円程度で掲載されていることも珍しくありません。

仮に遺品が売却できれば、空き家の整理費用にあてることができます。

ただし、地域掲示板サイトは「いつ貰い手が見つかるか分からない」というデメリットもあります。処分する日を明確に記載しておいたり、販売価格を下げたりなどの調整をする手間はかかるかもしれません。

出張買取を利用する

まだ使える物や本やCDが大量にある場合、出張買取が便利です。車のある方は近くの古本屋やリサイクルショップに自分で持っていく事が可能かもしれませんが、車がない人や一度で運びきれない場合は買取業者の人に家まで取りに来てもらえると負担が大幅に減らせます。

一般的な不用品回収業者に依頼して処分してもらうと通常は処分費が掛かりますが、出張買取であれば無料または買い取ってもらえるので単純な処分よりも大分出費を抑える事ができます。

本やCDなどはイメージしやすいと思いますが、最近では家具家電やお酒なども出張買取を行っている店舗もあるので、対象エリア内であれば利用してみるのも良いかもしれません。

遺品整理業者の買い取り料金を整理費用にあてる

「遺品整理業者に依頼をすると、空き家の整理費用が高くなる」というイメージをお持ちではありませんか。遺品整理業者に依頼をすることは、手間をお金で買っているというと考える方も少なくはないでしょう。

しかし、遺品整理業者に依頼することで、空き家の整理費用そのものを低く抑えられるかもしれません。遺品整理業者を選ぶ際のちょっとしたコツで、自力で空き家整理をするよりも費用が安くなることさえあるのです。

空き家の整理費用を抑えるための遺品整理業者の選び方とは、「買い取りを強化している遺品整理業者に依頼する」ことです。

遺品整理業者のなかにも、不用品回収業者のように遺品をスムーズに処分することを得意とするところもあれば、遺品の買い取りを積極的に行っている業者もあります。

空き家の整理費用を抑えたいのであれば、買い取り強化型の遺品整理業者に依頼するようにしましょう。

遺品の状態が良く大量に買い取りをしてもらったり、遺品のなかに市場価値の高いものがあったりすれば、その分の買い取り料金を空き家の整理費用にあてることができます。

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空き家を整理しないことでかかる費用とは

空き家を整理しないことでかかる費用

ここまで、空き家を整理するために費用がいくらかかるか、空き家の遺品整理費用を抑えるためのコツなどをご説明しました。

空き家を整理するためには、少なからず費用が発生することはお分かりいただけたと思います。

しかし、実は空き家を整理しないことでかかる費用もあります。長期的に見た場合、空き家を整理しないことでかかる費用はとても大きいものです。

それでは、空き家を整理せず、放置してしまうことでかかる費用とは、どのようなものなのでしょうか。

空き家整理をしないことでかかる維持費用とは

空き家を整理しないことでかかる費用には、維持費用があります。空き家の維持費用を現在支払っている方もいるのではないでしょうか。

空き家を整理せず維持するための費用は、年間でいくらかかっているのか把握されているでしょうか。空き家の維持をするには、安く抑えても年間20万円以上の費用がかかるとされています。

空き家が建っているだけで、固定資産税・都市計画税がかけられます。さらに光熱費や保険料金、管理を業者に任せていれば管理費などがかかることになります。

毎月の費用負担で考えれば、2万円以内に収まることとなるでしょう。しかし、長期的に考えた場合、空き家の維持費用は大きな額になります。

ただし、空き家を管理できていればまだ良いのかもしれません。本当に怖いのは、空き家の管理ができておらず、強制解体をされてしまうことです。強制解体での費用的リスクは、次の章でご説明します。

空き家が「強制解体」された場合、費用を請求されることも

空き家を放置していると、強制解体されてしまう可能性があるのはご存知でしょうか。

平成27年に「空き家対策特別措置法」が施行されました。この法律によって、自治体が「特定空き家」に指定した空き家に対して、強制的に解体できる権利が与えられています。

特定空き家とは、衛生面や防犯上の問題があったり、倒壊の危険性がある空き家が指定されるものです。つまり、管理が十分にされておらず、放置されている空き家となります。

特定空き家に指定されると、強制解体されるリスクがでてきます。そして、強制解体は決して他人ごとではありません。特定空き家を強制解体した実例は、年々増加してきており、2014年には7件であったのが2015年には14件と2倍に増加しています。

増加する空き家について国家レベルでの動きがみられており、いつあなたの所有する空き家が特定空き家になってもおかしくはないのです。

そして、特定空き家として指定され強制解体された場合、その解体費用は空き家の所有者に請求されることになっています。空き家の強制解体で請求される費用は、100万円を超えることも珍しくはありません。

また、強制解体をされずとも、特定空き家に指定されることで、固定資産税の優遇が受けられなくなります。その場合、空き家の敷地面積が200㎡以下で3倍、200㎡以上で6倍の税金を支払わなければならなくなってしまいます。

空き家を整理せずにかかる費用は、空き家維持の費用だけではありません。空き家を整理せず放置していれば、数百万円を支払わなければならなくなるリスクもあるのです。

空き家を整理することで、活用できるチャンスが!

空き家を整理することで、活用できるチャンス

空き家を整理しなければ、空き家の維持費用がかかったり、さらには自治体による強制解体のリスクが出てきたりします。

一方で、空き家を整理することで空き家を活用できるメリットが生まれます。

空き家を整理すると、賃貸や売買、ご自身で活用するなど、様々な方法で活用できる可能性が出てきます。例えば、賃貸住宅として空き家を活用することで家賃収入を得たり、空き家の保全状態によっては売却できたりします。

また、空き家を地域活性のために役立てることや、民宿として経営に成功したりしている事例もあります。

空き家が煩わしいものとして放置されるか、それともご自身にメリットをもたらせるものとなるかは、空き家を整理するかどうかで決まるのです。

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空き家の整理でかかる費用

空き家の整理でかかる費用について、空き家を自力で整理する場合と、遺品整理業者に依頼する場合の費用の比較や、空き家整理費用を抑えるための方法やコツなどを解説しました。

また、空き家を整理せずに放置してしまうことでかかる費用やリスクについてもご説明しました。

空き家を整理するのは、確かに楽なことではありません。空き家を整理するだけでも費用的な負担がかかりますし、費用を抑えるためには手間がかかります。

しかし、そのような空き家整理のデメリットだけに着目するのではなく、空き家整理で得られるメリットにも目を向けてみましょう。空き家を整理することで、強制解体を回避することができますし、「賃貸・売却・自分での活用」などの新しい可能性が生まれます。

空き家が不良債権となるか、それとも資産となるかは、あなたが整理に取り組むことで決定するのです。

空き家の整理としての遺品整理について詳しく知りたい方はこちらを御覧ください。

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