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投稿日:2017年04月22日 更新日:2021年03月30日
ゆーすけ |片付け部編集長
片付けが好きで、妻を巻き込んで毎週断捨離を行っています。仕事でも遺品整理、ゴミ屋敷、生前整理、不用品回収、特殊清掃の現場に行き、プロの技を学んでいます。片付けをしたい方にとって有益な情報をお伝えいきたいと思っています。
エアコンを廃棄しなければならなくなった時、どうすればよいでしょうか?
エアコンは、普通の家電と違って「家電リサイクル法」の対象家電となり、簡単に廃棄することができません。
引っ越しや壊れてしまい使えなくなってしまった等の理由から、エアコンを廃棄したいと思っても、適切に廃棄する方法を意外と知らない方が多いです。
そんな方々の為に、ここではエアコンを廃棄する方法について伝授していきます。
エアコンを廃棄する前に、家電リサイクル法を知っておかなければいけません。
家電リサイクル法(特定家庭用機器再商品化法)とは、廃棄物の減量や資源の有効利用の観点から、排出された家電製品より有効な素材や資源のリサイクルを推進する法律です。
エアコンは、家電リサイクル法で定められた家電製品として指定されています。この為、小売業者は排出者からの引取りと製造業者への引き渡し、製造業者は、引き取りと再商品化といった役割をそれぞれが分担し、家電のリサイクルを推進していく事が義務付けられています。
エアコンを廃棄するには、家電リサイクル券の購入が必要になります。家電リサイクル料金は、「一般財団法人家電製品協会」に振り込みます。郵便局にて手続きが可能です。
エアコン廃棄のリサイクル料金は、家電製品のメーカーや型番ごとに異なり、おおよそ数千円程度となります。
家電リサイクル券は最寄りの郵便局で手続きをし、受け取ります。
まず、廃棄したい家電のメーカー、型番をメモし、郵便局へ持って行きます。郵便局に備えてある家電リサイクル券にメモしておいた必要事項を記入し、振り込み手続きを行い、家電リサイクル券と、払い込み受領書を受け取ります。
支払ったリサイクル料金は「一般財団法人家電製品協会」に振り込まれ、協会はメーカーにその料金を支払います。
家電リサイクル法について理解した所で、次にエアコンを廃棄処分するにあたり、下記の方法の中から今の状況にあてはまる項目を選んでみてください。
エアコンの廃棄処分方法としては、古くなったエアコンを廃棄して、新しいエアコンに買い替えたい場合が一番簡単です。
新しいエアコンを購入した業者に、古いエアコンを取り外して引き取ってもらい、購入したエアコンを取り付けてもらう方法です。
この場合、新しいエアコンを購入した小売店に家電リサイクル料金と取り外したエアコンの運搬料が別途かかります。運搬料等は購入店によって異なりますので確認しましょう。
リサイクル料金を支払うことにより、お店より家電リサイクル券が発券されます。お店から排出者控えを受け取ります。リサイクル券排出者控えは必ず保管しておきましょう。
買い替え等ではなく、ただ単にもう使わなくなってしまったエアコンを廃棄したい場合や、引っ越し等でエアコンを廃棄しなければいけない場合は、まずその前にエアコンを取り外さなければいけません。
エアコンの取り外しは、冷蔵庫やテレビのようにコンセントを抜けばよいという事ではなく、室内機、室外機やホースが取り付けられており、大気中にフロンガスが出ないように決められた手順でおこなわなければいけません。
エアコンを購入した販売店に引き取ってもらう場合は取り外しも行ってもらえますが、自分で指定場所に運搬していく場合、エアコンの取り外しは業者に依頼した方がよいでしょう。
専門的な知識や技術がある方は自分で行うのは可能でしょうが、知識もない素人ができる作業ではありません。取り外し料金はかかってしまいますが、エアコンの取り外しは業者に依頼した方がよいでしょう。
エアコンを廃棄したい場合、そのエアコンを購入したお店に引き取りの義務が生じます。廃棄したいエアコンを購入したお店に引き取りを行ってもらえるか、RKCの会員であるか確認しましょう。
RKCとは、「一般財団法人家電製品協会家電リサイクル券センター」の略称です。販売店がこのRKCの会員かどうかで家電リサイクルの手続き方法が変わってきます。
販売店がRKCの会員であれば、リサイクル券は販売店が用意してくれるので、リサイクル料、運搬収集料、及び取り外し工事費用を支払えば、販売店が収集し運搬してくれます。販売店からリサイク券の控えを受け取り、保管しておきましょう。
販売店がRKC会員でない場合は、リサイクル券を発券できないので、自分で直接RKCに家電リサイクル料金を支払わなければいけません。
先に記したリサイクル購入方法で郵便局に行き、リサイクル券購入の手続きをしましょう。
依頼した販売店に廃棄処分したいエアコンとリサイクル券を渡し、排出控えを受け取り、完了です。
エアコン廃棄を依頼した場合の販売店がRKC会員か会員でない場合の違いは、販売店がリサイクル券を用意できるかできないかの違いです。支払う料金の項目に対しては同じで、リサイクル料金とは別に、収集運搬料金が発生します。
また、エアコン取り外し工事を頼んだ場合は取り外し工事代金が発生します。
家電リサイクルの中継地として、全国に「家電リサイクル受付センター」があります。
「家電リサイクルセンター」の「指定取引場所」へ自分で廃棄処分したいエアコンを持っていく方法です。「指定取引場所」は、各市区町村への問い合わせや、インターネットでの検索で確認できます。
上記で記した通り、郵便局で家電リサイクル料を振込、家電リサイクル券を受け取ります。リサイクル券と廃棄したいエアコンを車に積んで、最寄りの「指定取引場所」へ持ち込みます。
「指定取引場所」は大型のトラックが頻繁に往来して混み合いますので、必ず事前に連絡してから行ってください。
自分で廃棄したいエアコンを「指定取引場所」まで運搬した場合は、リサイクル券のみの料金負担となり運搬料金はかかりません。但し、運搬できる車の用意と持ち運びの労力が必要になります。
廃棄したいエアコンを購入したお店が閉店してしまった、最寄りの指定場所へ持ち込みができない等の場合は、各自治体へ問い合わせをしてみましょう。
自治体によっては家電リサイクル券の貼り付けまで終えていれば、粗大ごみ回収日に回収してくれる所もあります。この場合、別途粗大ごみシールを張り付けなければいけませんので、粗大ごみ回収料金がかかります。
また、自治体加盟の家電小売店にて引き取りに来てもらえる場合もあります。この場合、リサイクル料金の他に収集運搬料がかかります。
まだ新しいエアコンで十分使用できるもので、いらなくなってしまったエアコンを廃棄したい場合は、古物商許可がある家電リサイクルセンターで査定してもらうのもよいでしょう。
少しでも値段がついた場合は、取り外し工事と運搬もしてくれるわけですから助かります。しかしながら、型番が古かったり、室外機の設置場所等で取り外し工事に手間がかかる場合等は、逆にお金を支払う事になります。
リサイクル料金や運搬料は発生しないので、納得がいけば有料になっても引き取ってもらう方が良いです。あまり過度な期待はしない方がよいでしょう。
不要になったエアコンを廃棄処分する方法を学びました。エアコンを廃棄しなければならない理由は、新しいエアコンとの買換えや、古くなってしまい、エアコン自体をもう使わないので廃棄したい場合がありました。
他にも様々な理由でエアコンを廃棄処分しなければならなくなる時がきます。ここではそんな場合を考えていきます。
転勤や新居の購入等で引っ越しが決まった時、引っ越し先がエアコン完備の為いらなくなった場合や新居先で新しい家電を揃えるから等の場合、今あるエアコンを廃棄処分していかなければいけません。上記のやり方で自分にあった方法を選んでみましょう。
今話題になっている終活である生前整理を行うにあたり、エアコンの廃棄も一緒にしてしまおうといった高齢者が増えています。
また、施設に入ることが決まったり、子供の家に住むことになった場合等もあげられます。エアコンに限らず使わない大型家電を出来るうちに整理して子供に迷惑をかけたくないといった高齢者の声をよく聞きます。
最後にエアコン廃棄の処理を全て業者に依頼してしまう方法をお伝えします。
エアコンの廃棄処理方法を伝授しましたが、購入した販売店も閉店してしまい、郵便局でリサイクル券を購入するのも面倒くさい、まして「指定取引場所」までの運搬は無理。こういった状況の方が案外多いのではないでしょうか。
この場合、エアコンの取り外しから、エアコンの回収運搬全てを行ってくれる業者に一任してしまうのが一番手っ取り早い方法です。
エアコンを廃棄したい場合の様々な状況に備えて回収業者を選んでみましょう。
ただ単にエアコンを廃棄処分したい場合は、不用品回収業者に依頼しましょう。エアコンの取り外しから、引き取り運搬を全て行ってくれます。
不用品回収業者の中には、無料で引き取りと広告を出し、いざ来てもらったら法外な取り外し料金を請求してきたり、社会問題になっている不法投棄をしている悪徳業者もいるので、注意しなくてはいけません。
上記で学んだ通り、エアコンの回収には手間とお金がかかります。ただ単に無料という言葉に惑わされないようにしましょう。
全国に不用品回収業者は9,000社以上あると言われています。その中には相場とかけ離れた価格を要求してくるなどの悪質な業者がいます。
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エアコンは家電リサイクル法に指定された家電であり、廃棄方法はルールに則って行わなければいけない事を学びました。
エアコンの場合は取り外し工事といった作業も出てきますので、他に指定されている家電と違って手間がかかるので大変ですが、エアコンにはリサイクル利用される資源が沢山詰まっています。
地球環境を守る為にも、こうしたリサイクルによる資源の再利用は大変重要な事です。正しいルールを理解し、正しい方法でエアコンを廃棄処分するようにしましょう。
また、業者に依頼する場合はきちんとルールを守っている信頼できる業者を選びましょう。
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