オコマリブログ - 身近なお困りごとを解決します。
投稿日:2017年04月24日 更新日:2021年03月30日
ゆーすけ |片付け部編集長
片付けが好きで、妻を巻き込んで毎週断捨離を行っています。仕事でも遺品整理、ゴミ屋敷、生前整理、不用品回収、特殊清掃の現場に行き、プロの技を学んでいます。片付けをしたい方にとって有益な情報をお伝えいきたいと思っています。
皆さんは「遺品整理」をした経験がありますか?
この記事を読んでいるという事は、現在進行形で遺品整理をしている最中である方が多いと思います。そして、遺品整理の中でも困るのが本の処分です。
故人の読書量によっては本が大量に遺される形となって、途方に暮れている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回は、遺品整理によって出てきた大量の本を処分する方法について、詳しく説明していきたいと思います。そもそも遺品整理とは何かという知識や業者の選び方も解説いたします。
[banner_to]遺品整理とは、今まで生活してきた中で増やしていった故人の所有物を整理する事です。
衣服や家具家電に娯楽品等、その人によって所有物の量にも違いがあり、沢山あればあるほど片付けに頭を悩ませるご遺族の方は多い事でしょう。
もし、故人と家族の関係であったとしても、趣味が合わなかったり、あっても使わないとなれば売却するか、譲るか、捨てるかといった選択肢しかありません。
しかし、ご遺族の中には遺品整理自体に抵抗があるという理由から、処分をせずに何年もそのままにしている方や持ち家の場合は誰も住んでいない無人の家にずっと不動産税を払っているという方もいらっしゃいます。
特に遺品整理を難しくするものとしてあげられるのが「本」です。読書に興味のない方ならばあっても1~3冊位で、気軽に持ち運べる程軽く、処分するにも困らない量です。しかし、故人が読書家であった場合は話が違ってきます。
普段から本を読んでいて、それらを売ったり、人に譲ったり等をしてこなかったなら、かなり沢山の本が自宅に並んでいる事でしょう。専用の書斎がある場合は、なおさらです。
それではどんな処分方法があるのかを見ていきましょう。
家具家電、衣服に鞄、靴や日用品等、多種多様な商品を豊富に取り揃えているリサイクルショップですが、皆さんも1度は利用した事があるのではないでしょうか。
勿論、遺品整理で出てきた本も買い取ってもらえますが、買取方法や本の量によって査定の時間は違ってきます。
本の量が「何とか車に全て乗せられるレベルの量」ならば、直接お店に持って行った方が早いです。
量が多いので店員も運ぶのを手伝ってくれますが、その際、店にある台車が足りなくなる可能性があるので、出来る事なら事前に台車を用意しておいた方が良いでしょう。
査定の時間は、持って行った時の混雑具合や店員の力量によっても違ってきます。その間は店内で他の商品を眺めつつ過ごしたり、外へ買い物に出る、車の中で待つ等して待ちましょう。
店を離れる際は、店員に「どれくらい時間がかかるのか」、「いつまでに戻ってくれば良いのか」を店員へ聞いておいた方が、店へ戻る時間の目安になります。また、少しでも待つ時間を短くしたいなら、平日等お客さんが少ない日時を狙っていくと比較的早く査定してもらえます。
本の量が「車に乗せきれないレベルの量」または、「リサイクルショップで待つ時間がもったいない」という方には、宅配買取をおすすめします。
家から出ることなく大量の本を処分する事が出来るので、時間の節約にもなります。店によっては送料が無料だったり、段ボールや梱包セットが無料でもらえたり、査定額を事前に教えてもらえたりします。
宅配買取の流れとしては、ネットでどの業者に依頼するのかを選び、サイトで買取の申込手続きを行い、段ボールに本と梱包材と本人確認書類を入れて宅配業者に渡します。これだけやったら、後は査定結果が出るのを待つだけです。
本の量が「宅配買取するのをためらうレベルの量」であった場合、お店の人に自宅まできてもらいましょう。自分で大量の本を運ぶ必要がない上に、査定額に納得出来たらその場で支払いをしてくれます。
出張買取はお店に問い合わせをして、自宅に訪問する日時を決めて、後は査定をしてもらうだけです。注意点として、出張買取は対象エリアが限られている場合が多い為、現在の居住地が対象地域に入っているかをしっかりご確認下さい。
遺品整理によって出てきた大量の本ですが、その中にはもしかしたら、一般人には分からない価値の高い本が混ざっているかもしれません。
古本鑑定の専門家がいない店で査定してもらった場合、誰がやってもその場ですぐに査定が出来るようにルールが決められており、貴重な本であるかどうか関係なく、二束三文で引き取られてしまいます。
そういった事を防ぐ為、古書専門店に査定をしてもらいましょう。本に関する専門の知識を身に付けた人が遺品整理した本の中から、入手困難な本や戦前の貴重な美術書、戦後の文化が分かる専門書等の古書を探し出し、高い価値を見出し、適正価格で買い取ってくれます。
また、古書専門店によっては出張買取を受け付けている所がありますので、遺品整理によって出た大量の本を持ち運ぶ必要がありません。対象エリアが限定されている所や全国出張をしている所等、店によって違うので確認の上、問い合わせをしましょう。
本を売るやり方ではなく、人に譲って役立ててほしいと考えるならば、寄付をしましょう。大まかに分けて2つの方法があります。
遺品整理で出た大量の本について、図書館の方も大量の本が揃っているから要らないのではないかと考える方がいますが、それは違います。図書館にも未所蔵の本や利用者の人気が高く予約数の多い本等があり、寄贈すると喜ばれます。
寄贈方法に関して、図書館に直接持ち込む方法や宅配で送る方法等が多いようですが、図書館によって異なりますので、公式ホームページをチェックし、記載された方法に従って手続きを行いましょう。
また、図書館側の提示した条件に合わず、本が受理されない事もありますが、その場合は市民の方々や団体等に譲るという所もあります。
ネットで探せば色々な支援をしている団体のサイトが多数あります。お金を寄付するのも勿論大事なことですが、本を必要としている人も沢山います。
ご自身が支援したいと思う団体のサイトを探し、連絡を取りましょう。寄付の方法は電話で問い合わせたり、メールフォームから申し込んだり、連絡をせずにただ記載されている住所に送るだけという所もあります。
本を送る際には、サイトに記載されている条件をよく読んでから送りましょう。
もし、これといったこだわりがなく、本の他にも遺品が大量にあるからまとめて片づけてしまいたいという場合は、遺品整理専門の業者に依頼するのが良いでしょう。
それではどのような判断軸で本を遺品整理してくれる業者を探せば良いのでしょうか?
遺品整理を業者に依頼して一番揉めやすいのが、作業内容に応じた金額についてです。
作業後に遺品整理と不用品処分は別料金だと言われて追加料金を請求されたり、部屋の広さに応じた金額設定にも関わらず、遺品の量が多い事を理由に見積もりで出された金額よりも高い料金にされたり等、トラブルになりやすいのです。
その為、見積もりの段階でどの作業でいくらかかるのかや別料金設定になっている作業は何か等をしっかり確認しておきましょう。
お問い合わせはメールか電話にて行うと思います。その際には言葉遣いや態度をチェックしてみましょう。
もしその言葉遣いや態度が悪ければ、依頼しない方が良いということになります。
また、現場にお見積りに来てもらった場合でも、その際の言葉遣いや態度、服装などをチェックして、信頼して依頼できる業者なのかどうかをしっかり見極めましょう。
全国に遺品整理業者は9,000社以上あると言われています。その中には相場とかけ離れた価格を要求してくるなどの悪質な業者がいます。
この記事を執筆しているオコマリでは、お客様に安心して遺品整理を行ってもらうために、全国一律料金で追加料金一切ナシの定額パックプランを業界で初めて提供しています。
部屋の間取り別で料金が決まっているため、明瞭会計で安心です。
例えば、1K・1Rはたったの79,800円(税込)という価格設定となっており、現場の部屋の物量が少なければさらに減額させていただいております。
また、登録されている遺品整理業者は、オコマリのスタッフが1社1社面談をして厳選しており安心です。
現地でのお見積りなしでも作業が可能ですので、急いでいる方にもオススメです。
問い合わせやお見積りはすべて無料ですので、気になる方は一度問い合わせをしてみて下さい。
[banner_to]遺品整理はする側にとって、多かれ少なかれ身体的にも精神的にもかなりの負担となりますので、急ぐ理由がないのであれば焦らずゆっくり行いましょう。
いくつかの処分方法をご紹介しましたが、先述したリサイクルショップは、古本鑑定の専門家はいない場合が多いです。
とにかく大量の本をすぐに処分する事を重視するならリサイクルショップ、時間がかかっても高価な本があるか見極めてほしいなら古本鑑定の専門家に依頼、買取ではなく社会貢献を重視するならまとめて寄付をするなど、最適な方法を選択して本の遺品整理をして下さい。
記事を読んで遺品整理に関してもっと知りたい!と思った方は、下記の記事も参考にしてみて下さい。
遺品整理のことについて、わからないこと・不安なこと・他人には相談しづらいことなどおありかと思います。オコマリでは遺品整理について、予算・スケジュール・安心できる業者なのか、など様々なご質問に遺品整理に詳しいベテランのスタッフが親切丁寧にお答えし、お客様の不安を解消いたします。