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投稿日:2017年09月26日 更新日:2021年03月30日
ゆーすけ |片付け部編集長
片付けが好きで、妻を巻き込んで毎週断捨離を行っています。仕事でも遺品整理、ゴミ屋敷、生前整理、不用品回収、特殊清掃の現場に行き、プロの技を学んでいます。片付けをしたい方にとって有益な情報をお伝えいきたいと思っています。
断捨離とは元々はヨガの修行を応用したもので、クラターコンサルタントのやましたひでこさんの著書「断捨離」によって広く流布した考え方です。
やましたひでこさんが考える断捨離は、下記のことを実現しようというものです。
「もったいない」という気持ちは日本人の美徳と考えられていますが、実は不必要なモノを溜め込むことにもなってしまっています。
快適な生活を送るためには、ときに大胆な断捨離も必要です。
なかでも、シーズンごとに流行が変わり、毎年増えていく洋服の断捨離は、もっとも必要でありながら、なかなか実行できないジャンルです。
ここでは、洋服を断捨離するコツや断捨離の仕方、そして断捨離の効果などについてまとめています。
洋服の断捨離がむずかしいのは、洋服は場所を取らずにコンパクトに収納できることや、洋服を断捨離しても部屋に大きなスペースがつくれないためです。
大金をつぎ込んだ思い出を捨てるにもかかわらず、目に見えた成果として断捨離の効果を実感しにくいのです。
しかも、洋服にはさまざまな感情がともない、断捨離する気持ちが揺らぎます。
このような気持ちが断捨離の気持ちを削ぎます。
ブランド価値や金銭的価値に加えて、自分の評判や、洋服への執着心など、複雑な感情が入り混じっています。
洋服の断捨離が難しいのは、洋服を捨てる基準を、自分ではなかなか決められないためです。
破れたり、ひどく汚れたり、どう考えても「もう着られない」という状態にならない限り、洋服を捨てることはできない人のほうが多いのです。
洋服を断捨離するときには、明確な基準を自分なりに決めることが大切ですが、ここでは一般的な基準を紹介していきます。
洋服の出し入れをする季節の変わり目にやりやすいのが、着ている洋服と着ていない洋服に分類することです。
たとえば春夏の洋服から秋冬の洋服に入れ替えをするときに、【春夏モノ】を今年一度でも袖を通したかどうかで分けます。
次に【秋冬モノ】を出しながら、去年着た服と着なかった服に分けます。
春秋モノ | A.今年着た洋服 |
B.今年一度も着なかった洋服 | |
秋冬モノ | C.去年着た洋服 |
D.去年一度も着なかった洋服 |
そうすると、A~Dまでの4つに分類できます。
このなかで、【春夏モノ】のBと、【秋冬モノ】のDは断捨離する候補にします。
着ているかどうかで分類できないときや、断捨離の候補になった洋服を吟味するときには、その洋服を買った年を思い出してみます。
おおまかに、2年以内・5年以内・10年以内・10年以上の4つに分類しましょう。
春秋モノ | A.今年着た洋服 | a.2年以内 / b.5年以内 / c.10年以内 / d.10年以上 | 1.汚れ・傷あり / 2.汚れ・傷なし |
B.今年一度も着なかった洋服 | a.2年以内 / b.5年以内 / c.10年以内 / d.10年以上 | 1.汚れ・傷あり / 2.汚れ・傷なし | |
秋冬モノ | C.去年着た洋服 | a.2年以内 / b.5年以内 / c.10年以内 / d.10年以上 | 1.汚れ・傷あり / 2.汚れ・傷なし |
D.去年一度も着なかった洋服 | a.2年以内 / b.5年以内 / c.10年以内 / d.10年以上 | 1.汚れ・傷あり / 2.汚れ・傷なし |
この表では断捨離候補ではないグループも年代で分けていますが、こうすることによって、次のようなことがわかります。
【A.今年着た洋服】のなかに【d.10年以上】があるとしたら、それはよほどのお気に入りです。毎年袖を通すくらい大好きな洋服だということがわかります。
ところが、【A.今年着た洋服】のなかには、古い年代の洋服が多くはないことにも気づくはずです。
逆に、【B.今年一度も着なかった洋服】や【D.去年一度も着なかった洋服】には、年代物の古い洋服が多いはずです。
それらの洋服は、執着心から残している、捨てられない洋服の可能性が高いのです。
次に行うのは、汚れや傷があるかどうかの確認です。
【A.今年着た洋服】や【C.去年着た洋服】でもチェックします。
お気に入りでも、汚れや傷がついているなら、断捨離候補にいれましょう。
さらに念入りにするのであれば、とくに年代物の洋服のサイズが、現在の自分のサイズと合っているかどうかをチェックしましょう。
これは、【B.今年一度も着なかった洋服】や【D.去年一度も着なかった洋服】のなかで【2.汚れ・傷なし】だったときに行うと良いでしょう。
たとえば、昔買った高級ブランド品で、数回しか着ていないから新品同様なのに、今の自分には着られないというサイズの場合は、断捨離の候補にすべきです。
それでも執着心が捨てられない、洋服を取っておきたいと躊躇するようなときは、その洋服を着てみて、鏡の前で写真を撮り、冷静な目でチェックしましょう。
似合っているなら捨てる必要はありません。これからはどんどん着るようにすればよいのです。
しかし、「写真で見ると全然似合わない」と感じることがあります。そんな洋服は断捨離の候補としてしまいましょう。
断捨離する洋服を分類できたら、分類した条件ごとに処分方法を考えてみてはいかがでしょうか。
【1.汚れ・傷あり】というグループのものは、断捨離として捨てるという判断をしたほうが良いです。
具体的には、下記のような特徴のある洋服です。
このような洋服は、どんなに高価な物であっても、誰かに譲るのも気が引けます。
ですから、ゴミ袋にどんどん入れて捨ててしまいましょう。買った時の値段は、この際忘れましょう。
断捨離の候補の中でも【2.汚れ・傷なし】に分類された洋服は、欲しいという方に譲ることができます。
古着が好きな方も多いので、写真に撮って友だちや親せきの方に見せて、欲しいかどうか聞いてみてはいかがでしょう。
メーカーやブランドによっては、リサイクル品として回収している場合があります。ユニクロやH&Mは回収を積極的に行っています。
また、回収を行っているメーカーのなかには、ブランドを問わずに回収している場合もありますので、リサイクル品を回収しているかどうか調べて、買い物のついでに断捨離としてリサイクルに出すのも一案です。
メルカリやフリルなど、スマホアプリで簡単にフリーマーケットに出すことができるようになりました。
操作は簡単なので、思い入れがある洋服や高かった洋服などは、フリマアプリで売りに出してみましょう。
フリマアプリで出品することのメリットは、捨てるはずの洋服がお金になるだけではなりません。
自分が大切にしていたものを、他人も同じように評価してくれることにうれしさを感じます。
また、売れるまで手元にあることによって、精神的な安心感も大きいようです。
洋服の断捨離がどうしてもできないときは、専門の業者に依頼してみてはいかがでしょう。
特に生前整理業者がオススメです。
生前整理業者であれば、不用品回収業者のように物をゴミ扱いされることはありませんし、捨てる・捨てないのアドバイスもしてくれます。
名残惜しいからこそ、業者さんに依頼して、目の前から一気に片づけてもらうのが良いかもしれません。
目の前にあるから迷うのです。目の前からなくなってしまえば、自分の気持ちの整理もしやすくなります。
全国に生前整理業者は9,000社以上あると言われています。その中には相場とかけ離れた価格を要求してくるなどの悪質な業者がいます。
この記事を執筆しているオコマリでは、お客様に安心して生前整理を行ってもらうために、全国一律料金で追加料金一切ナシの定額パックプランを業界で初めて提供しています。
部屋の間取り別で料金が決まっているため、明瞭会計で安心です。
例えば、1K・1Rはたったの79,800円(税込)という価格設定となっており、現場の部屋の物量が少なければさらに減額させていただいております。
また、登録されている生前整理業者は、オコマリのスタッフが1社1社面談をして厳選しており安心です。
現地でのお見積りなしでも作業が可能ですので、急いでいる方にもオススメです。
問い合わせやお見積りはすべて無料ですので、気になる方は一度問い合わせをしてみて下さい。
実は断捨離にはさまざまな効果があるとされています。
はじめに書いたとおり、断捨離はもともとヨガの行法からきた言葉です。
つまり、断捨離を行うことによって、いままでの自分の考え方を変えることにもつながっているのです。
目に見える効果としてわかるのが、クローゼットがスッキリと整理されることです。
ムダな洋服がなくなり、並んでいる洋服がひと目でわかるので、コーディネートがしやすくなります。
一度でも断捨離ができると、モノに対する執着心が薄らいできます。
とくに、フリマアプリで自分の洋服が売れると、洋服を出品することが楽しくなったり、ゲーム感覚になったりします。
モノを自分がコントロールすることを覚えれば、モノに支配されることはなくなります。
モノが自分の価値を決めるのではなく、自分がモノの価値を決めることによって、強いこだわりから自由になる可能性が高まります。
洋服は衝動買いしやすいモノですが、断捨離をして、残っている洋服を把握できるようになると、コーディネートを考えて選ぶ目ができてきます。
クローゼットのなかに何が入っているかわからないから、同じような洋服を買ってしまったり、ほかの洋服とコーディネートできないものを買ってしまったりということが起きやすいのです。
衝動買いは不必要な洋服を増やすことになりますが、断捨離をすると、衝動買いをする前に一歩立ち止まって、「これは本当に必要なのか」と自問自答することができるようになります。
なぜなら、断捨離のときの苦しさを思い出すからです。
あんなに苦労して捨てたという記憶が、衝動買いを抑えてくれるのではないでしょうか。
捨てられない洋服の断捨離をするコツは、捨てる基準を明らかにすることです。
手持ちの洋服を着ているかどうかで大きく分類し、つぎに買った年代順で分類し、さらに汚れや傷の有無で分類していきます。
この作業をするうちに、洋服を捨てられなかった気持ちにも整理がつくようになります。
断捨離とはこだわりや執着心を捨てて、モノから自由になることです。
断捨離の効果は、部屋の整理整頓だけでなく、心にまで及びます。
着ない服が多くなってきたな、と感じたら、断捨離を試してみてはいかがでしょうか。
記事を読んで、断捨離についてもっと知りたいと思った方は、下記の記事も参考にしてみて下さい。
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