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投稿日:2017年04月26日 更新日:2021年03月30日
ゆーすけ |片付け部編集長
片付けが好きで、妻を巻き込んで毎週断捨離を行っています。仕事でも遺品整理、ゴミ屋敷、生前整理、不用品回収、特殊清掃の現場に行き、プロの技を学んでいます。片付けをしたい方にとって有益な情報をお伝えいきたいと思っています。
「終活」という言葉が登場して以来、年に1度は必ず終活についてのニュースなどを見るかと思います。
ただ、終活という言葉は知っていても、具体的に何をするのか?という点については分からない・・・という方が実は多くいます。
今回は終活の中でも保険に焦点を当てて解説していきたいと思います。終活における保険の役割を学んでいきましょう!
近年テレビやインターネットでは、「終活」が注目されています。
「終活」はある週刊誌が生み出した言葉で、元々はお葬式やお墓などの人生を終える前に行う事前準備を意味するものでした。
しかし、現在ではただ自分の最後を考えるための活動としてだけでは無く、自分に合った生き方をするための活動としても認知されています。
近年の終活では、自分がこの世を去ることを考えて、お葬式やお墓の手配をする以外にも、棺桶の中に入ってみる体験をしたり、模擬のお葬式を体験したりできるようになっています。
近年では考え方が変わってきている終活ですが、終活をする時は身の回りの整理を行っておくことが大切です。
人間に与えられた命は、いつ終わりを迎えるか、わかりません。
そのため、まだ体が動く元気な時に財産や土地などの価値のある物や、残された家族間でトラブルが生じやすい借金についてもしっかりと明記することで、自分の家族に迷惑をかけるリスクを抑えることができるでしょう。
自分がこの世を去った後、葬式やお墓の購入などを遺族にお願いしなければいけません。
そのため、終活をするのであれば、亡くなった後のことを考えて、保険に加入してお金を残しておくことが大切です。
残された家族にしっかりとお金を残すことができるように、保険についてきちんと考えなければいけません。
低解約払戻金型終身保険は、保険料禁払い込み期間内の払戻金は少額なのですが、保険料が安いため、予算があまり無い人でも安心して申し込むことができる保険です。
自分が夜を去った後に必要となる遺品整理の費用を残すことが目的の場合、短い期間で解約することはありませんので、終身保険に比べて効率の良い保険となっています。
終身保険は、自分が生きている限りは一生保証してもらうことができる保険です。
いつ命を落とすかわかりませんので、死んだ後に必要なお金を準備するのであれば、最適な保険と言えます。
お金を残す人のことを決めているのであれば、受取人として加入することで、相続をスムーズに行うことができるでしょう。
変額終身保険は、加入している保険会社の運用実績に合わせて保険院や解約払戻金が変化する保険です。
基本となる保険料は最低保証されることが一般的ですので、高いリスクがあるわけではありません。
変額終身保険は、死亡保障にかかる料金が終身保険に比べて安いため、死後にかかる整理の為にお金を残したい人に適した保険です。
「リビングニーズ特約」と言う言葉を聞いたことが無い人は多いと思いますが、終活をするのであれば、加入しておく必要があります。
リビングニーズ特約は、医者から余命6ヵ月と診断された人が、死亡保険金の全額もしくは一部を生前に受け取ることができるのが特徴です。
治療に必要な医療費を捻出することが難しい人や、残された限りある時間を旅行などで楽しみたいと考えている人には、大きなメリットがあります。
また、リビングニーズ特約は、保険金を受け取る際の税金が非課税になりますし、余命診断の原因が問われる必要もありませんので、気軽に手続きを進めることができるでしょう。
リビングニーズ特約は、特約料金がかからないうえ、加入している保険に含まれていないとしても、途中から付けることができるので安心です。
リビングニーズ特約で上摂ることができる保険金は、上限である3,000万円あるいは決められた範囲の保険金で安い金額で上限が決められます。
決められた金額のうち、いくら受け取ることができるのかを自分で決めることができますので、必要だと感じた金額を設定して保険金を受け取ることが可能です。
無料で付けることができるリビングニーズ特約の利点は大きいのですが、保険金を受け取るためにはどうすれば良いのか、事前に理解しておく必要があります。
リビングニーズ特約を活用して保険金を受け取る場合、基本的には被保険者が自分で請求手続きを進める必要があります。ただし、病気や事故によって、自分で行うことができないのであれば、家族が代理で手続きを行うことが可能です。
家族が代理で手続きを行う場合は、予め指定代理請求特約が必要になっていますので、保険会社に代理人として指定されていなければいけません。
生前に生命保険料の全額もしくは一部をもらうことができるリビングニーズ特約は、終活をする人にとっては、メリットの大きい特約です。
無料で付けることができるなど、魅力的な面が多いのですが、注意すべき点がいくつかありますので、把握しておくことが大切です。
リビングニーズ特約は、医師の判断で余命が6ヵ月しか無いと知った時に受け取ることができるのですが、請求を行っても、支払いをするかどうか決めるのは保険会社です。
そのため、余命宣告を受けたからと、必ずリビングニーズ特約の補償を受けることができるわけではありません。
また、1回の契約で1度しか請求することはできませんので、請求金額はしっかりと考えることが重要です。
後で後悔しないためにも、熟慮の上で決めましょう。
ここまで終活における保険の解説をしてきました。しかし、終活では保険以外のことも行うべきでしょう。
ここからは、保険以外で終活の際に行うべきことを2つご紹介したいと思います。
エンディングノートとは、自らの死に備えて、自分の希望や家族に伝えておきたいことなどを書き記しておくノートのことです。
法的な効力を持つ遺言書とは違い、内容や形式に決まりがないため、思ったことや感じたことを自由に書くことができます。エンディングノートの内容は様々で、葬儀の希望、お墓の希望、延命措置を行うか否かなどを記入することが多いです。
また、葬儀に呼んでほしい人のリストや、インターネット等のパスワードリストなどを記載することで、死後に家族の負担を減らすことができます。
さらに、今までの想い出や大切な人へのメッセージを書いて、自分の人生を見つめなおすこともできます。エンディングノートは自分の希望や気持ちを自由に書ける他、家族にとっても死後の負担を減らしてくれるメリットがあります。
しかし、エンディングノートを作成するにあたって、いくつか注意する点もあります。まずは、「家族にエンディングノートの存在や保管場所について話しておく」ということです。
基本的には、エンディングノートを家族が必要とするのは、意思疎通ができない、または死後であることがほとんどです。
せっかくエンディングノートに自身の希望を書き残しても、家族がその存在に気づかなければ意味がありません。
日頃から、エンディングノートを作成していることや、保管場所について話をしておくようにしましょう。
次に、「法的に効力のある書類ではない」ということです。エンディングノートには法的な効力は一切ありません。
遺書や遺言書の代わりとして作成することはできないので注意が必要です。エンディングノートに相続や遺産について記載しているからと言って、遺言書は作成しなくても良いということではありません。
正しく使用すれば、自身も家族もメリットの多いエンディングノート。書き足したり書き直したりすることもできるので、自分の気持ちを整理する上でも、終活を始めたら作成してみるとよいでしょう。
生前整理は、死後に家族が遺品整理や相続問題で苦労しないように事前に片付けをしておくことです。
単純に要らないものを捨てることはもちろん、死後に相続などのトラブルが起きないよう、重要書類をまとめておくことも必要です。
高齢になり自分の体が思うように動かせなくなったり、入院してしまったりすると、相続などに関する書類の所在が分からなくなってしまうこともあります。
また、高齢になるとものを捨てられなくなったり、部屋を片付ける気力を失ってしまったりします。
物が溢れた部屋では、物につまずいて転倒してけがをするおそれもあるため、終活をきっかけに生前整理をすることをおすすめします。
荷物が多く片付けがはかどらない場合や、本人や家族が高齢で大きな家具を動かせない場合には、生前整理を行う業者も存在するので相談してみるとよいでしょう。
生前整理を行う業者は、廃棄するものの中からリサイクルできるものは買い取ってくれたり、衣類のポケットの中やタンスの隅々に至るまで確認しながら丁寧に作業を行ってくれたりします。
普段から片付けが苦手な方や、なるべく早く生前整理を行いたい方は、生前整理を行う業者に依頼するとスムーズに進みます。
基本的に生前整理は、自分の持ち物はなるべく自分で片付けたい、死後に多くの遺品整理で家族を困らせたくない、という考えで行う人が多いですが、必要なものだけに囲まれて穏やかに生活したいという考えで生前整理を行う人も増えてきました。
不要なものと必要なものを仕分けることで、気持ちもリセットされ前向きに生活を送ることができます。また、写真や手紙などを整理することで自らの人生や思い出を振り返ることもできます。
生前整理は本人にとっても家族にとってもメリットの大きい終活です。但し、いくらメリットが大きいからと言って、家族が過度に生前整理を勧めてしまうと、死を意識させすぎてしまい、気持ちが落ち込む場合もありますので、注意が必要です。
全国に生前整理業者は9,000社以上あると言われています。その中には相場とかけ離れた価格を要求してくるなどの悪質な業者がいます。
この記事を執筆しているオコマリでは、お客様に安心して生前整理を行ってもらうために、全国一律料金で追加料金一切ナシの定額パックプランを業界で初めて提供しています。
部屋の間取り別で料金が決まっているため、明瞭会計で安心です。
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問い合わせやお見積りはすべて無料ですので、気になる方は一度問い合わせをしてみて下さい。
終活を元気なうちに行う利点は多いため、たくさんの人が終活を始めています。
終活として遺産の整理や借金の手続きなどを行っておけば、残された遺族が遺産トラブルに巻き込まれるのを防ぐことができますし、リビングニーズ特約に加入しておけば生前にまとまった保険金を受け取ることができます。
終活に必要となる資金の準備や、最後は楽しみたいと考えている人の旅行費用を捻出することができるのも、大きなメリットと言えるでしょう。
終活の準備はもっと後でも良いと考えてのんびりしてしまいますと、体が動かなくなって終活を自分で進めることができなくなってしまいますので、自分が元気なうちにできるだけ早く終活を進めることが大切です。
リビングニーズ特約などの終活に役立つ保険を上手に活用して、自分らしい最後を迎えるましょう。
記事を読んで、終活についてもっと知りたいという方は、下記の記事も参考にしてみてください。
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